【展覧会】町田市立国際版画美術館 企画展|美人画の時代 ― 春信から歌麿、そして清方へ ―|10月05日-11月24日

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町田市立国際版画美術館
企画展 美人画の時代 ― 春信から歌麿、そして清方へ ―
会  期  2019年10月05日[土]-11月24日[日]
前期:10月05日[土]-10月27日[日]
後期:10月29日[火]-11月24日[日]
休  館  日  毎週月曜日
* 10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館
翌10月15日、11月5日[火]は休館
会  場  企画展示室1、2
主  催  町田市立国際版画美術館
観  覧  料  一 般 900円、大学・高校生と65歳以上 450円
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数々のスター絵師が活躍した、18世紀後半の浮世絵界。天明・寛政(1781-1801)を中心とするこの時期は、いつからか浮世絵史の「黄金期」として親しまれてきました。その中心となったのが、人物を美しく活き活きと描いた「美人画」です。鈴木春信(1725?-70)以降、礒田湖龍斎(1735-?)、勝川春章(1743-92)、鳥居清長(1752-1815)、喜多川歌麿(1753?-1806)、鳥文斎栄之(1756-1829)ら、個性豊かな絵師が次々と登場し、理想の美人像を追い求めました。

描かれたのは評判の遊女や町娘、若衆と呼ばれる若い男性、愛情あふれる母子や恋人たちの姿。さらに憧れの的でもあった女形の「役者絵」や、人間の性愛を時に美しく描いた「春画」にも美人表現がみられます。

本展は、この「美人画の時代」の軌跡を、約230点の版画、版本、肉筆画で辿るものです。時を経て、天明・寛政が「黄金期」として高く評価されてゆくなか、鏑木清方や上村松園ら近代の画家たちが往時の美人画に想を得ていたことにも目を向けます。「黄金期」の美人画とは何だったのか、その普遍的な魅力を、現代のわたしたちの視点を通して考えます。

[ 詳細: 町田市立国際版画美術館