カテゴリー別アーカイブ: 展覧会

【展覧会】早稲田大学演劇博物館|2024年度秋季企画展 築地小劇場100年 ― 新劇の20世紀 ―|’24年10月3日-’25年1月19日|

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早稲田大学演劇博物館
2024年度秋季企画展
築地小劇場100年 ― 新劇の20世紀 ―
会  期  2024年10月3日[木]- 2025年1月19日[日]
開館時間  10:00 - 17:00 (火・金曜日は 19:00 まで)
休  館  日  2024年10月23日[水]、11月1日[金]、11月4日[月・祝]、11月6日[水]、
      11月20日[水]、12月4日[水]、12月18日[水]、
      12月26日[木]- 2025年1月5日[日]、1月15日[水]
会  場  早稲田大学坪内博士記念演劇博物館    
        1階 六世中村歌右衛門記念特別展示室・2階 企画展示室 I・II
      〠 169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
      TEL: 03-5286-1829   E-mail: enpaku☆list.waseda.jp
主  催  早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
入館無料

aa2fcfc6374da41eb40b67065a9c8ebe築地小劇場第 1- 4 回定期公演ポスター 早稲田大学演劇博物館 URL ゟ

a58c5f5ef436c522c953aad4f8e6ab75築地小劇場外観    早稲田大学演劇博物館 URL ゟ

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新劇とは、日本の近代において西欧の影響を受けて生まれた演劇ジャンルであり、台詞による表現と、思想に重きを置いた演劇の世界を構築しました。明治末に誕生し、大正期には時代の最先端の演劇の潮流を形成、戦後には黄金時代を迎えました。日本の演劇を考えるうえで、重要な演劇ジャンルのひとつといえます。
大正13年 (1924) 6月、築地小劇場が誕生しました。新劇初の本格的な常設の専用劇場であり、同劇場の専属の劇団名でもあります。新劇の父ともよばれる小山内薫を軸に生まれたこの劇団は、実験的な公演を次々に手掛け、数々の優れた作品を世に送り出しました。築地小劇場からは、戦前から戦後の演劇界を支えた俳優や劇作家、スタッフなど多くの人材も輩出されています。築地小劇場創設100年にあたる記念の年に、演劇博物館所蔵の新劇関連資料を一堂に展示します。
また新劇は、多面的な演劇ジャンルであり、演劇のみならず文学・芸術・音楽・出版・放送などさまざまな文化領域と関わりを持っています。今回はエンパクコレクションから、演劇という枠組みにとらわれず、新劇の持つ幅広い世界についてもご紹介します。新劇とはどのような演劇だったのか、その長い歴史を振り返りつつ、「新劇の20世紀」を改めて考える契機としたいと思います。

※ 日程は都合により変更する場合があります。最新情報は当館ウェブサイトを確認の上ご来場を。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 早稲田大学演劇博物館

【展覧会】お札と切手の博物館|令和6年度 特別展 お札の誕生祭 新しいお札がやってきた ! | ’24年7月3日-12月22日|2期制開催 / 第2期開催壹个月

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お札と切手の博物館
令和6年度 特別展
お札の誕生祭 新しいお札がやってきた!
開  催  日  1 期:令和六年(2024年)7月3日[水]- 9 月 1 日[日]
      2 期:令和六年(2024年)9月3日[火]ー 12月22日[日]
開催時間  9:30 - 17:00
休 館 日  月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
開催場所  お札と切手の博物館 2階展示室
      〠 114-0002 東京都北区王子1-6-1 Tel:03-5390-5194
入 場 料  無 料
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令和6年7月3日に20年振りの新しいお札が発行されます。本展示では、これから毎日使っていただくお札についてより知見を深めていただけるよう新しいお札の肖像や技術を改めてご紹介するとともに、各券種の歴史を振り返りながら高額券の出現と経済の関係性についても触れていきます。

20241002143713_00020解説書(PDF:5,725KB
展示品リスト(PDF:201KB
* 日本銀行から国立印刷局へ贈呈された記番号「AA000004AA」の
1万円券、5千円券、千円券を展示しています。

※ 下掲の公式詳細サイトで最新情報を確認のうえご観覧ください。
[ 詳 細 : お札と切手の博物館 ]
{新宿餘談} 正直なところ編者はいま戸惑い、口ごもっている。読者諸賢にはただただ「▷ 解説書(PDF:5,725KB)」をご覧いただき、「お札と切手の博物館」のスタッフが万感のおもいをこめ、敢えて自館にかえて推奨する(本欄では既報・関連イベント終了)、国立公文書館、貨幣博物館へ、惻隠の情をもってご足労をたまわりたいとだけしるしたい。

【展覧会】京都工芸繊維大学美術工芸資料館|京都高等工芸学校シリーズ2|東洋へのまなざし-京都高等工芸学校初期収集の陶磁器を中心に|’24年9月2日-10月26日|開展壹个月

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京都高等工芸学校シリーズ2
東洋へのまなざし-京都高等工芸学校初期収集の陶磁器を中心に
開催期間  2024年9月2日[月]- 10月26日[土]
休  館  日  日曜日・祝日、10月19日[土]
開館時間  10時 - 17時(入館は 16時30分 まで)
会  場  京都工芸繊維大学美術工芸資料館 1階
      〠 606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
      電話番号 075-724-7924  ファックス 075-724-7920
入  館  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
協  力  京都・大学ミュージアム連携
主  催  京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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京都工芸繊維大学の前身校のひとつである京都高等工芸学校(明治35年開校)では、教材として多くの「参考品」を購入していました。それらは、講義や実習で生徒に示されただけでなく、地元京都で伝統産業に携わる人びとにもひろく公開されていたことがわかっています。
京都高等工芸学校時代に購入された参考品としては、ロートレックやクリムトなどによるポスター類や、アール・ヌーヴォーの陶磁器、ティファニーのガラス器類などがよく知られています。京都高等工芸学校の図案指導が欧米の最先端のデザイン状況を伝えることを中心としていたため、わたしたちもそのような欧米の美術工芸品をみていただく展覧会を多く企画してきました。
しかし、京都高等工芸学校では、そのような欧米の美術工芸品だけではなく、日本の古美術やさらにアジアの工芸品や民族衣装なども購入し、収蔵していました。今回の展覧会では、京都高等工芸学校初期の収集品のなかから、これまであまり注目してこなかった中国大陸や朝鮮半島で製作された陶磁器を展示します。そこには後漢時代の出土品や、三国時代の新羅でつくられた土器なども含まれています。京都高等工芸学校の図案教育の、これまで知られていなかった側面をご覧にいれることができると思います。
明治時代後期から大正時代にかけての「ものづくり教育」のなかで収集された、ちょっと意外な東アジア陶磁器の数々から、当時の東洋へのまなざしをお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 ]

【展覧会】京都市京セラ美術館|グッチ日本上陸60周年記念展 GUCCI COSMOS|’24年10月1日-12月1日

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京都市京セラ美術館
グッチ日本上陸60周年記念展
GUCCI COSMOS
会  期  2024年10月1日[火]- 12月1日[日]
時  間  10:00 - 18:00(最終入場は 17:30 まで)
会  場  京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階 | 新館 東山キューブ
      〠 606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124
      TEL:075-771-4334(受付時間/10:00-18:00) FAX:075-761-0444
休  館  日  月曜日(祝日の場合は開館)
観  覧  料  一 般:2,200円、⼤学・専門学校生:1,500円、高校生:1,000 円、中学生以下 無料
      * 当日個人購入価格表示。価格はすべて税込み
      * チケット各種割引・企画・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  グッチ、京都市
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グッチが日本で初めて正式に紹介されてから60周年の節目である今年、ブランドの100年以上にわたる歴史と現代への系譜を紐解く展覧会「GUCCI COSMOS」を、京都市京セラ美術館にて開催いたします。
本展は1921年にグッチが誕生した地、イタリア フィレンツェの姉妹都市である京都と日本をオマージュし、アーカイブ作品を通じてブランドの革新の歴史とクリエイティビティの伝統を表現するものです。

< グッチ|GUCCI >
1921年、フィレンツェで創設されたグッチは、世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドのひとつです。ブランド創設100周年を経て、グッチはクリエイティビティ、イタリアのクラフツマンシップ、イノベーションをたたえながら、ラグジュアリーの再定義への歩みを続けています。グッチは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、アイウェアの名だたるブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングに属しています。詳しくは、www.gucci.com をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都市京セラ美術館 ]

【展覧会】土門拳記念館|特別展 The Eyes -土門拳が撮った眼-|’24年7月19日-10月22日|会期後半

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土門拳記念館
特別展 The Eyes-土門拳が撮った眼-
開催期間  2024年7月19日[金]- 10月22日[火]
時  間  午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  8/29[木]、9/25[水]ー 9/26[木]
会  場  土拳拳記念館 主要展示室、企画展示室Ⅰ、企画展示室Ⅱ
      〠 998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)
      TEL:0234-31-0028
入  館  料  一 般:800円、高校生:400円、小・中学生:無 料
協  力  一般財団法人 日本カメラ財団、植田正治写真美術館、一般財団法人 草月会
共  催  酒田市、酒田市教育委員会
主  催  公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
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たとえ小さくても軽くても
視線の強いものが、
ぼくの被写体として残る

写真家・土門拳(1909−1990年)が撮影した多様な “眼” に焦点をあてる展覧会を開催いたします。 
20世紀日本のドキュメンタリー写真を代表する『ヒロシマ』(1958年)や『筑豊のこどもたち』(1960年)には、被写体となった人々の眼が印象的な作品が数多く含まれています。何かを強く求め訴えかけてくるような眼があれば、時には現代の私たちの在り方を問うような深く静かな瞳もあります。
昭和の著名人たちの肖像を収めた『風貌』(1953年)シリーズでは、激動の時代を切り拓いていった者たちの才気あふれる眼差しに、時を超えて対面することができます。『文楽』(1972年)や『古寺巡礼』(1963〜1975年)といった写真集では、日本美術史の中で生み出され、継承されてきた個性的な眼の造形の数々が、土門特有のクローズアップ撮影によって鮮やかに切り撮られてきました。

「ぼくは被写体に対峙し、ぼくの視点から相手を睨みつけ、そして時には語りかけながら被写体がぼくを睨みつけてくる視点を探る。そして火花が散るというか、二つの視点がぶつかった時がシャッター・チャンスである」と書き残しているように、彼が写した多くの “ 眼 ” には、被写体そのものの発するメッセージと、土門自身の思想の両方が反映されているといえるでしょう。眼の中に刻まれた時代と、今も生き続ける記憶を感じていただければ幸いです。

会期の後半には一部展示替えを行い、今年で30回目を迎える「酒田市土門拳文化賞」の受賞作品展と、地元・庄内地域にゆかりのある若手写真家 / 美術家の作品とともに土門拳を再考する、初の試みとなるグループ展「KDMoP Shonai Photo Meeting −リミックス土門拳−」を順次開催いたします。

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館 ]  { 活版アラカルト 過去ログ }

【公募】酒田市土門拳文化賞|第31回 酒田市土門拳文化賞 公募のお知らせ|問い合わせ・申し込み先/土門拳記念館|応募締切 ’25年5月16日|

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酒田市土門拳文化賞
第 31 回 酒田市土門拳文化賞 公募のお知らせ

