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【インスタレーション / 展示】岐阜県美術館|アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.15|トザキケイコ|’23年10月11日-12月3日|終了

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岐阜県美術館
アーティスト・イン・ミュージアム
AiM Vol.15  トザキケイコ
会  期  2023年10月11日[水]- 12月3日[日]
         〔公開制作〕 2023年10月11日[水]- 11月 5 日[日]
         〔作品展示〕 2023年11月11日[土]- 12月 3 日[日]
会  場  岐阜県美術館 アトリエ
      500-8368 岐阜市宇佐4-1-22 TEL 058-271-1314(学芸部)
入  場  料  無 料
開場時間  10:00 - 18:00
      * 夜間開館日 10月20日[金]、11月17日[金]は、20:00まで開場
休  館  日  月曜日
主  催  岐阜県美術館
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15回目となる「アーティスト・イン・ミュージアム」では、祈りをテーマに高山市で制作を続ける、岐阜県出身のアーティスト・トザキケイコが公開制作を行います。

<作家略歴>
トザキケイコ  TOZAKI Keiko
1981年 岐阜県生まれ。
  2005年 愛知県立芸術大学美術学部デザイン科メディアデザイン専攻卒業。
  2017年より、羽島郡岐南町で「夜明けの美術学校ともしび」の企画運営を開始。
  2022年より、高山市清見町を拠点に、アートギャラリー「tomoshibi.lit」主宰。
  現在は、飛驒の森や自然から感じとった祈りのかたちを求めて制作をしている。
  ハートフィールドギャラリー(愛知)、十一月画廊(東京)にて個展多数。
  近年の主な展覧会に、いとなギャラリー(東京、2022年)など。

ー 今回の制作に寄せて ー
その光る手は 祈りにひらいて

畏怖を覚える深い森の中、美しい緑青色の木片を見つけた。
菌糸に染まった木々は他の命の土壌となっていく。
命の輪の中では、次の芽生えの糧となる姿も美しいのだと知った。

生まれては消え、消えてはまた生まれてくる命の輪。
生まれてくるものに手を合わせ、消えゆくものにも手を合わせる。
あちらとこちらを行き来する、ひらめき、ひらく、ひかり。
その光る手は、祈りにひらいて。
                    トザキケイコ

※ 期間中、アーティスト不在の場合がございます。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岐阜県美術館

【公演】東京都庭園美術館|開館40周年記念事業 庭園能|’23年11月24日・25日|

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東京都庭園美術館
開館40周年記念事業 庭園能
会  期  11月24日[金]・11月25日[土]
        11月24日[金]午後3時30分開場/午後4時開演/能「鵺」
        11月25日[土]1部:昼 12時開場/昼 12時30分  開演/能「羽衣 舞込」
        11月25日[土]2部:午後3時開場/午後3時30分開演/能「小鍛治 白頭」
会  場  東京都庭園美術館芝庭(雨天時会場 セルリアンタワー能楽堂)
時  間  午後3時30分開場 / 午後4時開演
料  金  各公演 5,000円(全席自由、入替制)
チケット  販売開始日 8月23日[水]お申し込み e+(イープラス)
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
      公益財団法人十四世六平太記念財団
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目黒駅近くの喜多能楽堂を拠点とする公益財団法人十四世六平太記念財団と共催し、
「庭園能」を行います。東京都庭園美術館の緑豊かな芝庭に、特別な能舞台が登場します。
当館の芝庭と日本の伝統文化「能」のコラボレーションをお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都庭園美術館 同館該当 イベントページ ]

【展覧会】石川県立美術館/国立工芸館|企画展 第38回国民文化祭/第23回全国障害者芸術・文化祭|いしかわ百万石文化祭2023|皇居三の丸尚蔵館収蔵品展  皇室と石川|―麗しき美の煌めき―|’23年10月14日-11月26日|

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企画展 第38回国民文化祭/第23回全国障害者芸術・文化祭 いしかわ百万石文化祭2023
皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川
―麗しき美の煌めき―
会  期  2023年10月14日[土]- 11月26日[日] *11月6日[月]休館
会  場  〔石川県立美術館〕
      920-0963 石川県金沢市出羽町2-1 TEL 076-231-7580
      〔国立工芸館〕
      920-0963 石川県金沢市出羽町3-2
      TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00-20:00)
開館時間  9:30 - 18:00(展示室への入室は17:30まで)
観覧料金  一 般 1,500円(1,200円)、 大学生 1,000円(800円)
      * 65歳以上の方は団体料金・割引料金
      * 2館共通券。( )内は20名以上の団体料金・割引料金
      * 無料対象:高校生以下、18歳未満、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)
      * いしかわ文化の日(10/15)、文化の日(11/3)は団体料金・割引料金
会  場  オンラインによる事前販売はこちら
      [第1会場]石川県立美術館 [第2会場]国立工芸館
共  催  北國新聞社
特別協力  紡ぐプロジェクト、読売新聞社、公益財団法人前田育徳会
主  催  石川県立美術館、国立工芸館、いしかわ百万石文化祭2023実行委員会、
      宮内庁、文化庁、独立行政法人国立文化財機構
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◆ 石川県立美術館/国立工芸館|企画展 第38回国民文化祭/第23回全国障害者芸術・文化祭|いしかわ百万石文化祭2023|皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川|― 麗しき美の煌めき ― ◆

石川県立美術館と国立工芸館は今秋、国民文化祭の開催に合わせ、皇室ゆかりの美術工芸品などを収蔵・展示する宮内庁三の丸尚蔵館(10月1日より「皇居三の丸尚蔵館」に改称)の収蔵品による展覧会を開催します。
展覧会では、旧加賀藩主の前田家から皇室への献上品や石川出身の帝室技芸員や人間国宝による作品など、石川ゆかりの作品にくわえ、皇室に伝わった名宝や名刀など、総計約120点を多彩な構成で展示します。石川県立美術館と国立工芸館が共同で開催する初の展覧会となります。
第1会場の石川県立美術館では、絵画や彫刻、書跡、刀剣を、第2会場の国立工芸館では、工芸をご覧いただきます。
* 会期中、展示替えがあります。

※下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 石川県立美術館 本展特設サイト  国立工芸館 ] 

【展覧会 予告】郵政博物館|五十嵐健太 飛び猫写真展|同時開催 もふあつめ展|’23年1月14日-3月21日

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郵政博物館
もふあつめ展 展示作品募集のお知らせ
「とび猫」や「フクとマリモ」などの猫写真で大ブレイクをした、カメラマン 五十嵐健太氏 の写真展を郵政博物館で開催します。
代表作の「とび猫」から新作の写真まで約50点と、一般公募作品の「もふあつめ展」が同時開催され、館内は “ ねこさん写真 ” でいっぱいになります。
「もふあつめ展」は五十嵐氏が一般の方から募集した、約1000点の “ ねこさん写真 ” を展示する予定となっておりボリューム満点です。
期間中は世界の猫切手の展示や、 “ ネコフリマ ” “ ワークショップ ” “ 押印サービス ” など、猫と郵便にまつわる楽しい催しも目白押しです。
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◉「もふあつめ展」公募のご案内

五十嵐氏は「もふあつめ展」に参加してくれる“ねこさん写真”を募集しています。自粛生活・お家時間でたまっている我が家の自慢の “ ねこさん写真 ”、旅先で出会って忘れられない “ ねこさん写真 ” 等、自分で撮影した、とっておきのオリジナル “ ねこさん写真 ” を是非ご投稿ください。

《募集内容》
投稿先
五十嵐健太 公式ホームページ
https://k-igarashi.com/event/postalmuseum2023/
《募集期間》
2022年9月10日[土]11:00- 開始予定(定員予定約1000人まで) 
《募集条件》
ご自身で撮られたオリジナルのねこ写真
《展示期間》
2023年1月14日[土]- 3月21日[火・祝]
《展示場所》
郵政博物館

五十嵐健太 飛び猫写真展 同時開催 もふあつめ展
2023年1月14日[土]- 3月21日[火・祝]
郵政博物館
休館日:毎週月曜(ただし3月20日は開館)
展覧会の詳細は、決定次第お知らせいたします。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を確認の上ご参加を。
[ 詳 細 : 郵政博物館  五十嵐健太 公式ホームページ ]

【展覧会】東京国立博物館|東京国立博物館創立150年記念|特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」|’22年10月18日-12月11日

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東京国立博物館
東京国立博物館創立150年記念 
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」
会  期  2022年10月18日[火]- 12月11日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館 特別展示室(上野公園)
開館時間  9時30分 - 17時00分
      * 金曜・土曜日は20時00分まで開館(総合文化展は17時00分閉館)
休  館  日  月曜日
観覧料金  本展は事前予約制(日時指定)で、オンライン、コンビニでの事前予約が必要。
      東京国立博物館正門チケット売り場での販売はございません。
      予約・購入の詳細は、展覧会公式サイトでお知らせします。
      一 般 2,000円、大学生 1,200円、高校生 900円
主  催  東京国立博物館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
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本展は、東京国立博物館創立150年の大きな節目を記念して開催するものです。150年の間に積み重ねられた約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌を紹介します。
展示は2部構成で、計150件を展示。東京国立博物館にはじめて来館される方には新発見の場として、親しいリピーターの方には再発見の場として、魅力的な展示内容と展覧会場を創出します。

