【展示】国立劇場 伝統芸能情報館 企画展示{役者絵の世界 ─ 文化・文政期の名優たち ─}2月10日─5月28日

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国立劇場
伝統芸能情報館
企画展示「役者絵の世界-文化・文政期の名優たち-」
会 期   平成30年2月10日[土]-平成30年5月28日[月]
開室時間  午前10時-午後6時(毎月第3水曜日は午後8時まで)
休室日   平成30年3月11日[日]
場 所   国立劇場伝統芸能情報館 1階 情報展示室
*  入場無料
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浮世絵とよばれる近世の庶民派絵画において、歌舞伎は風景や美人と並ぶ、重要な画題でした。庶民文化が花開いた元禄時代(1688-1704)以来、江戸では毎回の公演に即して、その舞台面や、特定の役者を描いた浮世絵版画(役者絵)の板行(はんこう)は盛んになっていきます。それは途切れることなく明治時代の半ばまで約300年続き、膨大な作品を残しました。

よく「写真でつづる〇〇史」といった出版物が作られるように、近代以降の歴史をたどろうとする時、私たちは写真を資料として使います。しかし、歌舞伎に関する限り「役者絵」を見れば、江戸時代までさかのぼって、それぞれの時代の様相を視覚的に感じ取ることができるのです。このような芸能と絵画の密接な関係は、世界でも類を見ないでしょう。

本展では、文化・文政期という歌舞伎の大きな隆盛期にスポットを当て、「役者絵」を通して読み取れるこの時代の歌舞伎の諸相と名優たちの姿をご覧いただきます。

【詳細情報:国立劇場  伝統芸能情報館