【展覧会】パナソニック 汐留ミュージアム|没後50年 河井寬次郎展 ─ 過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今 ─|’18年7月7日-9月16日|終了

パナ汐留01 パナ汐留02パナソニック 汐留ミュージアム
没後50年 河井寬次郎展 ─── 過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今 ───
開館期間  2018年7月7日[土]-9月16日[日]
開館時間  午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
休  館  日  水曜日、8月13日(月) - 15日(水)
入  館  料  一般:1000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円 小学生以下無料 
主  催  パナソニック 汐留ミュージアム、毎日新聞社
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明治23(1890)年、島根県安来市に生まれた河井寬次郎は、明治43(1910)年に松江中学を卒業後、東京高等工業学校(現・東京工業大学)窯業科に入学し、同校で後輩の濱田庄司と出会い、生涯の友人となります。

卒業後は京都市立陶磁器試験場で技手として研さんを積み、大正9 (1920)年、京都市五条坂の清水六兵衞の窯を譲り受け、工房と住居を構えました。「天才は彗星のごとく現る」と絶賛を浴びた初個展以来、高度な技術を駆使した中国や朝鮮古陶磁の手法に基づいた作品が好評を博しますが、次第に自らの作陶の在り方に疑問を抱き、大正13(1924)年、濱田庄司を介して柳宗悦と親交を結ぶと、それまでの作風を一変し、実用を重んじた力強い作品を生み出していきました。
その後、柳や濱田と民藝運動を推進し、昭和11(1936)年に「日本民藝館」が開館されると理事に就任しました。戦後は、色鮮やかな釉薬を用いた重厚で変化に富んだ独自の作風を確立する一方、実用にとらわれない、自らの内面から湧き出る自由で独創的な造形表現を展開し、その卓越した芸術性は、没後50年を超えてなお、国内外で高い評価を受けています。

本展では、京都の旧宅であった河井寬次郎記念館所蔵作品を中心に、本邦初公開となる山口大学所蔵作品などの陶芸や木彫、書、調度類などを紹介し、寬次郎の仕事の全貌と深い精神世界を辿ります。さらにパナソニックの創業者、松下幸之助が求めた寬次郎作品のほか、幸之助が寬次郎に文化勲章を推薦した際に、寬次郎に贈った当時の最新トランジスタラジオ「パナペット(R-8)」の同型品を特別出品いたします。

【詳細: パナソニック汐留ミュージアム