◆ お問い合わせ・お申し込み先◆
土門拳記念館

〠 998-0055 山形県酒田市飯森山2−13(飯森山公園内)
土門拳記念館 文化賞事務局  電話:0234-31-0028  FAX : 0234-31-0027
● 応募資格と要項 ● チラシ・応募票のダウンロード ● お問い合わせ・お申し込み先
● チラシ・応募票のダウンロード  第31回酒田市土門拳文化賞 公募チラシ (1.1MB)

応募資格と応募要項 ( 土門拳記念館ウェブサイト参照 )
● 応募資格
国内に居住する個人のアマチュア写真愛好家とします。
● テーマ
自由
● 対象
今回の応募が初めての作品
※ すでに他のコンテストに入賞・入選した作品(類似作品も含む)は、応募できません。また、二重応募はご遠慮ください。
● 応募要項
<以下中略>  土門拳記念館ウェブサイト参照
● 応募締切
2025年5月16日(金)17:00 必着
● 発表及び写真展開催について
発表は、2025年8月上旬の予定です。
酒田市より公式発表後、土門拳記念館ホームぺージに掲載するとともに応募者全員に作品返却及び文書報告します。
写真展は、土門拳記念館において受賞作品展を開催します。
(写真展用として、再プリントをお願いする場合があります。)
● 賞(授賞式は2025年9月に酒田市で行う予定です)
土門拳文化賞/1点・・・・・・・賞状、賞牌並びに副賞として50万円
奨励賞/   3点・・・・・・・賞状、賞牌
● 選考委員
江成常夫(写真家)/大西みつぐ(写真家)/
藤森武(写真家・さかた文化財団学芸担当理事)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 酒田市  土門拳記念館

【展覧会】東京国立近代美術館|企画展 ハニワと土偶の近代|’24年10月1日-12月22日|

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東京国立近代美術館
企画展 ハニワと土偶の近代
会  期  2024年10月1日[火]- 12月22日[日] * 会期中、一部作品は展示替えがあります。
会  場  東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      〠 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
      アクセス 東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口 徒歩3分
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休  館  日  月曜日 (ただし10月14日、11月4日は開館)、 10月15日[火]、11月5日[火]
開館時間  10:00 - 17:00(金曜・土曜は 10:00-20:00) * 入館は閉館30分前まで
観  覧  料  一 般 1,800円、 大学生 1,200円、 高校生 700円
      * 割引前売り券、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照      
      * 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため事前チケット購入が推奨されています。
主  催  東京国立近代美術館、 NHK、 NHKプロモーション、 毎日新聞社
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いにしえの地層から出土するハニワや土偶のイメージは日本中に浸透し、いまや押しも押されもせぬキャラクターと化しているといっていいでしょう。出土遺物は、美術に限らず、工芸、建築、写真、映画、演劇、文学、伝統芸能、思想、さらにはテレビ番組にいたるまで、幅広い領域で文化現象を巻き起こしてきました。
戦後、岡本太郎やイサム・ノグチによって、それまで考古学の資料として扱われていた出土遺物の美的な価値が「発見」されたというエピソードはもはや伝説化しています。なぜ、出土遺物は一時期に集中して注目を浴びたのか、その評価はいかに広まったのか、作家たちが「遺物」の掘りおこしに熱中したのはなぜか――本展は美術を中心に、文化史の舞台に躍り出た「出土モチーフ」の系譜を、明治時代から現代にかけて追いかけつつ、ハニワや土器、土偶に向けられた視線の変遷を探ります。

<ポイント>
◆ 1 ハニワ・土偶ブームの裏側、掘りおこします
きっと誰もが子どもの頃に出会い、身近な存在として親しんできたハニワや土偶。それらが歴史教科書の冒頭に登場するようになったのは、実は遠い昔のことではなく、「芸術」として語られるようになったのも近代以降のこと。美術品を鑑賞しながらハニワ・土偶ブームの裏側が見えてくる、一粒で二度おいしい展覧会です。
◆ 2 考古図譜からマンガまで
本展の大きな特徴はとりあげる時代とジャンルの幅広さ。出土品を克明に描いた明治時代のスケッチから、果てはマンガまで。ハニワと土偶があらゆる文化に連なっていることを知ると、美術館を出た時、景色が少しだけ変わってみえるかもしれません。にぎやかな展示にご期待ください。
◆ 3 ハニワと土偶のメガネで未来が見える
遺物をめぐるブームにはいつも容易ならぬ背景があり、今後もきっと繰り返されるでしょう。本展は過去の回想に留まらず、これから起こり得ることの示唆にもなるはずです。古から未来が掘り出される!

※ 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入が推奨されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館  本展公式サイトチケット情報

【展覧会】ふじ・紙のアートミュージアム|第16回 紙のアートフェスティバル2024|菊地絢女展|16TH ART FESTIVAL OF PAPER 2024|AYAME KIKUCHI EXHIBITION|’24年10月1日-12月8日|

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ふじ・紙のアートミュージアム
第16回 紙のアートフェスティバル2024
菊地絢女展
16TH ART FESTIVAL OF PAPER 2024 AYAME KIKUCHI EXHIBITION
会  期  2024年10月1日[火]- 12月8日[日]
開館時間  10:00 - 18:00
休  館  日  10月7日[月]、11月11日[月]・12日[火]
      * ロゼシアター休館日に休館
観覧料金  無 料
会  場  ふじ・紙のアートミュージアム
      〠 416-0953 静岡県富士市蓼原町1750番地 富士市文化会館ロゼシアター1階 東側奥
      TEL:0545-32-6581 FAX:0545-32-6582
主  催  富士市 (主管:一般社団法人富士芸術村)
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紙をカッターで切り抜き、折り曲げ、それを無数に重ねて、自然界の循環や感情の流れ、生命エネルギー等を視覚化する造形作品を制作しています。水が豊かな日本で育った私にとって、富士山は地球の循環を思い起こさせてくれる象徴でもあります。
日本の文化は水とともにあり、紙もまた水の産物であると考え、紙という素材は、様々な表情を見せてくれます。年間約20億-30億トンもの雨が富士山麓に注がれながら、そのほとんどが川を作ることなく、富士山の溶岩が吸収し、地下でゆっくり時間をかけながら、湧き水となって流れるという、富士ならではの独特な水の形態が、巨大な濾過システムのようでもあり、また、私にとっては一滴の雫の落ちる音でさえ、そこに蛙や水草が暮らしていることを思い起こさせてくれる、大切な記憶との繋がりでもあります。
自然界の特質をも変えられる技術が発展した現在に生きる私は、紙でいうならば、皺がよる、燃えやすい等の自然物の特性を賜物と捉えることを忘れてしまいがちであり、文化の向上と同時に起こる、自然や一個人のライフスタイルに至るまでの存在そのものの特質を探求することの衰退を時に考えさせられてきました。雨として降り注ぎ、何年もの時を超えた水の旅に人が恩恵を受ける不思議な自然との関わりを、この地を文化の母体と捉えた時、私は幼い時に立ち返り、紙を千切るという単純な行為や、制作途中で出た意図としない奇怪な形の紙屑も素材として取り入れ、過去作品から発展させたいと思います。
立ち返ることは、戻る行為なのか、はたまた発展なのか、手を動かしながら浮かび上がる流れの形に耳を傾け表現することで、問いかけとなる空間を制作したいです。
                                      菊地絢女

< 菊地絢女 AYAME KIKUCHI プロフィール>
神奈川県生まれ・在住 東京工芸大学芸術学部卒業
グラフィックデザイナーの傍らアート活動を経て、2008年美術家として独立。
紙、布、廃材などを使用した立体造形やインスタレーションを制作する。
自然界の循環、生命エネルギー、人の感情の流れに焦点を当て、それらを視覚化する。
布と絵画を構成した造形や、彫刻としての切り絵表現、廃材の造形等、幅広い作品を展開。

< 主な展覧会・個展 >
2024 『菊地絢女展 空中散歩』個展(アート○美空間Saga/神戸)
2024 『いのちの森』個展(mint kobe/神戸)
2022 『二人展 Between me and me』(Real style/愛知)
2021 『Unexpected encounter』(Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi/東京)
2020 『Giant Mango Selection vol.6』(Wrong Gallery/台北)
2020 『Mostra di Artisti Giapponesi Contemporanei』(monogramma/ローマ)
2020 『AAF Milan 2020』(Super studio piu/ミラノ)
2020 『AAF Melbourne 2019』(Melbourne Town Hall/メルボルン)
2018 『SICF 19』(SPIRAL/東京)
2017 『Pattern Pile』空間演出として(SPIRAL Showcase/東京)
2017 『アスリート展』(21_21 DESIGN SIGHT/東京)
2016 『ART in PARK HOTEL TOKYO 2016』(パークホテル東京)
2015 『Fower energy』(TOCCA 銀座・青山/東京)
2015 『Material』(JILL D’ART GALLERY/愛知)
2015 『菊地絢女展』個展(Nabe Cafe /東京)
2013 『ユリカナ展』(渋谷ヒカリエ 8/CUBE/東京)
2013 『その先の風景展~風景考2012に導かれて』(SATOSHI KOYAMA GALLERY/東京)
2012 『911展』(Me&Art GALLERY/シドニー)
2008 『Project 7 Boxes』(三鷹市芸術文化センター/東京)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ふじ・紙のアートミュージアム

【展覧会】岡山県立博物館|テーマ展 岡山の至宝 -正宗文庫の輝き-|’24年9月5日-10月13日|会期終盤

岡山県博9.05おも 岡山県博9.05うら (2)☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

岡山県立博物館
テーマ展  岡山の至宝-正宗文庫の輝き-
会  期  令和6年(2024)9月5日[木]-10月13日[日]
開館時間  ◇ 9 月 午前9時 - 午後6時 ◇ 10月 午前9時30分-午後5時
休  館  日  毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日に休館)
入  館  料  大 人 250円、65歳以上 120円、高校生以下 無 料
会  場  岡山県立博物館 2階展示室
      〠 703-8257 岡山市北区後楽園1-5
      電話:086-272-1149  Fax:086-272-1150
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正宗 敦夫〔まさむね あつお 明治14年(1881)ー 昭和33年(1958)、正宗白鳥の弟〕は、和気町伊里村(現岡山県備前市穂浪)出身の国文学者・歌人として知られます。
正宗文庫は、敦夫が丹精込めて蒐集した古典籍・文書・短冊類を中心として、昭和11年(1936)に郷里に創設されました。
本展覧会では、御好評をいただいた昨年に引き続き、敦夫が蒐集した正宗文庫の資料の数々をご紹介します。貴重な古典籍類を集め、守り伝えようとした〈知の巨人〉正宗敦夫の信念と、正宗文庫の蔵書の豊かさを感じ取っていただけましたら幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立博物館 ]  
[ 関 連 :【展覧会】国文学研究資料館/岡山県立博物館|テーマ展 正宗敦夫と正宗文庫|’23年9月9日-10月15日|終了 ] 

