カテゴリー別アーカイブ: 展覧会情報

【展覧会】国立工芸館|企画展 卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展|’24年3月19日-6月2日|開幕壹箇月再紹介

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国立工芸館
企画展 
卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展
会  期  2024年3月19日[火]- 6月2日[日]
会  場  国立工芸館
      〠 920-0963 石川県金沢市出羽町3-2 TEL. 050-5541-8600
休  館  日  月曜日(ただし4月1日、8日、29日、5月6日は開館)、5月7日
開館時間  午前9時30分 - 午後5時30分   * 入館時間は閉館30分前まで
観  覧  料  一 般 1,000円、大学生 600円、高校生以下および18歳未満は 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  国立工芸館、NHKエンタープライズ中部、北國新聞社
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日本を代表する陶芸家、鈴木藏(すずき おさむ 1934- )。荒川豊蔵(1894-1985)に続き二人目の「志野」における重要無形文化財保持者(人間国宝)です。
鈴木藏は岐阜県土岐市に生まれ、多治見市市之倉町の丸幸陶苑(まるこうとうえん)に勤務する父の助手として働く中で、本格的にやきものづくりの道へと進むことになります。
1966年31歳で独立し、薪窯でしか焼けないとされていた「志野」にガス窯で挑戦し、自然への畏敬の念を重んじ、伝統を大切にした中から独自の作陶スタイルを確立していきます。そして、作品を作るなら「新しくて、力強いもの」という姿勢を崩さず今日まで取り組んできました。

本展では、2024年の今年、卒寿を迎えるのを機に、初期から最新作までの作品を一堂に展示します。
古典を大切にしながらも、鈴木藏の美意識を映し出した独自性に富んだ作品を展示することで、鈴木藏の軌跡と “ 今 ” をご紹介します。

<展覧会の構成>
◉ 展覧会のポイント
鈴木 藏(すずき おさむ 1934- )

1994年、59歳で重要無形文化財「志野」の保持者に認定され、現役陶芸家として最長の人間国宝です。
「伝統ということについて、物をつくる側からいえば、革新しかありえない。つまり、革新の中から生まれたものが、伝統となっていく」 (鈴木藏氏の言葉から)
焼成による偶然を待つのではなく、確かな意志を持った中で「志野」を制作し、とくに造形に独自性を持つ作品をつくり出し、作陶に向き合い続けています。

「志野」とは

「志野は日本で生まれた独特の創作であり、日本人の感性、美意識といった最も基本的なすべてが凝縮されている。」(鈴木藏氏の言葉から)
「志野」は日本陶磁の歴史において初めての白いやきものであると共に、初めて筆を使って絵付を施したやきものです。16世紀後半の桃山時代にその多くが美濃*で焼成されました。
* 美濃とは、美濃焼を生産した岐阜県の南東部、東濃地方を指します。
[志野」の技法は追求され続け、長石釉(ちょうせきゆう)のみの「無地志野」、下絵付による鉄絵が施された「絵志野」、鉄化粧を掛けてその色合いの変化による「鼠志野」や「紅志野」、「赤志野」、二種類の土を混ぜ合わせた「練上(ねりあげ)志野」などがあります。
暖かみを感じる白色の釉薬に、焼成によって生まれるほのかな赤みの「緋色」と、「ゆず肌」と呼ばれる表面に現れるピンホールが見どころです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立工芸館

【イベント/展覧会】今治市伊藤豊雄建築ミュージアム|展覧会 大三島みんなの参道物語|’23年10月8日-’24年9月13日|ほぼ通年企画|中間報告

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展覧会 大三島みんなの参道物語
期  間  2023年10月8日- 2024年9月13日[金] 
会  場  今治市伊東豊雄建築ミュージアム
      794-1308 愛媛県今治市大三島町浦戸2418
      TEL 0897-74-7220 FAX 0897-74-7225
開館時間  9:00-17:00
休  館  日  月曜日(祝日の場合は原則翌日振替) * 年末(12/27-12/31)
観  覧  料  一 般 840円・団体(20名以上)670円、学 生 420円・団体(20名以上)340円
      * 65歳以上の方は団体料金を適用   * 高校生以下または18歳未満無料
      * 障がい者とその介助者1名は無料
主  催  今治市
助  成  公益財団法人朝日新聞文化財団
協  力  今治北高等学校大三島分校、大三島図書館、きつねのぼたん、旅館さわき、
      料理旅館 茶梅、参道夕涼み会にてインタビューにご協力いただいた皆様、他
ディレクター  伊東豊雄
プロジェクトメンバー  NPOこれからの建築を考える 伊東建築塾、
      神奈川大学 曽我部・吉岡研究室、関東学院大学 柳澤研究室
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大三島みんなの参道物語
しまなみ海道がまだ開通していなかった頃、宮浦港で船を降りて大山祇神社へと向かう人々で参道は押すな押すなの賑わいだった、と島の人から聞きます。ところが現在の参道は信じられない程寂れています。昼間でも神社の周辺を除けば観光客の姿を目にすることはほとんどなく、まして夜間人に出会うことは滅多にありません。しかし何と言っても大三島の中心は大山祇神社の参道と言えるでしょう。大三島の賑わいを取り戻すには参道の復活が不可欠です。
参道を元気にするにはどうすればよいでしょうか。これまでも検討して参りましたが、いまいちど私達は神奈川大学曽我部・吉岡研究室と関東学院大学柳澤研究室の協力を得てこのテーマに取り組み、さまざまな提案を「大三島みんなの参道物語」と題して展示することにしました。
提案の中心は2つあります。その第1は宮浦港周辺の整備です。宮浦港はかつて海から参道への玄関口でした。眺望も良く、すぐ近くには今治市役所の支所や大三島公民館と一体になった図書館もあります。これらのエリアをもっと街に開き、島民の人々が日々集まりたくなる場所にするにはどうすれば良いかを提案します。
第2の提案は参道の古民家の改修です。かつて薬舗だった鈴木邸は参道でも最初期に建てられたと言われ、その佇まいは美しいのですが、傷みも激しい。この家を調査して、いずれは学校帰りの子ども達が立ち寄って楽しく過ごせる居場所にしようと考えています。子どもたちで賑わえば、参道もきっと明るくなるでしょう。
その他、誰でも自由に自分の参道への想いを模型にして展示できるような試み、参道付近の人々へのショートインタビューの映像など参道の活性化を実現するための提案をしたいと思います。皆様のご意見をいただいて、一緒にこの参道物語を綴っていきましょう。
                                      伊東豊雄

伊東豊雄|プロフィール
伊東 豊雄 (いとう・とよお)
伊藤豊雄氏1941年生まれ。建築家。1965年東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」「みんなの森 ぎふメディアコスモス」「台中国家歌劇院」(台湾)など。日本建築学会賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー建築賞など受賞多数。
2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築を考える建築教育の場として様々な活動を行っている。また、自身のミュージアムが建つ愛媛県今治市大三島においては、塾生有志や地域の人々とともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいる。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加・ご観覧を。
[ 詳 細 : 今治市伊東豊雄建築ミュージアム ]

【展覧会】A4 ギャラリーエークワッド|ピート・アウドルフのナチュラリスティックガーデン ― いのちがめぐる庭―|’24年4月19日-7月11日|愈〻開幕に御座候

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ピート・アウドルフのナチュラリスティックガーデン ―いのちがめぐる庭―
会  期  2024年4月19日[金]- 7月11日[木]
開館時間  10:00 - 18:00(土曜、最終日は 17:00 まで)
      * 6月18日[火]は20:30まで夜間開館  
休  館  日  日曜・祝日、2024年4月27日[土]- 5月6日[月]
入  館  料  無 料
主  催  公益財団法人 竹中育英会
企画/共催   公益財団法人 ギャラリー エー クワッド
特別協力  ピート・アウドルフ・永村裕子
会  場  GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド) 
      〠 136-0075  東京都江東区新砂1-1-1  竹中工務店東京本店 1 F
      お問合せ ギャラリー エー クワッド事務局   TEL 03-6660-6011
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ピート・アウドルフは、ニューヨーク・ハイラインの植栽デザインや世界中のランドスケープデザインで知られるガーデンデザイナーです。その土地に自生する植物や、宿根草を中心とした精緻な庭づくりで、枯れた姿にも生命循環の美しさを見出す革新的なアイデアにより、世界的な評価を得ています。オランダの自庭でのインタビュー等を通して、四季折々の景色を魅せるアウドルフの庭を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 ギャラリー エー クワッド ]

【展覧会】島根県立美術館|企画展 畠山記念館名品展 ー松平不昧ゆかりの逸品と琳派ー|’24年4月19日-6月10日|愈〻開幕

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島根県立美術館
企画展 畠山記念館名品展 ー松平不昧ゆかりの逸品と琳派ー
会  期  2024年4月19日[金]- 6月10日[月]
休 館 日  火曜日(ただし4月30日は開館)
開館時間  ◉ 島根県立美術館は 宍道湖に照りはえる夕陽も「作品」です。
      10:00 - 日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
会  場  島根県立美術館
      〠 690-0049 島根県松江市袖師町1-5 TEL:0852-55-4700
観  覧  料  畠山展のみ 当日・個人
      一 般  1,300円、大学生 1,000円、 小中高生 500円
      畠山展+コレクション展  当日・個人  
      一 般  1,450円、大学生 1,100円、 小中高生 500円
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
学術協力  京都国立博物館
主  催  島根県立美術館、公益財団法人荏原畠山記念文化財団 畠山記念館、日本経済新聞社、
      TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、SPSしまねグループ  
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株式会社荏原製作所の創業者であり数寄者でもあった畠山一清(号:即翁)は、長年にわたり美術品を蒐集し畠山記念館を設立しました。本展では施設改築工事のため休館している畠山記念館の所蔵品の中から、茶の湯と琳派の名品、加えて松平不昧ゆかりの品を紹介します。中四国の地で初めて開催される展覧会です。

◉ 島根県立美術館は 宍道湖に照りはえる夕陽も「作品」です。島根県立美術館ウェブサイトの トップページ には「本日の日没時間」が表示され、サイト内には年間の日没時間一覧表があります。
※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 島根県立美術館
[ 参 考 : 山陰中央新報社 松江の茶の湯 大名茶人 松平不昧公

【展覧会】国立民族学博物館|特別展示 みんぱく創設50周年記念特別展|日本の仮面 ― 芸能と祭りの世界|’24年3月28日-6月11日|会期中盤再紹介

国立民族学博物館A 国立民族学博物館B

国立民族学博物館
特別展示 みんぱく創設50周年記念特別展
日本の仮面 ── 芸能と祭りの世界
会  期  2024年3月28日[木]- 6月11日[火]
会  場  国立民族学博物館 特別展示館
      〠 565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
      TEL: 06-6876-2151(代表) FAX : 06-6875-0401
開館時間  10:00 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  水曜日
観  覧  料  一 般 880円、 大学生 450円、 高校生以下 無料
      * 当日・個人・税込み料金を表示。本館展示もご覧になれます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協  力  雨宮坐日吉神社、硫黄島八朔太鼓踊り保存会、石井町教育委員会、
      公益財団法人千里文化財団、国立歴史民俗博物館、御霊神社、
      島根県立古代出雲歴史博物館、鳥取県立博物館、矢田山金剛山寺
主  催  国立民族学博物館
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国内各地では、仮面をつけた役が登場する芸能や祭りがおこなわれてきました。本展示では、仮面の役の登場が印象的な各地の芸能や祭りの様相を中心に、あわせて仮面の歴史、仮面と人間の関係などを紹介し、それらをつうじて仮面と人びとの多様なかかわりについて考えます。

< 関連イベント >
◉ みんばくゼミナール:日本の仮面/東南アジアの仮面
◉ みんぱくウィークエンド・サロン ── 研究者と話そう:特別展「日本の仮面」を巡って/八朔太鼓踊りとメンドン/中東イスラーム世界にも仮面芸能はあった、かもしれない……
◉ 研究公演:千本ゑんま堂大念佛狂言民博公演
◉ みんぱく映画会:島と人とメンドン

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上、ご参加ご観覧ください。
[ 詳 細 : 国立民族学博物館  みんぱく ご利用案内 観覧料などの申し込み ]
[ 関 連 : 国立民族学博物館 YouTube みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面 ── 芸能と祭りの世界」紹介映像 0:30 ]

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【イベント】国立民族学博物館|みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面―芸能と祭りの世界」関連|島と人とメンドン|’24年5月3日開催!

