【展覧会】金沢市立 安江金箔工芸館|─ 夏季展「 金 と 銀 」─|5月12日-9月24日

金沢金箔photo金沢市立 安江金箔工芸館
夏季展「 金 と 銀 」
会  期  平成30年5月12日[土]-9月24日[月・振替]
休  館  日  * 7月2日[月]は臨時休館
開館時間  午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料金  一般 300円、65歳以上 200円、高校生以下  無 料
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有史以来、「金」は人〻の憧憬の対象であった。神秘的な輝きを放つ金に魅了された人〻は、 古今東西を問わず、装飾品、宮殿や仏閣などの建築物のほか、絵画、彫刻、工芸(陶磁、漆芸、ガラス、ジュエリー)などの 美術品の装飾に金を取り入れてきた。
金を薄く伸ばした金箔は、 効率的な素材として、これらの表面装飾の中で重要な役割を担うことになり、作り手たちは様々な工夫を凝らして金箔を活用した。 日本においては、世界遺産に登録された鹿苑寺金閣(金閣寺)、 中尊寺、日光東照宮などの歴史的建築物、近年では迎賓館などで多数の金箔が効果的に使用されている。

いっぽう「銀」は、美しい白色の輝きを放つとともに、硫化反応など により変色が発生するが、その変質も魅力の一つと捉え、美術工芸品の装飾素材として多様されている。
本展示では、金(金箔)や、銀(銀箔)などを効果的に取り入れ た美術工芸作品を展示し、その色彩美を鑑賞する。また、金箔を現代美術に取り入れた福田篤夫の作品も展示する。

【詳細: 金沢市立 安江金箔工芸館

<金沢市立 安江金箔工芸館の概要>

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金沢市立
安江金箔工芸館の概要

現在、わが国で生産される金箔のほとんどが金沢で作られています。
当館は、金箔職人であった安江孝明氏(1898-1997)が、「金箔職人の誇りとその証」を後世に残したいとの思いから、私財を投じて金箔にちなむ美術品や道具類を収集し、北安江の金箔工芸館で展示したことがはじまりとなっています。

その後館は金沢市に寄贈され、国内で唯一の金箔の博物館として運営されてきましたが、周辺の状況の変化や館の老朽化のため、平成22年秋に東山に移転しました。

町屋の蔵をイメージした新しい館には、金箔が使われている箇所がいくつかあります。外壁に表示した館名や、入口の館名ロゴ、ホールの天井にあるドームには、純金 3 号色といわれる金箔が貼られています。

館内には、新しく金沢箔技術振興研究所が設置され、金沢箔の振興のために金箔に関する調査研究に取り組んでいます。

藩政期には、幕府により厳しく生産を制限されていた金箔ですが、今日の金沢で100パーセントに近い生産量を誇る背景には、金箔に対する金沢の人たちの並々ならぬ情熱と努力があったからにほかなりません。

工芸館では、金箔に関する美術品や金箔の性質の紹介とともに、厚さ 1 万分の 1 ミリメートルの金箔に込められた、先人たちの熱い思いを紹介していきたいとおもっています。
皆様のご来館を職員一同心からお待ちしています。

< イベント情報 > このイベントは終了しました
ナイトミュージアム きらめきコンサート
~ 七夕のゆうべを弦楽四重奏で ~
hp第41回目のきらめきコンサートは、ヴァイオリン・江原千絵さん、ヴァイオリン・若松みなみさん、ヴィオラ・古宮山由里さん、チェロ・福野桂子さんによるコンサートを開催します。

日  時  7月7日[土]18:00-19:00
場  所  安江金箔工芸館 1 階 多目的展示ホール

♫ 演奏 ヴァイオリン・江原千絵さん、ヴァイオリン・若松みなみさん、
♫ ヴィオラ・古宮山由里さん、チェロ・福野桂子さん
♫ 定員 80名(要予約)
♫ 料金 500円
♫ 申し込み方法 電話受付(先着順・定員に達し次第締切)

【詳細: 金沢市立 安江金箔工芸館 】