【展覧会】国文学研究資料館|企画展示 松野文庫の贈りもの|’24年9月5日-10月22日|会期後半

国文研松野文庫0001おも 国文研松野文庫0002うら☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

国文学研究資料館
企画展示 松野文庫の贈りもの
会  期  2024年9月5日[木]- 2024年10月22日[火]
利用時間  午前10時 - 午後4時30分
休  館  日  土曜・日曜・祝日
場  所  国文学研究資料館  1 階 展示室
      〠 190-0014 東京都立川市緑町10-3
      電話:050-5533ー2900 (I P 電話 代表)
主  催  国文学研究資料館
入場無料
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国文学研究資料館松野陽一文庫は、国文研の元館長で、中世近世和歌の研究者であった松野陽一(1935-2018)が、長い年月をかけて丹精込めて蒐集したコレクションです。全485点。その大半は江戸末までの日本古典籍であり、中核は歌書、とりわけ『千載和歌集』の古写本と藤原俊成関係書、ならびに石野広通・松平定信ら近世和歌関係書で構成されています。
(参考)海野圭介・小川剛生・落合博志・神作研一編「国文学研究資料館所蔵松野陽一文庫分類目録」(浅田徹ほか編『和歌史の中世から近世へ』所収、花鳥社、2020)
関連イベントとしてギャラリートーク、▶ 松野文庫セミナー (PDF:1007KB) を予定しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 遠方の方には 電子展示室「書物で見る 日本古典文学史」もありますのでご検討を。
[ 詳 細 : 国文学研究資料館 ] 

【展覧会】公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館|企画展「暁斎・暁翠 風景画」展|◆同時開催・特別展「復刻版画展」|’24年9月1日-10月25日|開幕壹个月再紹介

河鍋暁斎記念美術館9/10月

公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
企画展 「暁斎・暁翠 風景画」展
同時開催・特別展「復刻版画展」
会  期  2024年9月1日[日]- 10月25日[金]
会  場  公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
      〠 335-0003 埼玉県蕨市南町4-36-4
      TEL. 048-441-9780 / FAX. 048-445-3755
開館時間  10:00-16:00(16:00まで入館可)
入  館  料  一 般 600円、高校生・大学生 500円、小・中学生 300円、65歳以上の方 500円
      * 割引、優待情報は下掲詳細参照。学生・ご高齢者は年齢のわかる証明書のご提示を。
休  館  日  毎週火・木曜、毎月26日-末日(展示替え期間につき)
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★ 見どころ
企画展では、暁斎と娘の暁翠が描いた風景画展を開催。暁斎が幕末に描いた東海道名所絵や明治の文明開化期にできた新名所、暁斎と娘の暁翠が実際に訪れた地の写生図などを展示いたします。 第3展示室の特別展は、暁斎の最初の師匠だった浮世絵師・歌川国芳の錦絵を復刻した版画をご覧いただきます。

★ 企画展:主な展示作品
暁斎筆「扁舟探勝図」紙本墨画 軸装
暁翠筆「業平の東下り」紙本墨画淡彩 軸装
暁斎筆「東海道名所之内 三保松原」大判錦絵
暁斎筆「東京開化名勝 江戸橋之景」大判錦絵 ほか

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトにて最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 ] 

【展覧会 / シンポジウム】日本大学藝術学部|プリンティング・アートの力 = 大いなる『日芸版画山脈』― The power of printing art|’24年9月30日-10月24日|二期制開催

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日本大学藝術学部
展覧会 / シンポジウム
プリンティング・アートの力 = 大いなる『日芸版画山脈』
― The power of printing art
会  期  第1期:2024年09月30日[月]- 10月10日[木] 休館日:10月06日[日]
      第2期:2024年10月14日[月]- 10月24日[木] 休館日:10月20日[日]
会  場  日本大学芸術学部 芸術資料館、A&D ギャラリー
      日本大学芸術学部江古田校舎(西武池袋線江古田駅北口下車 徒歩1分)
      〠 176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 TEL:03-5995-8315
      ▷ 日本大学藝術学部 江古田キャンパス・施設紹介
開館時間  10:00 - 18:00
出品作品  日芸版画教育に携わった教員29名(専任及び非常勤)、卒業生約50名
      教員作品は全期間展示。卒業生は1期、2期に分けて展示。
      作品全 170 点
主な出品者 有地好登、原健、吉田穂高、山野辺義雄、荒井良二、笹井祐子、大橋朋美、
      五島三子男、井関洋、早川克己、鶴巻貴子、遠藤美香、菊池史子ほか
主  催  日本大学藝術学部 美術学科版画研究室
後  援  版画学会
助  成  日本大学藝術学部学部長指定研究
観覧無料

◉ シンポジウム「日芸版画を語る」
日 時:10月6日[日] 14:00-17:00
会 場:日本大学芸術学部 A 棟
    第1部「日芸版画とは何か。」
      登壇者:有地好登、笹井祐子、原健、川舩(ギャラリー川船)
    第2部「わたしたちの日芸版画」
      登壇者:大橋朋美、早川克己、日比野絵美、関貴子、東尾文華

◉ ギャラリートーク「日芸版画じゃあにぃ」
荒井良二 × 笹井祐子
日 時:10月19日[土]14:00-16:00
場 所:日本大学芸術学部 A&D ギャラリー

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日本大学芸術学部美術学科の中で「版画教育」が始まってから現在に至るまで 50 年という年月がたちました。本展は、これまでその歴史・業績などが回顧されることの少なかった、日芸での版画教育の歴史と意義、さらには教員と卒業生の制作活動が、日本現代版画界に果たしてきた役割を検証し、歴史的展開の全貌を、大いなる『日芸版画山脈』という見地から明らかにすることを目的としています。
その過程で主要な課題となるのが、新旧教員と卒業生、修了生の制作活動の事歴の確認と、現存作品の確認、さらには、日芸での版画教育にしかみられない、他学とは異なる優れた特色とは何であったのかを、国内の他芸術系大学での版画教育との比較を通じて検証したいと考えています。
日本大学芸術学部版画教育と、卒業生の活躍の歴史を立体的に展望することが本研究の主目的でありますが、それと同時に、日芸版画教育の魅力を一般の観覧者のみならず、版画に興味・関心を抱く若い世代や、中高校生と保護者の方々に実体化をもって発信することで、未来に向けてプリンティング・アートの力を再生し、新たなグラフィックアーツ実現の可能性を本学から提示することも強く意識しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 日本大学藝術学部  本イベント告知ページ

【展覧会】岐阜現代美術館 桃紅館|篠田桃紅 朱のかたち|’24年9月30日-12月18日|

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岐阜現代美術館 桃紅館
篠田桃紅 朱のかたち
開催期間  2024年9月30日[月]- 12月18日[水]
開館時間  9:30 — 17:00
所  在  地  岐阜現代美術館
      〠 501-3939 岐阜県関市桃紅大地1番地(鍋屋バイテック会社 関工園内)
      phone:0575-23-1210 fax:0575-23-1218
休  館  日  第2、4土曜日、日曜日、祝日
入  館  料  一般:500円、団体(20名以上):400円、高校生以下:無料
イベント  担当学芸員によるギャラリートーク(事前申込不要、受付に集合)
      10月5日[土]、11月2日[土]、14:00-(1時間程度)
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水墨の線と面が共鳴し余白と呼応する、緊張感とエネルギーにあふれる桃紅水墨は、“ 私のかたち ” を追求し、たどり着いた墨による抽象表現です。墨よって象られる線やかたちは、書から出発し、見得ない心のかたちを表現するために絵画へと変化しました。
「墨は、どんなに濃くても真っ黒ではなく、一切の色を含み、あらゆる色の創造をゆるし、すべての色に変わり得る。」と、墨による表現を模索するなかで、作品に使う色は、金や銀、朱など限られたものでした。なかでも、朱は桃紅作品において、朱泥で印するために昔から傍らにあった色でしたが、1970年頃から、墨にあしらわれる線として画面に登場し、作品の中で重要な役割を担うようになりました。80年代以降はますますその存在感を増し、幅広の刷毛で描かれた面として現れた朱の豊かなかたちは、寡黙な墨色の世界とは異なり、大胆で熱情に溢れる画面を作り上げます。
本展では、一条の線となって作品を彩る朱や大胆に画面を構成する朱など、作品に現れたさまざまな朱のかたちに注目します。

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[ 詳 細 : 岐阜現代美術館

【展覧会】東洋文庫ミュージアム|創立100周年記念|知の大冒険 — 東洋文庫 名品の煌めき —|’24年8月31日-12月26日|開展壹个月

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東洋文庫ミュージアム
創立100周年記念
知の大冒険 — 東洋文庫 名品の煌めき —
開催期間   2024年8月31日[土]- 12月26日[木]
所  在  地  東洋文庫
      〠 113-0021 東京都文京区本駒込 2-28-21
      TEL 03-3942-0280(ミュージアム)
主  催  公益財団法人東洋文庫、読売新聞社
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東洋文庫は100年前に設立された際、書物の収集や研究のみならず、普及の使命を掲げていました。この使命を追求し、2011年のミュージアム開館以来、東洋学にまつわる多様なテーマで38回にわたる企画展を開催してきました。
100周年を記念した本展は、時空を超えたアジア世界の面白さと豊かさを、あらためて知っていただく「知の大冒険」です。
蔵書を通じてアジアの多様な人々、言語、生活、歴史、宗教、自然との出会いを、旅をするように体験してください。ご覧いただく資料の多くは、災害や戦争などの危機的状況を乗り越えて継承されてきたものです。こうした経緯を知ることで、おなじみの資料も、きっと見え方が変わることでしょう。
さあ、新たな「知」との出会いが待つ、アジア世界への冒険を、すみずみまでご堪能下さい。

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[ 詳 細 : 東洋文庫 東洋文庫ミュージアム ]

【展覧会】駒澤大学禅文化歴史博物館|企画展 瑩山禅師展 -曹洞宗 もう一人の祖師-|’24年9月30日-11月22日|

kikaku_keizan_banner駒澤大学禅文化歴史博物館
企画展 瑩山禅師展 -曹洞宗 もう一人の祖師-
会  期  令和6年(2024)9月30日[月]- 11月22日[金]
展示場所  駒澤大学禅文化歴史博物館  2階企画展示室
      〠 154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学キャンパス内
      電 話  03-3418-9610  FAX  03-3418-9611  メール  zenpaku☆komazawa-u.ac.jp
      ▷ アクセス情報
開館時間  10:00-16:30 * ただし入館は16:15分まで 
休  館  日  土曜(第3土曜を除く)・日曜・祝日・その他大学の休業日に準ずる
      * 詳細は 開館カレンダー をご確認ください。
後  援  世田谷区教育委員会
駒澤大学博物館9.30全2024年は曹洞宗大本山總持寺の開山である瑩山紹瑾-けいざんじょうきん-禅師の700回大遠忌の年です。当企画展では、本学所蔵資料を展示し、瑩山禅師の教えとその事蹟を紹介します。
『伝光録』や『洞谷記』などの中世に成立した資料から瑩山禅師の実像に迫ると共に、近世から近代へ時代が移る中で形成されていく、現在の瑩山禅師像とその背景についても紹介していきます。

