【宇都宮美術館】 地域産業とデザイン - 宮の注染を拓く

注染表紙本プロジェクトのフライヤー第1号(A3二つ折り・全4ページ)の表紙。 デザインは、GKグラフィックスの木村雅彦氏と工藤功太氏により、「昭和時代の注染型紙」(中川染工場蔵)を背景に用いています。
【 宮の注染 チュウセン を拓く フライヤー PDF utunomiya-tyuusenn-handbill 6.93 MB 】

宇都宮美術館 平成27年度・館外プロジェクト

地域産業とデザイン

宮の注染 チュウセン を拓く

[主    催]  宇都宮美術館
[共    催]  宇都宮大学
[建築・都市調査、展覧会場基本設計]  宇都宮大学 安森亮雄研究室
[子どものための地域デザイン教育]     宇都宮大学 梶原良成研究室
[注染制作]  中川染工場
[アート・ディレクション]  木村雅彦 (GKグラフィックス取締役、デザイナー)
[後   援]     宇都宮まちづくり推進機構、宇都宮商工会議所

<全体趣旨>
宇都宮美術館では、2 年前から「館外プロジェクト」という新規事業をスタートさせています。
これは、美術館と中心市街地を結ぶ市民参加型の総合的な事業で、平成25-26年度については、現代アーティストを講師に招き、ワークショップ、作品制作、その発表(経過+成果)を行いました。
平成27年度は、「地域産業とデザイン」を大きなテーマに掲げ、

(1) 「モダン・エイジ」(明治・大正・昭和戦前)に栄えた「宇都宮のものづくり」(地域産業)を調査する
(2) これを育んだ「近代のまち」(宇都宮)の「特質」と今日まで残された「まちの遺産」を再発見する
これらの調査・再発見を通じて、

(3) いま・これからの地域内外の人々に愛される「宮モダン」(普遍的なパターン・デザイン)を創出する
(4) これを今も地域で継承されている「注染」の技法によって「反物」(試作品)として完成させることを目指しています。

その際、ポイントは

デザインの力(創造的な命題の探究・解決の思考)

に置かれ、調査・再発見、創出・試作品の完成は、すべて「デザインの力」で括られる活動として展開されます。
それは、単なる「ブランディング」、あるいは「B 級グルメ」 「ゆるキャラ」 「出身の有名人」 に依存するような世界ではなく、かつ 「まちの歴史・伝統と無関係なクリエイティヴ」 を推進するものでもありません。
名実ともに「宇都宮の訴求力・文化」に対する認識を深化・高揚させることを、美術館が中心となって、地域の人々と一緒に試行錯誤していきます。

【 企画詳細 : 宇都宮美術館  宇都宮美術館 館外プロジェクト