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【展覧会】お札と切手の博物館|令和2年度 第2回 特別展|加藤倉吉 ── 最も多くの「顔」を彫り上げた男|令和3年1月13日-5月9日|展示再開

お札と切手の博物館
令和2年度 第2回特別展
加藤倉吉 ── 最も多くの「顔」を彫り上げた男
開  催  日  令和3年1月13日[水]-5月9日[日]* 3月23日[火]より再開
開催時間  9:30-17:00
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催場所  お札と切手の博物館 2階展示室
入  場  料  無 料
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加藤倉吉(かとうくらきち)は、大正から昭和にかけて、お札や切手の原版彫刻に腕を振るった印刷局の工芸官(専門職員)です。 倉吉が業務に従事したのは、戦時中という特殊な時代でした。
当時は、日本国内のお札や切手のみならず、日本が戦地で使用するための膨大な数のお札や切手等を発行していたことから、その製造を担う印刷局は、多忙を極めていました。この時、原版彫刻の主力として八面六臂の活躍をしたのが倉吉です。
その確かな技術と驚異的なスピードで、印刷局史上類を見ないほど多種多様な製品の原版を彫り上げ、責務に応え続けました。

また、彫刻にあたっては、天性の芸術感覚を活かし、技術の研鑽はもちろんのこと、飽くなき探求心から、さまざまな製版技法や表現方法を研究、実践し、画期的な製品・作品を数多く残しました。
さらに、原版彫刻部門のトップ・彫刻課長として、後進の技術指導にも積極的に携わり、後に活躍する多くの工芸官を育成するなど、多方面に活躍、貢献しています。
本展では、倉吉本人から寄贈を受けた資料を選りすぐり、戦時の緊急増産体制を支えた倉吉の技と作品の妙をご紹介します。
国の「顔」たるお札や切手等の製品とともに、印刷局伝統の技・凹版彫刻技術が生み出すモノクロームの美をぜひご鑑賞ください。

※ 本展示は、政府による緊急事態宣言の解除に伴い、令和3年3月23日[火]ゟ再開します。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : お札と切手の博物館 ]