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[ 詳 細 : 駒澤大学禅文化歴史博物館 ]

【展覧会】中村屋サロン美術館|企画展示 開館10周年記念展 中村屋の 中村 彝 -つね-|’24年8月28日-11月4日|開展壹个月

20241002143713_0002320241002143713_00024新宿中村屋ギャラリー24090001《小女》1914年 株式会社中村屋蔵

中村屋サロン美術館
企画展示 開館10周年記念展
中村屋の 中村 彝 -つね-
会  期  2024年8月28日[水]- 11月4日[月]
         前 期:8月28日[水]- 9月29日[日]
         後 期:10月2日[水]- 11月4日[月]
会  場  中村屋サロン美術館
      〠 160-0022 東京都新宿区新宿3丁目26番13号 新宿中村屋ビル 3 階
開館時間  10:30 - 18:00(最終入館 17:40 まで)
休  館  日  毎週火曜日、9月30日[月]、
      10月7日[月]・10月28日[月]10:30-13:00
      * 但し、開館記念日の10月29日(火)は開館
入  館  料  500円 * 高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
      * 障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
特別協力  茨城県近代美術館
主  催  中村屋サロン美術館
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❖ 第1章 1907年-1911年 太平洋画会で育まれた時代
中村彝は、白馬会研究所で生涯の友となる中原悌二郎、鶴田吾郎、高野正哉らと出会い、翌年の1907年3月、中原を追うかたちで太平洋画会へ移ります。 当時、太平洋画会では中村不折、満谷国四郎が教鞭をとっていました。1908年の《裸婦習作》などには、パリのアカデミー・ジュリアンでジャン= ポール・ローランスに学んだ不折や満谷らの指導の跡を伺うことができますが、1909年から10年に描かれた自画像には、多くの自画像を描いたこと で知られるレンブラントの影響を見て取れます。さらに風景画や1911年の《麦藁帽子の自画像》では、ルノワールをはじめとする印象派やポスト印 象派の風情が感じられます。

❖ 第2章 1911年12月-1915年4月 中村屋裏のアトリエ時代
1911年12月、彝は中村屋裏にあるアトリエに住むこととなり、その間、相馬一家と家族のように過ごしました。 この時期、彝は相馬夫妻の子供たち、特に長女 俊子をモデルに多く描き残しています。俊子は、肺を病んでいた 彝の体調が悪いと献身的に看病をし、次第に二人は恋心を抱くようになりました。しかし1914年3月東京大正博覧 会に俊子の裸体画が出品されると、相馬夫妻と彝との間に亀裂が生まれてしまいました。16歳を迎えようとして いたミッションスクールに通う俊子にとって、裸体画のモデルを務める行為はスキャンダラスな出来事だったのです。
1915年4月、俊子への想いを抱えながら中村屋裏のアトリエから去ることとなります。

❖ 第3章 1915年 日暮里・谷中、1916年-1924年12月24日 下落合のアトリエ時代
1915年4月に中村屋裏のアトリエを引き払った彝は、日暮里そして谷中に居を構えます。相馬夫妻に俊子との結婚を申し込みましたが叶えられず、 翌1916年1月に夫妻立ち合いのもと俊子と面談を行います。これが俊子と顔を合わせる最後となりました。この年彝は、下落合の地にアトリエを 完成させて移り住みます。
1920年には、ロシアの盲詩人 ワシリー・エロシェンコをモデルに肖像画を描き、10月の第2回帝展に、その2年後にパリの日仏美術交換展に出品されて好評を博しています。
画集を見ながら、ルノワールやセザンヌらの表現を自分の作品に取り入れ自分の体力が許す限り精一杯活動を続けましたが、1924年12月24日、彝は息を引き取ります。

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[ 詳 細 : 新宿 中村屋サロン美術館 ]
[ 関 連 : YouTube 中村屋サロン美術館 開館10周年記念 中村屋の中村彝(前期)7:30 ]


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【展覧会 予告】東京農業大学「食と農」の博物館|企画展 南極飯!|南極観測隊を支える「食」をテーマにした企画展 !|’24年10月18日-’25年3月29日|

東京農大博物館10.18全

東京農業大学「食と農」の博物館
企画展 南極飯!
南極観測隊を支える「食」をテーマにした企画展!
会  期  2024年10月18日[金]- 2025年3月29日[土] * 初日は13:00から開館
開館時間  9:30 - 16:30
休  館  日  日曜日、月曜日、祝日、 大学が定めた日
所  在  地  東京農業大学「食と農」の博物館 1階企画展示室
      158-0098 東京都世田谷区上用賀2-4-28
      TEL 03-5477-4033 FAX 03-3439-6528
入  館  料  無 料[予約不要]
特別協力  宮内庁 宮内公文書館、大学共同利用機関法人 国立極地研究所、
      公益財団法人 山階鳥類研究所
主  催  東京農業大学「食と農」の博物館、東京農業大学 学術情報課程
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―「食」が科学を支える―
南極は地球上で、最も厳しい環境(極限環境)にある場所のひとつとされ、そこに滞在する人にとって「食」は命にかかわる重要事項です。平均気温が -50℃ である南極で様々な観測を行うには、「健康維持」が最も大きな課題の一つであり、同行するシェフが作るあたたかい食事が観測隊員を支えています。
昨今では、食品加工の技術革新により南極に持ち込める食材も進化して様々な食事を楽しめるようになりました。また、農業技術の革新は南極基地内での栽培農業を実現してきました。

本展示では、極限環境での「食」とその変遷を通して、「健康」を支える「農」にスポットをあて、「食べることの大切さ」を伝えます。

【主な展示内容】
1.いざ南極へ!…出発までの観測隊員の年間スケジュールや観測船「しらせ」の紹介
2.南極の大自然&生きもの…ペンギンやアザラシのはく製展示や南極の自然現象をパネル展示
3.第1次隊 隊長飯!…65年以上前の観測隊の食事を紹介
4.再現! オオトウゾクカモメの巨大焼き鳥!… 第1次隊員のレシピをもとにしたサンプル展示
5.南極飯!…調理隊員がふるまう食事を食品サンプルで約50食を展示
6.昭和基地の「農」…南極で行われている水耕栽培を再現
7.南極観測隊 「食」の協力企業…観測隊を支える企業を紹介

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◉ 東京農業大学「食と農」の博物館 日本酒・焼酎 農大試飲会開催!
[ 詳 細 : 東京農業大学「食と農」の博物館

【展覧会】弥生美術館館|画業40周年記念 上條淳士展 LIVE|’24年9月28日-’25年1月26日|

弥生美術館9.28全

弥生美術館館
画業40周年記念 上條淳士展 LIVE
会  期  2024年9月28日[土]- 2025年1月26日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 (最終入館は4時30分まで)
休 館 日  月曜日〔ただし10月14日、11月4日、1月13日[月・祝]開館。 10月15日、11月5日、
      1月14日[火]休館〕。 * 年末年始〔12月28日[土]ー1月3日[金]〕休館
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      (竹久夢二美術館と2館あわせてご覧いただけます)
会  場  弥生美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 Tel 03(3812)0012
主  催  弥生美術館
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1983年のデビューから40周年を迎えた上條淳士 (1963- )。音楽漫画の金字塔「To-y」、作画にこだわり抜いた伝説的名作「SEX」など、その表現は漫画の枠にとどまらず多くのアーティストにも影響を与えています。
「男はエロく、女はカッコよく。」とのことばに象徴される、男女ともに魅力的なキャラクター、シャープな描画と画面構成、独特の空気・時間の流れ ──。革新的かつスタイリッシュな作品の数々を展示します。原画初公開の初期作品から、近年のイラストレーション、最新作まで、上條淳士がペンで奏でる「LIVE」=「生きていくということ」を体感ください。

◆ 上條淳士 プロフィール
1983年に「モッブ★ハンター」(『少年サンデー増刊号』掲載)でデビュー。その後、「ZINGY」(原作・雁屋哲)、「To-y」、「SEX」、「赤×黒」、「8 -エイト-」、「DOG LAW」(原作・武論尊)などを発表。イラストレーションの仕事も多数手掛ける。近年はギャラリーでの展示活動も精力的に行う。

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【詳細: 弥生美術館 】 { 活版アラカルト   弥生美術館竹久 夢二美術館 まとめ

【展覧会】竹久夢二美術館|〔竹久夢二生誕140年 × 読売新聞創刊150周年〕|竹久夢二と読売新聞 ~記者・夢二の仕事とそれから~|’24年9月28日-’25年1月26日|

竹久夢二9.28全

竹久夢二美術館
〔竹久夢二生誕140年 × 読売新聞創刊150周年〕
竹久夢二と読売新聞 ~記者・夢二の仕事とそれから~
会  期  2024年9月28日[土]- 2025年1月26日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 (最終入館は4時30分まで)
休  館  日  月曜日〔ただし10月14日、11月4日、1月13日[月・祝]開館。 10月15日、11月5日、
      1月14日[火]休館〕。 * 年末年始〔12月28日[土]ー1月3日[金]〕休館
料  金  一 般 1000円 / 大・高生 900円 / 中・小生 500円
      (弥生美術館と2館あわせてご覧いただけます)
会  場  竹久夢二美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 Tel 03(5689)0462
協  力  ヨミダス
主  催  竹久夢二美術館 読売新聞社
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大正ロマンの画家として知られる竹久夢二(1884-1934)は1907年(明治40)4月、読売新聞に入社します。紙面には若き日に記者として取材した、22歳の夢二による瑞々しい時事スケッチが掲載され、さらに紀行文の連載も手掛けました。
本展では記者としての仕事をはじめ、公私にわたり注目され取材対象にもなった夢二に関する記事もあわせて紹介、加えて明治末期-昭和初期に、紙上で情報発信されたニュースや話題を夢二作品とともにご覧頂き、読売新聞と夢二の関わりを展観します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 竹久夢二美術館  { 活版アラカルト   弥生美術館竹久 夢二美術館 まとめ }

