【ggg ギャラリー】 ノーデザイナー かたちと理由展

20160906140303_00001 20160906140303_00002ギンザ・グラフィック・ギャラリー第355回企画展
ノザイナー かたちと理由
2016年09月16日(金)~10月31日(月)

会場
〒104-0061
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
ギンザ・グラフィック・ギャラリー( ggg )
TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
11:00am-7:00pm
日曜・祝日休館/入場料無料

IMG_1_00000681[1]未来に良い変化をもたらすための「ソーシャルデザインイノベーション」を理念に掲げるNOSIGNER(ノザイナー)は、今からちょうど10年前の2006年に太刀川瑛弼(たちかわ-えいすけ)氏により創業されました。
以来、グラフィックやプロダクト、建築といったデザインの専門領域を横断して、災害復興支援、地域振興、再生可能エネルギー、サステナブルデザイン、サイエンス・コミュニケーションなど、デザインがこれから必要になるだろう、より大きな問いに意識的に向き合い活動を続けています。

「ノザイナー かたちと理由」では、「もし全てのデザインが自然の模倣なのだとしたら。あるいはデザインという行為そのものが、自然の進化を無意識にシミュレーションする行為だとしたら」という仮説から、「デザインは、物の生物学だ」という考えに基づき、人工物と自然物を対比させ、かたちの奥にある理由や、デザインを発想する方法に迫ります。
またアーカイブ展示では、災害に機能するデザインや、地域とコミュニティといったさまざまな課題の背景にあるWHYを視覚化し、解決策の例としてNOSIGNERの仕事を紹介します。彼らの生み出してきた様々なプロジェクトを通じて、拡張するデザインの未来を提示したいと思います。 
 
◆ NOSIGNER
ソーシャルデザインイノベーション(社会や未来により良い変化をもたらすためのデザイン)を理念としたデザインファーム。大きな問いを見いだし、社会に必要な美しい関係性を設計できるチームでありたい。そんな思いから、「見えないものをデザインする人」を意味する「NOSIGNER」として、デザイン活動を続ける。
グラフィック、プロダクト、空間等のデザイン領域にとらわれず、ビジネスモデルの構築やブランディングを含めた総合的なデザインを手がける。また、経済活動としてのデザインのみならず、災害時に役立つデザインを共有する「OLIVE PROJECT」をはじめとしたオープンソースデザイン、地場産業、科学技術、教育、サステナビリティ、文化交流などの分野で社会に意義のあるイノベーションを生み出している。

NOSIGNERメンバー(2016年現在):太刀川瑛弼、新田理恵、木原圭崇、河野剛史、佐藤邦彦、長嶋もと子、長谷川香織、中家寿之、糸魚川遼、野間晃輔、安田健太郎、アンドラディティヤ、藤川穂

◆ 太刀川瑛弼 Eisuke TACHIKAWA
NOSIGNER代表。慶応義塾大学大学院理工学研究科修了。在学中の2006年にデザインファームNOSIGNERを創業。
ソーシャルデザインイノベーション(社会に良い変化をもたらすためのデザイン)を生み出すことを理念に活動中。建築、グラフィック、プロダクト等のデザインへの深い見識を活かし、複数の技術を相乗的に使った総合的なデザイン戦略を手がけるデザインストラテジスト。その手法は世界的にも評価されており、Design for Asia Award大賞、PENTAWARDS PLATINUM、SDA最優秀賞、DSA空間デザイン優秀賞など国内外の主要なデザイン賞にて50以上の受賞を誇る。災害時に役立つデザインを共有する「OLIVE PROJECT」代表。内閣官房主催「クールジャパンムーブメント推進会議」コンセプトディレクターとして、クールジャパンミッション宣言「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」の策定に貢献。University of Saint Joseph/ Department of Design客員教授、慶応義塾大学SDM非常勤講師、法政大学工学部建築学科非常勤講師、NPO法人ミラツク理事、地域ブランディング協会理事。