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国立民族学博物館
みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」関連
島と人とメンドン
開催日  2024年5月3日[金・祝]
時  間  13:30 - 16:30(開場13:00)
場  所  国立民族学博物館 みんぱくインテリジェントホール(講堂)
定  員  350名
参  加  費  要展示観覧券(一 般 580円、特別展をご覧になる場合は 一 般 880円)
      * イベント参加費は不要
申  込  事前申込制(先着順)
      * 予約状況はイベント予約サイトでご確認ください。
      * オンライン(ライブ配信)はありません。
主  催  国立民族学博物館
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十数年にわたる鹿児島県三島村硫黄島での調査の成果である作品を上映し、八朔太鼓踊りを支えてきた人びとを招いて、島の人びとにとっての八朔太鼓踊りやメンドンの意味について考えます。

❖ 上映作品 「島と人とメンドン」

九州の南、薩南諸島には古くから人びとが暮らす火山の島がある。この島の名は、薩摩硫黄島。現在は約 120名の島民が生活している。薩摩硫黄島には400年以上踊り継がれてきた「八朔太鼓踊り(はっさくたいこおどり)」があり、島では重要なハレの場となっている。祭りの期間中には、ユネスコ無形文化遺産に登録された「メンドン」が登場する。この作品は、 薩摩硫黄島における人の「営み」と「八朔太鼓踊り」を描いたドキュメンタリー映画である。
2024年 / 日本 / 日本語 / 120分 / 日本語字幕なし 【監督】 藤岡幹嗣

❖ プログラム
【司会】 福岡正太(国立民族学博物館教授)
13:30 監督による解説(藤岡幹嗣)
13:40 上映開始
15:40 休憩(15分間)
15:55 座談会
     岡幹嗣、徳田保、室之園晃徳、佐藤央隆、
     笹原亮二(国立民族学博物館教授/特別展実行委員長)
16:30 終了

❖ 参加申込について
事前申込制(先着順)での開催となります。代表者を含め2名まで申込可能です。
受付期間:2024年4月1日[月]10:00-4月30日[火]16:00
     * 定員になり次第受付終了
    * 解説時に手話通訳が必要な方は4月12日[金]までに申込、その旨をお知らせください。
❖ 申込方法
イベント予約サイトからの申込
イベント予約サイト 2024年4月1日[月]10:00-
電話での申込      2024年4月1日[月]10:00-
企画課博物館事業係イベント予約受付
Tel:06-6878-8210(土日祝を除く10:00-16:00)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立民族学博物館  島と人とメンドン特設ページ

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 清方えがく、華やぐ舞台 ~芝居絵を中心に~|’24年4月19日-5月22日

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 清方えがく、華やぐ舞台 ~芝居絵を中心に~ 
会  期  2024年4月19日[金]- 5月22日[水]
開館時間  午前9時00分 - 午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日(4月29日[月・祝]、5月6日[月・振]は開館)
会  場  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      tel. 0467-23-6405  fax. 0467-23-640
観  覧  料  一 般 450円、小・中学生 220円
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大の芝居好きだった鏑木清方は、その画業をとおして歌舞伎や新派に取材した作品を多く残しました。華やかな衣裳や踊り、役者の表情など、一瞬の美しさをとらえた作品からは、舞台の見どころを熟知する芝居好きならではの視点がうかがえます。
明治のはじめに芝居好きの両親のもとに生まれ、新富町や木挽町など劇場が軒を連ねる芝居町で幼少期を過ごした清方。後に挿絵画家となり、演芸雑誌へ挿絵やスケッチなどを寄せ、歌舞伎の合評に参加することもありました。歌舞伎座の近くに住んでいたころは、芝居の感激と興奮の熱が冷めないうちに家へ戻り、挿絵の版下絵を描いたといいます。清方にとり、芝居は最も楽しめる趣味であり、かつ魅力的な絵の題材でした。
本特別展では、「道成寺」や「野崎村」など、清方が好んだ演目に取材した芝居絵を、演芸雑誌に寄せた挿絵などとともにご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 

【展覧会/イベント】不忍画廊|特別企画展 ❝ 愛でる ❞ 100年後のアンティーク|’24年4月26日ー4月27日

4月不忍画廊

不忍画廊
特別企画展 愛でる 100年後のアンティーク
会  期   2024年4月26日[火]ー 4月27日[土]
会  場  不忍画廊
      〠 103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル 4F
開廊時間  12:00 - 18:00 / 最終日17:00まで
休  廊  日  日曜・月曜
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❝ 100年後も愛される芸術 ❞ をコンセプトにした特別企画展。
有名・無名問わず、いつも身近に置きたい魅力的なモノ達を8つのコーナーで展示します。

① 知られざるモダニスト ITARU TERADA Selection
② 生誕120年 長谷川潾二郎 小展示
③ 日本橋所縁の作家と作品 ─ 駒井哲郎・二代広重・木村荘八・南桂子
④ 画廊コレクション vs 現代作家秀作セレクション
⑤ 額縁無しで版画を “愛でる” ─ 世界に誇る日本の版画芸術
⑥ “無名の芸術” ─ 詳細不詳の絵画・オブジェ・器たち
➆ 読む・見る・知る芸術〈ART BOOK SALE〉
⑧ チャリティ入札会 ─ 巨匠&人気作家(全て3万円-)

不忍画廊 コレクション|COLLECTION ページは  こちら

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 不忍画廊  アクセス・問い合わせ

【演奏会】加藤訓子プロデュース|SREVE REICH PROJEECT KUNIKO PLAYS REICH II DRUMM LIVE|’24年6月-9月 三会場公演|予約・チケット販売開始

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加藤訓子プロデュース
SREVE REICH PROJEECT
  KUNIKO PLAYS REICH II
  DRUMM LIVE
◉ 2024年6月28日[金] 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール  
◉ 2024年8月25日[日] ロームシアター京都サウスホール
◉ 2024年9月13日[金]・ 14日[土]愛知県芸術劇場小ホール
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加藤訓子、待望のニューアルバム「kuniko plays reich II」4月26日、世界同時発売!
音楽ファン待望、世界的に活躍するパーカッショニスト加藤訓子の最新アルバム「kuniko plays reich II」( クニコプレイズライヒ 2 )が 4月26日、英リンレコーズより世界同時発売されます。
本作は、加藤訓子の卓越した演奏と表現力を存分に発揮した、スティーヴ・ライヒの名曲を集めたアルバムです。ライヒの60年-2000年代の楽曲を幅広くフィーチャーし、加藤訓子が厳選した四作品を収めました。収録曲は、ミーマルミュージックの最高傑作とされる「フォーオルガンズ」、初期フェイズシフティング技法の代表作である「ピアノフェイズ」その世界初ビブラフォンバージョン、日本を題材にした唯一の作品「ナゴヤ・マリンバ」、より旋律的な近年の代表作「マレット・カルテット」が含まれます。
プロデューサー、エンジニア陣も LINN のチーフプロデューサー、フィリップ・ホブスをはじめ、録音・ミキシングに寒河江勇志、マスタリングは Channel Classics 創業者でもあるジャレード・サックスが 担当するというオーディオ・ファイル垂涎の豪華顔ぶれが参加しています。
アルバムリリースを記念し「スティーヴ・ライヒプロジェクト」コンサートを彩の国さいたま芸術劇場、ロームシアター京都、愛知県芸術劇場にてそれぞれ6月28日、8月25日、9月13と14日に開催します。さらに、12月には東京公演を開催予定です(会場日時未定)。
PRTIMES メルマガゟ  


特定非営利活動法人芸術文化ワークス > 

芸術文化系NPOの草分けとして200年に設立。以後、日本の芸術文化振興の一翼を担い現在に至る。2017年、国際的に活躍する演奏家・加藤訓子が代表理事へ就任。質の高い高度な舞台芸術事業、次世代人材育成事業、芸術の国際交流事業、芸術文化による地域活性化事業の4つの部門を柱に芸術性、国際性の高い事業を展開している。(東京都・代表理事・加藤訓子)

[ 関連動画 : Linn Records   YouTube   REICH // Drumming by Kuniko   4:17 ]

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高知県美2405[ 参 考 : 活版アラカルト 〔上演〕高知県立美術館|パフォーマンス 加藤訓子|バッハを弾く|’24年1月28日|於:窪川四万十会館|終了 ]
[ 参考詳細 : 高知県立美術館 高知県立美術館パフォーマンス 終了 ]

【展覧会】長崎県南島原市|世界文化遺産登録5周年記念|第22回 南島原市セミナリヨ現代版画展|巡回展長崎県美術館4月16日-21日開催

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長崎県南島原市
◆【世界文化遺産登録5周年記念】 第22回 南島原市セミナリヨ現代版画展
2023年12月19日
2018年7月4日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つとして「史跡原城跡」が世界文化遺産に登録されました。2023年7月で5周年を迎えたことを記念して、以下のとおり「第22回 南島原市セミナリヨ現代版画展」を開催いたします。
※ 史跡原城跡は寛永14(1637)年から寛永15(1638)年に起こった島原・天草一揆の主戦場であり、総大将・天草四郎が籠城した場所。

◆ 第22回 南島原市セミナリヨ現代版画展
歴史と文化のあふれるまちで天正遣欧使節たちの想いを今に伝える……
雲仙岳を仰ぐ南島原市は、干戈まだ収まらぬ戦国時代、千々石ミゲルなど遠くローマに派遣された天正遣欧使節たちが学んだセミナリヨやコレジヨが置かれた土地です。
銅版画「セビリアの聖母」と「聖家族」は、16世紀の南島原市有家 アリエ セミナリヨで、日本人の手によって制作された最初の銅版画といわれています。この2枚の銅版画は、明治2年プチジャン神父により奇跡的にマニラで発見され、一旦ローマ法皇ピオ8世に献呈されましたが、現在、貴重な歴史遺産として、長崎県文化財に指定され、カトリックセンターに保管されています。
南島原市は、このような日本の歴史に燦然と輝くまちの歴史遺産を誇りとし、先人の国際性と向学心を鑑にして「歴史と文化のあふれるまちづくり」を目指し、「南島原市セミナリヨ現代版画展」を開催しております。

◆ 募集期間
令和5年12月1日[金]- 令和6年1月16日[火]
◆ 展覧会
令和6年2月17日[土]- 2月25日[日]
会場:南島原市ありえコレジヨホール
〠 859-2202 長崎県南島原市有家町山川131番地1
電 話 0957-73-6736  FAX 0957-82-1212

◆ 巡回展示 いずれも入場無料
令和6年3月16日[土]- 3月31日[日]
雲仙ビードロ美術館  
〠 854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320
TEL 0957-73-3133 FAX 0957-73-3130 E-mail unzenspa☆giga.ocn.ne.jp
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令和6年4月16日[火]- 4月21日[日]
長崎県美術館 県民ギャラリー
〠 850-0862 長崎県長崎市出島町2番1号
TEL:095-833-2110/FAX:095-833-2115

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長崎県南島原市 ]

