【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|飯嶋桃代展「Sphinx - 人間の台座」 IIJIMA Momoyo|’24年2月5日-2月24日|終了

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ギャルリー東京ユマニテ
飯嶋桃代展「Sphinx - 人間の台座」
IIJIMA Momoyo
2024年2月5日[月]- 2月24日[土]
   会 場 ギャルリー東京ユマニテ
   〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
   Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
   humanite☆js8.so-net.ne.jp
   開廊時間 10:30-18:30(日曜、祝日休廊)
   *1F、B1F同時開催(B1Fのみ2月17日[土]まで)
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ギャルリー東京ユマニテでは3年ぶりとなる飯嶋桃代の新作展を開催いたします。飯嶋は1982年神奈川県生まれ。2011年女子美術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了。古着やボタン、食器、鏡などの日用品を用い、白いパラフィンワックスに封じこめて切り出した立体作品や、展示空間を覆いつくす大掛かりなインスタレーションを発表、社会と個人、個人と家族といった関係性をテーマに制作してきました。
飯嶋は近年、疾患と治癒をテーマとし、2019年の個展では「因幡の白兎」に登場する皮を剥がれた兎がやがて兎神へと変化する過程を通過儀礼と捉え、オブジェや映像によるインスタレーションを発表しました。2021年の個展では「伊予国風土記」に記された道後温泉で神が身体を癒したという神話を手がかりに、病から回復していく空間としてのインスタレーションを彫刻や音楽、振り子による物理現象などを用いて展開しました。
民俗学や神話に興味を持つ飯嶋が今回のテーマに選んだスフィンクスは、ギリシャ神話では女性の頭にライオンの身体と鷲の翼を持つ怪物とされています。このスフィンクスは通行人に謎をかけ、解けないものを食い殺していましたが、オイディプスが謎を解くと岩の台座から飛び降り谷底へ身を投げて死んだといいます。飯嶋はスフィンクスの台座という視点からこの謎かけを掘り下げ、陶製の頭蓋骨を蝋で鋳込み台座の形に切り出した立体作品を中心としたインスタレーションを発表いたします。地下会場(2月17日まで)にもペインティングと立体作品を展示いたしますので、ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。

〈作家コメント〉
“スフィンクスの謎かけ” をテーマに立体作品を中心としたインスタレーション。
朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足になるものなんだ? この有名な謎かけの答えは確かに「人間」である。わたしはすでに知っている答えをもう一度問い直すように制作を行った。
スフィンクスは絵画はもとより彫刻作品も多くの作家によって創作されてきたが、わたしはスフィンクス像のための台座を作ることにした。
それは「人間」という答えを据える台座となるだろうか。
>> 飯嶋桃代 略歴 

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]