※ 本展は日時指定事前予約制です。正門チケット売り場での販売はありません。
下掲詳細をご確認の上ご観覧ください。

[ 詳 細 : 東京国立博物館 展覧会特設サイト

【展覧会】福知山市 佐藤太清記念美術館|福知山市・京都工芸繊維大学連携企画|かわいいチェコのポスターとマッチラベル|’22年10月29日-12月4日|会期終了

京都工芸繊維大学

福知山市 佐藤太清記念美術館
福知山市・京都工芸繊維大学連携企画
かわいいチェコのポスターとマッチラベル
展示期間  2022年10月29日[土]- 12月4日[日]
会  場  福知山市 佐藤太清記念美術館(京都府福知山市字岡ノ32-64)
休  館  日  火曜日
入  館  料  大 人 220円 / 小中学生 110円 / 団体割引、障害者割引あり
      * 関西文化の日11月3日[木・祝]は入館料無料
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京都工芸繊維大学 美術工芸資料館の所蔵品である チェコスロヴァキア時代のポスターと当時の日用必需品であったマッチのラベル(個人蔵)を、福知山市 佐藤太清記念美術館 にて、一挙公開します。チェコスロヴァキアのグラフィックデザインの数々を見ていただき、チェコの人々の物づくりに対する意欲を感じとっていただければ幸いです。

◉ ギャラリートーク  * 申し込み、参加費無用。入館料のみで聴講可能
第1回  2022年11月 3日[木・祝] 13:30-
第2回  2022年11月20日[日]   13:30-

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館   福知山市 佐藤太清記念美術館

【展覧会】東京都写真美術館|B1F 展示室|星野道夫 悠久の時を旅する|’22年11月19日-’23年1月22日

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東京都写真美術館
B1F 展示室
星野道夫 悠久の時を旅する
開催期間  2022年11月19日[土]- 2023年1月22日[日]
休  館  日  月曜日(月曜が祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/29-1/1、1/4)
※ 12/28、1/2、1/3は臨時開館

料  金  一 般 1,000円/学生 800円/中高生・65歳以上 600円
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少年のころから北の自然に憧れ、極北の大地アラスカに生きた星野道夫。取材中に事故で亡くなり、25年以上を経た現在においても、心打つ大自然や動物の写真と美しい文章で、多くのファンを魅了しています。北極圏の大自然、そこに息づく野生動物や人々、そして語り継がれた神話……。星野は多くの「出会い」を通じて思索を深め、写真家として成長していきました。

本展では、20歳のときに初めて足を踏み入れたアラスカの村の記録から、亡くなる直前まで撮影していたロシアのカムチャツカ半島での写真までを一望すると同時に、貴重な資料展示を交え、旅を終えることなく急逝した星野道夫の足跡を辿ります。
本展は2012年にフジフイルムスクエアで開催された同名写真展を再構築し、あらたに代表作を加え、星野道夫の世界をより深く掘り下げました。 生誕70年にあたる2022年、未完の作品群から、「自然と人の関わり」を追い続けた星野の新たな旅に思いを馳せていただければ幸いです。

星野道夫|Hoshino Michio
1952年、千葉県市川市生まれ。19歳のときに目にしたエスキモーの村の空撮写真に惹かれ、村長宛に手紙を書く。20歳の夏休みにアラスカに約3カ月滞在。帰国後、アラスカへの思いが募り写真家の道を選ぶ。慶應義塾大学卒業後、動物写真家、田中光常氏の助手を2年間務める。1978年、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以後、アラスカの自然と人々をテーマに写真と文章で記録し発表。1996年8月、カムチャツカ半島で取材中にヒグマに襲われて急逝。アニマ賞・木村伊兵衛写真賞受賞。
https://www.michio-hoshino.com

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 東京都写真美術館

【展覧会】神奈川県立金沢文庫|特別展 法会への招待 ―「称名寺聖教・金沢文庫文書」から読み解く中世寺院の法会 ―|’22年12月2日-’23年1月29日

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中世歴史博物館 神奈川県立金沢文庫
特別展 法会への招待
―「称名寺聖教・金沢文庫文書」から読み解く中世寺院の法会 ―
会  期  令和4年12月2日[金]- 令和5年1月29日[日]
      ※ 文化財保護のため会期中一部展示替があります。
休  館  日  毎週月曜日(1月9日開館)、12月28日[水]- 1月4日[水]、1月10日[火]
観覧時間   午前9時 - 午後4時30分(入館は4時まで) 
観覧料金  一 般 500円、20歳未満及び学生 400円、65歳以上 200円、高校生 100円
会  場   神奈川県立金沢文庫
      236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町142 電話:045-701-9069
主  催  神奈川県立金沢文庫
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中世日本の寺院では「法会-ほうえ」という仏教儀礼が開催されていました。僧侶の修学の成果を披露する法会、国家の安寧や個人の供養を目的とした法会、芸能的要素を持ち娯楽性の高い法会など、さまざまな形式、規模の法会が開催され、その一部は年中行事として定着し、現在まで連綿と続いています。
法会を遂行するために人、物、情報が集められ、また法会の開催を契機に古文書や聖教などの諸資料が生み出されていました。金沢北条氏の菩提寺で、多くの僧侶が集っていた「称名寺」に伝来し、現在は県立金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」は法会の所産ともいえる史料群です。
本展では「法会への招待」と題し、人と物が集まり、史料が生成する場としての法会という視点から、「称名寺聖教・金沢文庫文書」を読み解き、中世寺院法会の豊穣な世界をご紹介します。

運慶800年遠忌記念特別展「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」は11月27日迄
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。

[ 詳 細 : 神奈川県立金沢文庫

【展覧会】神戸市立博物館|神戸市立博物館 開館40周年記念特別展|よみがえる川崎美術館 ― 川崎正蔵が守り伝えた美への招待 ―|’22年10月15日-12月4日

神戸市立博物館川崎ポスター

神戸市立博物館
神戸市立博物館 開館40周年記念特別展
よみがえる川崎美術館 ― 川崎正蔵が守り伝えた美への招待 ―
会  期  令和4年(2022年)10月15日[土]-12月4日[日]
      * 会期中、一部の作品は展示替えを行います
休  館  日  月曜日
開館時間  9時30分-17時30分(金曜と土曜は19時30分まで) * 入場は閉館の30分前まで
入  場  料  一 般  1,600円、大学生  800円、高校生以下 無 料  * 各種割引 下掲詳細参照
主  催  神戸市立博物館、神戸新聞社、毎日新聞社、NHK神戸放送局、NHKエンタープライズ近畿
特別協賛  川崎重工業株式会社
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100年ぶりに国宝を含む伝説のコレクションが再会。夢の美術館がついによみがえる。
明治23年(1890)9月6日、神戸市布引の川崎邸(現在のJR新神戸駅周辺)に日本初の私立美術館「川崎美術館」が開館しました。創設者は、川崎造船所(現川崎重工業株式会社)や神戸新聞社などを創業した 川崎正蔵(かわさき しょうぞう/1837-1912)です。
明治時代、西洋文化の流入が急速に進むなか、川崎正蔵は廃仏毀釈や海外流出から日本・東洋の美術品を守るために、それらの収集をはじめました。それらの優品を秘蔵せず、公開することを目的に美術館を開館したのです。
美術館は川崎正蔵の歿後も活動を続けましたが、昭和初期の金融恐慌をきっかけにコレクションは散逸。美術館の建物も災害などにより失われてしまいましたが、川崎正蔵が愛した作品は、今なお国内外で大切に守り伝えられています。
本展では、約100年ぶりに珠玉の作品が再び神戸に集います。今秋期間限定でよみがえる川崎美術館へと、ぜひ足をお運びください。

※ 新型感染症対応実施中。館内の混雑状況によって、入館、入室を制限する場合があります。
[ 詳 細 : 神戸市立博物館     展覧会公式サイト

{新宿餘談}川崎造船所の川崎正蔵(1836-1912)と、東京築地活版製造所・石川島平野造船所(現 IHI)創設者の平野富二(1846-1892)は、造船業を巡ってはよきライバルであった。元薩摩藩士で10歳ほど年長の正蔵は、76歳というという長寿をたもち、貴族院多額納税者議員に任ぜられるなど、「富豪の隠居」を自認していた。いっぽう富二は、長崎奉行所の地下役人の次男で、上京後大車輪で働き続け、わずか20年余、46歳にして没した。
美術収集家としての正蔵の業績は、娘聟にして養嗣子となった川崎芳太郎が『長春閣鑑賞』(第1-6集  川崎芳太郎編  国華社  1914年)にまとめてあった。同書は国立国会図書館デジタルアーカイブでも公開されているが、使用されている本文用活字は(画像診断ではおそらく)平野富二創設にかかる、東京築地活版製造所の明朝体活字であった。

