【展覧会】樂美術館|樂歴代 特別展  茶碗が紡ぐ ものがたり|’22年4月29日-8月21日

樂美術館

樂美術館
樂歴代 特別展 
茶碗が紡ぐ ものがたり
会  期  2022年4月29日[金・祝]-8月21日[日]
会  場  公益財団法人 樂美術館 
      602-0923 京都市上京区油小路通一条下る TEL:075-414-0304
休  館  日  月曜日(但し 祝日は開館)
時  間  10:00-16:30 (入館は16時まで)
      * 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開館時間を変更する場合がございます。
料  金  一 般 1,100円、 大学生 900円、 高校生 500円、 中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無料
      * 入館に際してご予約は必要ございません。
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ヒトそれぞれの人生があるように、モノにもそれぞれの生きた道があります。
現存する道具を見てみても、様々な人との出会いがあり、大切にされ、それぞれの歩み方で、今に至ります。
例えば、樂茶碗の “ものがたり”。
いったいどんな道を辿ってあなたの前へやってきたのでしょう。
織田信長や豊臣秀吉が生きた安土桃山時代まで遡ります。
その時代の中、千利休と樂家初代長次郎が出会うことにより物語は始まります。
唐物や高麗物中心だった茶碗の中、新たな和物茶碗をと、樂茶碗は生み出されました
利休から少庵、そして宗旦と続き、現在の三千家と繋がっていきます。樂家もまた、三千家のお家元と共に、歩んでいくこととなります。
始まりの“ものがたり”から、現在に至るまで約450年。
1つ1つの茶碗にも “ものがたり” があります。
なにもお茶碗に添うエピソードというのは、格式高く大層なものばかりではありません。
人の手によって生まれた時から、その時代、その場所にいる人々が暮らしの中でお茶を飲み、人が繋がっていくことで、それぞれのお茶碗に“ものがたり”が積み重なっていくのです。
数百年も昔の出来事でさえ、目の前のお茶碗が紡いで見せてくれることがあります。
本展では、茶碗が長い時間の中、様々な出会いを経て紡がれて来た “ものがたり” に焦点を当て、樂歴代の作品の数々を展観します。人から人へと大切にされてきた道具への想いも感じて頂ければ幸いです。

[ 詳細 : 樂美術館