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長崎県 南島原市
世界文化遺産登録5周年記念
第22回南島原市セミナリヨ現代版画展審査結果の公表 及び 展覧会の開催について
https://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji0038359/index.html
長崎県南島原市は、天正遣欧少年使節が学んだセミナリヨやコレジヨが置かれた土地であり、長崎県指定文化財である銅版画「セビリアの聖母」は、有家セミナリヨ(長崎県南島原市)で日本人の手によって最初に制作された銅版画といわれています。
このような銅版画技術発祥の地である南島原市の歴史遺産や、先人の国際性と向学心をまちの誇りとして、歴史と文化のあふれるまちづくりを目指し、『南島原市セミナリヨ現代版画展』を開催しています。
今回は、10,845点もの素晴らしい作品の応募をいただきました。
厳正な審査により選ばれた入賞作品について、以下のとおりお知らせします。
第22回南島原市セミナリヨ現代版画展審査結果(PDF:32.6キロバイト)別ウインドウで開きます
https://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji0038359/3_8359_62449_up_mjb25ygs.pdf
小学生作品から一般作品まで、独創性豊かな版画作品がずらりと並ぶ「第22回南島原市セミナリヨ現代版画展」にどうぞお越しください。
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日本大学藝術学部 美術学科
キャンパスニュース 2024年2月23日
【第22回南島原市セミナリオ現代版画展】
美術学科版画専攻(グラフィック・アーツ)在学生の成田華蓮さん(大学院1年)が 第22回南島原市セミナリヨ現代版画展セミナリオ大賞 を受賞、東尾文華さん(博士課程1年)が 準大賞(渡辺千尋賞)を受賞しました!   受賞おめでとうございます!
第三部門 一般の部
✿ セミナリヨ大賞     埼玉県   成田 華蓮  満ちる  銅版画
✿ 準大賞 (渡辺千尋賞)   東京都   東尾 文華  果てなき想い  水性木版画・銅版画
第22回南島原市セミナリヨ現代版画展第3部門(一般の部)入選作 画像紹介
                                   投稿:版画研究室

【展覧会】公益財団法人 かすがい市民文化財団|文化フォーラム春日井・ギャラリー|小松宏誠展 Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 空と歌|’24年4月26日ー5月19日|開催接近再紹介

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公益財団法人 かすがい市民文化財団
文化フォーラム春日井・ギャラリー
小松宏誠展  Kosei Komatsu Exhibition
光と影のモビール 空と歌
開  催  日  2024年4月26日[金]ー 5月19日[日]
会  場  公益財団法人かすがい市民文化財団
      〠 486-0844 愛知県春日井市鳥居松町5丁目44番地
      問い合わせ:かすがい市民文化財団 TEL 0568ー85ー6868
      文化フォーラム春日井 TEL. 0568-85-6868 FAX. 0568-82-0213
時  間  10:00 ー 17:00(最終入場 16:30)
入 場  料  一 般 ¥700、PiPi会員 ¥500、高校生以下・未就学児・障がい者(介助者1名)入場無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  かすがい市民文化財団
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空中を浮遊する作品が生み出す、 光と影の美しい世界をご堪能ください。

「浮遊」と「羽根」への興味を原点に、「軽さ」「動き」「光」をテーマとした作品を作り出すアーティスト・小松宏誠。
2010年「釜山ビエンナーレ」、2015年、2022年「大地の芸術祭」に参加、「DSA日本空間デザイン賞2015優秀賞」を受賞するなど、その活動はアートだけにとどまらずデザイン、ディスプレイや舞台演出といった幅広い仕事で国内外を問わず高い評価を受けています。
雨や風、光といった自然現象と、人間が生み出したテクノロジーの両方に寄り添い作品は制作されています。「あたりまえ」となっている事象の美しさに着目し創出された展示空間は、幻想的で夢のような空間にもかかわらず、どこか懐かしく居心地の良さを感じさせます。
本展では、空中を美しく浮遊するモビールアートをはじめとした、光と影、音や感情など様々な要素が絡み合い、多彩に変化し続けるインスタレーション作品等を初期作品から最新作まで紹介いたします。
小松宏誠が作り出す幻想的な空間をぜひご体感ください。

< 小松宏誠  Kosei Komatsu >
1981年徳島県生まれ、2004年武蔵野美術大学建築学科卒業。
2006年東京藝術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして自然の物理現象を用いた作品制作を開始。2014年に独立。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開中。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間の空間演出も行う。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。
「釜山ビエンナーレ Living in Evolution」参加(2010)。「Wearing Light」ISSEY MIYAKEとのコラボレーション(2014)。「LEXUS Inspired By Design」のCMに作品が起用(2014)。「六本木ヒルズウエストウォーク クリスマスデコレーション Snowy Air Chandelier」(2014)。この作品がDSA日本空間デザイン賞2015優秀賞を受賞。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」参加(2015、2022)。「日本博」オープニング・セレモニーにてインスタレーションを担当(2020)。「Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 森の夢」金津創作の森美術館(2022)など。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : かすがい市民文化財団
[ 関 連 : かすがい市民文化財団 YouTube  小松宏誠展  光と影のモビール  空と歌  1:00 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

{新宿餘談} 
とてもふるいはなしです。2010年11月13日[土]―11月14日[日]の二日間、朗文堂サラマ・プレス倶楽部(当時はアダナ・プレス倶楽部)が、ここ文化フォーラム春日井で、ワークショップと展覧会を開催しました。
当時の記録はふるい蓄積型ブログに記載しましたが、その後のデジタル環境変化があまりにはげしく、十二年余の星霜のなかで一度改訂しましたが、「花筏」にしっかり残っていました。ですから今回の「文化フォーラム春日井・ギャラリー」でのイベントはひとごととはおもえず、新宿の片隅から大声援を試みた次第です。展示とパフォーマンスの成功を祈念!

[ 関 連 : 朗文堂花筏|〔再掲載〕 朗文堂サラマ・プレス倶楽部(アダナ・プレス倶楽部)in かすがい市|文化フォーラム春日井|活版ルネサンスの進展を実感!|初出:2010年11月16日 ]

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【展覧会】宇都宮美術館|企画展 イヴ・ネッツハマー|ささめく葉は空気の言問い|’24年3月10日-5月12日|中盤経過再紹介

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宇都宮美術館
企画展 イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い
Yves Netzhammer Blätter sind Fragen der Luft
開催期間  2024年3月10日[日]- 5月12日[日]
開館時間  午前9時30分-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日、4月30日[火]、5月7日[火]
      * ただし4月29日[月・祝]、5月6日[月・振替休日]は開館
観  覧  料  一 般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  宇都宮美術館
      〠 320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077
      TEL:028-643-0100 FAX:028-643-0895
主  催  宇都宮美術館 下野新聞社
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スイス現代美術を代表する映像インスタレーション作家、イヴ・ネッツハマー(1970- )は、デジタル・アニメーションの無言劇に風変わりなオブジェを掛け合わせ、理不尽に苛まれながらも世界や自己の霧散しかけた根拠をめぐってさまよう者の姿を、繊細に描き出してきました。
見えない空気のざわめきをひそやかな震えへと翻訳する木々の葉たちの呼びかけのように、作品が置かれる土地や建物の、記憶の奥にゆらめくもの。触れかかるその影にネッツハマーが感応するとき、作中にしばしば現れるのが、深層へと潜る、特徴的な身振りです。
日本で最初の個展となる本展は、「潜る人」ネッツハマーと、大谷石採掘場という巨大な地下空洞を宿す街、宇都宮との出会いから生まれました。これまでの代表的な映像作品を紹介するとともに、現地で制作する大がかりな新作インスタレーションを披露します。単館開催につき宇都宮でしかご覧いただけない光景をぜひご堪能ください。

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[ 詳 細 : 宇都宮美術館

【展覧会】龍谷大学 龍谷ミュージアム|春季特別展 文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰|-ガンダーラから日本へ-|’24年4月20日-6月16日

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龍谷大学 龍谷ミュージアム
春季特別展 文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰
-ガンダーラから日本へ-
会  期  2024年4月20日[土]- 6月16日[日]
会  場  龍谷大学 龍谷ミュージアム  展示室
      〠 600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
      TEL. 075-351-2500 FAX. 075-351-2577
時  間  10:00 - 17:00(最終入館時間 16:30)
休  館  日  月曜日(ただし、4月29日[月]、5月6日[月]は開館)、
      4月30日[火]、5月7日[火]は休館
入  館 料  一 般 1,600円、 シニア 450円、高大生 900円、小中生 500円、小学生未満 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  浄土真宗本願寺派、本願寺
主  催  龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞、読売新聞社
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アフガニスタンのバーミヤン遺跡は、ヒンドゥークシュ山脈のただ中にあって、ユーラシア各地の文化が行き交った、文明の十字路とも呼ばれる地域です。渓谷の崖面には、多くの石窟と2体の大仏が彫られ、その周囲には、「太陽神」や「弥勒」のすがたが、壁画で表現されていました。
残念ながら、それらは 2001年3月にイスラム原理主義組織・タリバンによって爆破されてしまいましたが、かつて日本の調査隊が撮影した写真や調査資料を詳細に検討することで、壁画の新たな描き起こし図が完成しました。名古屋大学・龍谷大学名誉教授の宮治昭先生による監修のもと、京都市立芸術大学の正垣雅子先生が描いた、貴重な学術研究成果です。
本展では、この新たな描き起こし図の完成を記念してその原図を展示し、壁画に表された太陽神と弥勒の世界に迫っていきます。さらに、中央アジアで発展した弥勒信仰が、東アジアへと伝わって多様な展開を遂げる様子をご覧いただきます。debb3cf94e9e1fd6fb77cd6e8f933ffe

<展示構成>
第1章:バーミヤン遺跡と東大仏の太陽神
第2章:西大仏の兜率天と弥勒
第3章:アジアに広がる弥勒信仰
第4章:弥勒信仰、日本へ

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[ 詳 細 : 龍谷大学 龍谷ミュージアム

【展覧会】練馬区立美術館|歸空庵コレクションによる 洋風画という風 ― 近世絵画に根づいたエキゾチズム ―|’24年5月3日-6月16日

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歸空庵コレクションによる 洋風画という風  ― 近世絵画に根づいたエキゾチズム ―
Western Winds from the Kikūan Collection : Exoticism in Early Modern Japanese Paintings
会  期  2024年5月3日[金・祝]- 6月16日[日]
休  館  日  月曜日(但し 5月6日[月]は開館、5月7日[火]は休館)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  無 料
会  場  練馬区立美術館
      〠 176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16 TEL 03-3577-1821
      アクセス:西武池袋線中村橋駅下車 徒歩3分 ▶ 詳しくは こちら をクリック!
主  催  練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
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当館では、日本絵画における西洋風の絵画技法を用いた「洋風画」による歸空庵コレクションをお預かりしております。このコレクションには、近世初期の西洋風俗画や秋田蘭画、司馬江漢といった名品から、大らかで民衆的な作品までが含まれます。2004年には、「日本洋風画史展」を開催し、桃山時代から明治初期に至るそれらを一挙公開しました。本展では、新たに寄託された作品を加えた選りすぐりの歸空庵コレクションを展示します。近世絵画に新鮮な風を送り込み、これまでにない表現を切り拓いた洋風画の魅力に迫ります。

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 練馬区立美術館 ] 

