【展覧会】江戸東京たてもの園|特別展 小出邸と堀口捨己 ─ 1920年代の創作活動、その造形と色彩 ─|2019年10月16日-2020年2月16日

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特別展 小出邸と堀口捨己
── 1920年代の創作活動、その造形と色彩 ──
会  期  2019年10月16日[水]-2020年2月16日[日]
会  場  江戸東京たてもの園 展示室
休  園  日  月曜日 * 月曜日が祝休日の場合はその翌日
      年末年始 * 12/23[月]-1/1[水・祝]
主  催  東京都、(公財)東京都歴史文化財団 江戸東京たてもの園
観覧料金  入園料でご覧になれます。
      一般 400円、65歳以上 200円、大学生(専修・各種含む)320円
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小出邸は、1925年(大正14)小出収とその妻・琴の隠居所として、現在の東京都文京区西片に建設された木造 2 階建の住宅です。
屋根の造形や応接間の色彩が目を引くこの建物は、堀口捨己(ほりぐち すてみ 1895−1984)がはじめて手掛けた住宅です。
堀口は、1920年(大正9)に結成さ れた、日本初の近代建築運動である「分離派建築会」を主導し、建築における芸術的側面や美意識の重要性を問いかけ、生涯にわたりそれを追求した、近代日本を代表する建築家の一人です。

江戸東京たてもの園では、堀口の実質的なデビュー作である小出邸の歴史的価値に着目し、1997年(平成9)に移築、創建当初の様子に復したうえで、1998年(平成10)より公開・保存してきました。そして、2019年(平成31)3月、「日本的モダニズム建築の萌芽がみられる作品として貴重である」とその価値が認められ、東京都の有形文化財(建造物)に指定されました。
本展では、1920年代に堀口捨己が求めた造形と色彩に注目し、初期の堀口の主な活動や作品を紹介します。また、それらを通して小出邸の魅力をみつめなおし、堀口の創作の原点に迫ります。

[ 詳細: 江戸東京たてもの園 ]