【展覧会】世田谷美術館 分館 清川泰次記念ギャラリー 清川泰次 色と色のハーモニー 4月3日-8月26日

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世田谷美術館 分館
清川泰次記念ギャラリー
清川泰次 色と色のハーモニー
会  期 2018(平成30)年4月3日[火]-8月26日[日]
休  館  日 毎週月曜日
     * 7月16日[月・祝]は開館、7月17日[火]は休館
開館時間 10:00-18:00(最終入館は17:30まで)
観  覧  料 一般 200円、大高生 150円、65歳以上/中小生 100円
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ものを写すことに捉われない、独自の抽象芸術を探求した画家・清川泰次(1919ー2000)。
清川は、静岡県浜松市に生まれ、学生時代に独学で油絵を始めました。初期には具象的な作品を描き、二科展や読売アンデパンダン展などで活動していましたが、1950年代に約3年間の渡米を経験し、本格的に抽象表現へ移行します。その後、清川は、少しずつスタイルを変えながら、線と色面のみによる表現で作品を描き続けました。
アメリカから帰国直後には、様々な色の線と面で構成された作品を多く描きますが、その後、1963年に再び渡米してからは、白を基調としたシンプルなスタイルへと変わっていきます。さらに、晩年の1990年代には、再び色彩豊かな作風となり、線、色、かたちによる美を追求しました。

本展では、清川の作品における「色」に着目しながら、初期から晩年までの作品10数点を展示します。約60年にわたり精力的に制作を続けた清川の、色彩の変遷をご覧ください。

【詳細:世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

{清川泰次記念ギャラリー}同館 URL より  
outside清川泰次は、戦後まもなく世田谷区成城二丁目の地にアトリエ兼住居を構えました。
平成12年8月に亡くなりましたが、自らの財産を芸術・文化の振興に役立てることを望んだ生前の遺志に基づき、ご遺族が多数の作品と土地・建物を世田谷区に寄贈されました。
世田谷区は、これを世田谷美術館の分館として整備した上で、清川泰次の作品を展示するとともに、区民ギャラリーを併設し、区民の皆様の文化活動を発表する場として運営することとしました。
清川泰次が、長年にわたり生活と創作の場としたこの地で、芸術・文化をより一層身近に感じていただければ幸いです。