【展覧会】東京都現代美術館|翻訳できない わたしの言葉|’24年4月18日-7月7日|開催

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東京都現代美術館
翻訳できない わたしの言葉
会  期  2024年4月18日[木]- 7月7日[日] * 当初予定から会期を変更しています
休 館 日  月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
開館時間  10:00 - 18:00(展示室入場は 閉館の30分前 まで)
会  場  東京都現代美術館 企画展示室 1F
      〠 135-0022 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)TEL 03-5245-4111(代表)
      または ハローダイヤル(9:00-20:00 年中無休) 050-5541-8600
観 覧 料  一 般1,400 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上1,000円 / 中高生600円
      * 小学生以下無料、各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
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言葉や思いをそのまま受けとることから
世界には様々な言語があり、一つの言語の中にも、方言や世代・経験による語彙・文法の違いなど、無数の豊かなバリエーションがあります。話す相手や場に応じて、仲間同士や家族だけで通じる言葉を使ったり、他言語を使ったりと、複数の言葉を使い分ける人もいるでしょう。言葉にしなくても伝わる思いもあります。それらはすべて、個人の中にこれまで蓄積されてきた経験の総体から生まれる「わたしの言葉」です。他言語を学ぶことでその言語を生み出した人々の文化や歴史に触れるように、誰かのことを知ることは、その人の「わたしの言葉」を、別の言葉に置き換えることなくそのまま受けとろうとすることから始まるのではないでしょうか。

この展覧会では、ユニ・ホン・シャープ、マユンキキ、南雲麻衣、新井英夫、金仁淑の5人のアーティストの作品を紹介します。彼らの作品は、みんなが同じ言語を話しているようにみえる社会に、異なる言語があることや、同じ言語の中にある違いに、解像度をあげ目を凝らそうとするものです。第一言語ではない言葉の発音がうまくできない様子を表現した作品や、最初に習得した言語の他に本来なら得られたかもしれない言語がある状況について語る作品、言葉が通じない相手の目をじっと見つめる作品、そして小さい声を聞き逃さないように耳を澄ませる体験などを通して、この展覧会では、鑑賞者一人ひとりが自分とは異なる誰かの「わたしの言葉」、そして自分自身の「わたしの言葉」を大切に思う機会を提示したいと思います。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都現代美術館

【展覧会】兵庫県立美術館|スーラージュと森田子龍|’24年3月16日-5月19日|開幕壹箇月再紹介

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兵庫県立美術館
スーラージュと森田子龍
Pierre Soulages and Morita Shiryu
会  期  2024年3月16日[土]- 5月19日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし4月29日[月・祝]、5月6日[月・振休]は開館、
      4月30日[火]、5月7日[火]は休館
開館時間  午前10時 - 午後6時  * 入場は閉館30分前まで
会  場  兵庫県立美術館 企画展示室
      〠 651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)  TEL: 078-262-1011
観覧料金  個人/当日 一 般 1,600円、大学生 1,000円、70歳以上 800円、高校生以下 無料
      * 障害者手帳等お持ちの方1名につき、介助者1名は無料です。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
企画協力   スーラージュ美術館
主  催  兵庫県立美術館、神戸新聞社
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「フランス現代絵画の巨匠」と「兵庫県出身の世界的書家」の初めての二人展
約40年振りに日本の美術館でスーラージュの展覧会を開催!

フランスのアヴェロン県と兵庫県との20年をこえる友好提携を記念し、1950年代から直接交流のあった、画家のピエール・スーラージュ(1919-2022/アヴェロン県出身)と、書家の森田子龍(1912-1998/兵庫県出身)の展覧会を開催します。
国際交流は何をもたらし、文化的なアイデンティティはいかにして生まれるのでしょうか。スーラージュ美術館の全面的な協力により開催される本展では、二人の作品合わせて約50点に加え、書籍や日記などの資料を通して、芸術家の出会いを考えます。

E334-4483森田子龍(左)とスーラージュ(中央)1963 年、パリにて
E334-4486森田子龍《坐俎上》 1953 年 兵庫県立美術館

<みどころ> ❖ 1
「前衛書」の旗手として世界的に知られる書家、森田子龍は、兵庫県豊岡市の出身。その作品は 1950年から60年代にかけて海外で開催された展覧会に次々と出品され、大きな注目を集めました。森田子龍の展覧会が神戸で開催されるのは約30年振りで、約30点の作品が一堂に会します。
<みどころ> ❖ 2
パリのルーヴル美術館で2019年から2020年に個展が開催されるなど、フランスの国民的な画家として人気を誇るピエール・スーラージュ。故郷ロデーズにあるスーラージュ美術館から出品される17点のうち16点は “日本初公開”。もう1点は、1951年に日本で初めて展示されたスーラージュの作品で、このたび、約70年振りに来日します。
<みどころ> ❖ 3
コロナ禍による二度の開催延期、2022年10月スーラージュ氏の102歳での逝去を経て、ついに実現した今回の二人展。森田の編集する雑誌『墨美』を通じて交流がはじまった「白黒の仲間」※ の競演を見ることができるのは、兵庫県立美術館だけです。(本展は巡回の予定はありません)
※ モノクロームの作品を描く画家たちを指す、森田の言葉。

※ 作品画像は 兵庫県立美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 兵庫県立美術館は事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行いますのでお待ちいただく場合があります。
※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 兵庫県立美術館 ]

【展覧会】戸栗美術館|鍋島と金襴手 ― 繰り返しの美 ― 展|’24年4月17日-6月30日

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戸栗美術館
鍋島と金襴手 ― 繰り返しの美 ― 展
会  期  2024年4月17日[水]- 6月30日[日]
会  場  戸栗美術館 
      〠 150-0046 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休 館 日  月曜・火曜  * 4月29日[月・祝]、5月6日[月・振休]は開館。
入 館 料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 上記の内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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整然と器面に続いていく文様。器種や時を越えて何度も出現する図様。江戸時代に佐賀で作られた鍋島焼や金襴手(きんらんで)様式の伊万里焼のデザインの中には、「繰り返し」の手法が見られます。
鍋島焼は、佐賀鍋島藩から徳川将軍への献上を目的に創出されたやきもの。佐賀・伊万里の大川内山(おおかわちやま)の藩窯にて製作されたもので、17世紀末期には様式が確立されました。洗練されたデザインが数多見られ、唐花文や更紗文、桃文などを繰り返して連続させた構図もそのひとつ。同じ図様が時代を越え、踏み返されることも珍しくありません。
一方の伊万里焼の金襴手も、17世紀末期に成立した様式。佐賀・有田の民窯で焼造され、国内外で人気を博しました。様々な文様を組み合わせた緻密な構成が特色であり、皿と猪口などと器種をまたいであらわされる、定番の唐草文や幾何学文が見られます。色違いで表現される図様は、染付で骨格を描き上絵で彩色する、染錦(そめにしき)ならではの楽しさがあると言えるでしょう。
藩の献上および贈答品であった鍋島焼と、国内外で需要された伊万里焼という性格の違いはありますが、同時代に成立した両様式の中には、「繰り返し」という共通したデザインの方向性が認められます。約80点が織りなす、「繰り返し」の美をご堪能ください。

<展覧会構成と主な出展作品>
第1章では館蔵の鍋島・金襴手の優品を一堂に集め、第2・3章ではふたつのやきものに見られる「繰り返し」の美を、「連続文様」「定番文様」「色違い」「踏返し」の4つのアプローチでそれぞれ紐解いていきます。

◆ 第1章 「館蔵優品選—鍋島と金襴手—」(特別展示室)
鍋島焼と金襴手様式の伊万里焼は同じ時代に様式が成立しながらも、それぞれ性格が異なります。藩窯で製作される鍋島焼は厳粛に、金襴手様式の伊万里焼は絢爛に、個性際立つ2つのやきものを、厳選した館蔵の優品10点から紹介いたします。
◆ 第2章 「鍋島焼」(第1展示室)
〔鍋島焼×連続文様〕
染付による七宝文を組み合わせて描いた更紗文の皿。鍋島焼には連続した文様を丸い窓から覗くように切り取ったデザインがよく採用されており、特に前期には様々な更紗文の皿類が見られます。
〔鍋島焼×踏返し〕
相対する2羽の鳳凰をあらわした皿。鳳凰の顔や体の向き、渦巻く尾羽などよく似たデザインですが、左は鍋島焼の中でも前期、右は盛期の作例です。鍋島焼では、同様の図様を時代を超えて繰り返し採用していました。
◆ 第3章 「金襴手様式の伊万里焼」(第2展示室)
〔金襴手×定番文様〕
この桃形皿は、地文様として赤地に金色の唐草文を描いていますが、同じ唐草文を描いた猪口もあります。金襴手様式の伊万里焼には、別のうつわ、あるいは皿と猪口のように器種をまたいで描かれる定番の文様が種々存在しています。

<同時開催>
◇ 第3展示室 『江戸時代の伊万里焼 ― 誕生からの変遷 ―』
◇ やきもの展示室『鍋島焼・伊万里焼ができるまで』

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[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】埼玉県立近代美術館|企画展 アブソリュート・チェアーズ|’24年2月17日-5月12日|開幕貳箇月再紹介

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埼玉県立近代美術館
企画展 アブソリュート・チェアーズ
会  期  2024年2月17日[土]- 5月12日[日]
休  館  日  月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)
開館時間  10:00 - 17:30(展示室への入場は17:00まで)
会  場  埼玉県立近代美術館
      〠 330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9丁目30-1 TEL. 048-824-0111
観  覧  料  一  般  1300円、大 高 生 1040円、中学生以下は 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協  力  国立民族学博物館
主  催  埼玉県立近代美術館、東京新聞
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開館当初からデザイン椅子の名品を館内に設置してきた「椅子の美術館」が、従来のデザイン椅子展とは異なる新しい視点から「椅子」というテーマに挑みます。
椅子は多くのデザイナーや建築家の創造性を刺激する絶対的なテーマであると同時に、アーティストにとっても魅力的なモチーフとなってきました。玉座のように権威の象徴となることもあれば、車椅子のように身体の補助となることもあり、電気椅子のように死や暴力とも無縁ではない椅子。また、私たちが椅子に座って向き合えば、そこには関係が生まれます。この上なく身近でありながら、社会や身体との密接な関わりの中で幅広い意味や象徴性をまとった椅子は、まさに究極の日用品と言えるでしょう。
アーティストたちは椅子のもつ意味をとらえ、作品を通じて社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性などを浮かび上がらせてきました。アートのなかの椅子は、日常で使う椅子にはない極端なあり方、逸脱したあり方によって、私たちの思考に揺さぶりをかけます。
本展覧会は、主に戦後から現代までの美術作品における椅子の表現に着目するものです。椅子をめぐる国内外の平面・立体・映像作品約70点を紹介し、アートのなかの椅子の機能や含意を読み解きます。

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[ 詳 細 :埼玉県立近代美術館

【展覧会】サントリー美術館|サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品|’24年4月17日-6月16日

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サントリー美術館
サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品
会  期  2024年4月17日[水]- 6月16日[日]
      * 作品保護のため、会期中展示替を行います。
会  場  サントリー美術館
      〠 107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
      TEL:03-3479-8600 FAX:03-3479-8643
開館時間  10:00 - 18:00(金曜は 10:00 - 20:00)
      * 4月27日[土]、28日[日]、5月2日[木]-5日[日・祝]、6月15日[土]は
       20時まで開館
      * いずれも入館は閉館の30分前まで
休  館  日  火曜日  * 6月11日は 18時まで 開館
入館料金  一  般       当日 ¥1,500     前売 ¥1,300
      大学・高校生  当日 ¥1,000   前売 ¥ 800
      * 前売り、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲公式詳細を参照。
主  催  サントリー美術館、朝日新聞社
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「メイヒン」と聞いてまず思い浮かべるのは、国宝や重要文化財に指定され、その芸術的な価値の高さを誰もが認めるような「名品」ではないでしょうか。しかし「メイヒン」とは、それだけにとどまりません。これまでほとんど注目されず、展覧会にもあまり出品されてこなかった、知られざる「迷品」の世界もまた、同時に広がっているのです。そしてたとえ「迷品」とされるようなものであっても、少し視点を変えるだけで、強く心を惹かれる可能性を秘めているかもしれません。そうした時、「名品」と「迷品」を分ける明確な基準はないといえるでしょう。
そこで本展では、「生活の中の美」を基本理念とするサントリー美術館コレクションの「メイヒン」たちを一堂に会し、さまざまな角度から多彩な魅力をご紹介します。作品にまつわる逸話や意外な一面を知れば、「迷品」が「名品」になることも、「名品」が「迷品」になることも——目の前にある作品がどちらであるのか、それを決めるのは「あなた次第」。自分だけの「メイヒン」をぜひ探してみてください。

