【展覧会】 国立西洋美術館 [Fun with Collection 2017] ル・コルビュジエの芸術空間 ─ 国立西洋美術館の図面からたどる思考の軌跡

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[Fun with Collection 2017]

ル・コルビュジエの芸術空間 ― 国立西洋美術館の図面からたどる思考の軌跡
会       期 : 2017年6月9日[金]-9月24日[日]
会       場 : 国立西洋美術館 常設展内(版画素描展示室)
開館時間 : 午前9時30分-午後5時30分

* 6月の金・土曜日は20:00まで、7-9月の金・土曜日は21:00まで
* 入館は閉館の30分前まで
休  館  日 : 月曜日(ただし、7月17日、8月14日、9月18日は開館)、7月18日[火]
主   催 : 国立西洋美術館
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国立西洋美術館ファン・ウィズ・コレクションは、同館の所蔵作品や建物を様々な視点から楽しんでいただくプログラムです。今回は、2016年に世界文化遺産に登録された国立西洋美術館の本館をとりあげ、ル・コルビュジエがその設計の過程で描いた習作図面をもとに彼の本館構想のプロセスを紹介します。

ル・コルビュジエは建築を設計する際、研究を重ねたうえでプロトタイプ(基本型)を作成し、
実際に建設される敷地や環境に応じてプロトタイプに変更を加えて完成させるという手法を用いました。所蔵品の増加とともに展示室を増築していくことを基本理念とするプロトタイプ「無限成長美術館」をもとに、彼は松方コレクションを収蔵・展示するための美術館を上野公園に設計しました。

本展は、1)芸術の総合:広場(エスプラナード)、2)螺旋型に鑑賞する、3)卍型に施設を附属する、4)建物のファサードをなくす、5)太陽の光を採り入れる、6) 19世紀大ホールの6
つのセクションで構成されます。
現存する302点におよぶ本館設計に関わる資料の中から、厳選
した34点の図面やスケッチの複製を用いて、ル・コルビュジエがプロトタイプをどのように日本側の希望と上野という敷地に適応させていったのかをたどります。

【 詳細 : 国立西洋美術館