{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
岸田國士「女七歳」です。
家庭を失った少女の悲しみを散文詩のような形で書いた小品です。
作者の意図ではないかもしれませんが、
親の都合で人生が変えられる子どもたちの
心を思うと切なくなります。
☆
同じような本を何冊も作っていると、頭の中で仕上がりが見えてきます。
それが新鮮でわくわくするものであれば、一日も早く作りたいと思うのですが、
それほどでもないと、あとの工程が面倒に思うこともあります。
そんな退屈さから逃がれたいために、あれこれ考えるのですが、
いつまで考えても自分の範囲を外れたものは、当然作れません。
ジタバタして結局無難なところに落ち着いたものがこれ。
いささか、いや、おおいに心残りではありますが
ご一読いただければ幸いです。
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活版小本
次の本が出来るまで ── は順調に回をかさね-その107-を迎えています。
ここでは-その101-をご紹介。ご訪問をおすすめいたします。
次の本が出来るまで その101
カタカナの元字
わかりやすく並べてみました。元字は古い本からの引用です。
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