【東京国立博物館】書聖王羲之 特別展の紹介


《きさらぎの月、2月に入りました。皆さまお元気ですか》
カラタチが寒風の中で、けなげに深紅の花をつけています。プロ野球もいよいよキャンプ・イン。そして南国からは、早くも梅だよりがチラホラ寄せられています。
皆さまお元気でご活躍のこととお喜びもうしあげます。

2013年01月22日-03月03日、東京国立博物館 平成館で、『書聖王羲之 特別展』が開催されています。
さっそく01月26日[土]にでかけました。とても寒い日だったのですが、館内は「王羲之ファン」でいっぱいでした。早めのご観覧をお勧めいたします。



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東京国立博物館『書聖王羲之 特別展』には、朗文堂ともしたしくおつき合いさせていただいている  台東区立書道博物館 の所蔵品がたくさん展示されていました。同館はまた、国立博物館と呼応するかたちで、
『中村不折コレクションから ── 不折が学んだ書聖 王羲之 企画展』(2012年12月07 日-2013年03月03日)を開催しています。時間の許すかたは、ぜひとも台東区立書道博物館にも足をお運びください。
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東京国立博物館では、ことし夏の企画展のフライヤーを配布しています。
『特別展  和様の書』(2013年07月13日-09月08日)。
同展には国宝をふくむ、わが国の名筆がたくさん展示されるようです。これも楽しみな企画展です。
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ただしこの時期、7月中旬には、小社アダナ・プレス倶楽部も、あたらしい、相当大胆なイベントを企画しています。
国立博物館とちがって、まだ詳細をつめるにいたっていませんので公示はしていませんが、あたらしい飛躍の地をもとめて、北海道にでかけて、その地のタイポグラファとの熱い交流ができたらと、鋭意企画が進行中です。
もうしばらくの時間をいただきます。



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昨2012年に、2度にわたって王羲之にちなむ蘭亭のまち、そして王羲之が晩年を過ごしたまち、中国・紹興にいきました。その詳細な報告は時間がかかりそうですが、
★  新・文字百景*004  顔 真卿生誕1300年+王羲之
★  朗文堂-好日録024  禹王、王羲之、魯迅、孔乙己、咸亨酒店、茴香豆、臭豆腐
の、それぞれ後半部に、王羲之紹介を断片的に記述してきました。
そして、これまでは王羲之と顔真卿とを比較しながら紹介しようと苦吟していましたが、やはり、まずはステレオタイプといわれても王羲之を通過しないと……、と覚悟をきめて、

 と題して、タイポグラフィ・ブログロール『花筏』に近近まとめる予定です。こちらはご笑覧たまわれば、ということで……。