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朗文堂 News

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19 October 08

2008 10 19 朗文堂 News

金木犀のかおりがただよっています。そのかおりに誘われて路地に足を踏みこむと、橙黄色の芳香のつよいちいさな花をいっぱいにつけた金木犀がひっそりたっています。写真好きのかたならすぐシャッターを切るところでしょうが、わたしはただその木の近くにたち、革質でかたそうな楕円形の長い葉をながめ、足もとにちりしく黄金色に輝く落花をめでることでいっぱいです

金木犀は中国原産で、漢名を丹桂といいますが、この国でもふるくから庭木として照葉と花の香をたのしんできたようです。ところがあわれなことに、春を彩るヤマブキと同様に、この国の金木犀はすべてが雄株で、結実することはありません。たれかが丹桂の雌株を移植して欲しいとおもう秋の日暮れです。

例によってお知らせがいくつかございます。

活版ルネサンス フェア

活版ファンに朗報! 活版ルネサンス フェア〈第 3 回〉を
10 24 日[金]— 25 日[土]に朗文堂社内 4F B で開催予定。


秋の深まりとともに活版ファンの心は波立ってきます。今年も、今年こそ、クリスマス・カードや年賀状を本格的な活字版印刷で挑戦しよう! そんな活版ファンの要望にお応えすべく、朗文堂 アダナ・プレス倶楽部が鋭意準備を進めています。

活版ルネサンス フェアは、アダナ・プレス倶楽部によるさまざまな企画開発商品と、活版をこよなく愛する業者さまからお譲りいただいたリ・ユース機器の展示・販売会です。

活版印刷機 Adana-21J、活版専用インキ、各種込め物、特殊活字、特製活字ホルダー、電気式箔押し機、メタル・ベース・セットなど、この時期に補充が必要な必須アイテムはもとより、珍品・奇品 !? を含む、ともかく盛りだくさんの商品を用意しています。

1 点ものも多数ございますし、予約注文制の商品もございます。お仲間と誘いあわせの上、早めにお出かけください。

詳細:http://www.robundo.com/adana-press-club/news/news041.html

新宿私塾第 14 期生の募集を開始しました。
真摯にタイポグラフィを学び、実践する場が新宿私塾です。
来年 4 月の開講ですが、ご予約が多く、正式受付を開始しました。


新宿私塾はタイポグラフィにおける実践を重んじ、知の領域と、美の領域をバランス良く学ぶことを目的としています。

現在、第 13 期生が真摯な学習を展開中ですが、お問い合せや、見学の希望がたくさん寄せられています。また「予約希望者」も多いのですが、定員が 10 名という少数教育を徹底しているために、公平を期して「ご予約」は原則として受けつけておりません。

新宿私塾でともに学ぼうというかたは、ただいまより第 14 期生の募集受付を開始します。先着順 10 名樣までです。

詳細:http://robundo.com/shinjuku-shijuku/index.html

こんな時代だから、金属活字も創っています !
新鋳造活字「アラタ 1209」が誕生しました !!
アダナ・プレス倶楽部が意欲的な挑戦を展開しています。
初のご披露は「活版ルネサンス フェア」になります。

詳細: http://www.robundo.com/type-cosmique/robundo/arata1209.html


「こんな時代だから、活版印刷機を創っています」

こんなことばをスローガンに、朗文堂 アダナ・プレス倶楽部が設立されたのは一昨年秋のことでした。そして誕生した Adana-21J は、いまや各種教育施設、各種団体、個人ユーザーの皆さまのお手もとに旅だっていきました。

そして今、アダナ・プレス倶楽部はあらたな挑戦をはじめました。

「こんな時代だから、金属活字も創っています」

個人ユーザーの皆さまのご要望にお応えして、アダナ・プレス倶楽部が挑戦したのは「アラタ 1209」という、縦 12pt. 9pt. のカタ仮名活字の復興です。

「活字はやっぱり暖かみがあっていいね」「活字文化を守ろう」

といっているだけでは、危険があります。すなわちいまや活字製造の根幹をなす活字母型製造がまさに危機に瀕しています。

大言壮語ではなく、まずできることからはじめよう……。そして、ここにようやく Adana-21J と同様に、小さくとも素晴らしい活字スキームが誕生しました。

初のご披露は「活版ルネサンス フェア」になります。正直なところ、このプロジェクトは、錆びついてしまった製造ラインの分厚い壁と悪戦苦闘の連続でした。活字パターン製造、活字母型彫刻、活字鋳造、印刷作業と、ステップ毎にテストを繰り返しながらの挑戦でした

活版ユーザーは確実に増加していますし、従前の活版業者とはひと味ちがう活字へのこだわりをお持ちです。そんなひとすじの燭光を頼りに、アダナ・プレス倶楽部は粘り強く「活字復興」に歩をすすめています。

詳細:http://www.robundo.com/type-cosmique/robundo/arata1209.html

実践活字母型彫刻の旅 ──── 無事終了。
続いて「活字鋳造会」に挑戦します。
新鮮な驚きと、創造の喜びに満ちた「実践活字母型彫刻の旅」でした。


たとえ 1 本の活字でもいとおしい。それが自分の手によったものであれば、愛着はいやますことでしょう。多くの活版愛好家の皆さんとの楽しい旅、それが「実践活字母型彫刻の旅」でした。

活版印刷をはじめれば、そこには金属活字がある……、とするのは、いまやあまりに安易な考えかもしれません。金属活字の安定供給のために、いまなにをしなければならないか……、という重い命題を背負いながらの旅でした。

されど……、参加者の皆さんには、マナジリをけっしてといった悲壮感はなく、せっかく秋の甲斐路の旅でしたから、美味しい甲州ブドウを楽しみ、ワインの試飲会までチャッカリとコースに組み込んでの旅でした。

そして 11 08 日、すっかり「活字に憑かれた男と女たち」は、自慢の活字母型をひっさげて、満を持して活字鋳造への旅に出かけます。さて……、どんな活字ができあがるのか……。そして横浜の空に歓声が響くのか、悲鳴がとどろくのか、楽しみではあります。

詳細:http://www.robundo.com/adana-press-club/news/news040.html

   http://www.robundo.com/adana-press-club/news/news039.html

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