【展覧会】市立小樽文学館|萩原朔太郎と伊藤 整|─「若い詩人」の憧憬 -あこがれ- ─|’22年9月13日-11月3日

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萩原朔太郎と伊藤 整
──「若い詩人」の憧憬 -あこがれ- ──
開催期間  2022年9月13日[土]-11月3日[木・祝]
休  館  日  月曜日(9月19日、10月10日を除く)
      9月20日㈫、21日㈬、27日㈫、10月4日㈫-7日㈮、11日㈫、12日㈬
場  所  文学館展示室 無料コーナー
      問合せ TEL (0134)32-2388
入  館  料  無 料
後  援  小樽文學舎
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「それは、白日夢のような奇妙な空しい存在感を、日本の詩で誰も描いたことがないほど明晰に、しかも読むものの心に抵抗しがたく入るように書いた詩であった。」
(伊藤 整『若い詩人の肖像』)
朔太郎エンブレム    青年時代の 伊藤 整の憧れの詩人
    萩原朔太郎の詩の世界を、
    前橋文学館収蔵の
    朔太郎撮影写真と共に紹介いたします。

萩原朔太郎大全2022
本展示は、没後80年の萩原朔太郎を介した展示を同時期におこなう「萩原朔太郎大全2022」事業に参加しています。
{ 活版 à la carte   萩原朔太郎大全2022 まとめ 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 小樽文学館 「萩原朔太郎大全2022」公式サイト ]

【2館共同展覧会】大阪中之島美術館 国立国際美術館 共同企画|すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合|’22年10月22日-’23年1月9日

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大阪中之島美術館 国立国際美術館 共同企画
すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合
会  期  2022年10月22日[土]-2023年1月9日[月・祝]
休  館  日  月曜日(1/2、1/9を除く)、12/31、1/1 休館
開催時間  10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
会  場  大阪中之島美術館 5 階展示室
観  覧  料  一 般/2館共通券 2500円・大阪中之島美術館 1400円、大学生/大阪中之島美術館 1100円  * 下掲詳細参照
      * 2館共通券以外は国立国際美術館の会場の入場には別途観覧料が必要です。
         国立国際美術館の観覧料については  こちら
問い合せ  06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
主  催  大阪中之島美術館、国立国際美術館、朝日新聞社、MBSテレビ
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具体美術協会(具体)は、1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注目を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。

本展覧会は、そんな具体の歩みを、「分化」と「統合」という二つの視点からとらえなおす試みです。誰の真似にも陥らず、互いに異質であろうとしながら、あくまで一個の集団としてまとまろうとするその姿勢は、吉原の考える美術のあるべき姿、つまり「人間精神と物質とが対立したまま、握手」している状態とも、重なりあうものだといえるでしょう。
大阪中之島美術館と国立国際美術館、二会場によって構成される本展覧会は、具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」が建設された地、大阪の中之島で開催される初の大規模な具体展です。
大阪中之島美術館で具体を「分化」させ、それぞれの独創の内実に迫りつつ、国立国際美術館では具体を「統合」し、集団全体の、うねりを伴う模索の軌跡を追う。それによって目指すのは、新しい具体の姿を提示することにほかなりません。解散後50年となる2022年、「すべて未知の世界へ」と突き進んでいった彼ら/彼女らのあゆみをご覧ください。

*本展は大阪中之島美術館、国立国際美術館の2会場で開催します。
 それぞれの観覧料、開館時間、休館日は一部異なりますのでご注意ください。
[ 詳 細 : 大阪中之島美術館 国立国際美術館 ] 

【イベント】酒田市美術館・土門拳記念館 共同企画|記念フォーラム|江成常夫と土門拳が写した被爆|’22年9月3日

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酒田市美術館・土門拳記念館
共同企画記念 フォーラム
江成常夫と土門拳が写した被爆
日  時  2022年9月3日[土] 午後2時-4時
会  場  東北公益文科大学 公益ホール
      998-8580 山形県酒田市飯森山三丁目5番地の1
参  加  費  無 料
定  員  200名(予約不要、全席自由)
問い合せ  酒田市美術館   電 話 0234-31-0095
主  催  公益財団法人 さかた文化財団  酒田市美術館・土門拳記念館
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講   師:江成 常夫(写真家)
司   会:石川  好(酒田市美術館館長)
パネリスト:佐高  信(評論家)
阿部 博行(土門拳研究家)
藤森  武(写真家・土門拳記念館学芸担当理事)
堤  勝雄(写真家・土門拳記念館理事)
村上幸太郎(さかた文化財団理事長)

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 土門拳記念館   酒田市美術館 ]  { 活版 à la carte 土門拳記念館まとめ }

【展覧会】日本絹の里|企画展 平安王朝の文化|~ よみがえる源氏物語の世界 ~|’22年9月8日-11月7日

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日本絹の里
企画展 平安王朝の文化 ~ よみがえる源氏物語の世界 ~
開催期間  2022年9月8日[木]-11月7日[月]
会  場  群馬県高崎市金古町888番地の1 TEL. 027-360-6300   FAX. 027-360-6301
開館時間  9時30分-17時
休  館  日  毎週火曜日
観  覧  料  一 般  400円、大 高 生  250円、中学生以下 無 料
主  催  群馬県立 日本絹の里
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『源氏物語』にみえる平安時代の雅な王朝文化の世界を、立体的に表現した展示をご覧いただきます。
1/4サイズの寝殿模型による具現化展示のほか、美しい平安装束をはじめ、王朝文化を彩る料理や楽器など、平安貴族たちの宮廷生活をご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 日本絹の里

【展覧会】軽井沢高原文庫|展覧会 女流博物画家 メーリアンの世界|’22年6月27日-8月28日|終了企画

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軽井沢高原文庫
展覧会 女流博物画家 メーリアンの世界
会  期  2022年6月27日[月]-8月28日[日] * 7/12-15は休み
会  場  堀辰雄1412番山荘(軽井沢高原文庫敷地内に移築)
協  力  新部公亮
料  金  軽井沢高原文庫入館料でご覧いただけます。
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高原文庫02軽井沢高原文庫 ホームページ ゟ

メーリアン著『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』の邦訳初刊行(岡田朝雄・奥本大三郎訳、白石雄治製作総指揮、2022年、鳥影社刊)を記念して、昆虫標本等も加えた博物学的総合展示をおこないます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 軽井沢高原文庫
{新宿餘談}
会期末最終案内。どんなに暑かろうと、例年、夏の甲子園 高校野球 最終戦が終われば、酷暑もやわらぐといいつづけてきた。ことしの優勝旗は白河の関を越え、杜の都仙台に到達したという。この間吾輩、野球よりも、もっぱらラグビーとサッカーのテレビ観戦で、肝を冷やし、悲鳴をあげつづけた。感染症で引きこもっているわが国ては、チームプレーの国際戦などは負担が大きすぎた。

【展覧会】ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第391回企画展|日本のアートディレクション展 2022|’22年11月01日-11月30日

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ギンザ・グラフィック・ギャラリー
第391回企画展
日本のアートディレクション展 2022
展示期間  2022年11月01日[火]- 11月30日[水] * 巡回展が予定されています
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg) [会員作品]
104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル TEL:03 3571 5206
11:00AM - 7:00PM  日曜・祝日休館  入場無料
クリエイションギャラリーG8 (G8) [一般作品]
104-8001 中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F TEL:03 6835 2260
11:00AM - 7:00PM  日曜・祝日休館  入場無料

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ADC(正式名称:東京アートディレクターズクラブ)は1952年に結成、日本を代表するアートディレクター82名により構成されています。
この全会員が審査員となって行われる年次公募展が日本のアートディレクション展で、ここで選出される ADC賞 は、日本の広告やグラフィックデザインの先端の動向を反映する賞として、国内外の注目を集めています。
今年は2021年5月から2022年6月までに発表、使用、掲載された 約6,000点の応募作 の中から、ADC会員 よる厳正な審査により、受賞作品と年鑑収録作品を選出しました。ここで選び抜かれた受賞作品、優秀作品を、『ART DIRECTION JAPAN / 日本のアートディレクション』(旧称『ADC年鑑』)刊行に先駆け、ggg [会員作品] と、 G8 [一般作品] の2つの会場でご紹介いたします。

[ 詳 細 :ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)

【展覧会】大和文華館|東アジアの動物 ─ やきものと漆 ─|’22年7月8日ー 8月14日

大和文華01 大和文華02大和文華館
東アジアの動物 ── やきものと漆 ──
会  期   2022年7月8日[金]ー 8月14日[日]
会  場  大和文華館
631-0034 奈良市学園南1丁目11番6号 TEL 0742-45-0544
休  館  日  毎週月曜日休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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龍や鳳凰は吉兆とされ、魚や鳥、鹿、馬などの動物は子孫繫栄や長寿、豊かな生活の象徴とされました。陶磁器や漆器にあらわされた生動感あふれる動物の世界をお楽しみ下さい。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 大和文華館 ]

