【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ─『パリの憂鬱』|フレデリック・ブウテ作、森 鷗外訳

物乞いをして暮らす「一本腕」は橋の下で寝起きしている。
雪の降るある日、いつものように帰ってくると見知らぬ老人がいた。穴だらけの外套を着、白い髭を生やした男は「一本腕」と同じ境遇のように見えた。老人は横になったまま「一本腕」が手にした一切れのパンを物欲しげに見ている …… 。

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

フレデリック・ブウテ作、森 鷗外訳の『橋の下』です。
物乞いをして暮らす「一本腕」は、橋の下をすみかにしています。

雪の降るある日、いつもの場所に戻ってくると見知らぬ老人がいました。
破れた外套を身にまとい白い髭は薄汚れています。
老人は「一本腕」に自分の過去を話しだしました。
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今回は表紙カバーが先にできたので、それに見合う表紙にするつもりでしたが、
うまくできないのでカバーの図版を表紙にしました。
光沢紙でも作ってみましたが、印刷インキが定着しないのと、
折り曲げた部分のトナーが剥がれるので
普通のコピー用紙にしました。ご一読ください。 [杉本昭生]

栄えゆく

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