和歌山県立博物館
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年記念特別展
聖地巡礼 ―熊野と高野―
第Ⅱ期 神仏・祖師の住まう山 ―高野山上・山麓の宗教文化―
会 期 2024年8月3日[土]- 9月29日[日]
前 期:2024年8月 3 日[土]- 8月25日[日]
後 期:2024年8月31日[土]- 9月29日[日]
* 前期・後期で大幅な展示替えをおこないます。
* 8月27日[火]30日[金]は展示替え。「きのくにの歩み」のみご観覧可能です
会 場 和歌山県立博物館 1階企画展示室
〠 640-8137 和歌山市吹上1-4-14
TEL:073-436-8670 FAX:073-436-6643
開館時間 9:30 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休 館 日 月曜日(ただし8月12日[月・祝]、9月16日[月・祝]、23日[月・祝]は開館し、
各翌日の8月13日[火]、9月17日[火]、24日[火]は休館。
観 覧 料 一般:520円、大学生:310円
* 高校生以下・65歳以上・障害者手帳の交付を受けている方は無料。
* チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主 催 和歌山県立博物館
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真言密教の聖地、高野山。仏教の道場であると同時に、地主神 (じぬしがみ) の丹生明神 (にうみょうじん) を祀り、神仏が融合して信仰を織りなす山といえます。また祖師・弘法大師空海がいまも永遠の瞑想を続けているという、祖師の住まう聖域でもあるのです。
第Ⅱ期の展示では、高野山周辺の貴重な文化財をとおして、今日も大切に受け継がれる、高野山上と山麓の豊かな宗教文化を紹介します。
本展は、前期と後期で大幅な展示替えをおこないます。前期の展示資料は全54点(重要文化財16点、和歌山県指定文化財6点、紀美野町指定文化財1点、九度山町指定文化財1点)、後期は全55点(重要文化財3点、重要文化財(附) 1点、和歌山県指定文化財10点、紀美野町指定文化財1点、かつらぎ町指定文化財8点、九度山町指定文化財・有形民俗文化財4点)。前後期の展示資料点数は全108点です。
<みどころ>
◆ 前期のみどころ1 高野山の祖師と神々
高野山は、弘法大師空海が弘仁7年(816)に開いた、真言密教の道場です。
弘法大師像・四社明神像は、祖師である弘法大師と、地主神 (じぬしがみ) の丹生明神 (にうみょうじん) をはじめとする四社の祭神とを、対であらわしています。弘法大師像の上下に描かれるのは高野山の景観です。下が高野山の中心となる壇上伽藍 (だんじょうがらん)、上は弘法大師が今も永遠の瞑想を続けているという奥之院、この二つの場所が、高野山の二大聖域です。
◆ 前期のみどころ2 高野山の名宝が県博に!
弘法大師空海は、中国の唐に留学して真言密教を学び、その教えを日本にもたらしました。本展では、高野山の名宝を展示いたします。
◆ 前期のみどころ3 丹生都比売神社 (にうつひめじんじゃ) の営み
高野山開創にあたり、空海は丹生明神と高野明神 (こうやみょうじん) を山上の伽藍に勧請しました。丹生明神の本社は、山麓の丹生都比売神社です。
丹生都比売神社の営みは高野山と常に深く関わっており、さまざまな資料からその様子がうかがわれます。
◆ みどころ4 常設展も衣替え!コーナー展示「弘法大師と高野山の開創」開催
この特別展の前期期間中、常設展示室「空海と高野山」・「熊野詣」のコーナーにおいて、弘法大師空海や高野山に関わる資料12件23点を展示します。熊野三山のうち、唯一今もなお神仏習合の景観を留めている那智山(熊野那智大社と青岸渡寺)。そして、その信仰の象徴・源泉とも見られる那智の大瀧。熊野那智山に顕れた神仏、そこで執り行われる祭礼、信仰を広めた御師などの活動などを通じて、熊野信仰の成り立ちと広がりについて紹介します。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 和歌山県立博物館 ]