【展覧会 予告】たましん美術館〔立川〕|企画展 没後20年 佐藤多持展 ~心と線の宇宙 ~|’24年9月28日-12月22日|前後期二期制開催

たましん美術館0001おも たましん美術館0002うらたましん美術館〔立川〕
企画展 没後20年 佐藤多持展 ~心と線の宇宙 ~
会  期  2024年9月28日[土]- 12月22日[日]
         前期展: 9 月28日[土]- 11月 4 日[月・休]
         後期展:11月16日[土]- 12月22日[日]
      * 展示替休館:11月5日[火]- 15日[金]
開館時間  10:00 - 18:00(入館は17:30まで)
休  館  日  月曜日(10月14日[月・祝]は開館し、翌15日[火]を休館、
      11月4日[月・休]は開館し、翌5日[火]- 15日[金]を展示替え休館とする)   
会  場  たましん美術館 多摩信用金庫1階
      〠 190-8681 東京都立川市緑町3-4
入  館  料  一 般 500円、高・大生 300円、中学生以下 無 料
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協  力  福壽山無量聚院観音寺、ギャラリー国立、コート・ギャラリー国立
展示総数  作品約100点、
      《水芭蕉曼陀羅》《戦時下の絵日誌》他、展示作品のドローイング等関連資料
共  催  公益財団法人立川市地域文化振興財団   
主  催  公益財団法人たましん地域文化財団
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東京・国分寺の真言宗豊山派の観音寺に生を受けた佐藤多持(さとう たもつ   1919-2004)。
幼少より仏教美術に親しみ、東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科を卒業します。過酷な戦争体験をへて1949年に訪れた尾瀬で出会った水芭蕉が、彼の人生を変えました。自然の奥に潜む宇宙をあらわす、日本画による抽象絵画へと導かれます。のちに《水芭蕉曼陀羅》と名付けられた代表的連作の制作は50年におよび、85歳で亡くなるまで絶え間なく創作を続けました。
本展は佐藤多持の画業を「戦時下の絵日誌」「水芭蕉曼陀羅が生まれるまで」「水芭蕉曼陀羅 果てしなき運動体」「奥多摩の渓流」「風物スケッチ」のテーマに分け、初期から晩年までをダイジェストでご紹介します。
色紙《戦時下の絵日誌》は戦中戦後の立川・国分寺周辺の貴重な記録でもあり特筆すべきものです。水芭蕉曼陀羅における、造形の本質をとらえ、必然の位置に切り込む線は生命の始原をめざすかのように弧を描き、神秘的ですらあります。一方、鮮やかな油彩画や墨彩で風景をとらえ、自然の探求をライフワークとしました。
日本画でも洋画でもなく、〝日本の絵画〟として美を追い求めた佐藤多持。 代表作を収集した近年の新収蔵品から、孤高の抽象表現にせまります。さらに本展にあわせ1975-80 年に生家の観音寺に奉納された《水芭蕉曼陀羅 36面襖絵》を3 日間特別公開します。その唯一無二の芸術に出逢えるまたとない機会となるでしょう。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : たましん地域文化財団|美術 ]

【展覧会】鹿児島市立美術館|特別企画展 鹿児島市立美術館開館70周年記念|松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界 ― 反復と増殖 ―|’24年9月27日ー11月10日|

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鹿児島市立美術館
特別企画展
鹿児島市立美術館開館70周年記念 松本市美術館所蔵
草間彌生 版画の世界 ― 反復と増殖 ―
会  期  2024年9月27日[金]ー 11月10日[日]
休  館  日  9月30日[月]、10月7日[月]、10月15日[火]、10月21日[月]、10月28日[月]
開館時間  9:30 ー 18:00(入館は17:30まで)
会  場  鹿児島市立美術館 一般展示室(1・2)
      〠 892-0853 鹿児島市城山町4-36
      電話番号:099-224-3400 ファクス:099-224-3409
観  覧  料  一般:1,200円、高大学生:800円、小中生:600円
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  松本市美術館
企画協力  朝日新聞社
協  力  株式会社草間彌生
主  催  鹿児島市立美術館、南日本新聞社、KTS鹿児島テレビ、KKB鹿児島放送
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世界的前衛芸術家・草間彌生(1929- )の版画の世界をご紹介する展覧会です。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。
草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、具体的なモチーフが色彩豊かに表現されています。南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったといっても過言ではないでしょう。
近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表しています。
本展覧会では、世界最大の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する340点にも及ぶ版画作品から厳選した作品に作家蔵の作品を加え、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観します。
※ 本展は2022年夏、松本市美術館で開催された特別展「草間彌生 版画の世界」の巡回展です。
※ 展示作品数は会場によって異なります。

※ 感染症対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 鹿児島市立美術館   本展特設サイト

【展覧会】鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム|鶴岡八幡宮の季節展 詩歌 ~後世へつなぐ和心~|’24年9月27日-12月15日|

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鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
鶴岡八幡宮の季節展 詩歌 ~後世へつなぐ和心~
会  期  2024年9月27日[金]- 12月15日[日] 
会  場  鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1-53 TEL 0467-55-9030
開館時間  午前10時 - 午後4時30分(入館は閉館30分前まで)
休  館  日  月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)
観  覧  料  一 般 600円、 小中学生 300円、 小学生未満は無料
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鎌倉に息づく悠久の歴史は、源頼朝から大きく動き出し、その後も中世を駆け抜けた将軍や時代を彩った文豪たちが足跡を残していきました。その物語を次世代に語り継ぐため、当館では鎌倉をテーマに歴史や文化、今日まで守り育まれてきた豊かな自然などを紹介し、それぞれの社寺や史蹟、文化施設に赴くための情報発信の拠点として活動を行っております。
『鶴岡八幡宮の季節展 詩歌~後世へつなぐ和心~』では、当宮所蔵の日本の歌人や著名人の詩歌を展示いたします。鎌倉時代から近代まで、人々が文字で残した人生の足跡を御覧いただきたいと願っております。
また、皆様により身近に感じていただける存在でありたいとの願いから、普段は近くでみることのできない鶴岡八幡宮の祭で使用される祭具などの展示もしております。

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの建築について 同館 URL ゟ > 
鎌倉文華館の建築は、1951年に開館した神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館を継承したものです。1949年6月、当時の神奈川県知事であった内山岩太郎のもとに、神奈川県在住の美術家や学者から美術館を要望する声があがり、「神奈川県美術家懇話会」が設立されます。用地が検討された結果、鶴岡八幡宮の境内に建設されることになり、1951年11月、建築家・坂倉準三の設計で日本初の公立近代美術館として神奈川県立近代美術館は開館しました。
開館から65年間にわたる鎌倉館での活動において、開催された展覧会は 525 本を数えましたが、土地の借地契約満了に伴い、2016年1月31日をもって旧館での展覧会活動は終了し、同年3月31日に閉館。その後旧館は神奈川県指定重要文化財(建造物)に指定され、神奈川県から鶴岡八幡宮に土地の返還と合わせて無償譲渡された後、2019年6月、新しい使命をもった鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムとして開館、2020年末には建物が国の重要文化財に指定されました。
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの理念
鶴岡八幡宮の歴史を軸に、鎌倉の魅力を紹介する季節展示や一つのテーマを掘り下げた特別展を行い、鎌倉の新たな文化発信拠点を目指します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム ]

【展覧会】鹿児島県歴史・美術センター 黎明館|企画特別展 没後100年 松方正義 ― 郷士から総理大臣へ ―|’24年9月26日-11月4日|

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〔写真〕上野彦馬撮影 松方正義肖像(黎明館保管)

鹿児島県歴史・美術センター 黎明館
企画特別展
没後100年 松方正義 ― 郷士から総理大臣へ ―
会  期  令和6年(2024年)9月26日[木]- 11月4日[月]
開館時間  9時00分-18時00分(入館は17時30分まで)
休  館  日  9月30日[月]、10月7日[月]、15日[火]、21日[月]、25日[金]、28日[月]
会  場  鹿児島県歴史・美術センター黎明館    2階  第2特別展示室
      〠 892-0853 鹿児島県鹿児島市城山町7-2 TEL. 099-222-5100 ▷ アクセス
入 館 料  一 般 800円、 大学生 500円、 小・中・高校生 無料
      * 障害者の方は手帳の提示で観覧料が免除(介護者1名免除)
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  令和6年度黎明館企画特別展実行委員会(黎明館、南日本新聞社、MBC南日本放送)
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慶応4(明治元(1868))年,260年余り続いた江戸幕府が倒れ,新しい政府が産声を上げました。しかし,欧米列強が虎視眈々と狙うなか,ヨチヨチしている時間はなく,日本は「殖産興業」・「富国強兵」を掲げ,強力な国作りを急ぎました。
松方正義(1835-1924)は,その頃長く大蔵卿・大蔵大臣として国家の屋台骨を支えた人物で,総理大臣も2度務めています。本年は,その没後100年に当たります。
西郷・大久保亡き後,薩摩閥の中心を担った松方の生涯に迫ります。

<展示の構成>
◆ プロローグ   谷山郷士から城下士へ
谷山郷士であった父が城下士松方家を相続したことから全てが始まります。
◆ 第1章 薩摩藩士時代
両親が若くして他界し,少年時代は貧困に苦しみました。しかし,島津久光の抜擢により扉が開き,重要な使者を任されるなど,激動の幕末を駈け抜けます。
◆ 第2章 地方官僚から中央官僚へ
維新を長崎で迎えた松方は,日田(現大分県)県知事として手腕を発揮し,大久保利通の抜擢により,新政府で地租改正を担当します。
◆ 第3章 松方財政
大蔵卿・大蔵大臣となった松方は,西南戦争後のインフレに伴う紙幣整理,日本銀行の設立,金本位制の確立等,近代日本財政の基礎を築きます。この間2度にわたり内閣総理大臣も務めました。
◉ トピック  那須野が原開拓と松方
栃木県の那須野が原には広大な原野であり,華族資本により開拓された大農業が点在していました。松方の千本松農場は、その主導的な役割を果たしました。
◆ 第4章 元老・内大臣時代
明治33(1900)年に第2次山県内閣の大蔵大臣を辞職し,政治の第一線から引退した松方は,最重要国策の決定に際し天皇を補佐する元老,又は天皇を常侍補弼する内大臣として歴代天皇に仕え,大正13(1824)年,90歳で世を去りました。
◆ 第5章 故郷鹿児島への貢献
松方は,旧主家である島津家の顧問として家政改革等に尽力したほか,鹿児島のことを終生大切に考え,様々な形で支えました。
◆ エピローグ   松方とその家族
子どもたちが小さい頃の家庭人松方の手紙や,読めれば笑顔になれる三男浩次郎の手紙を紹介します。

※ 多彩な 関連イベント が告知されています。一部は申込・抽選制です。憲政史上知るところがすくい人物でした。積極的なご参加を。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 鹿児島県歴史・美術センター 黎明館

【展覧会】ギャラリー エー クワッド|社会のダイバーシティを考える|6つの点から広がる世界 点字にふれる|’24年7月26日-10月24日|開幕貳个月

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ギャラリー エー クワッド
社会のダイバーシティを考える
6つの点から広がる世界 点字にふれる
会  期  2024年7月26日[金]- 2024年10月24日[木]   
会  場  GALLERY A4(公益財団法人 ギャラリー エー クワッド)
      〠 136-0075 東京都江東区新砂1-1-1   竹中工務店東京本店 1F
      お問合せ ギャラリー エー クワッド事務局 TEL 03-6660-6011
      E – mail gallery☆a-quad.jp
開館時間  10:00 - 18:00(土曜、最終日は17:00まで)
      * トークショー開催日の10月2日[水]は20:30まで夜間開館
      * その他の夜間開館日については公式HPにて順次お知らせします
休  館  日  日曜・祝日、2024年8月10日[土]- 8月18日[日]
入  館  料  無 料
特別協力  社会福祉法人 日本点字図書館
主催/企画   公益財団法人 ギャラリー エー クワッド
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目にしているけれどよく分からない …… 多くの人にとって、点字は一番近くて遠い文字かもしれません。しかしこの小さな 6 つの点は、視覚障害者の道しるべとなり、ときに文学の豊かな世界へ連れ出し、ときに街での移動を導く、とても大きな存在です。
点字の基本から、街のバリアフリーなど、さわれる資料や映像を通して紹介し、点字を出発点としてより豊かな社会について考えます。