【展覧会】大和文華館|朝鮮美術の精華-絵画と工芸-|’22年5月20日-6月26日|連続講座Ⅰ「写楽-美醜を超えて-」|

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大和文華館
朝鮮美術の精華-絵画と工芸-
会  期  2022年5月20日[金]-6月26日[日]
会  場  大和文華館
      631-0034 奈良市学園南1丁目11番6号 TEL 0742-45-0544
休  館  日  毎週月曜日休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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アジア大陸の東端に位置する朝鮮半島には、長い歴史の中で高句麗、百済、新羅、高麗、朝鮮王朝などの国々が建ち、中国大陸の美術などを受容しながら、独特な芸術文化をそれぞれの時代に築きました。10世紀初頭に建国された高麗(918-1392)は、仏教を厚く信仰し、こんにち「高麗仏画」とよばれる、細緻で華麗な仏画などの優れた仏教美術を生み出したことで知られます。
また朝鮮王朝(1392-1910)は、500年あまりにわたって半島を統一し、その間に多彩な書画や工芸などが生まれました。儒教を国教とし、詩書画や書斎道具などの文人文化が栄えたほか、15世紀には、安堅-あんけん-をはじめとする宮廷画家達により、中国北宋の山水画を淵源とする荘厳な水墨山水が描かれました。更に素朴な味わいの民画や工芸、日本を訪れた朝鮮通信使ゆかりの墨画などがあります。

本展観では、朝鮮半島の歴史文化に育まれた様々な美術を、東アジアの国々との文化交流という観点からご紹介します。なお、陳列品のうち「漁村夕照・平沙落雁図」は、2018年の修理後、初の一般公開となります。修理を経たことで、細緻な筆遣いや瑞々しい水墨の調子などがより鮮明に鑑賞できるようになり、朝鮮王朝時代の水墨山水画の優れた技術をお楽しみいただけます。
kazari-upper文華03会期中のイベント
6月12日(日)午後2時より、講座 美術の窓 が開催されます。

連続講座「写楽-美醜を超えて-」
第1回「写楽登場の衝撃 ~寛政6年(1794)5月の鮮烈デビュー」
講師:大和文華館 館長 浅野秀剛
約10ヶ月の短い瞬間に、役者絵その他の作品を版行したのち、
忽然と姿を消した謎の浮世絵師「東洲斎 写楽」の画業について
大和文華館館長:浅野秀剛が4回に分けて講演します。
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【参加される方へのお願い】
◆定員100名(先着順)とさせていただきます。
◆講堂では必ずマスクの着用をお願い致します。
◆事前に、検温およびお名前・ご連絡先(電話番号)を確認させて頂きますので、ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致します。──追加情報、随時アップの予定です(5月13日)。

<大和文華館 簡略紹介-同館 ウエブサイト 沿革 ゟ>
大和文華館航空写真 同館ウエブサイトゟ大和文華館正面写真 同館ウエブサイトゟ財団法人大和文華館は、奈良市学園前の閑静な住宅街に位置する美術館です。昭和35年(1960)、近畿日本鉄道(近鉄)の創立50周年を記念して開館しました。建築設計を担当したのは、日本芸術院会員、吉田五十八(よしだいそや 1894-1974)です。
大和文華館は蛙股池をのぞむ高台にあり、文華苑とよばれる自然苑に周囲をかこまれています。赤松の古木が出迎える門をくぐり、本館に通じる小径のゆるやかなカーブをのぼると、一歩ごとに、気持ちが美術鑑賞に向かって整えられていくのを感じるでしょう。
同館の建築は、外観は桃山時代の城郭をイメージさせる海鼠壁-なまこかべ、なかに入ると庫裡風の重厚な木組みにささえられた廊下がひろがり、明かり障子から差す優しい光につつまれ、ゆったりと展示場へいざなわれます。展示場中央に大胆にも設えられた竹の庭は、同館の大きな特色です。自然光を取り込む他に例のない展示空間が広がります。
[近鉄グループ関連の美術館は、この 大和文華館 のほかに、日本画中心の 松伯美術館、大阪都心部の あべのハルカス美術館 などがあります]

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 大和文華館 ]

【展覧会】樂美術館|樂歴代 特別展  茶碗が紡ぐ ものがたり|’22年4月29日-8月21日

樂美術館

樂美術館
樂歴代 特別展 
茶碗が紡ぐ ものがたり
会  期  2022年4月29日[金・祝]-8月21日[日]
会  場  公益財団法人 樂美術館 
      602-0923 京都市上京区油小路通一条下る TEL:075-414-0304
休  館  日  月曜日(但し 祝日は開館)
時  間  10:00-16:30 (入館は16時まで)
      * 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開館時間を変更する場合がございます。
料  金  一 般 1,100円、 大学生 900円、 高校生 500円、 中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無料
      * 入館に際してご予約は必要ございません。
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ヒトそれぞれの人生があるように、モノにもそれぞれの生きた道があります。
現存する道具を見てみても、様々な人との出会いがあり、大切にされ、それぞれの歩み方で、今に至ります。
例えば、樂茶碗の “ものがたり”。
いったいどんな道を辿ってあなたの前へやってきたのでしょう。
織田信長や豊臣秀吉が生きた安土桃山時代まで遡ります。
その時代の中、千利休と樂家初代長次郎が出会うことにより物語は始まります。
唐物や高麗物中心だった茶碗の中、新たな和物茶碗をと、樂茶碗は生み出されました
利休から少庵、そして宗旦と続き、現在の三千家と繋がっていきます。樂家もまた、三千家のお家元と共に、歩んでいくこととなります。
始まりの“ものがたり”から、現在に至るまで約450年。
1つ1つの茶碗にも “ものがたり” があります。
なにもお茶碗に添うエピソードというのは、格式高く大層なものばかりではありません。
人の手によって生まれた時から、その時代、その場所にいる人々が暮らしの中でお茶を飲み、人が繋がっていくことで、それぞれのお茶碗に“ものがたり”が積み重なっていくのです。
数百年も昔の出来事でさえ、目の前のお茶碗が紡いで見せてくれることがあります。
本展では、茶碗が長い時間の中、様々な出会いを経て紡がれて来た “ものがたり” に焦点を当て、樂歴代の作品の数々を展観します。人から人へと大切にされてきた道具への想いも感じて頂ければ幸いです。

[ 詳細 : 樂美術館

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|特別展 日本画の美 ─ 清方とゆかりの画家たち ─|’22年5月21日-6月26日

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鎌倉市 鏑木清方記念美術館
特別展 日本画の美 ── 清方とゆかりの画家たち ──
会  期  2022年5月21日[土]-6月26日[水]
開館時間  午前9時00分-午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
      換気清掃時間 13:00-13:30(一時閉館。ご入館いただけません)
休  館  日  毎週月曜日、6月14日[火]
観  覧  料  一 般 450円、小・中学生 220円
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なにげない人の暮らしが描かれた清方作品には、細緻な筆の運びや、江戸前の粋でで絶妙な配色から生み出せる、豊な四季の香りが充溢しています。
清方は師・水野年方から作画の基礎を学び、やがて自ら浮世絵の研究に専念して独自の画境を築きました。その歩みは歌川国芳から水野年方、そして自身にまで至る歌川派の系譜をひくという自覚に端を発し、同氏との切磋琢磨や同時代を生きる日本画家たちの幅広い交流などに大きく影響を受けています。
本特別展では、日本画美術同好会コレクションの中から清方を中心に小杉放菴や山口蓬春など関連する画家たちによる優れた作品を紹介します。余白に漂う詩情や枯淡な黒の表現など、日本画ならではの美に触れていただけますと幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 ]

【 YouTube 公式 動画でみる鏑木清方! 鎌倉市鏑木清方記念美術館 11:31 】

【展覧会】東京都美術館|特別展 スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち|’22年4月22日-7月3日

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東京都美術館
特別展  スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
THE GREATS : Masterpieces from the National Galleries of Scotland
会  期  2022年4月22日[金]-7月3日[日]
会  場  東京都美術館 企画展示室
休  室  日  月曜日   * ただし5月2日[月]は開室
開室時間  9:30-17:30(入室は閉室の30分前まで)
観  覧  料  一 般 1,900円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 65歳以上 1,400円
      * 本展は日時指定予約制です。詳細は展覧会 公式サイト をご覧ください
      * 高校生以下は無料(日時指定予約が必要です)
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション
問い合せ  TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
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スコットランド国立美術館は、上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂です。
そんなスコットランドが誇る至宝の中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、レノルズ、ルノワール、モネ、ゴーガンなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示します。さらに、同館を特徴づけるイングランドやスコットランド絵画の珠玉の名品も多数出品。それらを西洋美術の流れの中でご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 東京都美術館 公式サイト

【展覧会】茨城県陶芸美術館|企画展 生誕150年記念 板谷波山の陶芸|’23年1月2日-2月26日

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茨城県陶芸美術館
企画展 生誕150年記念 板谷波山の陶芸
会  期  2023年1月2日[月]- 2月26日[日]
会  場  茨城県陶芸美術館 地下1階 企画展示室
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日 (ただし、1月2日、9日は開館)、1月10日[火]
観  覧  料        一 般 840円 / 70歳以上 420円 / 高大生 630円 / 小中生320円
主  催  茨城県陶芸美術館
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板谷 波山(いたや はざん、1872年4月10日〈明治5年3月3日〉- 1963年〈昭和38年〉10月10日)は明治5年(1872)に茨城県下館町(現・筑西市)に生まれました。東京美術学校(現・東京藝術大学 )で彫刻を学んだ波山は、戦前は帝室技芸員として活躍し、戦後は工芸家として初の文化勲章を受章しました。そ の作風は、初期のアール・ヌーヴォーの表現を取り入れたものから、マットな質感が特徴的な葆光彩磁や、青磁や 白磁など多岐にわたります。波山はこれらの表現を、妥協を許さない強い信念のもと91年の生涯に渡って展開しま した。
2022年に波山生誕150年を迎えたことを記念した本展では、全国から集まった波山の選りすぐりの名作を一堂 に展示するとともに、故郷・茨城での作品を通じた地元の人々との交流についても紹介し、その多彩な業績をたど ります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館

