【展覧会】中山道広重美術館|企画展 HIROSHIGE II ──二代広重の軌跡 師の背中を追って|’18年1月25日-2月25日|終了

20180129192330_00003 20180129192330_00004中山道広重美術館
HIROSHIGE II ── 二代広重の軌跡 師の背中を追って
会      期 :2018年1月25日[木]-2月25日[日]
休  館 日:毎週月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日[火]
場  所:中山道広重美術館 展示室1(1階)
開館時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧 料:大人510円
* 毎週金曜日はフリーフライデー(観覧無料)
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歌川重宣は、初代歌川広重の門人で「二代歌川広重」として活動した浮世絵師です。

二代広重は東海道や全国の名所を描いて人気を博した師の画風をよく受け継ぎ、風景画を描きました。幕末・明治という激動の時代に活躍した二代広重の作品には、浮世絵の伝統と革新を見ることができます。当館が所蔵する「諸国名所百景」を通して、知られざる二代広重の魅力に触れていただく企画展です。

企画展「HIROSHIGEⅡ」陳列棚より
83b06e4ac375fc8e8c8e1d05107cd536歌川広重「諸国名所百景 尾州 名古屋 真景」

大判錦絵 安政6年(1859)12月
中山道広重美術館蔵

画面の中央に大きく描かれた鯱が目を引きます。これは名古屋城天守閣の屋根を飾る黄金の鯱です。夜空には満月が浮かび、飛び去る雁も見えます。このように手前の景物に近接し大きく表すことで、遠近感を強調する手法は、師である初代広重が得意としたところです。しかし師の作品と比べると描き込みが簡素で、すっきりとした印象です。師の影響を強く受けた作風を示しながらも、随所に二代らしさも感じることのできる名所絵です。

【詳細情報: 中山道広重美術館