東京国立近代美術館
企画展 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ
会 期 2023年10月6日[金]- 12月3日[日] * 会期中一部展示替えがあります。
会 場 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休 館 日 月曜日 (祝休日は開館し翌平日休館)
開館時間 10:00 - 17:00(金曜・土曜は 10:00-20:00) * 入館は閉館30分前まで
観 覧 料 一 般 1,800円、 大学生 1,200円、 高校生 700円
* 前売り券、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
* 当日券窓口購入は混雑を予想。事前チケット購入が推奨されています。
特別協力 棟方志功記念館共同企画
主 催 東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
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「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功(1903-1975)。一心不乱に版木に向かう棟方の姿は、多くの人々の記憶に刻み込まれています。棟方が居住し、あるいは創作の拠点とした青森、東京、富山の三つの地域は、それぞれに芸術家としての棟方の形成に大きな影響を与えました。
棟方の生誕120年を記念し、各地域の美術館(富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館)が協力して開催する本展では、棟方と各地域の関わりを軸に、板画、倭画、油彩画といった様々な領域を横断しながら、本の装丁や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演にいたるまで、時代特有の「メディア」を縦横無尽に駆け抜けた棟方の多岐にわたる活動を紹介し、棟方志功とはいかなる芸術家であったのかを再考します。
< 見どころ >
◆ 国際展受賞作から書、本の装画、商業デザイン、壁画までー「世界のムナカタ」の全容を紹介
代表的な板画作品はもちろん、最初期の油画や生涯にわたって取り組み続けた倭画に加え、高い人気を博した本の装幀や、長く大衆に愛された包装紙の図案など、優れたデザイナーとしての一面も取り上げ、棟方芸術の全貌に迫ります。
◆ 青森ー東京ー富山、棟方の暮らした土地をたどる、初の大回顧展
生誕120年という節目をとらえ、棟方志功が芸術家として大成していく過程のなかで大きな影響を与えた土地である三つの地域―故郷・青森、芸術活動の中心地・東京、疎開先・富山―を、最大規模の回顧展として巡回します。
◆ 棟方畢生の超大作、久々の公開
縦3メートルの巨大な屏風《幾利壽當頌耶蘇十二使徒屏風》(五島美術館蔵)を約60年ぶりに展示、また、ほとんど寺外で公開されることのなかった倭画の名作《華厳松》(躅飛山光徳寺蔵)は通常非公開の裏面とあわせて展示します。
★〔 活版アラカルト掲載図版のほとんどは、画面をクリック・タップすると拡大表示されます 〕★
< 棟方志功略歴 >
1903年 9月5日、青森市大町一丁目一番地に生まれる。
1924年 油画家を志し、帝展入選を目指して上京。
1926年 帝展落選が続くなか、川上澄生の《初夏の風》を見て版画に目覚める。
1928年 油画《雑園》で帝展初入選。
1932年 日本浪曼派の文士たちとの交流が始まる。国画会奨学賞を受賞。版画に道を定める。
1936年 国画会展に出品した《瓔珞譜・大和し美し版画巻》が縁となり柳宗悦ら民藝運動の人々との知遇を得る。
1939年 《二菩薩釈迦十大弟子》制作。翌年の国画会展で佐分賞受賞。
1945年 富山県西砺波郡石黒村法林寺に疎開。5月の空襲で東京の自邸と戦前の作品や版木のほとんどを焼失。
1951年 11月末、東京都杉並区に転居。
1955年 第3回サンパウロ・ビエンナーレ版画部門最高賞受賞。
1956年 第28回ヴェネチア・ビエンナーレ国際版画大賞受賞。
1959年 ロックフェラー財団とジャパン・ソサエティの招きで初渡米、 滞在中の夏、約1か月かけて欧州を巡る。
1961年 青森県新庁舎の壁画《花矢の柵》など公共施設への大作提供が増える。
1970年 文化勲章受章。文化功労者となる。
1975年 9月13日、死去。青森市に棟方志功記念館開館。
※ 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入が推奨されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館 本展特設サイト ]
[ 参 考 : YouTube 〔棟方志功記念館〕夏の展示「模様化の魅力 ― 大自然・縄文 ―」前編 ’22年6-9月 7:21 ]
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