【イベント】奈良国立博物|特別陳列 お水取り|’22年2月5日-3月27日

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奈良国立博物館
特別陳列 お水取り
会  期  2022年2月5日[土]-3月27日[日]
会  場  奈良国立博物館 西新館
休  館  日  2月7日[月]・21日[月]・28日[月]、3月22日[火]
開館時間  午前9時30分-午後5時(毎週土曜日は午後7時まで)
      * 入館は閉館の30分前まで
観覧料金  一般 700円、大学生 350円、高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方、
障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者 1 名を含む)は 無 料

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お水取りは東大寺の二月堂でおこなわれる仏教法会で、正式には修二会-しゅにえ-といいます。法会の目的は、仏の前で罪過を懺悔すること(悔過-けか)。現在は3月1日から14日までおこなわれ、その間、心身を清めた僧(練行衆-れんぎょうしゅう)が、十一面観音の前で宝号を唱え、懺悔し、あわせて天下てんか安穏-あんのん-などを祈願します。
お水取り(修二会)は、天平勝宝4年(752)に東大寺の実忠-じっちゅう 和尚-かしょう-が初めて十一面悔過を執行して以来、一度も絶えることがなく不退行方-ふたいのぎょうぼう-として1270年にわたって勤め続けられてきました。そこには東大寺が歩んできた長い歴史が刻み込まれています。

本展は、毎年、東大寺でお水取りがおこなわれるこの時季にあわせて開催する恒例の企画です。実際に法会で用いられた法具や、歴史と伝統を伝える絵画、古文書、出土品などを展示し、お水取り(修二会)への理解が深まる一助となることを企図しています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 奈良国立博物館

【展覧会】新宿歴史博物館|令和3年度所蔵資料展「路面電車と新宿風景」|’22年1月15日-4月3日

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新宿歴史博物館
令和3年度所蔵資料展「路面電車と新宿風景」
開催期間  2022年1月15日[土]-4月3日[日]

時  間  9:30-17:30(入館は 17:00 まで)
休  館  日  2月14日[月]、28日[月]、3月14日[月]、28日[月]
会  場  新宿区立新宿歴史博物館(新宿歴史博物館) 地下 1 階企画展示室
      160-0008 東京都新宿区四谷三栄町12-16
料  金  無 料
協  力  東京都交通局
問い合せ  新宿歴史博物館 03-3359-2131
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路面電車は明治時代に開業し、東京市民の足として活躍しました。新宿区内では、明治36年(1903)の半蔵門-新宿間の開業を皮切りに次々と路線が整備され、最大で12系統の路線がありました。地下鉄や自動車などの発達に伴い、戦後はほとんどの路線が廃止されましたが、今でも唯一、都電荒川線が活躍を続けています。

路面電車はまちの風景に溶け合い、その写真は明治から戦後にかけての新宿を今に伝えています。それらの資料を通して「路面電車と新宿風景」 展示の見どころをご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 新宿歴史博物館

【展覧会】東京国立博物館 表慶館|ユネスコ無形文化遺産|特別展「体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-」|’22年1月7日-3月13日

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東京国立博物館 表慶館
ユネスコ無形文化遺産
特別展「体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-」
会  期  2022年1月7日[金]-3月13日[日]
      * 会期中、一部作品の展示替えをおこないます
会  場  東京国立博物館 表慶館(上野公園)
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
開館時間  午前9時30分-午後5時
観  覧  料  一 般 1,500円、大学生 1,000円、高校生 600円  
      * 事前予約(日時指定券)推奨
休  館  日  月曜日、1月11日[火](火) * ただし、1月10日[月・祝]は開館
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  文化庁、日本芸術文化振興会、東京国立博物館、読売新聞社
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5 つのユネスコ無形文化遺産の魅力を一挙に「体感」できるこれまでにない展示!
ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能-歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊-を一堂に集め、明治末期の洋風建築として重要文化財に指定されている東京国立博物館・表慶館という空間で、それぞれの芸能が持つ固有の美とそれを支える「わざ」を紹介します。
各展示室では、来館者が実際に舞台に上がり、伝統芸能の特色ある世界観を臨場感たっぷりに体験できる再現舞台のほか、実際の公演で使用される衣裳、小道具、楽器等を展示します。

展覧会の 4 つの見どころ-伝統芸能の魅力を一挙に体感!-
1 臨場感溢れる舞台を体感!
展示室内に、原寸大に近い大きさで歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊の舞台を再現します。来館者が実際に舞台に上がり、実演家の視線で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できます。

2 意匠デザインに込められた自然観を体感!
実際に舞台で使用される衣裳、楽器、小道具などを多数展示します。間近でご覧いただくことにより、劇場の客席からだけでは分からない意匠の細部に込められた日本人の美意識、特に四季や花鳥風月といった自然との関わりを感じることができます。

3 貴重な映像資料で至高の技を体感!
九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の至芸を記録した日本最古の映画『紅葉狩』(フィルムが重要文化財に指定)や、国立劇場で上演された宮内庁式部職楽部出演の雅楽公演の映像など、各展示室にて貴重な映像資料を上映します。

4 芸能を支える技わざを体感!
舞台を支える技術者による解説動画を配信いたします。芸能を支える「わざ」を身近に感じていただくことで、より深く伝統芸能の世界を知ることができます。

[ 詳細  : 東京国立博物館  特設公式サイト

【展覧会】チェコセンター|LOOS AND PILSEN|アドルフ・ロース展 プルゼニュ市のインテリア|’21年12月15日-’22年1月31日|昨 ’20年の記録再録

アドルフ・ロース展

チェコセンター
LOOS AND PILSEN
アドルフ・ロース展 プルゼニュ市のインテリア
会  期  2021年12月15日[水]-2022年1月31日[月]
      * 土日・祝日、12月24日[金]および 12月29日[水]-1月3日[月]は休館
      * 1月22日[土]は、特別開館いたします。
開館日時  10:00-19:00
会  場  チェコセンター東京
      150-0012  東京都渋谷区広尾2丁目16-14(チェコ共和国大使館内)
      入場無料
主  催  チェコセンター
協  力  東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科 櫻井義夫研究室
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昨年生誕150周年を迎えたチェコ出身の世界的建築家、アドルフ・ロース。その思想と建築作品は、当時の建築だけでなく、その後の現代建築の在り方にも世界規模の影響を与えました。
このたび、ロースが20世紀前半に長期にわたり取り組みつつも、チェコ国外ではあまり知られていなかったプルゼニュ市内の類を見ないインテリアデザインをご紹介する展覧会を開催いたします。
展示の主なねらいは、プルゼニュ市におけるロースの活動をより広い文脈で捉えることにあります。1907年以降の初期の作品と、ヒルシュ家やベック家との重要な関係、そしてウィーンとのつながりを紹介します。また、1927年にプルゼニュに戻り、ブルメル家やゼムラー家、フォーグル家、クラウス家といった多くの資産家の邸宅を設計したことにも注目し、現代における邸宅の修復の様子や、ロースや家主の家族についても言及しています。
会場では、東洋大学の協力のもと、建築模型や 3D 映像、VR 映像なども併せて展示いたします。夕刻には会場外壁にロースが手掛けたインテリア画像の投影も行います。建築家アドルフ・ロースの世界をご体験ください。皆さまのご来場をお待ちしております。

[ 詳細 : チェコセンター

kazari-upper新型ウイルス感染症「COVID-19」が猖獗をきわめていた 昨 2020 年 9 月、チェコセンターによる「オンラインイベント アドルフ・ロース 生誕150周年」が開催された。ところが世相は、疫病情報に周章狼狽するばかりで、せっかくのイベントも情報洪水のなかに没した。
以下の記録は 2020 年 9 月 5 日{活版 à la carte}、チェコセンターのイベント紹介のおり、筆者のわずかなロース関連資料から「プラハ市内 ミュラー邸」「ウィーン中央市民墓地内 アドルフ・ロースの墓地」に関して記述したものである。元記録をそのままのこして、ここに再度紹介したい。

【オンラインイベント】チェコセンター|アドルフ・ロース Pioneer of Modern Living|生誕150周年|終了企画 再記録

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チェコセンター
アドルフ・ロース Pioneer of Modern Living
今年(2020年)は、ブルノ生まれの建築家 アドルフ・ロース の生誕150周年です。モダニズム建築の先駆者のひとりとして活躍し、「装飾は罪悪である」という言葉を生んだロースの建築作品は、今なお多くの建築家に影響を与えています。

チェコセンターでは、生誕150周年を祝い、Facebook を中心として情報発信をしていくほか、オンラインでのイベントを行っていく予定です。

ナビゲーター:アダム・ゲブリアン(建築家)
主  催:チェコセンター・ロンドン
協  力:Mall.tv、ヴィンターニッツ邸 https://www.loosovavila.cz/

