【公演】長崎歴史文化博物館|第28回 長崎奉行所 新内寄席 長崎枝幸会発表会|3月8日|長崎ぶらぶら節はいかがでしょう

長崎歴博

長崎歴史文化博物館
第28回 長崎奉行所 新内寄席
長崎枝幸会発表会
日  時  2020年3月8日[日] 13:30-16:00(開場 13:00)
会  場  長崎歴史文化博物館 1階ホール
観  覧  料  1,000円(友の会800円)

[ 詳細 : 長崎歴史文化博物館 ]

◉ 長崎歴史博物館 プレスリリース No.37  2020年2月27日
長崎歴史文化博物館では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、第28回新内寄席 長崎枝幸会発表会イベントを中止いたします。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
このほかのイベント・講座につきましても現在調整中ですが、中止・延期の可能性があります。
振り替え公演など今後のスケジュールにつきましては、決定次第改めてご案内いたします。

kazari-downnerしんない‐ぶし 【新内節】
浄瑠璃の流派の一。俗に「新内」とも。延享2年(1745)宮古路加賀太夫が豊後ーぶんご-節から脱退、富士松薩摩ーふじまつさつま-を名のったのが遠祖。この富士松から出た鶴賀若狭掾-つるがわかさのじょう-は鶴賀節を立てたが、文化年間(1804ー1818)に二世鶴賀新内が人気を博して以来、新内節というようになった。早くから劇場を離れ、座敷浄瑠璃として発展した。

しんない ‐ ながし 【新内流し】
二人一組で、二挺-にちょう-の三味線を弾き合 わせながら街頭を練り歩き、客の求めに応じて新内節を語って聞かせるもの。また、その芸人。

長崎ぶらぶら節
長崎には、京の島原、江戸の吉原と並び称された丸山遊廓があった。ふるくは廓内を新内流しが練り歩き、遊客から声がかかれば座敷にあがって新内節を演じたのであろう。

今回の演目にもある「長崎ぶらぶら節」は、なかにし礼『長崎ぶらぶら節』(文藝春秋)ですっかり著名となったが、老いた芸妓:愛八と古賀十二郎の掛け合いで、テンポ良く物語がしるされている。また愛八を吉永小百合、古賀十二郎を渡哲也が主演して映画にもなった。

この物語には松森ーまつのもりー神社脇にあった料亭:千秋亭(のち伊藤博聞が提唱して 富貴楼 と改称-平成26年6月閉店)も登場する。
古賀十二郎 は郷土史家で 長崎史談会を組織した人物である。また印刷史にも関心をむけて、長崎でも忘れられがちであった人物として、
本木昌造を『贈従五位本木昌造先生略伝』(贈従五位本木昌造先生頌徳会 1934)としてのこしている。以下 YouTube 動画で紹介する。

【 YouTube なかにし礼「長崎ぶらぶら節」ながさきがんばらんばチャンネル 2:02 】

【 YouTube 長崎ぶらぶら節 愛八 歌 長崎県民謡-日本民謡 レコード 3:10 】