【展覧会】金沢湯涌-ゆわく-夢二館 コレクション展 夢二の版画Ⅱ ─ 大正中・後期の木版画 ─ 4月14日-7月1日 終了企画

金澤夢二01 金澤夢二02金沢湯涌-ゆわく-夢二館 コレクション展
夢二の版画Ⅱ ── 大正中・後期の木版画 ──
展示期間 4月14日[土]-7月1日[日]

開館時間 9時-17時30分   * 入館は17時まで
休  館  日 会期中は無休

観覧料金 一般:300円 65歳以上:200円 高校生以下:無料
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竹久夢二(1884-1934)は、雑誌に掲載された「コマ絵」という版画の一種で明治38年(1905)にデビューしました。夢二は浮世絵版画の影響を受けながら、直筆の絵画作品と同じくらいの情熱を自身の版画作品にも傾けました。本展覧会では、「夢二の版画」展のシリーズ第2弾として、大正中期から後期にかけて制作された夢二の木版画に焦点をあてて展示します。

大正5年(1916)にはじまる京都時代では、大阪の「柳屋」で木版画や京都の印刷所「清文堂」の主人・大槻笹舟との協業で木版画を制作し、《宝船》などの傑作を生み出しました。大正7年には東京へ戻り、大正13年に創刊した婦人向け高級グラフ雑誌『婦人グラフ』の表紙絵や口絵の原画を描き、最新の機械技術を用いた木版で印刷されました。これらの作品を中心に、夢二の木版画の魅力をご堪能いただきます。

【詳細: 金沢湯涌夢二館 】  

金沢湯涌夢二館の概要
Kanazawa Yuwaku Yumeji – kan Museum

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金沢湯涌夢二館は、詩人画家・竹久夢二を顕彰するために、金沢市によって設立され、平成12年4月16日に開館いたしました。

大正ロマンを代表する〈夢二式美人画〉のモデルとなった妻・岸たまきの故郷が金沢であること。また、夢二が最愛のひと・笠井彦乃と幸せな時を過ごし、愛息・不二彦の病が癒えた地が「湯涌」であったこと。こうした事実にもとづいて、この地に建てられました。 [写真は同館URLゟ]

常設展示室では、夢二とその芸術性を「旅」「女性」「聖書」の視点から改めて問い直し、夢二をとりまく女性たちと金沢との関わりを中心に展示することで、より深く彼の人間性を紹介しています。さらに、企画展示室では、夢二自身の生涯とその創作活動はもとより、彼と関係の深い作家、あるいは国内外における同時代の芸術・文化など、様々な視点から、年 4 回の企画展を開催しています。
豊かな自然に恵まれた湯涌温泉に建つ当館で、夢二の作品や遺品等を通じて、その感性と時代の空気に親しんでいただければと願っております。