《 アダナ ・ プレス倶楽部 新会員/日下部治朗さん 》
昨晩秋に < Salama-21A 操作指導教室 > を受講されたのが日下部治朗さんでした。
日下部さんは、パッケージデザイナー、タイポグラファとして活躍され、日本タイポグラフィ協会の古参会員でもありました。
はやいものですね、やつがれとはかれこれ40年余のおつきあいになりますか……。
小柄な体軀から繰りだすゴルフのドライバーの飛距離はたいしたものでした。 またパッケージデザイナーとしては、原宿の表参道と明治通りの交差点ちかくに事務所をかまえて、大手食品会社のパッケージの製作におわれていました。
そんな日下部治朗さんが、十数年ぶりに朗文堂にひょっこり顔をだされて、
「 いまはデザイン事務所は閉鎖して、おもに陶芸をやっているが、やはりタイプから離れがたいので、活版印刷をやりたいのだが…… 」
とのことで、とりあえず < Salama-21A 操作指導教室 > を受講していただいた。
師走のある日、
「 年賀状にはすこしはやいが、こんなものをつくってみた 」
とされて、陶器のお猪口と小皿を取りだされ、すこし恥ずかしそうに、
「 まだ試作だけど…… 」
とされて年賀状を置いていかれた。 またあたらしい活版造形家がうまれた。
ちなみに日下部治朗さん、御年7?歳になられたはずである。
《 ドイツの友人/ ヨアヒムさん Joachim Müller-Lancé のクリスマスカード 》 ヨアヒムさん ( Joachim Müller-Lancé ) は、スイス、バーゼルのスクール ・ オブ ・ アートを卒業され、タイポグラファ、タイプデザイナーとして活躍されているかたで、そのタイプデータは、Adobe や FontFont からも発売されている。
ところでヨアヒムさん、亀と日本が大~好き。 その WebSite は、
welkame to kame design かめさん、かめさん、どこからきたの。 http://kamedesign.com/
という本格派である !?
そして Adobe 発売のタイプの名称は 「 Shuriken Boy-手裏剣少年 ?」 という念のはいったものである。
その書体のできばえは ? 論及しないでおこう。
【 関連情報 : My Fonts Joachim Müller-Lancé 】
【 関連情報 : Adobe Type / Type Designers / Joachim Müller-Lancé 】