新宿私塾 第21期 無事に終了しました。


《昨年の秋9月に、新宿私塾第21期がスタートしました》
ふりかえりますと、新宿私塾第21期は、2012年09月25日、きびしい残暑がようやくおさまり、爽やかな秋空のもとで開講しました。
第21期生はこれまでの塾生諸君とおなじように、とても意欲的で、意欲、向上心、個性のつよい若者があつまりました。


ともかく2012年の夏は、猛暑というのか酷暑というのか、ひどい暑さの毎日で、開講後の残暑もきびしいものがありました。その分だけ、冬にはいると寒さがきびしくなり、ときおり雪やみぞれが舞う東京の毎日でした。

そして、日溜まりに梅の花がほころびはじめた2013年03月05日、新宿私塾第21期生は最終講義の日を迎えました。
この日に、全員揃って全課題を消化し、写真のように和気あいあい、タイポグラフィの同志としての修了でした。

この21期生は、前20期と同様に意欲的で、書棚の図書が空いてみえるほどの貸し出しが続き、毎回の講座はにぎやかなこと限りないほどの活発さでした。その報告は下記の「新宿私塾のアーカイブ」に記録されています(Websiteでは逆順です)。

【2012年09月27日 新宿私塾  第21期スタート
【2012年10月10日 日大藝術学部 Typography Seminer 終了】
【2012年11月20日 理想社 Field Work +】
【2012年12月13日 東洋美術 ACTY#2展 第10期生・中村将大さん】
【2012年12月26日 新宿私塾忘年会 +涮涮ってナニ ? 】
【2013年01月07日 第20期生・鈴木一成さん、震災からの復興と追悼を寄稿】
【2013年02月05日 製本術入門 +新年懇親会 咸亨酒店】

第21期塾生のみなさんを振りかえると、ひとり黙黙-カイ君、幹事役を背負った-ちぼし君-くき君(宴会部部長)、そして花粉症と闘いながら頑張った-きったかさん、好奇心のつよさならたれにも負けないぞ、ときどきすべってたけど ! -まちださん、皆さんの顔ぶれはなかなか賑やかでした。
また今期の資料発見・整理部長は-くき君と鈴木さん。新旧のたくさんの資料が、にぎやかに講座室を飛びかう毎回の講座でした。

《後半の講座の写真をまとめてみました》

それぞれの塾生の皆さんの、出身地、経歴、職場、環境がほとんど異なる新宿私塾ですが、なにぶん少数精鋭の塾生数ですから、すぐにお互いの立場にたいする理解と、おもいやりがうまれます。
それが終了後にも、同期ごとに、あるいは期を越えた潜在的な同門意識となって、問題や困難に立ち向かう際のおおきな援助となります。それが21期生のあいだでも強固だったようです。

新宿私塾では、タイポグラフィにおける「知・技・美」のバランスのよい学習をモットーとしています。
それはまた「知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず」という、つよい自戒をともないます。
出会いはうれしく、別れはさびしいものです。それでも半年間、ともにまなび、ともに苦しんできた21期生の皆さんは、雄雄しく羽ばたき、旅立っていきました。
ここにまた、タイポグラフィの尖鋭としての同志の輪が、おおきくふくらみました。