【展覧会】たばこと塩の博物館|特別展「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」|2月29日-4月12日

たば塩

たばこと塩の博物館
特別展 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」
期  間  2020年2月29日[土]-4月12日[日]
      * 本展は前期と後期で大幅な展示替えをします。
      前期:2月29日[土]-3月22日[日]
      後期:3月24日[火]-4月12日[日]
主  催  たばこと塩の博物館
会  場  たばこと塩の博物館 2 階特別展示室
開館時間  午前10時-午後6時(入館は午後5時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
入  館  料  一般・大学生 100円、小・中・高校生 50円
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江戸の人々が大川とも呼んだ隅田川は、名所や盛り場が点在する江戸のシンボル的な存在でした。
その周辺には、歌川国貞(三代歌川豊国)や歌川国芳といった浮世絵師たちが居住し、花の名所、役者の別荘や豪華な造りの料亭がありました。粋に着飾る芸者なども見られ、文字通り “ 絵になる ” 地域でした。特に19世紀前半の浮世絵には、風景画のみならず、美人画や役者絵の背景やコマ絵にも、隅田川沿いの風景を数多く見つけることができます。

しかし天保期(1830-44)末、徹底した奢侈禁令を掲げる天保改革が始まると、衣類や装飾品、料亭、別荘、そして浮世絵そのものも取締りの対象とされてしまいます。遊女や役者の似顔を禁じられた浮世絵は、無難なテーマである古典や俗説、教訓になぞらえた美人画揃物を出す方向へと大きく変化していきます。
本展では、第1部にて浮世絵に描かれた隅田川の景観とその流域を取り上げ、第2部では、天保改革後の浮世絵界を担った三代豊国と国芳の美人画揃物を中心に、絵師にとって難しい時代ならではの機知にあふれる作品を紹介します。

〈臨時休館延長のお知らせ〉
新型コロナウイルス感染予防のため3月5日(木)から3月16日(月)まで臨時休館としておりましたが、3月17日(火)以降も当面は臨時休館を延長させていただくこととなりました。
今後の予定につきましては、公式ツイッター、本サイトなどで改めてお知らせします。
お客様には大変なご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
[ 詳細: たばこと塩の博物館