Garamond 3


アメリカ活字鋳造所のMorris Fuller BentonとT.M.Clelandが手組用活字としてデザイン しました。1917年の発表によるものですが、電子活字のデータは1936年から扱っていたLinotypeバージョンからとられています。二人の記録によるとアップライトは1600年代からのClaude Garamondの活字のコピーを検証して得たもので、イタリックはJean Jennonの物を参考にしたとしていますが、アップライトはむしろグランジャン系のようにみえます。
注目すべきところはスパーのない"G"、閉じた"P"、"R"のテールはかたい線質で終筆はベ ースラインに平行で鋭角的です。エックスハイトは低く、"a e"のカウンタはとても小さいのが特徴です。この書体は以外に黒みが強いので、組版にはその配慮が必要のようです。