【展覧会】長崎歴史文化博物館 二階特集展示室|くんち 三百八十四年展|9月5日-10月14日 終了企画

長崎歴博01 長崎歴博02長崎歴史文化博物館
二階特集展示室
くんち 三百八十四年展
開催期間  2018年9月5日[水]-10月14日[日]
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長崎の秋の大祭、長崎くんち。寛永11年(1634)に高尾と音羽の2名が神前で踊り(小舞)を奉納したことにはじまるといわれている長崎くんちは今年、384年を迎えます。長崎の氏神・諏訪神社の例祭である長崎くんちは、毎年10月7日から9日までの3日間開催されていますが、「くんち」の名称は、当時、祭りが行われていた重陽の節句の9月9日の九日(くにち)に由来するといわれています。

江戸時代、海外との交流の窓口であった長崎の繁栄とともにくんちも発展、次第に豪華絢爛となっていきました。演し物のなかには外国文化の影響を受け、異国情緒あふれるものも見られます。これらの演し物は昭和54年(1979)に「長崎くんちの奉納踊」として国の重要無形民俗文化財に指定され、現在に引き継がれてきています。くんちでの神輿の行列や奉納踊の様子は数々残されていますが、そのうち今年の踊町である椛島町の太鼓山はシーボルトの『NIPPON』にも描かれている点でも注目されます。

本展では新収蔵資料も交えながら、今年の踊町(小川町、大黒町、椛島町、出島町、本古川町、東古川町、紺屋町)に関連した資料、写真や絵葉書、祭礼の絵巻、実際の衣装などくんち関係資料をご紹介していきます。
384年の歴史に思いを馳せながら、平成最後となるくんちをお楽しみください。

【詳細: 長崎歴史文化博物館