《本展のみどころ》
● 知られざる秘蔵コレクションを多数出品
1961年の開館以来、「生活の中の美」を基本理念として収集活動を行ってきたサントリー美術館コレクションのなかから、これまであまり展示の機会のなかった作品を多数ご紹介します。
● 国宝・重要文化財も大集合
国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」や重要文化財「泰西王侯騎馬図屛風」をはじめとする、サントリー美術館が所蔵する計16件の国宝・重要文化財指定作品(国宝1件、重要文化財15件)を可能な限り出品する予定です。一つの展覧会でこれらを通覧できる貴重な機会となります。
※作品の状態、その他やむをえない事情により、展示されない場合があります。
●「メイヒン」探しをお楽しみいただく展覧会
通常の作品解説に加えて学芸員によるマニアックな情報もご用意し、作品にまつわる逸話や意外な一面をお伝えします。一見しただけではわからない隠れた情報を知れば、作品に対する印象が変わるかもしれません。造形や表現などにとどまらない視点で作品を捉え直す、自分だけの「メイヒン」探しをお手伝いします。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : サントリー美術館 ]

【展覧会】天理大学附属 天理参考館|特別展 ペルー独立確立200周年 2024|第95回企画展 器にみるアンデス世界 ― ペルー南部地域編 ―|’24年4月17日-6月3日

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天理大学附属 天理参考館
特別展 ペルー独立確立200周年 2024 第95回企画展
器にみるアンデス世界 ― ペルー南部地域編 ―
期  間  2024年4月17日[水]- 6月3日[月]
会  場  天理大学附属天理参考館 3階企画展示室
      〠 632-8540奈良県天理市守目堂町250番地 
      TEL:0743-63-8414 FAX:0743-63-7721
開館時間  午前9時30分-午後4時30分(入館は午後4時まで)
休  館  日  火曜日、4月28日(創立記念日)
入  館  料  大  人   500円 ・ 団体 (20名以上)   400円 ・ 小中高生   300円
      * 常設展示もご覧いただけます
協  力  山形大学ナスカ研究所・山形大学附属博物館
主  催  天理大学附属 天理参考館
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日本で「古代アンデス」といえば、インカ帝国を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、ペルーとボリビアの一部を含む中央アンデス地帯では、実に多様な古代文化が栄えました。古代アンデスでは紀元前3000年頃から神殿が建設され始めますが、土器が登場するのは紀元前1800年頃と、世界のほかの地域と比べて遅かったことに驚かされます。それにもかかわらず、各地で様々な土器がつくられました。
こうした古代アンデスの土器は、19世紀後半に欧米諸国の博物館や美術館によって考古学的に高く評価されます。これがきっかけとなり贋作がつくられるようになりました。そして1950年代に古美術コレクター達によって造形美術としての価値まで付与されると、贋作づくりはさらに盛んになりました。
本展は、2021年に開催した第86回企画展「器にみるアンデス世界―ペルー北部地域編―」の続編として開催します。そのため、ペルー南部地域とボリビアにまたがって栄えた古代文化を対象として、土器や木器の真作と贋作を同時に展示します。これにより、当時の世界観に触れていただき、それらが現代ペルー社会において古代とは異なる脈絡で再生産されている様子をご覧いただきます。また、山形大学ナスカ研究所および山形大学附属博物館の協力を得て、ナスカの地上絵に関する最新の研究成果と、同時進行で行われている保護活動の現状についてご紹介します。
本展を通じて、ペルー北部地域とは異なる土器や木器 の造形をご堪能いただき、現代ペルー社会における文化財をめぐる実状を感じとっていただければ幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 天理大学附属 天理参考館 ] 

【展覧会】東洋文庫ミュージアム|企画展 キリスト教交流史 ー宣教師の見た日本、アジアー|’24年1月27日-5月12日|会期終盤

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東洋文庫ミュージアム
企画展 キリスト教交流史 ー宣教師の見た日本、アジアー
開催期間   2024年1月27日[土]- 5月12日[日]
所  在  地  東洋文庫 
      〠 113-0021 東京都文京区本駒込 2-28-21
      TEL 03-3942-0280(ミュージアム)
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「キリスト教」はご存じの通り世界的な宗教ですが、その歴史をさかのぼると、東西の文化交流において重要な役割を担ってきたことに気づきます。はじめは陸路で、大航海時代には海路を使って宣教師たちがアジア諸地域に次々とやってきましたが、反応や受容のあり方は地域ごとに異なるものでした。キリスト教交流史の視点からアジアを眺めることで、かえってアジア各地の多様性や特徴が際立って見えてくることでしょう。
東洋文庫は設立時からキリスト教関係の貴重書を豊富に所蔵しており、国内有数の質と量を誇ります。諸言語で編まれた多彩な作品群から、キリスト教を通じた東西交流のあゆみをおいかけてゆきましょう。

<展示資料の閲覧方法>
展示資料の原題・請求番号 は下記よりご覧いただけます。
これらの資料は展示終了後閲覧室でご覧いただけます(一部ご覧いただけない場合もあります)。
http://www.toyo-bunko.or.jp/library3/prohibition.html
<詳しい閲覧方法>はこちらよりご覧ください。 閲覧室のご利用方法 

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東洋文庫 東洋文庫ミュージアム

【展覧会】平和祈念展示資料館|企画展 遠き大陸への想い『満蒙印画輯』に見る風景|’24年4月16日-7月15日|前後期二部制開催

平和祈念資料館A 平和祈念館B

平和祈念展示資料館
企画展 遠き大陸への想い 『満蒙印画輯』に見る風景
日  時  2024年4月16日[火]- 7月15日[月・祝]
         前 期:4月16日[火]ー 6月 2日[日]  
         後 期:6月 4 日[火]- 7月15日[月・祝]
開館時間  9:30 - 17:30 (入館は17:00まで)
休  館  日  毎週月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
会     場     平和祈念展示資料館 企画展示コーナー
所    在地  平和祈念展示資料館 (総務省委託)  
      〠 163-0233 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階
      TEL :03-5323-8709 FAX :03-5323-8714 E-mail :info☆heiwakinen.jp
入館無料

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本展では、当館が所蔵する「満蒙印画輯」を取り上げます。これは中国の大連に拠点を置いた亜東印画協会が発行した写真帳です。中国・満州・モンゴルなどの景観名所だけでなく、そこで暮らす人々の生活や風俗にわたる情報を、写真と解説文で紹介したもので、1924(大正13)年から、数枚をセットとして毎月7千人の会員に配布されました。のちに「亜東印画輯」と改題、1944年まで定期的に発行され、これを原版として多くの絵葉書やブロマイドも製作・頒布されています。満蒙印画輯に収められた写真は、この時期には珍しく、ありのままの現地の様子を紹介するという意図をもって撮影されました。
戦前、日本は国策として多くの人々を満州へ送り出し、入植を進めました。現在のようにメディアが発達しておらず、一般の日本人にとって海外の状況を知ることは容易ではなかった時代、人々はこうした写真集や書籍、市販されていた絵葉書などを通じて見知らぬ風景にあこがれを抱き、新天地を求めてまだ見ぬ地、満州へと渡りました。
満州からの引揚げの前段となる写真の数々から、およそ100年前に人々が抱いた新天地への憧憬の念を感じていただければ幸いです。

※ 展示作品のオリジナル解説文には、一部、現代の歴史認識や社会通念に照らして不当・不適切な表現や語句、差別的表現が見られる部分があります。出版当時の時代的背景と本作品の資料的意義を考慮し、語句的注釈や旧漢字対照のみを加えて展示することをご了承ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 平和祈念展示資料館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画の青春 小野忠重と版画運動 ― 激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち ―|’24年3月16日-5月19日|【並行展】特集展示 日本のグラフィック・デザイナーと版画|’24年3月13日-5月26日 |開幕壹箇月再紹介

町田市立国際版画美術館3月A 町田市立国際版画美術館3月B

町田市立国際版画美術館
企画展 版画の青春 小野忠重と版画運動
― 激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち ―
会  期  2024年3月16日[土]- 5月19日[日]
      (会期中4月23日[火]から 約10点を展示替えします)
休  館  日  月曜日 * ただし4月29日[月・祝]・5月6日[振休]は開館、
            4月30日[火]・5月7日[火]は休館
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2 * 巡回なし
      〠 194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一   般  900円、大・高生 450円、中学生以下 無 料
      * 各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
特別協力  和歌山県立近代美術館
主  催  町田市立国際版画美術館
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本展では1930-40年代に活動した「新版画集団」と「造型版画協会」による版画運動を、リーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心に紹介します。約300点の作品を通じて、激動の時代に版画に熱中した青年たちがいかにこの時代を超えようとしたか、明治の終わりに登場し30年にも満たなかった創作版画はいかなる「青春期」を迎えたのかを探る機会になるでしょう。

< みどころ >
1.知られざる1930-40年代の創作版画をなんと約300点展示
2.出品作品を通して1930-40年代の日本にタイムスリップ
3.青年版画家たちは、戦争の足跡が聞こえてくる時代をいかに超えようとしたか!

昭和初期にあたる1930年代の東京は関東大震災から復興し、新しい景観と映画やカフェなどの娯楽文化が流行する近代都市へと変貌を遂げています。その一方で、この年代は経済や文化面などへの国家の統制が強化され、戦時体制へと歩みが進んだ時代でした。
こうした時代に、1932年(昭和7)、小野忠重や武藤六郎(むとうろくろう・1907-1995)ら20代はじめの青年たちが「新版画集団」を結成し、「版画の大衆化」を掲げて版画運動を開始します。この後グループは、活動の中で、現代版画には絵画的充実が必要だと実感し、1936年(昭和11)に一旦解散、小野や清水正博(しみずまさひろ・1914-2011)らメンバーの一部が1937年(昭和12)に「造型版画協会」を結成して版画運動を継続・発展させました。
本展覧会では、「新版画集団」と「造型版画協会」のリーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心とした約300点の作品によって、これらのグループによる版画運動の諸相を探ります。
また、激動の1930-40年代という時代に、版画に熱中した青年たちが、如何にこの時代を超えようとしたかを考えます。本展は、明治の終わりに登場し、まだ30年にも満たなかった創作版画の、いわば「青春期」を振り返る機会にもなるでしょう。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

