活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎} 07 桜井孝三氏 『印刷雑誌』掲載論文抜き刷り集

長崎タイトル長崎で開催の、活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎}に向けて、さまざまな展示と印刷物の準備がさかんです。
とりわけことしは、タイポグラフィ学会が創立10周年事業の一環として特別参加されているため、タイポグラフィ学会の製作も熱がこもっています。
──────────
デジタルプリント(一部でオンデマンド印刷とも)の普及で、少部数での印刷物刊行が可能となった。今回の{Viva la 活版 ばってん 長崎}では各種のワークショップの資料として数種類のデジタルプリントによる印刷物が発行され、一部は販売にも供されることになっている。
伊藤伸一表紙 名称未設定-1.indd 第三回本木昌造賞授賞式櫻井_抜刷集その一環として、桜井孝三氏(有限会社東信堂印刷所社長/上掲集合写真前列右端)が1988-1995年のあいだ、全五回にわたって『印刷雑誌』に掲載された論文の抜き刷りをまとめて合本とし、デジタルプリントで再生させた。
この小論から出発して研究をふかめた後進のものは、かくいうやつがれをふくめて数多い。そして本論を知らぬままタイポグラフィ関連の文書を発表すると、おおきな陥穽におちいることもままみれれる現代である。
有為の皆さまが長崎に結集し、本書を手にとっていただけたらうれしい[会場頒価 800円]。