【展覧会】渋谷区立 松濤美術館|舟越 桂 私の中にある泉|’ 20年12月5日-’ 21年1月31日

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渋谷区立 松濤美術館
舟越 桂 私の中にある泉
会  期  2020年12月5日[土]-2021年1月31日[日]
入  館  料  一般 500円、大学生 400円、高校生・60歳以上 250円、小中学生 100円
休  館  日  月曜日(ただし1/11は開館)、12/29[火]-1/3[日]、1/12[火]
特別協力  西村画廊
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現代日本を代表する彫刻家、舟越桂(1951 – )は、東京藝術大学大学院在学中に函館のトラピスト修道院から聖母子像制作の依頼を受けたことを契機に、本格的に木彫での人物像の制作を開始しました。1980年代にはじまる楠の木彫彩色の人物像は、1990年代前後から異形化が試みられるようになり、新たな表現領域が切り拓かれていきました。

舟越は、一貫して人間の姿を表すことにこだわり、「自分の中の水の底に潜ってみるしかない」と、創造にあたってまず自分自身と向き合う姿勢をとり続けてきました。その背後には「ある個人を特定して語っていく事、それが普遍的に人間について語る事になっていく」という思いがあり、また創作の源となる作者の内面は、ひそかに外につながる水脈を保つ地底湖のように、社会的あるいは個人的な様々な事象を受けとめ揺らぎ続けてもいるのです。

本展ではこの作家の心のありようを、「私の中にある泉」と呼びます。そして、1980年代から今日までの代表的な彫刻作品にくわえ、ドローイング、版画、何かを思うたびに書き留められるメモ、自作のおもちゃや小物などをつぶさに見ていくことで、作品が生み出される作家自身の内なる源泉の姿そのものを探ります。

※ 感染症「COVID – 19」対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 渋谷区立 松濤美術館