【展覧会】戸栗美術館  金 襴 手 ─ 人々を虜にした伊万里焼 ─ 展 4月4日-6月21日 終了企画

20180320110437aa5戸栗美術館ナカメン戸栗美術館 TOGURI Museum of Art
金 襴 手 ─ 人々を虜にした伊万里焼 ─ 展
会  期 2018年4月4日[水]-6月21日[木]
開館時間 10:00-17:00(入館受付は16:30まで)
* 毎週金曜は10:00-20:00(入館受付は19:30まで)

休  館  日 月 曜
* 4月30日[月・祝]は開館、5月1日[火]は休館。
* 毎月第4月曜日(4/23 5/28)は展示室でお話ししながらご鑑賞頂ける
フリートークデーとして開館。

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江戸時代元禄年間には好景気を迎え、経済力を蓄えた町人を中心として元禄文化が発展します。贅を好む風潮の中で、色絵の上に金箔・金泥で装飾を施した豪奢なうつわを求める気運が高まりました。そうした需要に応えるように、ちょうどこの頃、伊万里焼に “ 古伊万里金襴手様式(こいまり きんらんで ようしき)” が成立します。
この色絵と金彩を施したうつわは、高級食器として富裕層の間で大変好まれ、以降、伊万里焼の色絵を代表するものとなります。また、同時期に海外輸出向けにも古伊万里金襴手様式の壺や皿が生産され、西欧の王侯貴族にも食器や室内装飾品として人気を博しました。

続く明治時代になると、それまで道具であった様々な工芸品が鑑賞品として評価されるようになります。食器であった伊万里焼にも鑑賞を目的に愛好し蒐集する外国人や日本人があらわれましたが、真っ先にその対象とされたのが古伊万里金襴手様式でした。
江戸時代の高級食器から、美術品へ。今展では、いつの時代も人々を虜にしてきた絢爛豪華な古伊万里金襴手を展観いたします。

【詳細: 戸栗美術館