【詳細: チェコセンター 】

◉アドルフ・ロース  Adolf Loos (1870 – 1933)
ブルノ生まれ(当時はオーストリア=ハンガリー帝国)。19世紀末のヨーロッパで、最も影響力をもっていた建築家のひとり。同時に、モダニズム運動の基礎を形作る言論を著して注目を集めたことでも知られる。
リベレツおよびドレスデンで建築を学び、その後1893年から1896年まで3年間アメリカ合衆国に滞在し、アメリカの工業建築の革新的な効率の良さに感銘を受け、自身の作品にもその影響が表れている。その後ウィーンに移り、そこで数多くの論評を書き綴った。
特筆すべきなのは『装飾と犯罪』(Ornament und Verbrechen)で、建築において装飾要素をそぎ落とすことは精神力の象徴であると主張した。

ロースは内装の空間配置に関して独自の原理、すなわち「ラウムプラン」を提唱し、プラハのミュラー邸や、ヴィンターニッツ邸で実装した。個人の邸宅を手掛けたほかには、ウィーンのミヒャエル広場にあるゴールドマン&ザラチェの商業ビルや、カフェ・ムゼウム、またアメリカンバー・ケルントナーなどがとりわけ有名である。

プラハ市内 ミュラー邸(2016年 大石 薫撮影)
ゆるやかな傾斜地の頂上部にあり、庭はひろく植栽がゆたか。外観は簡素ながら、内部はきめ細かな配慮がつくされた「装飾」にあふれていておどろいた。
観覧は有料、事前申告制、建物内部撮影は別途許可が必要。
DSCN0487
DSCN0654DSCN0653DSCN0545DSCN0561DSCN0609[参考:活版 à la carte「プラハの機能主義建築 ─ 伝統と現代建築への影響」 ]

アドルフ・ロースの墓地 ウィーン中央市民墓地
(市民墓地正面入口から入場、直ぐ左折・外周塀沿いに直進して、突きあたりに所在)

[参考:タイポグラフィつれづれ艸 文字講座 知識としての文字 石のエクリチュール

【企画展】国立科学博物館|企画展「発見!日本の生物多様性 ~標本から読み解く、未来への光~」|’21年12月14日-’22年2月27日|+ 四季と生き物たち(写真展)

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国立科学博物館
企画展「発見!日本の生物多様性 ~標本から読み解く、未来への光~」
開催期間  2021年12月14日[火]-2022年2月27日[日]
開催場所  国立科学博物館(東京・上野公園) 日本館1階企画展示室および中央ホール
      東京都台東区上野公園7-20
      お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9:00-17:00 * 入館は閉館時刻の30分前まで
休  館  日  月曜日、12月28日[火]-1月1日[土・祝]
      * ただし12月27日[月]、1月3日[月]、1月10日[月・祝]は開館
入  館  料  一 般・大学生 630円、高校生以下および65歳以上は  無 料。
      * 常設展示入館料のみでご覧いただけます。
主  催  国立科学博物館、文化庁、日本芸術文化振興会
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日本列島は、豊富な固有種をはじめとする特徴的な生物相が見られる地域です。
一方で、現在では多くの種が絶滅の一歩手前の危機的状況にあり、中には既に絶滅してしまった種も存在します。
標本などのコレクションが、日本の生物多様性の変遷と現状の把握、さらには実際の種の保全に対してどのように貢献しているのか、貴重な標本や関連資料の展示の中から「発見」していただくことを目指した企画展です。

[ 詳細 : 国立科学博物館

科学博物館

国立科学博物館 附属自然教育園
日本博公式企画 四季と生き物たち(写真展)
開催期間  2021年11月20日[土]-2022年1月30日[日]
所  在  地  108-0071 東京都港区白金台5-21-5
休  園  日  12月22日[月]、24日[水]、12月27日[月]-’22年1月4日[火]
      1月11日[火]、17日[月]、24日[月]
入  園  料  一 般 320円、高校生以下および65歳以上は 無 料。
主  催  国立科学博物館 附属自然教育園、白金自然写真クラブ
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大都市「東京」の中心部にあって今なお豊かな自然が残る、都会の中のオアシスともいえる貴重な森林緑地です。自然に親しみ、四季折々に変化する生物の姿や風景を楽しむことができます。

[ 詳細 : 国立科学博物館 附属自然教育園

【展覧会】ギンザ・グラフィック・ギャラリー|第386回企画展|ソール・スタインバーグ  シニカルな現実世界の変換の試み|’ 21年12月10日-’ 22年3月12日

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ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第386回企画展
ソール・スタインバーグ  シニカルな現実世界の変換の試み
会  期  2021年12月10日[金]- 2022年3月12日[土]
      冬期休館:2021年12月28日[火]-2022年1月5日[水]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
      104-0061 東京都中央区銀座7-7-2  DNP 銀座ビル
      Tel : 03-3571-5206 / Fax : 03-3289-1389
開館時間  11:00 am – 7:00 pm
休  館  日曜・祝日
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アメリカでもっとも愛された芸術家の一人、ソール・スタインバーグ(1914-1999)の逝去から22年。スタインバーグの名前は日本でもおなじみですが、今もっとも再発見、再評価を必要としている芸術家です。

スタインバーグは、ドローイングを「紙上で推論する方法」と捉え、神話化されたアメリカの理想像と現実とのギャップや、不気味で滑稽な不条理、たとえば、古いものと新しいもの、優雅と狂暴といったものの混在とその見えない裂け目(クレバス)を、ユーモアと風刺を備えた、軽妙でしかも鋭利な線(line)で描きました。
彼は、「見えない線」、「見えないもの」、「見えない言葉」、「見えない構造」を視覚化し、意味の変換、概念の変換に生涯挑戦し続けました。

自分自身の肩書の曖昧さを積極的に受け入れてようで、世間からも「描く文筆家」、「言葉と音の建築家」、「境界線上の芸術家」、「新しい思想の起案者」など様々に評され、常に未知の視覚的領域を超えて、子供の絵や大人の落書きから、クラシック、バロック、マニエリスム、表現主義、キュビスム、構成主義まで、あらゆるスタイル、あらゆる表現方法を試みました。
「私は読者に共犯を呼びかけている」と、スタインバーグは見る側を、現実の理不尽さに目を向けるために当事者になることを煽ります。スタインバーグが生み出した造形は、このような思索と思想を武器に、イタリアの風刺新聞『ベルトルド』やアメリカを代表する雑誌『The New Yorker』誌をはじめ、数々の新聞や雑誌の紙面を、美術館の壁にあるピカソの絵と同じくらい明確に、芸術の場に変えたのです。

今回、日本初の大々的な個展となる本展では、ニューヨークのソール・スタインバーグ財団よりご寄贈いただいたポスター、リトグラフ、エッチング、木版画など 62 点、和田誠事務所よりご寄贈とお貸出しいただいた 7 点のポスター、フランスのマーグ画廊の作品集 5 冊、さらに、ドローイングを中心とした代表作の複製作品などを含む、合計約 280 点の作品を一堂にご覧いただきます。
本展の監修をいただいた矢萩喜從郎氏曰く、
「スタインバーグのドローイングを見せられたほとんどの人が、有り得る筈がない情景、と最初笑って反応したとしても、すぐに戸惑い、思考が停止し、宙吊りにされてしまう」。
ぜひこの感覚を、会場の作品に直接対面して、ご体験ください。

ソール・スタインバーグ 略 歴
1914年ルーマニアのブカレスト近郊、ルムニク・サラト生まれ。ブカレスト大学で哲学と文学を学んだ後、イタリアのミラノ王立工科大学(現ミラノ工科大学)で建築を専攻し、1940年卒業。ミラノでは、風刺新聞『ベルトルド』に積極的に関与したが、1941年、ファシスト政権下の反ユダヤ的なイタリアを逃れアメリカに渡る。
戦時中は海軍に入隊、戦後はニューヨークに居を構え、『The New Yorker』誌の仕事に携わるようになり、その後、50年以上にわたり同誌の表紙を89点、中面のドローイングを1200点以上手がけた。知的で洗練されたスタイルで、漫画(cartoon)の世界に革命を起こし、美術の領域(ドローイング、絵画、版画、コラージュ、彫刻等)にグラフィックを取り入れた第一人者。
1946年、ニューヨーク近代美術館「14人のアメリカ人展」に選出、1952年、ニューヨークのパーソンズ=ジャニス画廊と、続いて翌年、パリのマーグ画廊にて初の個展を開催。1978年、ホイットニー美術館で回顧展、2006年を皮切りに大々的な巡回展『Steinberg: Illuminations』を開催した。作品集に『ALL IN LINE』、『The Art of Living』、『The Passport』、『The Labyrinth』、『The New World』、『The Inspector』他多数。日本でも藤子不二雄や柳原良平、和田誠等、多くの漫画家やイラストレーターに影響を与えた。

【詳細  : ggg  ギンザ・グラフィック・ギャラリー 

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|民俗資料室ギャラリー展示 29|運ぶ ── 文化とかたち|’21年10月25日-12月18日

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
民俗資料室ギャラリー展示 29
運ぶ ── 文化とかたち

