【展覧会】Bunkamura ザ・ミュージアム {神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展 }展示期間終了

20180205165405_00001 20180205165405_00002Bunkamura ザ・ミュージアム
神聖ローマ帝国皇帝
ルドルフ2世の驚異の世界展
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☆開催期間:2018年1月6日[土]-3月11日[日]
      * 2/13[火]のみ休館
☆開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

      * 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
☆会    場:Bunkamura ザ・ミュージアム
☆主    催:Bunkamura、テレビ朝日、読売新聞東京本社
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好奇心のコレクター  ルドルフ2世の壮大なプライベートミュージアムとは?

プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世(1552-1612)は、稀代の収集家として、また芸術の庇護者として知られています。16世紀末から17世紀初頭、彼の宮廷には世界各地から優れた人物たちが集結し、芸術作品、あるいは科学機器などのあらゆる優れた創作物、更には新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、文字通り「驚異の部屋」とでも呼ぶべき膨大なコレタションが形成され、当時のヨーロッパの芸術文化の一大拠点ともなりました。

本展は、ジュゼッペ・アルチンボルドをはじめ、ルドルフ2世が愛好した芸術家を中心に、版画を含む絵画作品約80点と、当時のコレクターズアイタムであった工芸品や天文道具約20数点、天文学や錬金術に関する貴重な資料など、120点余りの作品で構成され、イッカクの牙、鉱物などの自然物(ナトゥラリア)も併せてご紹介。占星術や錬金術にも強い関心を示した皇帝の、時に魔術的な魅力に満ちた芸術と科学の世界へご案内いたします。
【詳細情報: Bunkamura ザ・ミュージアム 】
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20180205145914_00001Bunkamura ザ・ミュージアム 神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展 図録
とても丁寧につくられており、資料性も十分な図録でした
DSCN7381 DSCN7379同展会場入口で撮影が許されていた、フィリップ・ハースによるアーチンボルドの立体作品

ボヘミアン

チェコの首都、プラハの街は、神秘の都とも、魔法の都、ときとして魔都ともされる。
花筏 }と本欄{ 活版 à la carte }でも、かつてプラハを何度か取りあげたが、どうしてもかつてこの街を首都とした「神聖ローマ帝国」のことがわかりづらい。

辞書的には、「神聖ローマ帝国 ドイツ語 : Heiliges Römisches Reich,  ラテン語 : Sacrum Romanum Imperium,  イタリア語 : Sacro Romano Impero,  英語 : Holy Roman Empire)は、現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部を中心に存在していた国家。9-10世紀に成立し、1806年まで続いた。西ローマ帝国の後継国家を称した」
となるが、これでは到底新興勢力のプロテスタントと争い、勃興したオスマン帝国に圧迫された歴史を有する「 神聖ローマ帝国 」の説明にはならない。ウィキペディアにリンク設定をしたので、これ以上はそちらで確認をお願いしたい。

プラハ絵はがき01プラハ絵はがき02プラハ絵はがき03プラハ絵はがき04プラハ市販の長尺絵はがきより。下から二段目、プラハ城脇、かつて錬金術士が居住したことから「黄金の小径」と呼ばれる長屋街。いまはみやげ店がならぶ人気の観光スポット。左手の青い22番の建物は、フランツ・カフカがここで『城』などの作品を執筆していたとされる家。

プラハ城内の「黄金の小径」で購入した「ブック・クリップ」(勝手にそう呼んでいる)がお気に入りである。そのひとつがルドルフ2世であった。お気に入りアイテムなので、タグをつけたまま保管している。
プラハのビールは旨いそうである。やつがれは下戸ゆえその味を知らぬが、カフェのテラスで喫す珈琲は絶品である。プラハ城は観光客で溢れているが、わが国からは直行便がないためか、日本人はわりと少ない。カレル橋をわたり、プラハ城への散策はまことに心地好いものがあった。

DSCN7361 DSCN7375『陽だまりの樹』(手塚治虫 小学館)(お玉が池 種痘所)と「ブック・クリップ」