唐招提寺
鑑真和上-がんじんわじょう-像(国宝)特別公開
開 催 名 鑑真和上像(国宝)特別公開
開催期間 2018年6月5日[火]-6月7日[木]
時 間 09:00-16:00
開催場所 唐招提寺
問合わせ 電話 0742-33-7900(唐招提寺)
料 金 通常拝観料600円+新宝蔵拝観料500円
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鑑真和上像は新宝蔵にて公開されます。
鑑真和上像が元々安置されておりました「御影堂」は現在修復工事中(2021年頃まで掛かる予定)ですので、それまでは御影堂も東山魁夷の襖絵も、唐招提寺での公開予定はございません。
<唐招提寺とは>
唐招提寺は、南都六宗の一つである律宗の総本山です。
多くの苦難の末、来日をはたされた鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、新田部(にたべ)親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜されて、天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。
「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺としてはじまった当初は、講堂や新田部親王の旧宅を改造した経蔵、宝蔵などがあるだけでした。
金堂は8世紀後半、鑑真和上の弟子の一人であった如宝の尽力により、完成したといわれます。
現在では、奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍となっています。
<鑑真大和上-がんじんだいわじょう 688-763年>
唐の揚州に生まれ、14歳で出家し、洛陽・長安で修行を積み、713年に故郷の大雲寺に戻り、江南第一の大師と称されました。
天宝元年(742)、第9次遣唐使船で唐を訪れていた留学僧・栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)から、朝廷の「伝戒の師」としての招請を受け、渡日を決意。その後の12年間に5回の渡航を試みて失敗、次第に視力を失うこととなりましたが、天平勝宝5年(753)、6回目にして遂に日本の地を踏まれました。
以後、76歳までの10年間のうち5年を東大寺で、残りの5年を唐招提寺で過ごされ、天皇をはじめとする多くの人々に授戒をされました。
その渡航の様子は、「東征伝絵巻」(重文)に描かれています。