町田市立国際版画美術館3月おまけ

町田市立国際版画美術館
特集展示 日本のグラフィック・デザイナーと版画
会  期  2024年3月13日[水]- 5月26日[日]
休  館  日  月曜日
      * ただし4月29日[月・祝]・5月6日[月・祝]は開館、
       4月30日[火]・5月7日[火]は休館
開館時間  平 日:午前10時-午後5時
      土日祝:午前10時-午後5時30分 * 入場はいずれも閉館30分前まで
観  覧  料  入場無料
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「グラフィック・デザイナー」という言葉が日本で知られるようになったのは、戦後復興期にあたる1950年代のことです。1951年には全国規模のデザイナー団体である日本宣伝美術会(通称:日宣美)が設立されると同時に、広告代理店ライト・パブリシティが創業、さらに1959年には第一線で活躍する作家たちを招集した日本デザインセンターも発足しました。青年期に終戦を迎えた若きグラフィック・デザイナーたちが切磋琢磨し、互いを励まし合ったこの時代は、日本のデザイン界における「青春」ともいえるでしょう。
グラフィック・デザイナーたちは多種多様な広告物を手がける過程で、しばしば同じ印刷物である「版画」にも関心を示しました。「チームワークと無名の行為」を求められる広告の仕事と異なり、自らの個性を存分に発揮できる版画は、強い魅力を放っていたことでしょう。
本展では、永井一正(1929年生まれ)、横尾忠則(1936生まれ)、和田誠(1936-2019)を中心に、戦後から現代にかけて活躍してきたグラフィック・デザイナーの版画約40点を紹介します。

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[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ] 

【展覧会】泉屋博古館 東京|企画展 ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」|’24年3月16日-5月12日|開幕壹箇月再紹介

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企画展 ライトアップ木島櫻谷
― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」
会  期  2024年3月16日[土]- 5月12日[日]
休  館  日  月曜日 * 4月30日[火]、5月7日[火]
      (4月29日・5月6日は開館)
開館時間  午前11時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
      * 金曜日は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
会  場  泉屋博古館 東京(東京・六本木)
      〠 106-0032 東京都港区六本木1丁目5番地1号
      TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
入   館 料  一 般 1,000円 高大生 600円 中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人泉屋博古館、毎日新聞社
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大正中期に大阪天王寺の茶臼山に建築された住友家本邸を飾るために描かれた木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開します。
大正期の櫻谷は、独特な色感の絵具を用い、顔料を厚く盛り上げ、筆跡を立体的に残し油彩画のような筆触に挑戦しています。そのために櫻谷は、「技巧派」などと称されましたが、櫻谷の真骨頂は、それに収まらない極めて近代的なものでした。リアルな人間的な感情を溶かし込んだ動物たちは絵の中で生き生きと輝きはじめ、とりわけ動物が折節にみせる豊かな表情は、観る者の心に沁みます。
江戸時代中期(18世紀)京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現を併せて紹介することで、櫻谷の「生写し」表現の特質をライトアップします。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 泉屋博古館東京では入館の事前予約はおこなっていません。希望の日時にお出かけください。
[ 詳 細 : 泉屋博古館(東京・六本木) { 活版 à la carte  泉屋博古館まとめ }

【展覧会】東京国立博物館|平成館 特別展示室|特別展 法然と極楽浄土|’24年4月16日-6月9日

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東京国立博物館 平成館 特別展示室
特別展 法然と極楽浄土
会  期  2024年4月16日[火]- 6月9日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分 * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、5月7日[火](火) * ただし 4月29日[月・祝]、5月6日[月・休]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です。
      一 般 2,100円(一般前売 1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売 1,100円)、
      高校生 900円(高校生前売 700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 本券で、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展もご覧になれます。
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
──────────────────────────20240405210329_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

平安時代末期、繰り返される内乱や災害・疫病の頻発によって世は乱れ、人々は疲弊していました。比叡山で学び、中国唐代の阿弥陀仏信仰者である 善導(ぜんどう 613-681)の教えに接した 法然(法然房源空、ほうねんぼうげんくう 1133-1212)は、承安5年(1175)、阿弥陀仏の名号を称えることによって誰もが等しく阿弥陀仏に救われ、極楽浄土に往生することを説き、浄土宗を開きました。その教えは貴族から庶民に至るまで多くの人々に支持され、現代に至るまで連綿と受け継がれています。

本展は、令和6年(2024)に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、法然による浄土宗の立教開宗から、弟子たちによる諸派の創設と教義の確立、徳川将軍家の帰依によって大きく発展を遂げるまでの、浄土宗850年におよぶ歴史を、全国の浄土宗諸寺院等が所蔵する国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどるものです。困難な時代に分け隔てなく万人の救済を目指した法然と門弟たちの生き方や、大切に守り伝えられてきた文化財にふれていただく貴重な機会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設公式サイト  ] 

【展覧会】豊島区立 熊谷守一美術館|企画展 熊谷守一美術館39周年展|’24年4月16日-6月30日

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豊島区立 熊谷守一美術館
企画展 熊谷守一美術館39周年展
会  期  2024年4月16日[火]- 6月30日[日]
会  場  豊島区立 熊谷守一美術館
      〠 171-0044 東京都豊島区千早2丁目27-6
時  間  午前10時30分 - 午後5時30分 (最終入館/閉館の30分前まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日問わず)
観  覧  料  一 般 700円、高・大学生 300円、小・中学生 100円、小学生未満無料
特別協力   熊谷守一つけち記念館
主  催  豊島区立 熊谷守一美術館
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豊島区立 熊谷守一美術館(豊島区千早2丁目27-6)にて、豊島区立 熊谷守一美術館 特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」を2024年4月16日[火]- 6月30日[日]まで開催いたします。
本展は、各地で所蔵されている熊谷守一作品を御覧いただける機会として、毎年5月28日の開館記念日に合わせ開催している特別企画展です。本展では、熊谷守一の故郷、岐阜県中津川市付知町の「熊谷守一つけち記念館」から油彩作品19点/関連資料1点の計20点をお借りし、守一と「旅」をテーマに、当館所蔵・寄託作品とあわせて展示いたします。

熊谷守一はその晩年、自宅と庭からほとんど外出せずに作品を制作し、植物や虫など、ごく身近なモチーフを描いたことで知られています。しかし実は守一は、70歳を超える頃まで日本の様々な土地へ旅をし、各地で出会った風景を題材に作品を描いています。
東京美術学校在学時には夏休みを利用して徒歩でのスケッチ旅行に出かけ、卒業後には樺太調査団の絵描きとして樺太の風物の写生を仕事とした時期もありました。昭和初期、二科技塾で指導していた頃には、塾生とともに写生旅行に出かけることもしばしばあり、戦後もそういった仲間と共にスケッチの旅に出かけています。そして76歳の春、脳卒中の発作を起こし自宅に籠もるようになりましたが、その後もかつての旅先の風景を描いたスケッチや作品をもとに再制作を重ねています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 豊島区立 熊谷守一美術館

【公演./イベント】国立民族学博物館|みんぱく創設50周年記念特別展|日本の仮面 ― 芸能と祭りの世界関連イベント|千本ゑんま堂大念佛狂言民博公演|’24年4月14日開催|終了

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国立民族学博物館
イベント
みんぱく創設50周年記念特別展 日本の仮面 ―― 芸能と祭りの世界関連イベント
千本ゑんま堂大念佛狂言民博公演
開 催 日  2024年4月14日[日]
時  間  13:30 ー 16:15(開場 13:00)
場  所  国立民族学博物館 みんぱくインテリジェントホール(講堂)
定  員  400名
参  加  費  要 展示観覧券(一般 580円、特別展をご覧になる場合は 一般 880円)
      ※ イベント参加費は不要
申  込  事前申込制(先着順)* 予約状況はイベント 予約サイト でご確認ください。
      * オンライン(ライブ配信)はありません。
共  催  千本ゑんま堂大念佛狂言保存会
主  催  国立民族学博物館
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千本ゑんま堂大念佛狂言は、平安時代末期の天台宗の融通念仏に由来し、その教えを人々へ普及するために始められた念仏狂言です。演者が面をつけて、仏教などに関する内容を狂言形式で平易に演じ、壬生狂言、嵯峨大念仏狂言とともに京都三大大念仏狂言に数えられます。本公演は、同狂言の念仏芸能、仮面芸能としての姿を紹介します。なお、特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」では同狂言の面を展示する予定です。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新詳細情報を確認の上ご参加・観覧ください。
[ 詳 細 : 国立民族学博物館
[ 関 連 :〔展覧会〕国立民族学博物館|特別展示 みんぱく創設50周年記念特別展|日本の仮面 ― 芸能と祭りの世界|’24年3月28日-6月11日 ]

【展覧会】神田日勝記念美術館|コレクション展Ⅱ×ミニ企画展「日勝×〈文学〉」|’23年12月13日-’24年4月21日|会期延長|★夭逝せし画家は何故半身之馬像を残せしか|次期展解明

神田日勝記念美術館

神田日勝記念美術館
コレクション展Ⅱ×ミニ企画展「日勝×〈文学〉」
会  期  2023年12月13日[水]- 2024年4月14日[日]  会期延長:4月21日[日]まで
会  場  神田日勝記念美術館
      〠 081-0292 北海道河東郡鹿追町東町3丁目2
      TEL:0156-66-1555 FAX:0156-67-7855
休  館  日  毎週月曜日 (祝日の場合は除く)、祝日の翌平日 (1/9、2/13、3/21)
開館時間  10:00 - 17:00(最終入場 16:30)
観  覧  料  通常券 一 般 530円、高校生 320円、小中学生 210円、未就学児 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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神田日勝や、彼の作品が作中に登場する小説や脚本、エッセイなど、言語によって表現される芸術作品に注目し、本展ではそれらを広く〈文学〉と位置づけ、絵画との接点に注目する展覧会です。
それらの〈文学〉作品では、神田日勝の絵画が物語上の装置 (仕掛け) あるいは物語に彩りを与える要素として用いられている作品や、1979年の米村晃太郎『土くれ』、2019年のNHK連続テレビ小説『なつぞら』など、日勝をモデルにしたと思われる人物が登場する作品が存在します。
〈文学〉作品の登場人物やストーリーの分析を通して、フィクションの中でつくられた画家のイメージ像に迫りつつ、実際の神田日勝作品をご覧いただきます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神田日勝記念美術館
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★ 活版アラカルト注目 「神田日勝」4項目連続紹介

【展覧会】神田日勝記念美術館|コレクション展Ⅰ コレクション選 ~30年の歩みを振り返る~|’24年4月25日-6月23日

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神田日勝記念美術館
コレクション展Ⅰ コレクション選 ~30年の歩みを振り返る~
会  期  2024年4月25日[木]- 6月23日[日]
会  場  神田日勝記念美術館
      〠 081-0292 北海道河東郡鹿追町東町3丁目2
      TEL:0156-66-1555 FAX:0156-67-7855
休 館 日  毎週月曜日 (祝日の場合は除く)、祝日の翌平日(5/7)
開館時間  10:00 - 17:00(最終入場 16:30)
観 覧 料  通常券 一 般 530円、高校生 320円、小中学生 210円、未就学児 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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当館のロゴマークにも起用され、美術館の「顔」でもある《馬(絶筆・未完)》や、30年前の開館年に帯広信用金庫のカレンダーに選ばれた《晴れた日の風景》など、館蔵品の神田日勝コレクションのなかから厳選し、一堂に会する展覧会です。
1階では概ね年代順に並べることで、日勝の画業の流れを辿ります。かわって2階では、「30年の歩みを振り返る」として、写真パネルや年譜、開館以来の歴代特別企画展のポスターを特別展示いたします。

神田 日勝 かんだ にっしょう
画家。1937年(昭和12年)12月8日-1970年(昭和45年)8月25日、腎盂炎による敗血症で逝去(享年32)。2020年(令和2年)4月、東京ステーションギャラリー「神田日勝 大地への筆触」展開催、おおきな話題を呼ぶ。同展は神田日勝記念美術館(7月)、北海道立近代美術館(9月)に巡回。神田日勝記念美術館のシンボルマークに採用されている、半身だけの馬の由来があきらかになる。{一部編集}
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▶ 神田日勝記念美術館 神田日勝の生涯ゟ 冒頭部
北の大地で農民として生きながら、絵を描くことに短い命を燃やした孤高の画家、神田日勝。彼の残した作品は、いまなおその輝きを失わず、多くの人々の心をとらえています。
神田日勝は1937(昭和12)年、東京の練馬で生まれました。7歳のとき、一家は北海道の十勝に入植します。慣れない開拓生活の中で日勝は、農業に従事しながら、次第に絵画に情熱を傾けるようになります。身近な生活に題材をとり、一筆一筆に魂をこめて描かれた力強いその作品は、徐々に高い評価を受けるようになりますが、新たな境地に踏み出そうとしていた矢先の1970年、病気のため、32歳の若さで亡くなります。最後まで描き続けた馬の絵は、半身が未完成のままでした。
          ―『神田日勝大地への筆触』展図録より(北海道新聞社、2020年)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神田日勝記念美術館
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★ 活版アラカルト注目 「神田日勝」4項目連続紹介

