【展覧会】ギンザ・グラフィック・ギャラリー|第377回企画展 動きの中の思索 ― カール・ゲルストナ ー|2019年11月28日[木]-2020年01月18日

20191113140652_00003 20191113140652_00004ギンザ・グラフィック・ギャラリー第377回企画展
動きの中の思索 ― カール・ゲルストナ ー
会  期  2019年11月28日[木]-2020年01月18日[土]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
      104-0061  東京都中央区銀座7-7-2   D N P 銀座ビル 1 F / B 1 F
      TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
開館時間  11:00 am-7:00 pm
休  館  日曜・祝日・12月27日[金]-1月6日[月]/入場無料
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー(g g g)の11月は、スイスを代表するグラフィックデザイナー、カール・ゲルストナーの日本初となる個展を開催いたします。
1965年、日本のデザイン胎動期に、若手デザイナー11名による展覧会「ペルソナ」が松屋銀座で開催されました。永井一正、田中一光、福田繁雄、横尾忠則他、当時 30 歳前後の若さで活躍していたグラフィックデザイナーたちの仕事を紹介し、1週間の会期中 35,000 人もの入場者がありましたが、この展覧会に招聘された海外ゲスト 4 名のうちの一人がカール・ゲルストナーでした。

本展では、その伝説的な展覧会から半世紀を経た今、改めてこの人物の業績に焦点をあて、ゲルストナーとは一体何者であったのか、豊富な作品や資料を通して紐解いてみたいと思います。
今現在も古びることのない洗練された広告デザイン 25 点、傑作ポスター 9 点をはじめ、C I 構築のプロセスや、1964 年にゲルストナーが上梓した『デザイ二ング・プログラム』の全貌をご紹介いたします。また、氏がデザインと並行して取り組んだアート作品にも着目し、デザイナー、そしてアーティストとしてのゲルストナーの思考に迫ります。

[ 詳細: ギンザ・グラフィック・ギャラリー   g g g ]

カール・ゲルストナー (1930 – 2017 / スイス・バーゼル)

1945年から1948年にかけて、フリッツ・ビューラー・スタジオにて見習いとして研鑚を積むかたわら、アルゲマイネ・ゲヴェルベシューレ・バーゼル(バーゼル工芸学校)でエミール・ルーダーとアルミン・ホフマンに師事。
1949年、マックス・シュミットの求めに応じて医薬品メーカー、ガイギー社の著名なデザインチームの一員となり、そこでコピーライター兼編集者のマルクス・クッターと出会う。1959年に彼らは広告代理店ゲルストナー+クッターを設立。1963年、建築家パウル・グレディンガーを迎え、社名をGGK (ゲルストナー グレディンガー クッター)と改め、ヨーロッパ有数の成功を収めるが、1970年、ゲルストナーはアートと厳選されたデザインプロジェクトに専念するため、同社を離れる。
カール・ゲルストナーは、スイスのタイポグラフィとグラフィックデザインに大きな影響を与えた。また、アーティストとして体系的な色彩とフォルムの言語を構築し、芸術と日常生活の関連づけと、環境の機能的かつ美的なデザインを訴え続けた。
[ https://karlgerstner.ch/ ]