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[ 詳細 : 公益財団法人 ギャラリー エー クワッド

【展覧会】三鷹市美術ギャラリー|太宰治展示室 三鷹の此の小さい家|企画展示 石井立が遺したもの -編集者としての喜びは《できるかぎりよき本》をつくること-|’24年8月27日-12月1日|開展壹个月

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三鷹市美術ギャラリー
太宰治展示室 三鷹の此の小さい家
企画展示  石井立が遺したもの
-編集者としての喜びは《できるかぎりよき本》をつくること-

会  期  2024年8月27日[火]- 2024年12月1日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時
観  覧  料  無 料
休  館  日  月曜日、年末年始(12月29日-1月4日)
      * 月曜日が休日の場合は開館し、その翌日と翌々日休館
      * 展示替えなど臨時休館あり。休館日および臨時休館日については、
       ▶ 三鷹市美術ギャラリー開館状況(お知らせ)であらかじめ確認ください。 
会  場  三鷹市美術ギャラリー 太宰治展示室
      〠 181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORALコラル5階
      電話 0422-79-0033 ファクス 0422-79-0030  ▶ アクセス 
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太宰治は昭和14(1939)年9月に三鷹の住民となり、昭和23年6月に亡くなるまで「三鷹村(町)下連雀一一三」で過ごしました。小説の舞台としてもたびたび登場する三鷹の自宅は約12坪半ほどで、新築ではあるものの、妻子と暮らすには十分とはいえない質素な借家でした。
同時に、師友、弟子らと文芸談義に花を咲かせながら、一度も転居することなく〈一ばん永く住んだ〉居場所でもありました。太宰はこの家を、「三鷹の此の小さい家」(「誰」昭和16年)、「三鷹の私の家」(「新郎」昭和17年)、「三鷹下連雀の家」(「十五年間」昭和21年)、時には「三鷹の陋屋」(「酒ぎらい」昭和15年)、「東京の私の草屋」(「津軽」昭和19年)、「あばらや」(「金銭の話」昭和18年)などと表現しています。

自伝的小説はもちろん、敬愛する作家の名を借りて、新たな一歩を踏み出そうとする「善蔵を思ふ」(昭和15年)、三畳間から見える夕陽の描写とともに再生と家庭への決意を誓う「東京八景」(昭和16年)、太平洋戦争開戦の日を主婦の日記に仮託形式で記した「十二月八日」(昭和17年)など、多くの作品の舞台にもなりました。自宅だけでなく、駅前の馴染みの店や井の頭公園などもしばしば登場し、作品を読むごとに太宰の生活圏をより身近に感じることができ、三鷹への親しみがより一層深まります。
珠玉の作品を生み出したことはもちろん、太宰治が作家として、家庭人として、さまざまな思い出を育んできた場所が、この自宅です。
「太宰治が生きたまち 三鷹」を掲げながら、太宰治顕彰事業に絶え間なく取り組んできた三鷹市において、美術ギャラリーの一室に、自宅の一部再現を試みることによって〝太宰治の自宅を訪れるかのような展示室〟を令和2(2020)年12月8日に開設しました。ぜひ足をお運びください。

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[ 詳 細 : 三鷹市美術ギャラリー

【展覧会】丸紅ギャラリー|企画展 格式の美 -丸紅コレクションの能装束-|’24年9月25日-10月26日|

20240919185405_00001 20240919185405_00002☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

丸紅ギャラリー
企画展 格式の美-丸紅コレクションの能装束-
会  期  2024年9月25日[水]- 10月26日[土]
会場住所  丸紅ギャラリー 
      〠 100-8088 東京都千代田区大手町一丁目4番2号 丸紅ビル3階
      ▷ アクセス
開館時間  10:00 - 17:00(入館は閉館の30分前まで)
休  館  日  日曜日、祝日、年末年始、展示替え期間
入  館  料  一  般:500円
      * 現金利用不可。交通系IC、クレジットカード、QRコード決済などをご利用ください。
      * 高校生以下、障がい者とその介助者1名は無料
      * 入館料は全額、社会福祉法人丸紅基金に寄付されます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  丸紅ギャラリー
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室町時代に世阿弥によって大成された能楽は、桃山時代に戦国武将を中心に愛好され、江戸時代には武家の式楽として大名らによって嗜まれた長い歴史を持つ我が国の伝統芸能です。丸紅の染織コレクションは、丸紅の前身である丸紅商店時代に発足した「名品會」によって、呉服制作の研究資料として大正時代末期から昭和時代初期にかけて染織作品の蒐集がなされ、その極初期に購入されたものが能装束でした。名品會は、日本の染織技術の粋が集められた衣装として能装束に注目し、江戸時代から明治時代の作品まで幅広く蒐集して、古来の技術や意匠を呉服制作販売のために活かそうとしました。
本展では、先人たちが選りすぐった江戸時代から明治時代の能装束の優品を紹介し、能装束に秘められた格調高い日本の美意識を紹介します。

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[ 詳 細 : 丸紅ギャラリー

【展覧会】台東区立 書道博物館|企画展 中村不折コレクション 漢字のはじまり|’24年7月23日-12月15日|開幕貳个月再紹介

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台東区立 書道博物館
企画展 中村不折コレクション
漢字のはじまり
会  期  2024年7月23日[火]- 12月15日[日]
          前期展示  2024年7月23日[火]- 9 月29日[日]
          後期展示  2024年10月1日[火]- 12月15日[日]
所  在 地  台東区立 書道博物館
      〠 110-0003 東京都台東区根岸2丁目10番4号
      TEL:03-3872-2645 FAX:03-3871-5467
観  覧  料  一  般・大学生  500円、 高、中、小学生  250円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
開館時間  午前9時30分-午後4時30分(入館は4時まで)
休  館  日  月曜日 (祝休日と重なる場合は翌平日)
主  催  (公財)台東区芸術文化財団
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漢字のはじまりはいつごろで、どんな文字だったでしょう?そして何に書かれていたでしょう?
動物の骨や亀の甲羅に刻された、現存最古の漢字といわれる甲骨文(甲骨文字)は、今から3500年ほど前に使われていました。
漢字は、読みやすさや書きやすさ、そして美しさなどが模索されながら、その時代に最もふさわしい形で表現され、発展していきました。本展では、甲骨文や青銅器の文字、石碑の文字など、中村不折コレクションから、ホンモノの考古品で、漢字のはじまりについて觧き明かします。

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[ 詳 細 : 台東区立 書道博物館

【展覧会】豊島区立熊谷守一美術館|百武恭代 個展|’24年10月16日-10月20日|

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豊島区立熊谷守一美術館
百武恭代 個展
画家 百武恭代氏による油彩画の展覧会です。
会 期 2024年10月16日[水]-10月20日[日]
会 場 熊谷守一美術館 3階ギャラリー
    〠 171-0044 東京都豊島区千早2丁目27−6
    TEL 03-3957-3779 FAX 03-3959-9211
観覧料 無料(本展のみ)守一館外観24.09大石

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[ 詳 細 : 豊島区立熊谷守一美術館 百武恭代ギャラリー ] 

【展覧会】致道博物館|手のひらに、江戸|檜細工師 三浦宏の粋|’24年9月21日-11月11日|

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致道博物館
手のひらに、江戸
檜細工師 三浦宏の粋
会  期  2024年9月21日[土]- 11月11日[月]
休  館  日  会期中無休
開場時間  9:00 -17:00
会  場  公益財団法人 致道博物館 美術展覧会場
      〠 997-0036 山形県鶴岡市家中新町10-18 
      Tel. 0235-22-1199  Fax. 0235-22-3531
観  覧  料  大 人 1000円 / 学生400円 / 小中生300円(20名以上で団体割引有り)
      * この料金で致道博物館内にある常設展示施設・庭園なども見学できます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
共  催  山形県・公益財団法人山形県生涯学習文化財団・鶴岡市教育委員会
主  催  公益財団法人 致道博物館
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ミニチュアが魅せる江戸の下町 庶民の暮らしに思いを馳せて

浅草の風呂桶職人の家に生まれ、優れた技術で檜風呂や手桶などを製作していた三浦 宏(1926-2019)。時代の流れに伴って木製風呂桶の需要が減るなか、子どもの頃から親しんだ和船の模型づくりに取り組みます。確かな職人技で再現されるミニチュアは次第に評 判となり、江戸最古の人形の老舗「吉德」をはじめ、各方面からの依頼が舞い込み、亡くなるまでの38年間に100点以上の作品を手がけました。
本展は、長屋・湯屋・呉服屋などの代表作品(縮尺1/10)を中心に約70点を展示する、過去最大級の展覧会です。徹底した調査、繊細な技、幼い頃からの経験や「記憶の中の匂い」が吹き込まれた作品からは、江戸下町の叙情と庶民の暮らしぶりを感じていただけます。

<三浦宏氏 略歴>
大正15年生まれ。父は風呂桶職人、祖父は船大工。家業の「三浦風呂製作所」を継ぐが、需要減もありミニチュア制作を始める。昭和56年(1961)、辻村寿三郎氏が花魁人形を手がける「吉原」展の妓楼製作を引受け、大反響となる。以後、各地の展覧会に作品を出品。令和元年(2019)6月永眠。享年92。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 歴史薫るまち 鶴岡 致道博物館  檜細工師 三浦宏 公式サイト  

【展覧会】國學院大學博物館|特別展 文永の役750年 Part1|海底に眠るモンゴル襲来 ― 水中考古学の世界 ―|’ 24年9月21日-11月24日

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國學院大學博物館
特別展 文永の役750年 Part1
海底に眠るモンゴル襲来 ― 水中考古学の世界 ―
会  期  令和6(2024)年9月21日[土]- 11月24日[日]
会  場  國學院大學博物館 企画展示室
      〠 150-8440 東京都渋谷区東4-10-28  TEL : 03-5466-0359
      〔國學院大學渋谷キャンパス内 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館〕
開館時間  10時 - 18時(最終入館 17時30分)
休  館  日  毎週月曜日(祝日は開館)
入  館  料  無 料
共  催  松浦市・松浦市教育委員会
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今年(2024年)はモンゴル帝国が鎌倉時代の日本への侵攻を図った文永の役からちょうど750年目である。日本にとって、モンゴル襲来は白村江の戦い以来となる数百年振りの国際戦争であり、その経験と衝撃は戦闘に参加した竹崎季長による『蒙古襲来絵詞』や博多湾沿岸に残る「元寇防塁」、あるいは各地に残る伝説などの形で伝えられてきた。
また、長崎・佐賀県境に位置する伊万里湾には二度目のモンゴル襲来の際、軍船4,400艘に乗った約14万人の元軍が暴風雨に遭って壊滅した「神風伝承」の舞台である鷹島海底遺跡があり、遺跡を管轄する長崎県松浦市では1980年代からその実態を解明することを目的とした水中考古学調査を継続的に実施してきた。この結果、これまでに2艘の元軍船をはじめとする多くの関連遺物を確認するとともに、日本における水中考古学の最先端を行く調査研究手法の確立を図りつつある。