【展覧会 予告】釧路市立美術館|コレクションが出会う道東|神田日勝記念美術館 × 釧路市立美術館所蔵作品交換展|’24年4月27日-6月16日

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釧路市立美術館
コレクションが出会う道東-ばしょ-
神田日勝記念美術館 × 釧路市立美術館所蔵作品交換展
会  期  令和6(2024)年4月27日[土]- 6月16日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日(ただし 特別展会期中の月曜日が祝日、振替休日の場合は開館)、展示替期間中
会  場  釧路市立美術館 ギャラリーA
      〠 085-0836 北海道釧路市幣舞町4-28
      電 話 0154-42-6116(直通) FAX 0154-41-8182
観  覧  料  一 般 600円、 大学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
企画協力  神田日勝記念美術館
主  催  釧路市民文化展実行委員会、釧路市立美術館、北海道新聞釧路支社
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北海道河東郡鹿追町にある神田日勝記念美術館は画家・神田日勝(1937-1970)の作品や関連する十勝の作家の作品を所蔵している美術館です。一方で私たち釧路市立美術館では釧路ゆかりの作家の作品、釧路を題材にした作品を中心に所蔵しています。
一見するとつながりの薄いように見える両館ですが、たとえば当館所蔵の望月正男(1918-2008)は神田日勝と同様、全道展に出品しており、同じく松樹路人(1927-2017)は独立展における日勝の先輩でもありました。また、現実の風景の再構成という観点から、神田日勝の描く十勝の風景と、当館所蔵の作家たちの釧路の風景を比較するならば、そこには何か共通する感覚のようなものが見えてくるのではないでしょうか。
本展覧会では神田日勝記念美術館から作品をお借りし、両館のコレクションを組み合わせて会場を構成することで、道東地域の美術の一端を提示することを目指します。普段同じ会場に並ぶことのないコレクションが出会う場所で、両館のコレクションとの出会いをお楽しみください。

◉ 神田日勝記念美術館
神田日勝(かんだ にっしょう 1937–1970)の作品や資料を収集、保存、展示し、地域の文化振興に寄与するため、1993年に開館。当初の名称は神田日勝記念館だが、2006年に現在の名称へ改称。日勝の作品を展示する常設展や関連するテーマを設けた特別展を開催。2023年に開館30周年を迎えた。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 釧路市立美術館     神田日勝記念美術館
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【展覧会】東京ステーションギャラリー|神田日勝 ─ 大地への筆触|’20年4月18日-6月28日|終了

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神田日勝 ── 大地への筆触
会  期  2020年4月18日[土]-6月28日[日]
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十勝の大地で農業をしながら制作を続けた神田日勝。その没後50年を記念した本展は、東京での40年ぶりの本格的な回顧展となります。
神田日勝は N H K 連続テレビ小説「なつぞら」の山田天陽のモチーフとなった画家です。馬や労働者を力強いリアリズムで描いた作品で知られますが、一方で同時代の美術にも敏感に反応し、多くの新しい試みを行いました。本展では、最新の研究成果も反映し、日勝の全貌に迫ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細: 東京ステーションギャラリー
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【展覧会 予告】目黒区美術館|青山悟 刺繍少年フォーエバー|SATORU AOYAMA : A Boy Who Sews Forever|’24年4月20日-6月9日

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目黒区美術館
青山悟 刺繍少年フォーエバー
SATORU AOYAMA : A Boy Who Sews Forever
会  期  2024年4月20日[土]- 6月9日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし、4月29日[月・祝]・5月6日[月・休]は開館、
      4月30日[火]・5月7日[火]は休館
時  間  10:00 - 18:00(入館は 17:30 まで)
観  覧  料  一 般 900円、大高生・65歳以上 700円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
会  場  目黒区美術館
      〠 153-0063 東京都目黒区目黒2-4-36
      TEL: 03-3714-1201 / FAX: 03-3715-9328
主  催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
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目黒区出身・在住の現代美術作家、青山悟の美術館初個展
青山悟は、目黒区出身・在住の現代美術作家です。 森美術館や京都国立近代美術館、愛知県美術館など、日本の主要な美術館が青山の作品を収蔵しています。 この度は、青山にとって初めての、美術館での個展となります。
青山悟公式ウェブサイト   

※ 入館のための日時指定予約は必要ありません。開館時間内に直接お越しください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館

【イベント】目黒区美術館|2024年度 目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)建築ガイドツアー|’24年4月14日-5月25日|期間内4日開催

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目黒区美術館
2024年度 目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)建築ガイドツアー
English Guided Architectural Tour 2024  Meguro City Office Building Complex
開催期間  2024年4月14日[日]- 5月25日[土]
コース・内容   A 「じっくり見るコース」…見どころ満喫、建築専門家ガイドがご案内します。  
       B 「楽しく見るコース」…建築見学が初めての方でも気軽にご参加いだけます。
       C 「英語で見るコース」…外国の方向けの英語によるハイライトコース。
開  催  日       ①  4月14日[日] 14時-16時 〔設定コース〕A・B
      ②  4月27日[土] 14時-16時 〔設定コース〕A・C 英語
      ③  5月18日[土] 14時-16時 〔設定コース〕A・B
      ④  5月25日[土] 14時-16時 〔設定コース〕A・C 英語
場  所  目黒区総合庁舎
      〠 153-8573 東京都目黒区上目黒二丁目19番15号
      東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅から徒歩5分
解  説  目黒区美術館 建築ガイドスタッフ(目黒区美術館ボランティア会メンバー)
参  加  費  600円(保険・資料代含む)
定  員  各日50名(A・Bは抽選:40名程度、Cは先着順:10名程度)
対  象  中学生以上  
◉ 以下 注意事項、申込期間、申込方法などの詳細は 下掲  ▶ 目黒区美術館 イベントページ 参照
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2024年の春、昨年に引き続き「目黒区総合庁舎建築ガイドツアー」を開催します!
目黒区総合庁舎(1966年竣工/旧千代田生命本社ビル)は、建築家・村野藤吾が情熱を傾けたオフィスビルの傑作です。
本ツアーは、目黒区美術館が2004年に開催した《村野藤吾のディテール・旧千代田生命本社ビル(現目黒区総合庁舎)〈図面/写真〉展》にあわせてスタートし、設定コースや実施方法などに改良と工夫を加えながら回数を重ねてきました。開始以来、毎年、多くの方々にご参加いただいており、昨今の村野藤吾に対する関心の高さを感じさせます。今回も、研究、研修を重ねてきた目黒区美術館建築ボランティアのガイドスタッフが、村野建築のデザイン的意図や建築の見方をご案内します。
今年の開催は4日間、毎年恒例の建築の見どころを満喫する「じっくり見るコース」のほか、建築見学が初めての方でも気軽にご参加いただける「楽しく見るコース」、外国人の方向けの「英語で見るコース」を設定いたします。また、昨年見学できなかった〈和室〉の入室鑑賞も再開いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

※ 目黒区美術館は展示入替のため、展覧会は開催しておりません。4月20日まで本館は休館です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館  目黒区美術館 イベントページ

【展覧会】八ヶ岳美術館|没後40年建築展 建築家 村野藤吾と八ヶ岳美術館|’24年4月1日-6月2日

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八ヶ岳美術館
没後40年建築展
建築家 村野藤吾と八ヶ岳美術館
会  期  2024年4月1日[月]- 6月2日[日] * 会期中無休
入  館  料  大人(高校生以上)510円、小中学生 250円
      * 諏訪6市町村内の小中学生は学生証や図書カードなどの提示により無料で入館可能。
所  在  地  八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
      〠 391-0115 長野県諏訪郡原村17217-1611 TEL/FAX 0266-74-2701
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村野藤吾は佐賀県東松浦郡満島村(現・唐津市)に生まれ、早稲田大学を卒業後、渡辺節建築事務所をへて1929 年に村野建築事務所を開設し、数々の名建築を手がけた日本を代表する建築家です。生涯でおもに5つの博物館・美術館・展示施設に携わり、それらは村野建築の代表作となっています。戦後の1953 年にフジカワ画廊を手掛け、1970 年には最初の美術館である兵庫県立近代美術館(現・兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー)を設計しました。1975 年の小諸市立小山敬三美術館に続き、1979年に八ヶ岳美術館が竣工されました。のちの1983 年には谷村美術館が竣工されています。
このたびは八ヶ岳美術館の模型や設計図、写真などの建築資料を中心に、村野の手掛けた美術館や関連する建築について、図面や模型などの資料から紹介します。新たに石田雄琉氏による八ヶ岳美術館の模型を制作展示、松川元希氏が建築を3Dデジタルデータ化し、会場にVR映像を投影します。これまでに訪れた来館者や施工担当者の撮影した写真も展示し、八ヶ岳美術館の建設当初の姿をあらゆる角度からご覧いただけます。
会期中には、第一線で活躍する建築家や研究者による連続建築講演会を開催し、没後40年を経た村野藤吾建築について理解を深めていきます。
20240408165531_00001 20240408165531_00002                     偶然手許にあった「八ヶ岳美術館」のハンドアウト
京都工芸繊維大学資料館村野藤吾展フライヤー参 考 : 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館  第13回村野藤吾建築設計図展  村野藤吾の住宅デザイン 2015年3-6月 終了

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 八ヶ岳美術館

【展覧会】高知県立美術館|イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき|’24年4月14日-6月16日|

高知県立美術館4月巡回展高知県立美術館
イッタラ展
フィンランドガラスのきらめき
会  期  2024年4月14日[日]- 6月16日[日]
開館時間  9:00 - 17:00(⼊場は 16:30 まで)
休  館  日  年末年始以外は無休(臨時休館があります)
観  覧  料  一般当日 1,200円、大学生 850円、高校生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細公式サイト参照。
会  場  高知県立美術館 
      〠 781-8123 高知県高知市高須353-2 TEL 088-866-8000
特別協力  Iittala
主  催  高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)、
      フィンランド・デザイン・ミュージアム、朝日新聞社、KUTVテレビ高知
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フィンランドを代表するライフスタイルブランド・イッタラ。1881年に設立された同ブランドは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクらフィンランド・デザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩んできました。美しさと機能性をすべての人へ提供するという彼らの思想のもと送り出されてきたプロダクトは世界中で愛され続けています。
本展は、イッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成し、イッタラと日本の関係に焦点を当てた章を加えて開催します。イッタラの歩みを象徴するクラシックデザインからモダンデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交えた約450点の作品や資料を通して、その技術と哲学、デザインの美学に迫ります。時代を超えて今なお輝き続けるイッタラの世界をお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立美術館 ]  { 活版アラカルト  高知県立美術館  過去ログまとめ }

【展覧会】新潟市美術館|企画展 もしも猫展|’24年4月13日-6月2日

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新潟市美術館
企画展 もしも猫展
会  期  2024年4月13日[土]- 6月2日[日]
      * 会期中、一部作品の場面替えがあります。
会  場  新潟市美術館 企画展示室
      〠 951-8104 新潟県新潟市中央区西大畑町5191−9
開館時間  9:30 - 18:00 * 観覧券販売は閉館30分前まで
休  館  日  毎週月曜日(ただし 4月29日、5月6日は開館)、5月7日[火]
観  覧  料  当日券 一 般  1,400円、 大・高校生  1,000円、 中学生以下  無料
      * 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方、および一部の介助者は無料(受付でご提示を)
協  力  名古屋市博物館
主  催  新潟市美術館、TeNYテレビ新潟
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「もしも、うちの猫が人のように話したら?」
                                                   そんな想像をしたことはありませんか?

