【展覧会情報】 ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

20170426142922_00001 20170426142922_00002ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第 359 回企画展
ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気
2017年05月15日[月-06月24日[土]* 日曜・祝日休館/入場料無料
11:00am-7-00pm
──────────
極めて水準の高いポスターやコラージュ作品を長年にわたって制作し、人〻に知的な感動を与え続けてきた、ポーランドを代表するグラフィックデザイナー、ロマン・チェシレヴィチ。
研ぎ澄まされた感性は、鏡像を駆使したように、全体を左右両側から押し込み、シンメトリーを維持しながら中央部を消失させていく新境地の手法を切り拓き、観る者に揺さぶりをかける力強いイマジネーションを生み出しました。

ロシア構成主義とバウハウスを学び、50年代後半はポーランド・ポスター芸術派として、ヘンリク・トマシェフスキやヤン・レニッツァ等と共に活躍しているチェシレヴィチ。 60年代の初期にフランスへ渡り、フォトモンタージュの巨匠、ジョン・ハートフィールド等にインスピレーションを得て、丹念に構成された幻想的な世界観を呈示しました。映像をモンタージュの手法で料理し、フランスのグラフィックデザインやアート領域にも多大な影響を与えています。

60年代の後半には、雑誌『エル』や『ヴォーグ』の AD として、大胆で斬新なエディトリアルデザインとフォトモンタージュに情熱を燃やし、ヴィジュアルスキャンダルによる風刺、皮肉、批判を行い、ポピュラーマガジンの概念を変えました。

日本初となる本展では、ポズナン国立美術館の貴重な収蔵作品から、ポスター122点、コラージュ29点、雑誌・その他グラフィック作品38点を厳選し、チェシレヴィチの本質に迫ります。

【 詳細 : ギンザ・グラフィック・ギャラリー 】