本展ではこれまでの鷹島海底遺跡における水中考古学調査研究について紹介するとともに、モンゴル襲来の歴史的位置付けとその後の影響について今日的な視点から問い直してみたい。

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[ 詳 細 : 國學院大學博物館 ]

【展覧会】岡山県立美術館|藤原和通 ― そこにある音|’24年9月21日-11月10日|

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藤原和通 ― そこにある音
会  期  2024年9月21日[土]- 11月10日[日]
休  館  日  9月30日[月]、10月7日[月]・15日[火]・21日[月]・28日[月]、11月5日[火]
開館時間  9:00 - 17:00
      * 9月28日[土]、10月26日[土]は19時まで夜間開館
      * いずれも入館は閉館30分前まで
会  場  岡山県立美術館 地階展示室
      〠 700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
      TEL. 086-225-4800  FAX. 086-224-0648
観 覧 料  一般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円* 高校生以下:無料*
      *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  岡山県立美術館、中国文物交流中心、山陽新聞社、RSK山陽放送
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音の出ないコンサート、音を見るオブジェ、音に触れる機械……。岡山県倉敷市出身の藤原和通(1944-2020)が手掛けた仕事は、多岐にわたりながらもその中心には常に“音” がありました。このたび岡山県立美術館では、音に対して幅広いアプローチを行ったアーティスト・藤原和通の特別展示を開催いたします。
藤原は1960年代末ごろから、石(コンクリート)と木で制作された巨大な楽器を「音具」と名付け、多くの人で擦り合わせる観衆参加型のコンサート《音響標定-エコー・ロケーション》を開催し、1976年ヴェネツィア・ビエンナーレに招待されるなど注目を集めます。一時期をイタリアで過ごし、1988年に帰国した後は、当時流行していたウォークマンとの出会いから、音の世界の拡がりを感じ、それが機械を通して記録されるということに関心を向けるようになります。
自身で高性能の録音用マイクを開発し、世界中を飛び回り様々な音の記録を行い、1992年から1994年まで放送されたテレビ番組『ウゴウゴルーガ』で「おとのはくぶつかん」のコーナーを担当したり、2003年には京都に音を販売するショップ「オトキノコ」をプロデュースしたりするなど、美術の枠を超えて活動の幅を拡げていきました。2007年には音を触覚へと変換できるコミュニケーター《dayon》を商品化して一般発売しますが、そのコンセプトからは藤原の活動初期から変わらない、音の存在を知覚し楽しもうとする意識が感じ取れます。

本展では、藤原の作品や手掛けたプロダクト、記録された音に加え、当時の活動を伝える写真や資料などを紹介し、彼が伝えようとした音の魅力に迫ります。fujiwara_artworks_img

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡山県立美術館 ]

【シーズン展示】世田谷文学館|企画展 シーズン展示 小説と映画の世紀展  追悼・菅野昭正名誉館長|’24年9月21日-10月20日|

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世田谷文学館
企画展 シーズン展示
小説と映画の世紀展 
追悼・菅野昭正名誉館長
会  期  2024年9月21日[土]- 10月20日[日]
会  場  世田谷文学館 2階展示室 
      〠 157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10 電話 03-5374-9111  
開館時間  10:00-18:00
      * 展覧会入場、ミュージアムショップの営業は 17:30 まで
休  館  日  毎週月曜日、ただし 9/23[月・祝]、10/14[月・祝]は開館、翌日休館
入場料金  無 料
      * トークイベント開催時は展示会場にお入りいただけない場合があります。
協  力  未来社  上映協力 下高井戸シネマ
主  催  公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
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20240921_KannoAkimasa_top-332x460フランス文学者、文芸評論家、そして当館名誉館長である菅野昭正の最後の著作『小説と映画の世紀』(2021年)をご紹介します。同書で小説と映画というふたつの芸術ジャンルを比較するにあたり、菅野は12編の原作小説と映画作品を選びました。それらはどれも20世紀に創作され、また菅野自身の生きた激動の20世紀を映しだす作品でもあります。トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』、フランツ・カフカ『審判』にはじまり、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』で幕を閉じる同書は、時代に翻弄される人物や状況が、作品とともにゆるやかな時系列に並べられ、菅野の目を通した20世紀の思想史を私たちに提示しています。
本展では、これら12の作品を映画ポスター等の資料とともに紹介しながら、小説と映画の織りなす世紀に思いを馳せ、過去だけでなく未来にも向けられた菅野の眼差しを追います。展示と上映会、トークイベントなどを通して、小説と映画の関係について考える展覧会です。

菅野昭正(かんの・あきまさ)
1930年、横浜市生まれ。フランス文学者、文芸評論家。東京大学名誉教授。1984年『詩学創造』で芸術選奨文部大臣賞、85年『ステファヌ・マラルメ』で読売文学賞、96年『永井荷風巡歴』でやまなし文学賞、2011年ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』(共訳)で日本翻訳出版文化賞受賞。東京大学・白百合女子大学でフランス文学を講義(教授)。1982年から2004年まで東京新聞などで「文芸時評」を連載、同時代の国内外文学作品を追い続け〈文学〉を探究した(『変容する文学のなかで』全3巻)。2007年から約14年にわたり世田谷文学館館長を務め、2021年4月より世田谷文学館名誉館長。日本芸術員会員。紫綬褒章、旭日中綬章受章。2023年、93歳で逝去。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 世田谷文学館 ]

【展覧会】京都市立芸術大学芸術資料館|京都市立芸術大学芸術資料館 移転記念特別展|京都芸大〈はじめて〉物語|第3期 道を拓きしものたち —知られざる先駆者—|’24年9月21日-11月24日|

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京都市立芸術大学芸術資料館
京都市立芸術大学芸術資料館移転記念特別展
京都芸大〈はじめて〉物語
第1期 カイセン始動ス!
第2期 「日本最初京都画学校」—京都御苑からの出発—
第3期 道を拓きしものたち—知られざる先駆者—
会  期  2024年9月21日[土]- 11月24日[日]
開館時間  9時 - 17時
会  場  京都市立芸術大学 芸術資料館展示室( C 棟1階 入口は北東側にあります )
      〠 600-8601 京都府京都市下京区下之町57−1
      電話:075-585-2008 FAX:075-585-2018
休  館  日  月曜日(ただし 7月15日[月]及び7月12日[月]は開館、翌7月16日[火]は休館)
共  催  京都新聞
主  催  京都市立芸術大学
入館無料
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開校以来140年余り、この学校は美術を志す多くの若者たちによって歴史が刻まれてきました。その中には、明治期に各分野で初めて道を拓いたものの、その後の歴史の中では忘れられた人も少なくありません。ここでは初めての日本画卒業生、初めての西洋画卒業生、初めての女子卒業生等を紹介します。あわせて収蔵される最初期の卒業制作を展示します。
ここで展示される西川桃嶺という画家は、明治13年12月、第1期として唯一の卒業生となった人物です。その作品は希少で、忘れられた画家となっていましたが、近年本学に大作が寄贈されました。それが保存修復専攻の学生の手により修復され、このたび初公開されます。

【主な展示作品】 
 西川桃嶺 《玄武洞図屏風》 大正6年(1917)
 原撫松 《友人の像》   明治40年(1907)
 耕山細香 《野叢寒鶉》   明治30年(1897)
 河合聚斎 《楠正成応徴図》 明治28年(1895)
 鄭褧裳 《鸚鵡》   大正3年(1914)  ほか

◉ ギャラリートーク(展示解説)
10月8日[火] 12:15-12:45
* 事前申込不要・無料

※ 本施設の種別は、公立大学博物館・美術・博物館相当施設です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都市立芸術大学芸術資料館

【展覧会】アーツ前橋|リキッドスケープ 東南アジアの今を見る|’24年9月21日-12月24日

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アーツ前橋
リキッドスケープ 東南アジアの今を見る
会  期  2024年9月21日[土]- 12月24日[火]
会  場  アーツ前橋
      〠 371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16  電 話 027-230-1144
開館時間  10時00分 - 18時00分(入場は 17時30分 まで)
休  館  日  水曜日
入  館  料  一 般 1,000円、学生 / 65歳以上 / 団体(10名以上) 800円、 高校生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  アーツ前橋
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今日の東南アジアでは、急速な経済発展と都市開発が進み、変化するライフスタイルの中で多様な生活が営まれています。一方で、過去の歴史や風景、土地に根差した信仰、自然との関係も社会の底流には存在しています。それらは時に融合し、時には対立しながら急速に変化し、今の時代の新たな現実、生活のスタイル、世界観を生み出し続けています。
本展は、このように流動する東南アジア地域の文化、社会の状況を「リキッドスケープ(流動する風景)」と名付け、12組の作家による展覧会で紹介します。

今回の参加作家は1980年代以降に生まれた7組の作家を含む若い世代で構成されています。彼らは、東西冷戦の終焉や、インターネット、iPhone、SNSを始めとするテクノロジーの登場、さらには世界の枠組みの大きな変化やアジアの台頭など、グローバルな事件を体験してきました。
また、女性作家4組は、女性の身体や社会的位置づけを再考することで、既存の価値観に新たな視点を付け加えようとしています。彼ら・彼女らはこうした体験を経て「多様性と流動性」に満ちた東南アジアの姿を捉えています。

作品に共通して見られるのは、流動する風景の中で、「どこから来てどこへ向かうのか」という問いに答えようとする作家たちの眼差しと試みです。本展の作品を通して、私たちは東南アジアの多面的世界の一端を知るだけでなく、世界のいたる所に存在する現代社会の矛盾や混沌、新たな希望や可能性に向き合う態度に出会うことができるでしょう。

【本展の見どころ】
◆ ①12組の作家が捉える、東南アジアの「今」に出会う
ホー・ツーニェンやコラクリット・アルナーノンチャイなど、世界的に活躍する作家に加え、日本初紹介の若手作家を迎えた全12組・22作品がアーツ前橋に集結します。東南アジアの社会、生活、文化の「今」を新しい視点で捉え、現在の規範的価値観を覆そうと試みる表現にご注目ください。
◆ ②多様性・流動性が増す「現代を生きる態度」を学ぶ
東南アジアは、多様な文化や歴史が交錯し、常に変化を続けるダイナミックな社会です。その複雑な地域をみることは、多様性と流動性が増す「現代」を理解することに繋がります。本展は、近年日本で開催された東南アジア展よりもさらに若い世代のアーティストと、彼ら・彼女らの新作を中心に構成しています。急速に発展する社会に生きる新しい世代の作品から「現代社会を生きる手がかり」を探ります。
◆ ③映像とサウンドによる没入体験で「流動世界」のイメージに潜る
多数の映像やサウンドを用いた没入型作品を介して「リキッドスケープ=流動する風景」の中へ皆さまをご案内します。絶えず形を変え、予測不可能な物事が次々に起こる「現代」に、感覚を開放して作品に飛び込んで、今を生きる新たな視点を見つけてみてください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧・ご参加を。
[ 詳 細 : アーツ前橋 ]