天保12年(1841)頃、無類の愛猫家としても知られる 浮世絵師の 歌川国芳(うたがわ  くによし   1797-1861)は、猫を人のように描いたり、役者を猫の顔に見立てた作品を次々と発表していきます。
本展では、国芳の猫を題材とした作品を中心に、江戸時代から明治時代の擬人化表現の魅力を探ります。愛らしく、アイデアあふれる擬人化の世界をお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 新潟市美術館  展覧会公式WEBサイト(外部リンク)

【体験・学び】千葉市美術館|つくりかけラボ14|荒井恵子/和紙のフトコロ 墨のダイゴミ|’24年2月14日-5月26日|ワークショップ連続次〻開催中


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千葉市美術館
つくりかけラボ14
荒井恵子 / 和紙のフトコロ 墨のダイゴミ
会  期  2024年2月14日[水]- 5月26日[日]
休  室  日  3月4日[月]、4月1日[月]、5月7日[火]
観  覧  料  無料
会  場  千葉市美術館 4階 子どもアトリエ
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)
主  催  千葉市美術館
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つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間をつくり上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。

船橋を拠点に活動する千葉県在住の美術家 荒井恵子さんは、手漉きの和紙と様々な色合いを持つ墨を制作のパートナーとし、それら一つ一つの個性に寄り添うように作品をつくり続けてきました。本プロジェクトでは、あたたかくしなやかな和紙の懐(フトコロ)に包まれ、その手触りを楽しみ、白い紙の表面で躍動する墨の醍醐味(ダイゴミ)を味わうための和の空間が、美術館の中に出現します。

< アーチスト:荒井恵子 あらい けいこ プロフィール >
keikoarai-640x671東京都生まれ、千葉県船橋市在住。墨と和紙を使った水墨表現に取り組む。近年の主な展覧会に「白と黒の間」(ふなばしアンデルセン公園子ども美術館/千葉、2022年)、「荒井恵子 船橋三部作─宝成寺・三番瀬・玉川」(船橋市民ギャラリー/千葉、2021年)、「One Hundred Shades of Grey」(The Storrier Stearns Japanese Garden /ロサンゼルス、2019年)、「いろいろのいろ墨のいろ─荒井恵子と子どもたち」(富山県水墨美術館/富山、2019年)など。また、岡太神社大滝神社千三百年大祭記念事業「荒井恵子の世界 墨と和紙そのあわい」(越前和紙の卯立の工芸館/福井、2018年)では襖絵「起承転結」奉納。新たに映像や写真の表現にも幅を広げ活動している。
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「和紙」と「墨」に触れる空間
日本の伝統的な和紙と墨の世界を障子のある空間で体感してください。その空間は、世代の違いで懐かしくもあり、新しくもあるかもしれません。変化が激しい今の社会で、時間をゆっくり感じるひと時を和紙や墨に触れながら過ごしてみてください。それは私がいつもアトリエで制作しながら感じている魅力ある時間と同じです。
和紙のある空間はどことなく優しく、その光も柔らかで、落ち着きます。かつて日本家屋に襖や障子として使用していた和紙も今では当たり前ではなくなっています。
制作にあたり和紙や墨は私にとって大切なパートナーです。それらを深く知ることから、表現が始まっていると感じています。和紙の特徴も墨の魅力も味わえる空間にどうぞ遊びにいらしてください。
                                      荒井恵子

❖ アーティスト会場滞在スケジュール(予定) ❖ ※ 各日とも午後から滞在の予定です
2月14日㈬、16日㈮、17日㈯、18日㈰、23日㈮・祝、24日㈯、25日㈰
3月1日㈮、2日㈯、3日㈰、8日㈮、9日㈯、10日㈰、15日㈮、16日㈯、17日㈰、22日㈮、
23日㈯、24日㈰、29日㈮、30日㈯、31日㈰
4月5日(金)、6日(土)、7日(日)、12日(金)、13日(土)、14日(日)、19日(金)、20日(土)、21日(日)、26日(金)、27日(土)、28日(日)
※休憩やイベント等不在の場合もございます。
※急遽予定が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※5月のスケジュールは後日公開します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加・ご観覧を。
※ 下掲サイトの「体験・学び → つくりかけラボ」に多彩な関連イベントが紹介されています。
[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }

【展覧会/二展示同時紹介】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫|特別展 花咲い、風の吹くらん|企画展 人・ひと・ヒト 浮世絵の人と顔|’24年4月13日ー6月2日

徳川美術館A B徳川美術館

徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
特別展
花咲 -わら- い、風の吹くらん
会  期  2024年4月13日[土]ー 6月2日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日 * ただし4月29日・5月6日は開館、4月30日・5月7日は休館
観  覧  料  一 般 1,600円 ・ 高 大 生 800円 ・ 小 中 生 500円
       (企画展「人・ひと・ヒト 浮世絵の人と顔」展と共通)
      * 毎週土曜日は 小・中・高生 入館無料
会  場  徳川美術館
      〠 461-0023 名古屋市東区徳川町1017 TEL 052-935-6262
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
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咲き誇る花、花を散らす風や雨、煌々と照る秋の月、降りつもる冬の雪など、自然がみせる美しい風物。移りゆく自然の美しさに惹かれた人々は、これらに心を寄せて詩歌に詠み、自らの心情を投影してきました。また絵画に描きあらわし、工芸品を彩る要素としても、日本のみならず東洋の美的生活を支える基盤となってきました。
雪月花をはじめ、風や雨など変化に富んだ自然現象に注目して、古典文学や絵画・工芸にみられる風雅の世界を紹介します。

※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 ]   { 活版アラカルト 既出まとめ }

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徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
企画展
人・ひと・ヒト 浮世絵の人と顔
会  期  2024年4月13日[土]ー 6月2日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日 * ただし4月29日・5月6日は開館、4月30日・5月7日は休館
観  覧  料  一 般 1,600円 ・ 高 大 生 800円 ・ 小 中 生 500円
      (特別展「花咲い、風の吹くらん」展と共通)
      * 毎週土曜日は 小・中・高生 入館無料
会  場  徳川美術館
      〠 461-0023 名古屋市東区徳川町1017 TEL 052-935-6262
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
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浮世絵の歴史を通じて中心的なジャンルは美人画と役者絵です。これは人物を描くことが浮世絵の最大の関心事であったことを示しています。時代がくだって登場した浮世絵師の歴史画や風景画でも、人物表現が重要な役割を果たすことが多くありました。
本展では、浮世絵において、誰を描くか、どのように描くかなど、さまざまな視点から浮世絵の人物表現の諸相を、徳川美術館、名古屋市博物館、そして名古屋市蓬左文庫のコレクションから紹介します。

※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトを確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 ]   { 活版アラカルト 既出まとめ }

【展覧会】岡崎市美術博物館|ひらいて、むすんで|’24年4月13日-6月16日

岡崎市美術博物館01 02岡崎市美術博物館

岡崎市美術博物館
ひらいて、むすんで
会  期  2024年4月13日[土]- 6月16日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日、4月30日[火]、5月7日[火]
      * ただし、4月29日[月・祝]、5月6日[月・祝]は開館
観  覧  料  一 般〔高校生以上〕 1,000円、小中学生 500円、 未就学児は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  岡崎市美術博物館
      〠 444-0002 愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地  電 話 0564-28-5000
主  催  岡崎市美術博物館、中日新聞社
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岡崎市美術博物館は、開館した1996年当初より「心を語るミュージアム」として、心を伝え、心の作用がつくり出した作品資料の収集や展示活動を行ってきました。このコンセプトは20世紀末であった当時の過剰な物質文化の追求を反省し、精神文化とのバランスを問い直そうとする態度から生み出されたものでした。
現代では多様な人が暮らしやすく、またサステナブルな在り方が追求されている一方で、私たちの心は疫病や災害、国際情勢や景気変動により、寄る辺ない舟のように揺れつづけています。私たちが文化的で豊かに生きるには、改めて「心を語る」ことに向き合う必要があるのではないでしょうか。
私たちが自分を語るとき、自分の全てを他者に伝えるのは不可能であるため、選択や省略、場合によっては誇張や変形といった編集作業を加えます。それは、様々な場面で振る舞いが異なる自分の断片を繋げて、ひとりの人物として一貫させるように創作することです。自分を語ることは、自分の断片を「むすぶ」と同時に、語ることで自分を「ひらく」表現であるといえるでしょう。
ベルリン在住の美術作家である手塚愛子は絵画の探求から織物に着目し、その糸を解体することで織られた時間を辿りながら、文化や社会制度の歴史と構造に目を向けます。彼女は織物を「ひらく」ことで再構成し、過去の出来事と現在を織りなおして新たな回路に「つなぐ」ことを視覚的に表現します。本展は「ひらく」「むすぶ」という視点から絵画や彫刻、映像やインスタレーションなど22名の美術作家による作品を紹介するものです。
作品の声を聞き、「心を語る」ことを考える機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡崎市美術博物館 ] 

【展覧会】岡本太郎記念館|タローのダンス|’24年3月15日-7月7日|開幕後壹箇月再紹介

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岡本太郎記念館
タローのダンス

開催期間  2024年3月15日[金]- 7月7日[日]
開館時間  10:00-18:00
休  館  日     火曜日(祝日の場合は開館) 
      * 但し、2024年3月11日[月]ー 3月14日[木]は臨時休館いたします。
入  館  料     一 般 650円  小学生 300円
会  場  〠 107-0062 東京都港区南青山6-1-19  TEL 03-3406-0801
主  催  公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団、岡本太郎記念館

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1952年、岡本太郎はモザイクタイルで『ダンス』を制作します。一点ものの油彩とちがってタイルなら何枚でもつくれるし屋外にも置ける。そうすれば芸術がもっと社会に入っていける。そう考えたのです。まさしくそれは岡本太郎の芸術思想を体現するものでした。
2011年、この『ダンス』は太郎生誕百年事業として修復され、高島屋大阪店のシンボルとしていまも多くの人の眼を楽しませています。

ところで太郎はこの重要作の題材になぜ「ダンス」を選んだのでしょう? いまとなっては知る由もありませんが、太郎がダンスを認めていたことだけはたしかです。
1950〜60年代に原生日本と出会う旅に出た太郎は、暮らしに息づくさまざまな民俗的踊りに遭遇しました。いずれも見世物ではなく生活と一体であり、生活そのもの。「生きることの儀式」とさえいえるほどで、太郎はそこに芸術の本質が暗示されていると洞観します。
プライベートでも機会があれば踊っていたようで、その歓びをこう記しています。
「みんなといっしょに踊っていると、自分だけであると同時にみんなでもあり、それは全身的な充実感となって昇華し、明朗に情熱を解放する。ぼくにとってダンスは、もっとも直接的な精神、肉体のよろこびだ」
画面いっぱいに“いのちの躍動”が広がる太郎の作品には、まるでダンスを踊っているかのような表現がたくさんあります。いずれもみずみずしい情熱と生命力を湛え、観る者を元気にしてくれる。
本展は、そんな作品を集めて一望しようとするものです。“ 明朗に情熱を解放する ” 太郎をどうぞお楽しみくださ
                           岡本太郎記念館館長 平野暁臣

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡本太郎記念館 ]