【展覧会】 文京区立 森鷗外記念館 森家三兄弟 ― 鷗外と二人の弟 10月1日[日]まで

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コレクション展 「森家三兄弟 ― 鷗外と二人の弟」

◯ 会       期 : 平成29年7月7日[金]-10月1日[日]
* 会期中の休館日 : 9月26日[火]
◯ 開館時間 : 10時-18時(最終入館は17時30分)
◯ 観  覧 料 : 一般300円(20名以上の団体 : 240円)
* 中学生以下無料、障がい者手帳ご提示の方と同伴者1名まで無料
◯ 会      場 : 文京区立森鷗外記念館 展示室 2
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鷗外には二人の弟がいました。
一人は5歳年下で慶応3(1867)年生まれの篤次郎、もう一人は17歳年下で明治12(1879)年生まれの潤三郎です。現在では語られる機会が少なくなってしまいましたが、それぞれ劇評家、考証学者として活躍した弟たちです。

鷗外が「敏捷(びんしょう)」と形容する篤次郎は、鴎外と共に西洋詩や演劇論を翻訳し、鷗外主宰の雑誌「しがらみ草紙」「めさまし草」などの編集にも関わりました。
潤三郎は鷗外の史伝『伊澤蘭軒』『北條霞亭』などにおいて、鷗外の依頼を受け、史料蒐集や調査を引き受けました。また、鴎外の業績を後世に残すため、全集や評伝の刊行に努めました。
鷗外は二人を頼りにしていた一方で、長兄として、弟たちが困難に直面した際には、解決のために全力を尽くします。鷗外は自身と篤次郎について、
「こんな風に性癖の相違があつても、博士と弟とは喧嘩と云ふ程の喧嘩をしたことがない」(『本家分家』)と記していますが、三人の関係そのものを物語っているのかもしれません。

本年は篤次郎生誕150年にあたります。本展では、二人の弟たちに焦点をあて、彼らの生涯と業績を当館のコレクションを通して紹介します。互いを敬愛し、信頼しながら支え合ってきた森家三兄弟の絆をご覧ください。

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