【展覧会】春日井市道風記念館|館蔵品展 俳句の書表現|’22年11月23日-’23年1月29日|終了

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春日井市道風記念館
館蔵品展 俳句の書表現
開催期間  2022年(令和4年)11月23日[水・祝]- 2023年(令和5年)1月29日[日]
休  館  日  月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日-1月3日)、
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観  覧  料  一 般 100円、高校・大学生 50円、中学生以下 無 料
開催場所  道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
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俳句は、長句(五・七・五)と、短句(七・七)とを、複数人で交互に詠み進めて一つの歌をつくる 連歌 に端を発しています。連歌は時代とともにいくつかの形式ができ発展していきますが、やがてその中から身近でありふれた、こっけい味を主とした俳諧の連歌が生まれました。そして、俳諧の連歌のうち発句が独立してできたのが、今でいう俳句です。

俳句は短歌とともに日本の短詩型文学の二大潮流をなし、書作品の題材としてよく用いられます。今回は道風記念館の所蔵品の中から俳人自筆の作品や、書家が俳人の句を借りて書いた作品を展示します。
世界で最も短い詩の形式をもつ俳句は、その言葉の短さゆえに読者の想像をかきたてます。短い言葉に込められた思いを感じ取るとともに、その俳句の書表現をお楽しみください。

◉ 展示品の作者
村上 鬼城  中村 春堂  河東碧梧桐  高浜 虚子  藤岡 保子
佐藤 春夫  水原秋桜子  平尾 花笠  田中 塊堂  中村 汀女
大澤 竹胎  山口 誓子  植村 和堂  金子 鷗亭  天野 琴香
池内 艸舟  吉田 三真  坪井 正庵  座馬 井邨  金子 聴松
山田 勝香  鹿島 紫龍  山田 春瑶  村上 翠亭  高木 大宇
安藤 滴水  船本 芳雲  武内 幽華  加藤  裕

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愛知県春日井市には、古くから 小野道風(おの の みちかぜ / とうふう  894-966)の誕生伝説があります。南北朝時代に記されたと思われる書の奥義書『麒麟抄』を最古とし、『塩尻』(天野信景著)など、いくつかの資料にみられます。文化12年に尾張藩の学者、秦鼎の撰文によって建てられた小野朝臣遺跡碑によると、18世紀末には、この土地で道風生誕が信じられ、顕彰活動がおこなわれていたことが知られます。
春日井市では、書聖小野道風の偉業をたたえ、末永く後世に伝えたいと、昭和56年11月1日、道風誕生の地と伝えられ、小野朝臣遺跡碑の建つ松河戸町に春日井市道風記念館を開館しました。全国的にも数少ない書専門の美術館として、また書道史の研究施設として、書道文化の一層の向上発展に貢献することを目的とした事業を展開しています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館