【公演】国立劇場 大劇場 主催公演 平成30年6月歌舞伎鑑賞教室「 連 獅 子 」6月2日-6月24日 終了企画

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国立劇場 大劇場 主催公演
平成30年 6 月歌舞伎鑑賞教室「 連 獅 子 」
公 演  期 間  2018年6月2日[土]-6月24日[日]
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好評上演中の国立劇場6月歌舞伎鑑賞教室は、ラグビーワールドカップ2019日本大会の公式マスコット
「レンジー」のモチーフにもなっている歌舞伎の名作「連獅子」を上演しています。
10年ぶりの鑑賞教室出演となる中村又五郎・中村歌昇親子が、厳しい試練を通じて交わされる獅子の親子の情愛を温かく描き出しています。
上演前に分かりやすい解説が付いており、初めてご覧になる方にも最適です。ぜひ友人や知人を誘って、一緒に楽しんではいかがでしょうか。

【詳細: 国立劇場 】

特設サイトは以下のアイコンより
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[演目・主な出演者]

解説 歌舞伎のみかた                  坂 東 巳 之 助
minosuke坂東巳之助 国立劇場 歌舞伎公演ニュース WebSite ゟ

河竹黙阿弥=作
連 獅 子 長唄囃子連中
たくましく育つ息子を、厳しくも温かく見まもる父──。
勇壮な獅子の踊りとともに、親子の情愛を綴る歌舞伎の名作!

[主な配役]
S050371中村又五郎 国立劇場 歌舞伎公演ニュース WebSite ゟ
S050452中村歌昇 国立劇場 歌舞伎公演ニュース WebSite ゟ

狂言師右近 後ニ 親獅子の精   中 村 又 五 郎
狂言師左近 後ニ 仔獅子の精   中 村 歌   昇
浄土の僧遍念           中 村 隼   人
法華の僧蓮念           中 村 福 之 助
   ☆
歌群伎舞踊で屈指の人気を誇る本曲「連獅子-れんじし」は.河竹黙阿弥-かわたけ もくあみ-の作詞による長唄舞踊で、能の『石橋-しゃっきょう』を題材にした作品群「石橋物」の代表作です。歌舞伎では、本曲が発表されてから十一年後の明治五年(一八七二)に初演されました。
後年、能舞台を模して羽目板に松を描いた舞台装置「松羽目-まつばめ」を背景とし、狂言の『宗論-しゅうろん』をアレンジして挿人した構成で上演され、現在ではその演出が定着しています。

手獅子を携えた二人の狂言師が登場し、知恵を司る文殊菩薩が住む、中国・清涼山-せいりょうざん-の険しくそびえたつ風景や、そこにかかる石橋の謂れ-いわれ-を連れ舞で表現します。そして、親獅子が仔獅子を谷へ突き落とし、駆けあがってきた子だけを育てるという〝獅子の子落とし〟の故事を描いた踊りが前半の見どころです。子を心配する親心や、親を慕う子の健気さなど、親子の情愛を緩急自在の呼吸のあった踊りで巧みに表現します。
再び手獅子を手にした狂言師たちが、蝶に誘われるように去ると、浄土宗の憎と法華宗の憎が登場し、自分の宗派が優れていると「宗論」をはじめます。興奮するうちに、互いの念仏と題目を言い間違えるなど、二人の僧のやりとりがコミカルに描かれ.緊張感を和らげます。

その後、「乱序-らんじょ」という音楽で荘重な雰囲気が漂う中、白毛の親獅子の精と、赤毛の仔獅子の精が現れて、勇壮な獅子の振りを見せます。長い毛を前に垂らして左右に振る「髪洗い」や、舞台に叩きつける「菖蒲叩き-しょうぶたたき」、腰を軸にして鮮やかに回転させる「巴-ともえ」など、技巧を駆使した数々の毛振りは、「石橋物」に欠かせない演出で、見逃せません。

中村又五郎・中村歌昇の親子が、狂言師右近 後ニ 親獅子の精と、狂言師左近 後ニ 仔獅子の精を本興行ではじめて勤めます.親子の情愛をテーマにした本曲で、親子の俳優が演じると、一層実感がこもり、感動も深まります。また、坂東巳之助がはじめて解説を担当し、中村隼人と中村福之助が「宗論」で舞台を盛りあげます。

 【詳細: 国立劇場

5月6日[日]ゟチケット予約開始
特設サイトは以下のアイコンより
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