【展覧会】サントリー美術館 ガレも愛した-清朝皇帝のガラス 4月25日- 7月1日

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ガレも愛した-清朝皇帝のガラス

◯ 会  期 2018年4月25日[水]-7月1日[日]
* 作品保護のため、会期中展示替を行う場合があります。
◯ 開館時間 10:00-18:00(金・土は10:00-20:00)
* 金・土および4月29日[日・祝]、5月2日[水]、3日[木・祝]は20時まで開館
* 5月26日[金]は六本木アートナイトのため24時まで開館
* いずれも入館は閉館の30分前まで
◯ 休  館  日 火曜日
* 5月1日、6月26日は18時まで開館
* shop × cafe は会期中無休
◯ 入  館  料    一般  ¥1,300、大学・高校生  ¥1,000
◯ 主  催  サントリー美術館、朝日新聞社
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中国のガラスの起源は古く、春秋時代末期から戦国時代(紀元前5~前3世紀)に遡ります。当初は主に儀式にまつわる璧や剣装、あるいはトンボ珠や環などの装飾品が多く、貴石や玉の代用品の役割を果たしました。

その長きにわたる歴史の中で、ガラス工芸が飛躍的に発展したのは、清王朝の時代です。康煕35年(1696)、第4代康煕帝(在位1661-1722)が紫禁城内にガラス工房・玻璃廠を設置し、皇帝のためのガラス作りを開始したことが契機となりました。第5代雍正帝(在位1722-35)もこれを引き継ぎ、続く第6代乾隆帝(在位1735-95)の治世には、ヴァリエーションも豊かに栄華を極めます。

ガラスといえば、「透明性」と「はかなさ」が最大の魅力ですが、特に最盛期の清朝のガラスは趣が異なり、「透明」と「不透明」の狭間で、重厚で卓越した彫琢が際立っています。その類まれなる美しさは、フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家エミール・ガレ(1846-1904)をも魅了し、彼の造形に取り込まれていきました。
本展は、清朝皇帝のガラスの美を、ガレの作品とも比較しながら、有数のコレクションでご紹介する試みです。英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館から来日する作品群とともに、お楽しみください。

【詳細: サントリー美術館