【展覧会】軽井沢高原文庫|夏期特別展 生誕110年 立原道造展 ~ 夭折の生涯を辿って ~|’24年7月13日-10月14日|会期後半再紹介

軽井沢高原文庫7月立原道造

軽井沢高原文庫
夏期特別展 生誕110年 立原道造展 ~ 夭折の生涯を辿って ~
会  期  2024年7月13日[土]- 10月14日[月]  * 会期中無休
会  場  軽井沢高原文庫(軽井沢タリアセン)
      〠 389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉202-3 TEL. 0267-45-1175 
開館時間  午前 9:00 - 午後 5:00
入  館  料  大 人〔高校生以上〕800 円 / 小 人〔小中学生〕400 円
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  軽井沢高原文庫
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85年前に24歳8か月で逝った立原道造。青春の憧れと悲哀を音楽性豊かな口語で謳いあげ、詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』を刊行するなど、詩人として活躍しました。また将来を嘱望された建築家でもあり、浅間山麓に構想した芸術家コロニイや、小住宅・ヒアシンスハウスなどの設計思想は、多くの人々に愛され、今日まで語り継がれています。
近年、立原道造記念会及び宮本則子氏(同会会長)から、多くの立原関係資料が当館に寄贈されました。更に評論家立花隆旧蔵の立原関係書籍がご遺族から寄贈され、今年は建築家生田勉宛立原書簡等がご遺族から寄託されました。
今回、これらの寄贈・寄託資料を中心として、夭折の生涯を辿り、立原が求め続けた作品世界へと誘う道標となるような展覧会を開催いたします。草稿、詩集、パステル画、建築スケッチ、建築論文、設計図、書簡、遺品など、約200点余を一堂に展観します。

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[ 詳 細 : 軽井沢高原文庫 ] 

【展覧会】たましん歴史・美術館〔国立〕| コレクションでめぐる 季節のかたみ展|’24年7月27日-11月10日|会期中盤

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たましん歴史・美術館〔国立〕
コレクションでめぐる 季節のかたみ展
会  期  2024年7月27日[土]- 11月10日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入館は17:30まで)
休  館  日   月曜日、祝日
会  場  たましん歴史・美術館〔国立-くにたち〕
      * JR中央線国立駅南口から徒歩約2分 多摩信用金庫国立支店6階
      (公益財団法人 たましん地域文化財団)
      〠 186-8686 東京都国立市中 1-9-52 TEL 042-574-1360
入  館  料  一 般 100円、 中学生以下 無料
      * チケット各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人たましん地域文化財団
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四季、二十四節気、七十二候と、日本人は古来、季節の移ろいを敏感にとらえ、様々に表現してきました。本展は、たましん歴史・美術館の収蔵品を選抜し、季節の表現という視点からの鑑賞を試みるものです。
随筆家の幸田文は、過ぎ行く季節の残り香を「かたみ」という美しい言葉で喩えました。美術作品も、季節をテーマに描く作品のほか、モチーフがひっそりと季節感を醸し出すもの、それ自体が季節に寄り添う工芸作品など、様々な季節の気配を「かたみ」のように潜ませて時を経ています。
しかし、近年は温暖化や気候変動の影響により、緩やかな四季の周期が失われたかのような激しい気象に見舞われることが少なくありません。大規模災害や不穏な情報があふれる中、日常のささやかな気配を捉え、愛でる機会も遠のいているのではないでしょうか。このような時代だからこそ、本展が皆様にとって、作家たちの捉えた季節の煌めきを見つめなおすきっかけとなれば幸いです。

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[ 詳 細 : たましん地域文化財団|美術

【展覧会】高知県立美術館|石元泰博・コレクション展 伊勢神宮|’24年6月23日ー10月27日|開展参个月再紹介

高知県立美術館石元コレクション展

高知県立美術館
石元泰博・コレクション展
伊勢神宮
期  間  2024年6月23日[日]ー 10月27日[日]
         前 期:6月23日[日]-  8 月26日[月]
         後 期:8月28日[水]- 10月27日[日]
      * 7月1日-5日、8月27日、9月23日-26日、10月4日-11日は閉室
会  場  高知県立美術館 2階 石元泰博展示室
      〠 781-8123 高知県高知市高須353-2 TEL 088-866-8000
開館時間  9:00 - 17:00(⼊場は 16:30 まで)
観  覧  料  一 般 370円・大学生 260・高校生以下 無 料
      * 各種割引、優待条件などは下掲 詳細 参照
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桂離宮を捉えた一連のシリーズで、日本の伝統建築を西洋的モダニズムの視点によって写したと評される石元泰博。石元にとって日本古来の建築様式を今に伝える伊勢神宮は、1953年の来日以来、ずっと撮りたいと思っていた存在でした。その願いが叶ったのは第61回式年遷宮 * に際してで、89年より周辺地域から撮り進め、93年にはついに内宮と外宮の撮影を許可されました。石元は、遷宮直後の諸殿舎の美しさと存在感に理屈抜きの感動を覚え、その姿を大判のカメラとフィルムによって克明に刻みました。限られた期間での撮影は常に時間と天候との格闘のようで、刻々と変化する自然光に翻弄されながら撮影を進めた石元は、鬼の形相だったと伝えられています。

その成果は、建築家・磯崎新と建築史家・稲垣榮三らの論考とともに写真集『伊勢神宮』としてまとめられ、95年に岩波書店より刊行されました。本展では前後期を通じ、写真集掲載の作品から厳選したオリジナルプリント約60枚と、その関連資料を紹介します。

石元は、桂離宮の美しさが時を重ねた佇まいにある一方、20年ごとに装いを新たにする伊勢神宮には、独特の美しさがあると語っています。桂離宮が湛える経年の風格や、建築が織りなす直線美を男性的とするならば、伊勢神宮は、遷宮の直後が最も美しくつややかで、丸柱のふくよかさや草屋根の曲線美が女性的であると形容しています。また、遷宮という独自のしきたりによって新旧が循環する伊勢神宮に、まるで螺旋を描くような時の経過を見出していました。この絶えず変化してゆくものという、石元の新たな時間への視点が、川の水面や空に浮かぶ雲等を被写体にした後年のシリーズ<うつろい>へとつながっていくのです。
* 決められた年(式年)に社殿を新しく建て直して移し(遷宮)、神々に捧げる調度品もすべて新たにする行事。
石元泰博 プロフィール  https://iypc.moak.jp/?p=135

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[ 詳 細 : 高知県立美術館  コレクション展示室 ]

【展覧会】龍谷大学 龍谷ミュージアム|秋季特別展「眷属」|’24年9月21日-11月24日|

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龍谷大学 龍谷ミュージアム
秋季特別展「眷属」
会  期  2024年9月21日[土]- 11月24日[日]
会  場  龍谷大学 龍谷ミュージアム  展示室
      〠 600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(京都駅から徒歩約12分・西本願寺前)
      TEL. 075-351-2500 FAX. 075-351-2577
時  間  10:00 - 17:00(最終入館は閉館30分前まで)
      * 10月4日、11日、18日、25日は 10:00-20:00
休  館  日  月曜日(ただし、9月23日[月]、10月14日[月]、11月4日[月]は開館)、
      9月24日[火]、10月15日[火]、11月5日[火]は休館
入  館  料  一 般 1,600円 、高大生 900円、小中生 500円、小学生未満 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  浄土真宗本願寺派、本願寺
主  催  龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞、朝日新聞社
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眷属(けんぞく)とは、仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のことです。仏教美術では主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っています。龍谷ミュージアムで昨年度開催した特集展示「眷属─ほとけにしたがう仲間たち─」が、この秋、特別展としてパワーアップし、各地から約80件の作品が集います。仏教美術における名脇役ともいえる眷属の個性豊かな姿をご覧ください。

< 展示構成 >
第1章:眷属ってなんだ?
第2章:護法の神々
第3章:ほとけに仕える子ども
第4章:果てしなき眷属の世界

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 龍谷大学 龍谷ミュージアム ]

【展覧会】印刷博物館|企画展示 写真植字の百年|’24年9月21日-’25年1月13日|

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印刷博物館
企画展示 写真植字の百年
会  期  2024年9月21日[土]- 2025年1月13日[月・祝]
休  館  日  毎週月曜日(ただし、9月23日、10月14日、11月4日、2025年1月13日は開館)、
      9月24日[火]、10月15日[火]、11月5日[火]、12月28日[土]- 1月5日[日]
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
所  在  地  112-8531 東京都文京区水道1丁目3番3号 TOPPAN 小石川本社ビル
      TEL 03-5840-2300(代) FAX 03-5840-1567
入  場  料  一 般 500円、 学 生 300円、 高校生 200円
      * 中学生以下および70歳以上の方は無料
      * 障がい者手帳等をお持ちの方、および付き添いの方は無料
      * 11月3日[日・祝]文化の日は入場無料
特別協力  株式会社モリサワ/株式会社写研/リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社
      /株式会社文字道
主  催  TOPPAN ホールディングス株式会社 印刷博物館
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写真植字の登場は、デザインや印刷、出版業界に大きな変革をもたらしました。
発明から100年を記念し、その歩みをたどり、与えた影響を探ります。

現在のようにデジタルフォントが用いられる以前は、印刷文字は活字か写真植字が主流でした。中でも、日本語においては膨大な金属活字を用いる活版印刷に代わって、写真工学的な原理を使って印字する写真植字が登場したことは、活版印刷の煩雑さを解消する画期的なできごとでした。写真植字はその利便性によって職場環境の改善をもたらしました。さらに、多くの美しい書体の開発が容易に可能となり、多様な書体が印刷を彩るようになります。
写真植字の発明から100年を記念し、活版印刷からデジタルフォントへと文字印刷の技術的、表現的な橋渡しを担ったこの写真植字について、その歴史、役割、仕組み、さらには書体デザインについて紹介します。

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[ 詳 細 : 印刷博物館 ]

【展覧会】島根県立美術館|開館25周年オリジナル企画展 落合朗風 明朗美術連盟と目指した世界|’24年9月20日-11月4日|

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島根県立美術館
開館25周年オリジナル企画展
落合朗風 明朗美術連盟と目指した世界
会  期  2024年9月20日[金]- 11月 4日[月・振休]
休  館  日  火曜日
開館時間  ◉ 島根県立美術館は 宍道湖に照りはえる夕陽も「作品」です。
      〔9月〕     10:00 - 日没後30分
      〔10月・11月〕10:00 - 18:30
      * 入場は閉館時刻の30分前まで
会  場  島根県立美術館
      〠 690-0049 島根県松江市袖師町1-5 TEL:0852-55-4700
観  覧  料  一 般 1,100円、大学生 800円、 小中高生 400円
      * 観覧料にはコレクション展観覧料を含みます。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  島根県立美術館、TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、NHK松江放送局、
      SPSしまねグループ 
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落合朗風(1896-1937)は、大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家。昭和9(1934)年には明朗美術連盟を創設し、「日本画」の既成概念に一石を投じる先駆的作品を次々に発表していきました。 朗風とその仲間たちがどのような未来を夢みて活動していたのか、ゆかりの深い島根の地において考えます。

◉ 島根県立美術館は 宍道湖に照りはえる夕陽も「作品」です。島根県立美術館ウェブサイトの トップページ には「本日の日没時間」が表示され、サイト内には年間の日没時間一覧表があります。
※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 島根県立美術館 ]