【公演】セルリアンタワー 能楽堂  定期能九月 ── 観世流 ── 9月15日上演

渋谷能おもて

セルリアンタワー 能楽堂
定期能九月 ── 観世流 ──
公演日程  2018年9月15日[土]

開演時間  第一部 13:00(12:30開場)
      第二部 16:30(16:00開場)
終演時間  第一部 15:45頃

      第二部 19:20頃
主  催  セルリアンタワー 能楽堂

◇ チケット発売日
・MY Bunkamura 先行販売(先着制) 6月14日[木]ゟ
・一般発売              6月15日[金]ゟ
──────────
秋の観世流、第一部は、能「班女」。
野上の宿の遊女花子は、契りを交わした吉田少将に恋い焦がれて宿の主人に追い出されてしまう。花子の行方を捜して少将は都に戻り下賀茂神社へ参詣すると、班女と呼ばれている花子が恋慕のあまり物狂いの姿となり現れる。少将は班女とお互いの扇を取り替え、それぞれ相手が誰かを知り、再会を喜ぶ。遊女のひたむきな心情を、浅見重好が美しく描きます。

第二部は、山階彌右衛門による能「融」。
旅僧の前に潮汲みの老人が現れ、六条河原院のいわれを語る。嵯峨天皇の時代、融大臣は陸奥の千賀の塩竃をここに再現し、難波から毎日潮を運ばせ、塩を焼かせたりして楽しまれたが、融大臣の死後は荒れ果ててしまったと昔を慕って嘆く。旅僧の夢に融大臣が貴公子の姿で現れ、愛着の深い河原の院で名月に照らされながら舞を舞うが、やがて夜明けとともに消え去る …… 。今はもう取り戻せない滅びの美学を描く名作です。
狂言は大蔵流山本家の出演にて、山本則秀の「栗焼」と山本則孝の「磁石」。各部とも冒頭に上演演目の解説があります。

【詳細: セルリアンタワー 能楽堂

{フライヤー裏面をみる}   渋谷能うら

<第一部>

仕舞

「大江山」 藤波重彦
「鵜之段」 武田尚浩
狂言「栗焼」
太郎冠者:山本則秀
  主  :山本凜太郎
 能 「班女」
花子:浅見重好
吉田少将:工藤和哉
従者:殿田謙吉、高井松男
野上の宿の長:山本則孝
  笛 :藤田貴寛
小鼓:観世新九郎
大鼓:柿原光博
後見:髙梨良一、髙梨万里
地頭:関根知孝

<第二部>

仕舞
「松風」 髙梨良一
「善知鳥」 関根知孝
狂言「磁石」

すっぱ:山本則孝
見付の者:山本則秀
亭主:山本凜太郎

 能 「融 窕」
老人/源融:山階彌右衛門
旅僧:殿田謙吉
所の者:山本泰太郎
  笛 :藤田貴寛
小鼓:鳥山直也
大鼓:佃良勝
太鼓:林雄一郎
後見:武田尚浩、藤波重彦
地頭:関根知孝

解説 村上 湛(両部共)