【展覧会】静岡県立美術館|絶景考 第Ⅰ部|’22年7月20日-9月19日

静岡絶景01静岡県立美術館
絶景考 第Ⅰ部
開催期間  2022年7月20日[水]-9月19日[月・祝]
開館時間  10:00-17:30(展示室の入室は 17:00まで)
休  館  日  毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館)
観  覧  料  当日券一般:300円/70歳以上・大学生以下:無 料
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2014年、「絶景」は流行語大賞にノミネートされ、2017年には「インスタ映え」が大賞を獲得。美しい風景を求めて各地へ出かけることがブームになった矢先、新型コロナウイルス感染症の流行や国際社会の緊張などが続き、「絶景」を巡る旅はかつてほど自由に楽しめなくなっています。本展は、そうした現状をふまえつつ、「絶景」をキーワードに西洋の風景画をあらためてご覧いただくものです。

第Ⅰ部では、17世紀から19世紀中頃までに描かれた当館を代表する西洋風景画をご紹介します。「絶景」はしばしば「絵のような」と評されることがありますが、古今、画家たちが「絵になる」と捉えた眺めは、今日われわれが「絶景」と聞いて思い浮かべる光景と必ずしも一致していません。母国オランダの街々を抑制された色調で描いたヤン・ファン・ホイエン、どこでもない理想の風景を統一的な光の効果でまとめ上げたクロード・ロラン、ごつごつした岩山や嵐を予感させる空模様で自然への畏怖を抱かせるサルヴァトール・ローザなど、各時代の画家たちが「絵にするにふさわしい」と描き残した風景をたどりながら、「絶景」とは何かを考えてみたいと思います。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 静岡県立美術館