【会員情報】紙のことならなんでもこい|原 啓志さん カレンダー|咲いた - Bloomed 2020 Calendar

20191217154727_00012 - コピー20191217154727_0001320191217154727_00014【 原  啓志さん   一筆箋 】
2020年のカレンダーをお届けします。
2019年一年間お世話になりました。その感謝と「2020年も宜しくお願いいたします」のご挨拶に
代えさせて頂きます。
綴じ糸をオリンピックの年に合わせて赤色にして、ガンバレニッポン。
会話の中に植物を愛する気持ちを感じ、そこに咲く季節の花々をスケッチして歩いた道、庭。
開いた一枚目の頁に、2019年12月の暦と、春の始まりに咲く縁起の良いマンサクを配し、健康にも
良いとされる柚子の香りに立ってと願った表紙です。
2020年が皆様にとって佳い年でありますよう、お祈りいたします。
2019年師走   原 啓志
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【 原 啓志 はら-ひろし さん プロフィール 】
・ 1949年  佐賀県生まれ 幼少時より東京北区で育ち、王子の「紙の博物館」が遊び場だった
・ 1973年  東京農工大学卒業  三島製紙株式会社入社
・ 1984年  農学博士(東京大学)
・ 2008年  日本製紙グループの事業再編に伴い、三島製紙株式会社が日本製紙パピリア株式会社となる
・ 2013年  日本製紙パピリア株式会社常務取締役を退任
・ 2014年  高知県製紙工業会紙産業特別技術支援員(2017年3月契約終了)

この間、三島製紙株式会社・日本製紙パピリア株式会社の、開発室長兼開発研究所所長、吹田工場長、原田工場長、本社技術開発本部長、高知工場長を歴任。
1981年と1989年に紙パルプ技術協会賞受賞。
和紙、非木材繊維、パルプ、紙の表面性、吸液挙動等の研究、シガレットペーパー、情報記録用紙、薄葉印刷用紙、ケナフ紙などの特殊印刷用紙、透き入れ紙、特殊紙の開発を手がけるほか、ISO 9000 シリーズ、PL 法対策にも関与。
紙や特殊紙の講演、執筆も多数。
ヨーロッパの手漉き紙に日本の山野草や小動物などを描いた個展を開く。
洋風の食材をモチーフにしたイラストとデザインで、1997全国カレンダー展日本印刷産業連合会会長賞を受賞など趣味も多い。
著書 : 『紙のおはなし』(日本規格協会)、『印刷用紙とのつきあい方』(印刷学会出版部)
共著 : 「最新加エガイド」、「特殊機能紙」、「現代デザイン事典」、「おもしろい繊維のはなし」、「紙パルプ技術便覧」、「紙パルプ事典」ほか

kazari-upper{ 新宿餘談 }
師走とはいいながら、あまりに時の経つのがはやくて驚きます。
原啓志さんを講師にお迎えして{朗文堂 ちいさな勉強会 紙}を開催したのは、てっきりことしの前半のことかと思っていたら、2018年4月-9月のことでした。あのあつい勉強会から、はやくも一年余のときが経ったのですね。
また長期「リニューアル休館」に入っていた紙の博物館は、久しぶりに2020年3月から企画展を再開し、2020年6月には創立70周年を迎えます。来春のたのしみのひとつです。

そんな慌ただしい世相をよそに、原 啓志さんはいつもの優しいタッチの水彩画で、 A 3 判 4 枚 二つ折りのカレンダーを製作。ご恵送たまわりました。
できたら艸花(ひとにより雑艸ともいう)でいっぱいの「空中花壇」に掲出したいほどのものですが、それでは風雨にさらされますので、枕元に飾って一年をともにしたいと存じます。なつかしい勉強会の記録と共にご紹介いたします。

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