会  期  2021年10月25日[月]-12月18日[土]
休  館  日  水曜日・日曜日
入  館  料  無 料
会  場  武蔵野美術大学 13号館2階 民俗資料室ギャラリー
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
◉ 申し込み方法<完全予約制 ※同学内(学生・教職員)は予約不要>
      こちらのページ(「美術館・民俗資料室への来場について」)をご覧ください。
      ※新型コロナウイルス感染症の今後の状況に応じて変更となる場合があります。
      お問い合わせ
      お問い合わせフォーム からお送りいただくか、下記までお問い合わせください。
      武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室
      電話:042ー342-6006
      Eメール:m-l@musabi.ac.jp
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民俗学者・宮本常一(1907-1981、1965-1977本学教授)は、機械以前の道具=民具を人間の動作を助けるものと考え、その造形が身体の構造や人、地域それぞれの文化に影響されていることに着目しました。
本展のテーマ「運ぶ」は人にとって基本的な動作の一つです。その方法や用いる道具も、荷物の違いはもちろん性別・地形・気候・移動距離など様々な条件に合わせて選択されます。とりわけ、機械以前の時代においては人力に頼ることが多く、運搬方法の選択や道具づくりには知恵が求められました。一見素朴な道具も、素材や身体に合わせた細部の加工からは、現在と異なる自然との向き合い方、美意識も読み取ることができます。

本展では、荷物を支える頭・肩・背・腰・手という身体の部位ごとに運搬道具を紹介し、日頃人々が意識することのない道具の造形と動作との関係を見つめ直します。

※新型コロナウイルス感染症の今後の拡大状況に応じて会期が変更となる場合があります。
[ 詳細 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館

【展覧会】根津美術館|企画展 はじめての古美術鑑賞 ── 人をえがく|’21年9月11日-10月17日

根津根津美術館
企画展 はじめての古美術鑑賞 ── 人をえがく
会  期  2021年9月11日[土]-10月17日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * 9月20日[月・祝]、10月11日[月]は開館、9月21日[火]は休館。
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約
      一 般 1300円、学 生 1000円
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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古美術の様々なジャンルとその見どころを分かりやすく解説する展覧会、「はじめての古美術鑑賞」シリーズも5回目となりました。今年は、絵画の主要なテーマの一つである人物画をとりあげます。
人物画は今でこそ当たり前に描かれていますが、実は古代日本では忌むべきものとされていました。しかしそのような時代でも、信仰対象となった人びとだけは、例外的に描かれました。そして中世以降、人物画は一般的なものとなり、その後は様々な人びとを対象として描かれるようになります。
この展覧会では、「人をえがく」作品の展開を概観しながら、主な人物画のジャンルをわかりやすく紹介します。

※ 感染症予防対応のため日時指定予約制を実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト  まとめ }

【展覧会】三菱一号館美術館|三菱創業150周年記念 三菱の至宝展|’21年6月30日-9月12日

三菱チラシ

三菱一号館美術館
三菱創業150周年記念
三菱の至宝展
会  期  2021年6月30日[水]-9月12日[日]
主  催  三菱一号館美術館、公益財団法人静嘉堂、公益財団法人東洋文庫
特別協力  公益財団法人三菱経済研究所
開館時間  10:00-18:00
      * 入館は閉館時間の30分前まで * 臨時の時間変更の場合あり
休  館  日  毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館)
入  館  料  一般 1,900円、高校・大学生 1,000円、小・中学生 無 料
住       所  100-0005 東京都千代田区丸の内 2-6-2
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三菱創業の岩崎家第 2-4 代社長をつとめた彌之助、久彌、小彌太は文化財に多大な関心を抱き、その収集品は現在、それぞれ静嘉堂と東洋文庫に収蔵されています。その収集の態度は単なる実業家の趣味にとどまらず、社会貢献の色彩を帯びたものでした。
本展では、初代岩崎彌太郎から小彌太に至る、三菱の事業と社会貢献の歴史をたどりつつ、静嘉堂、東洋文庫、三菱経済研究所の所蔵する国宝、重要文化財を含む美術工芸品、古典籍など貴重な作品群100点余りを展観します。
また、本展は静嘉堂と東洋文庫の所蔵品が一堂に会する貴重な機会となります。

※ 新型感染症「COVID-19」予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 三菱一号館美術館 特設WEBサイト

【展覧会】竹尾 見本帖本店展示|Book scape[本の風景]37|新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集|’21年3月10日-4月9日

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竹尾 見本帖本店展示
Book scape[本の風景]37
新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集
開催期間  2021年3月10日[水]-4月9日[金]
時  間  11:00-18:00  土日祝 休
共  催  一般社団法人日本図書設計家協会、株式会社竹尾
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日本図書設計家協会の装画家・装丁家が和様のファインペーパーを用いて制作した〝令和時代の新しい和本〟をご覧いただきます。
新元号の典拠となった万葉集から20首を選び、絵と文字で表現する「万葉画集」として一冊の本に仕立てました。装画、装丁、紙による、色とりどりの和歌の世界をお楽しみください。

[ 詳細 : 竹 尾

【展覧会】泉屋博古館 京都鹿ヶ谷|泉屋博古 #住友コレクションの原点|’ 20年10月30日-12月6日

hakuko01 hakuko02泉屋博古館 京都鹿ヶ谷
泉屋博古 #住友コレクションの原点
会  期  2020年10月30日[金]-12月6日[日]
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日、11月24日(11月23日は開館)
入  館  料  一般800円、高大生600円、中学生以下無料
主  催  公益財団法人泉屋博古館、京都新聞
会  場  住友コレクション 泉屋博古館
      〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
      075-771-6411(代)
──────────────
今から60年前、泉屋博古館は、京都は東山・鹿ヶ谷の地に誕生しました。それから現在に至るまで、様々なテーマで展覧会を開催し続けて参りました。そこでこの秋、開館60年を記念して、歴代の展覧会を引っ張ってきた当館の「顔」が一堂に会すオールタイム・ベスト展を開催します。

時代、地域によって様々に変化する東アジアの仏教美術、画家たちの理想世界が広がる中国の書画、文人の書斎を清雅の境地へといざなう中国文房具、希代の数寄者・住友春翠が蒐集した茶道具・日本の工芸、そして日本の書画からは、茶席に相応しい瀟洒な掛物からもてなしの場を飾ったであろう晴れやかな大作までが競演します。

さらに本年は、大阪万博に合わせて建設された青銅器館が竣工50年を迎える年でもあり、自由で豊かな発想をもとに生み出されたモチーフがみどころの青銅器や鏡も加えて、総数200点に迫る作品をご覧いただきます。
当館コレクションを代表する「名役者」たちのそろい踏み、ご期待ください。

※ 泉屋博古館分館(東京)は、2020年1月より約 2 年間改修工事のため休館中です。
※「COVID – 19」予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。

[ 詳細 : 住友コレクション 泉屋博古館

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|イラストレーションがあれば、|9月21日-10月24日

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武蔵野美術大学 美術館・図書館
イラストレーションがあれば、
会  期  2020年9月21日[月]-10月24日[土]

時  間  10:00-18:00(土曜日・祝日は17:00閉館)
休  館  日   日曜・祝日
入  館  料   無 料
会  場  武蔵野美術大学美術館 展示室 4・5 
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
──────────────
イラストレーションと聞き、何を想像しますか。安西水丸の作り出すポップで爽やかな世界、宇野亞喜良の描く繊細で甘美な情景 − みなさんの頭のなかには、様々なイメージが浮かぶのではないでしょうか。
西洋における〈illustration〉は、印刷技術の発展とともに書物や雑誌と深く結びつき、社会や文化を映し出しながら歴史を重ねてきました。日本では1960年代以降、イラストレーターの活躍をきっかけとして独自の発展を遂げ、今日的な〈イラストレーション〉の概念が一般に定着したといえます。美術評論家の中原佑介が、この広大なイラストレーションという領域を考える上で、なによりもまず「世界地図」を「世界のイラストレーション」と例に挙げたことは、少し意外なことに感じるかもしれません。

本展では当館コレクションより、中世の彩飾写本や16 世紀の世界地図、現代のポスターまで、イラストレーションをめぐり幅広い作品を展観します。現代の〈イラストレーション〉の源泉ともいえる〈illustration〉の実体、日本の多彩な〈イラストレーション〉を生んだイラストレーターの存在を探りながら、その可能性を紐解きます。

※新型コロナウイルス感染症の今後の拡大状況に応じて会期が変更となる場合があります。
[ 詳細 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 散文詩集『宿命』 萩原朔太郎

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{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

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萩原朔太郎の散文詩集『宿命』より六篇を選んで一冊にしました。
「散文詩」とは文字通り散文の形式をかりて表現された詩のことですが、
規則的な詩法に基づいた「韻文」に対してその定義はあいまいです。
詩的精神をもって書かれた短い文章、ということらしいです。

前回の失敗を繰り返さないよう慎重にすすめました。
しかし本体が完成したと思ったら、悪魔が二コニコ顔で目次の間違いを指摘、またはじめから作り直しました。
表紙カバーはルーチョ・フォンタナの「切り裂かれたキャンバス」(左掲写真)にするつもりで、わくわくしながら切れ目を入れてみましたが、全然よくないので中止。
安易な模倣を心から反省し、和紙を貼ることにしました。
普段の二倍の労力を費やした労作です。ぜひお読みください。

