国立西洋美術館 企画展示室
ルーベンス展 ── バロックの誕生
会 期 2018年10月16日[火]-2019年1月20日[日]
開館時間 9:30-17:30 毎週 金・土曜日 9:30-20:00
(ただし11月17日は9:30-17:30まで) * 入館は閉館の30分前まで
休 館 日 月曜日(12月24日、1月14日は開館)
2018年12月28日[金]-2019年1月1日[火]、1月15日[火]
主 催 国立西洋美術館、TBS、朝日新聞社
観覧料金 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円
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ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)は、バロックと呼ばれる壮麗華美な美術様式が栄えた17 世紀ヨーロッパを代表する画家です。彼は大工房を構え時代に先駆ける作品を量産し、同時代以降の画家たちに大きな影響を与えました。さらにその能力は画業にとどまらず、ヨーロッパ各地の宮廷に派遣されて外交交渉をも行いました。
本展覧会はこのルーベンスを、イタリアとのかかわりに焦点を当てて紹介します。イタリアは古代美術やルネサンス美術が栄えた地であり、バロック美術の中心もローマでした。フランドルのアントウェルペンで育ったルーベンスは、幼いころから古代文化に親しみ、イタリアに憧れを抱きます。そして1600年から断続的に8年間この地で生活し、そこに残る作品を研究することで、自らの芸術を大きく発展させたのです。
本展はルーベンスの作品を、古代彫刻や16世紀のイタリアの芸術家の作品、そしてイタリア・バロックの芸術家たちの作品とともに展示し、ルーベンスがイタリアから何を学んだのかをお見せするとともに、彼とイタリア・バロック美術との関係を明らかにします。近年では最大規模のルーベンス展です。