活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅺ エピローグ さぁ会期終了 充電たっぷり 成果多大。来年のイベントに向けてあらたなスタート

record豪農02Viva la 活版 Let’s 豪農の館
【 イベント名 】  Viva la 活版 Let’s 豪農の館
【 展示 期間 】  2015年10月10日[土]-12日[月・祝] 09:00-17:00
【 会       場 】  「北方文化博物館 豪農の館」 内 「吉ヶ平古民家」(登録有形文化財)
           新潟県新潟市江南区沢海 2丁目15-25
【 主       催 】  朗文堂  アダナ・プレス倶楽部

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《 搬入・設営 → 会期 → 梱包・搬出 03日間の会期でしたが、前後05日間の新潟滞在でした 》
DSCN1598DSCN2144 DSCN2145活版礼讃<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>イベントは、10月10日[土]-12日[月・祝]の03日間の会期だったが、前後に搬入・展示日と、梱包・撤収日を設けていた。
10月09日[金]の搬入には既報のとおり、石田さん、横ちゃんに頑張っていただいた。

12日最終日、この日は祝日とあって家族連れの来場者はおおかったが、そのピークがこえた夕刻ちかくなると、東京から駆けつけた会員の皆さんは、
「お先に失礼しま~す」
と次第に帰京されていった。

DSCN2078 DSCN2103 DSCN2115 DSCN2113 DSCN2111イベントのつねとして、それが盛大で成果が大きければ大きいほど、その最後には一種の寂寥感がある。<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>もまさしく終了時間直前まで来場者の切れ目が無く、対応に追われたが、かるい疲労感とさびしさはかくせなかった。

10月12日[月・祝]、定刻の17:00に会場をしめて、いつものように北方文化博物館事務所に閉場の報告と挨拶をして会場を出てホテルのある新潟市内にもどった。
この日の夜、あちこちのホテルに残留していた会員は、真田幸文堂、玉井玉文堂、加久本さん、大石、やつがれであった。
一抹の寂寥感はかくせなかったが、無事にイベントを終了した安堵感もおおきかった。
こんなときでも B 級グルメならお任せの真田幸文堂は、加久本・大石のゆるキャラ好きをおもんぱかって、「安くておいしく、面白いお店」に臭覚をはたらせていた。

DSCN2131 DSCN2134 DSCN2136 DSCN2137 DSCN2141 DSCN214310月13日[火]、イベントは終了したが、きょうは梱包・撤収日。
定刻09:00にホテル宿泊組はレンタカーに相乗りして会場に到着。
まもなく新潟会員の sketch & note 松尾和歌さん、 しおた まこ さん、紙漉サトウ工房 佐藤徹哉 さんもご来場。まずは梱包作業が手際よくすすめられる。その間搬入のときと同様にストックヤードからリヤカーを借りてきて搬出準備。

わずか05日間の期間だったが、この間に秋がふかまりずいぶん風がつめたくかんじられた。
リヤカーを牽引しているのが 紙漉サトウ工房 佐藤徹哉 さん、後方から押しているのが玉井玉文堂である。
昼前にすべての作業を終了。それぞれのカメラで記念撮影。女性はコート姿が しおた まこ さん、茶髪が加久本さんである。

DSCN2150 DSCN2144 DSCN2145 DSCN2166 DSCN2169 DSCN2151IMG_2436 IMG_2433新潟会員と再会を約してここでお別れ。
おもに新潟滞在時間のすくなかった玉井玉文堂のために、小型車であったが五人乗りで、新潟県最北のまち、かつては村上藩の城下町として栄え、現在でも市中に武家町、商人町の面影がのこる村上市をめざしてドライブに出発。

村上の三面川にはいまも鮭が遡上するのだそうである。
江戸時代には城下町であったここでは、切腹を忌み嫌い、腹を二段に分けて切る[止め腹]という独特な切りかたで内臓などを取りだし、丹念に塩をすり込み、およそ一週間置き、流水で塩出ししたのち、風通しのいい場所に二週間ほどつるすのだという。
この鮭をつるす際にも、首つりを嫌い、尾から下げるのが村上流だということであった。

ここはかつて「アダナ・プレス倶楽部 新潟山山倶楽部」のおふたりにご案内いただいたことがあり、「味匠 喜っ川(㐂っ川)」の店の前で、まち歩きにでかける皆さんとわかれて、近くの喫茶店にもぐりこんで、上記の事柄などをまなんだ。
北方文化博物館も昔、JRのポスターに登場しているが、ここの店先もJRの吉永さゆりのポスターでご記憶のかたも多いであろう。
店先でこの暖簾をバックに写真を撮って欲しいというミドルなご婦人の何組かに声をかけられた。そこで、加久本さんも「さゆり風」な一枚をパチリ。
この日はちょうど加久本さんの誕生日とのこと。よい記念になったのでは……。
DSCN2195 DSCN2186 DSCN2189 IMG_2448 IMG_2453 IMG_2454 IMG_2455 IMG_2456ともかく歩くことが苦手なやつがれ、町歩きを敬遠して喫茶店にもぐりこんだのはいいが、入店してすぐ、店にただよう珈琲のにほいが怪しいことに気づき、アイスクリームにしようかと逡巡した。
すこし寒いし、まぁすこしの間だからいいかとおもい珈琲をたのんだが、皆さんなかなかもどらない。その間およそ二時間、結局もてあましていた珈琲を飲みほしていた。

村上はふるい城下町の風情をよくのこしているらしい。「味匠 喜っ川(㐂っ川)」に駆け戻ってきたのは大石ひとり。集合場所をきめて携帯をもたないやつがれを呼びにきた。
これから往路の高速から見つけておいた「ニコタン」をめざして帰途にむけて出発である。

DSCN2199 DSCN2200 DSCN2201 DSCN2210 DSCN2211 DSCN2221 DSCN2223 DSCN2246 これがうわさのニコタンだぁ IMG_2463新潟県新発田市 シバタシ にある「ニコタン」のことは、<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>イベント準備のときから、ゆるキャラや妙なモノ大好きな加久本クン、大石は盛んに口にしていた。
会期中に第一班として、石田さんがドライバーとなって新発田市にある旧新発田藩庭園跡「北方文化博物館分館 清水園」に数名がでかけていた。こちらのチームは年長者が多かったためもあって、「ニコタン」などは新発田では見なかったと報告があった。

ところが第二班ともいうべきわが車輌には、なにぶん加久本・大石という、奇行ではたれにも負けないふたりが同乗していた。だいぶ陽も傾いていたし、アングルのよい場所ではなかったが、高速を新発田インターでおりて、ともかく「ニコタン」撮影だけは達成。
こうして座席指定をしていた玉ちゃん、加久本クン両名を時間どおり新潟駅に送り届けることができた。

レンタカーを返却して、上越新幹線に乗ろうとしたところ、B 級グルメ真田幸文堂が、
「先に帰られた小酒井・春田・田中さんからの情報で、近くにおいしいお店があるようなので、すこしグルメしませんか」
と誘ってきた。
さすが、おとなの贅沢を知っているお三方の推薦だけあって、真田幸文堂セレクトのお店とはまた違った良さのある、美味しいながらもリーズナブルな価格の良いお店であった。
最後にプチ贅沢をして、おもいで一杯の新潟をあとにした。

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