【展覧会】書道博物館|東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画|特別展 没後700年 趙孟頫とその時代 ― 復古と伝承|’22年1月4日-2月27日

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書道博物館
東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画
特別展 没後700年 趙孟頫とその時代 ― 復古と伝承 ―
会  期  令和4年1月4日[火]-2月27日[日]
      * 期間中、下記の日程で展示替えを行います。
      前 期:1月4日[火]-30日[日]  後 期:2月1日[火]-27日[日]
入  館  料  一 般 500円、小、中、高校生 250円
開館時間  午前9時30分-午後4時30分(入館は午後4時まで)
休  館  日  月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)、12月29日-1月3日
所  在  地  110-0003  台東区根岸 2 丁目 10 番 4 号 電 話  03-3872-2645
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2022年は、中国書画史に燦然と輝く巨星、趙孟頫(ちょうもうふ、字 – あざな:子昂 すごう、1254-1322)の没後700年にあたります。
趙孟頫は、南宋(1127-1279年)時代の末期に、宋の太祖:趙匡胤 の 11 代目の子孫として浙江省呉興-ごこう-に生まれましたが、26 歳で故国の滅亡に遭遇しました。33 歳でモンゴル人が統治する元王朝に仕えて要職を歴任し、その名声は内外にとどろき、最晩年には従一品の高官に任ぜられました。
しかし、宋の宗室・趙家の一員でありながら、異民族王朝の元に仕えたために、非難も受け、高位を授けられましたが閑職でした。趙孟頫はそんな複雑な境遇と忸怩たる想いから、全精力を翰墨-かんぼく-に注ぐことで、書画史に偉大な業績を打ち立て、漢民族の伝統文化の素晴らしさを世に知らしめました。

書画においては、王羲之を主とする晋唐-しんとう-の書法と、唐宋の画法を規範として、復古主義を唱導し、文人の新たな在り方を示しました。その作品は、元朝末期の四大家や、明清時代の諸家にも大きな影響を与え、日本でも早くから趙孟頫の書画が尊ばれてきました。趙孟頫の出現によって、書画の歴史は大きな変化を遂げたのです。
連携企画第19弾にあたる本展では、趙孟頫をはじめとする元時代の書画に焦点をあて、その魅力と後世における受容を紹介します。両館の展示を通して、趙孟頫の世界をお楽しみください。

趙孟頫図録

図 録
『没後700年 趙孟頫とその時代 ― 復古と伝承 ―』
編  集:台東区立書道博物館
編集協力:東京国立博物館
発  行:公益財団法人 台東区芸術文化財団
定  価:1,200円(税込)
* ミュージアムショップにて販売中。

 

 

 

* 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
* 国立博物館での展示紹介は、両館での混同を避けるため{NOTES ON TYPOGRAPHY}にて 別途紹介 します。
[ 詳細 : 書道博物館