【トークイベント】国文学研究資料館 {デジタル発 和書の旅 山村浩二、蕙斎に逢いにゆく} 山村浩二/ ロバート・キャンベル/木越俊介 6月16日開催 終了企画

国文研

国文学研究資料館
トークイベント デジタル発 和書の旅
山村浩二、蕙斎に逢いにゆく
アーティスト・イン・レジデンス:山村浩二
モデレーター/国文学研究資料館館長:ロバート・キャンベル
       国文学研究資料館 准教授:木越俊介
と き  平成30年6月16日[土] 14時開演

     * 13時半開場、16時終了予定
ところ  国文学研究資料館 2 階大会議室
定 員  120名 事前申込制 定員に達し次第〆切り
主 催  国文学研究資料館
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和書という豊かな土壌と最新のデジタル技術のコラボレーションから、あらたな発想と表現を見いだす「デジタル発 和書の旅」シリーズ第二弾。

日本を代表するアニメーション作家・山村浩二さんと、同館のロバート・キャンベル館長、木越俊介准教授によるトークセッション。
江戸時代に活躍した絵師・鍬形蕙斎-くわがた けいさい-の作品をひもときながら、アニメーション創作秘話をうかがい、時空の旅にでかけます。
さて、どのような旅になるのでしょうか。

【詳細: 国文学研究資料館

{事前申込案内}+{新宿餘談 鍬形蕙斎 簡略紹介}

※ 本トークイベントには事前申込みが必要ですのでご注意ください ※

◯ 定 員
先着120名(定員に達し次第、締め切り)
◯ 参加費
無 料
◯ お申込み先
下記アドレスにて受付
event@nijl.ac.jp
*メールの件名を「【デジタル発】(申込者氏名)」とし、本文に氏名・住所・電話番号を明記願います。
*ご参加の可否については、メールの返信をもって、お知らせいたします。
◯ お問い合わせ先
kikakukoho@nijl.ac.jp
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{新宿餘談 鍬形蕙斎 簡略紹介}

【鍬形蕙斎 くわがた-けいさい(北尾政美) 1764-1824(明和1-文政7)
江戸後期の絵師。江戸の畳屋に生まれ、北尾重政の門人となる。浮世絵の絵師としての名は北尾政美(まさよし)。山東京伝(北尾政演)は兄弟弟子である。はじめ黄表紙などの挿絵画工として名を挙げ、恋川春町作『鸚鵡返文武二道』、京伝作『心学早染草』の挿絵が著名。

1794年(寛政6)、浮世絵師としては異例のことだが、美作(みまさか)津山藩の御抱絵師となり、97年名を鍬形蕙斎紹真(つぐざね)と改称、狩野養川院惟信について狩野風を学ぶ。
美人画は少なく、錦絵ではあまり声価を得ていないが、筆数を極端に減らして描く略画風の絵本 ──『略画式』、『人物略画式』など ── に真価を発揮した。また『近世職人尽絵詞』(肉筆画、三巻、松平定信旧蔵)は、中世以来の職人尽絵の型を踏襲しながら、江戸の町の日常風景を独特の洒脱さと軽妙な筆づかいで活写した代表作である。
【参考資料:『世界大百科事典』(狩野 博幸、平凡社)】