◉ 杉本昭生のつぶやき:どこかで使ってみたい。
◉ 吾輩のつぶやき: 京都吉田山山麓で製作に勤しむ杉本昭生さん。俳諧の世界から、現代美術 空間主義(spazialismo)の ルーチョ・フォンタナと、その創造意欲と挑戦は旺盛かつ精力的です。

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】ギンザ・グラフィック・ギャラリー|第379回企画展|TDC 2020|’ 20年4月13日 -5月30日

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ギンザ・グラフィック・ギャラリー第379回企画展
TDC 2020
会  期  2020年04月03日[金]-04月28日[火]
      2020年4月13日[月]- 5月30日[土](予定)

会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
      〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2  DNP 銀座ビル 1F / B1F
      TEL: 03.3571.5206/FAX:03.3289.1389
開館時間  11:00 am-7:00 pm
休  館  日  日曜・祝日 / 入場無料
──────────────
東京TDC賞の成果を見ていただくTDC展。今年も数々の新鮮な話題とともに開催いたします。
数多くのハイファッション・ブランドとのコラボで世界でも傑出した存在、M/M(Paris)が、ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼの新しいロゴ・VI・タイプフェイスの仕事で今年のグランプリを受賞。
グランプリ含む受賞12作品とノミネート作品を中心に、タイポグラフィを軸にしたグラフィックデザインの優秀作品150点あまりを展覧いたします。

* 新型ウイルス感染症「COVID-19」予防のため大幅な変更があります。下掲詳細ゟ確認を。
[ 詳細 : ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

【展覧会】京都 ddd ギャラリー|第225回企画展 コントラプンクト タイプ Kontrapunkt Type|’20年4月4日-6月13日

京都 ddd

京都 ddd ギャラリー   第225回企画展
コントラプンクト タイプ Kontrapunkt Type
会  期  2020年04月04日[土]-06月13日[土]
会  場  京都 ddd ギャラリー
開館時間  11:00-19:00 * 土曜日と6月7日[日]は18:00まで
      日曜・祝日休館 * 特別開館6月7日[日]
      入場無料
主  催  公益財団法人 DNP 文化振興財団
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京都 ddd ギャラリーでは「Kontrapunkt Type」と題して、2001年以来2度目の登場となるデンマークのデザイン会社、コントラプンクトの展覧会を開催いたします。
これまでに多数の企業のオリジナルのタイプデザインを手がけてきた Kontrapunkt(コントラプンクト)。「私たちにとって、タイプ(書体)デザインは彫刻のように物語る一つの形であり、しかもそのストーリーはここで終わるのではありません」とコントラプンクトのボー・リネマンは語ります。
彼らが手がけた10のプロジェクトを紹介する今回の展覧会を通じて、今一度、書体に対する見方を考え直し、日々それとなく使っているタイプデザインに違った見方ができるようになり、一人一人がタイプデザインを見直す機会になればと思っています。

◉ プロフィール コントラプンクト Kontrapunkt
北欧のリーディングデザインエージェンシー。35年の歴史の中で、政府機関、インフラ、NGO、文化団体から大企業に至るまで、多数のブランディングを手がける。世界中のデザイン賞も多数受賞。グラフィックデザインから、空間デザイン、タイポグラフィ、デジタルと多岐にわたるエリアのデザインでブランディングを一貫して手がけている。
2015年には日本法人も設立。機能美がありつつ、心の琴線に触れるデザインを基本とし、国境や文化を超え、時を超えるようなデザインを得意とし、日本の企業のブランディングデザインも多数手がける。

* 京都 ddd ギャラリーは新型コロナウィルス感染拡大防止のために、当面のあいだ臨時休館いたします。再開についてはあらためて下掲の ホームページ 等でお知らせいたします。
[ 詳細 : 京都 ddd ギャラリー

【展覧会】竹久夢二美術館|夢二に学ぶ、恋のいろは ― 失恋体験から、モテ仕草まで ―|4月2日-6月28日

竹久夢二美術館4月

竹久夢二美術館
夢二に学ぶ、恋のいろは ― 失恋体験から、モテ仕草まで ―
会  期  2020年4月2日[木]-6月28日[日]
開館時間  午前10時-午後5時(入館は4時30分まで)
休  館  日  月曜日 * ただし4月28日[火]-5月10日[日]は無休で開館
料  金  一般900円/大・高生800円/中・小生400円
      (弥生美術館もご覧いただけます)
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大正ロマンを象徴する詩人画家・竹久夢二(1884-1934)は、ドラマチックな恋愛を重ね、私生活も注目されていました。
本展では、夢二が考える理想の女性像や男女関係、また恋人たちを振り返りながら、恋愛に絡めて表現した絵画や詩歌、また写真資料等を展示します。さらに夢二友人・知人の恋愛事情にも迫り、100年前の恋愛観を考察します。
波乱万丈な人生を送った夢二ですが、恋愛にまつわる作品やメッセージは普遍的で、時代を越えて、恋する人の心に響きます。
失恋体験からモテ仕草まで、夢二から恋愛のヒントを学んでみましょう!

* 参観前に下記リンク先にて変更の有無をご確認ください。
[ 詳細: 竹久夢二美術館

【展覧会】東京都美術館|特別展 ボストン美術館展 芸術 × 力|’20年4月16日-7月5日

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東京都美術館
特別展 ボストン美術館展 芸術 × 力
Art & Power: From Pharaohs to Daimyōs. Masterworks from the Museum of Fine Arts, Boston
会  期  2020年4月16日[木] - 7月5日[日]
      * 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開幕延期、5月中旬頃の開幕を予定

会  場  東京都美術館 企画展示室
休  室  日  月曜日 * ただし5月4日[月・祝]、6月29日[月]は開室
開室時間  9:30-17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室  金曜日、5月20日[水]、6月17日[水]は9:30-20:00(入室は閉室30分前まで)
観  覧  料  一般 1,600円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000円
      * 本展の前売り割引観覧料販売はありません。
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、ボストン美術館、
                      日本テレビ放送網、BS日テレ、読売新聞社
──────────────
古今東西の権力者たちは、その力を示し、維持するために芸術の力を利用してきました。威厳に満ちた肖像画は権力を強め、精緻に描写された物語はその力の正統性を示します。また、美しい工芸品は宮廷を彩り、ときに外交の場で活用されてきました。

一流の画家や職人につくらせた芸術品は、今も見る人々を圧倒する荘厳な輝きを放っています。そして、多くの権力者たちは、自らも芸術をたしなみ、またパトロンとして優れた芸術家を支援したほか、貴重な作品を収集しました。彼らが築いたコレクションは、今日の美術館の礎ともなっています。
本展覧会では、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出された約60点の作品をご紹介します。私たちが鑑賞する芸術作品が本来担っていた役割に焦点を当て、力とともにあった芸術の歴史を振り返ります。

* 新型ウイルス感染症「COVID-19」対応のため一部変更。下掲詳細を確認のうえご参観を。
[ 詳細 : 東京都美術館  特設 WebSite

【公演】二十五世観世左近記念 観世能楽堂|3月観世会定期能|2020年3月1日

観世会舞台

観世会主催公演のご案内
── 能楽を観る 能のすすめ PDF 951 kB ── 

現代ではビルの中に設けられたりしますが、能楽堂は屋根のある6m四方の本舞台と橋掛かり、鏡の間からなる能専用の舞台です。ヒノキの白木造りで、必要以上の飾りはありません。床下にはおおきな甕・壷が入れてあり、音の響きを大切にしています。
◉ 目付柱-めつけばしら-
面-おもて-を着けた演者は、面の小さな目の穴から見えるとても狭い視界でしかないので、常にどこかに目標物を必要とします。そこで舞台で舞い始めた演者が、目を付けて演技をする柱という意味で、目付柱とされています。しかしこの柱は観客の側から見ると邪魔な目障りな代物で、観能は座席の位置によって大きく料金が異なります。そのため良い席から予約で埋まっていきます。
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観世会は『風姿花伝』を著した、室町時代の観阿弥、世阿弥の流れを汲む観世流の26世宗家として、現代の能楽界を牽引しています。観世能楽堂では全国の観世流を代表する演者によって年10回、毎月第一日曜日に「観世定期能」開催されています。また年2回、春四月・秋十月に開催される特別公演「観世会別会」のほか、「東京観世会」「荒磯能」「観世会素謡会」などが開催されています。{活版 à la carte}では「観世定期能」「観世会別会」を中心に紹介しています。

20200106123201141202001061232187874二十五世観世左近記念 観世能楽堂
3月観世会定期能
日  時  2020年3月1日[日]
開  場  午後12時20分  開演:午後1時
演目演者

       「清経 替之型」   梅若 万三郎
狂 言   「狐塚」                       三宅  近成
 能    「阿古屋松」        観世  清和
 能   「殺生石 白頭」    清水  義也

◉ 今月紹介の能面
中将-ちゅうじょう
王朝の貴公子の容貌を表す面といわれ、在原業平-ありわらなりひら-の役職であった右近衛中将にちなんで名づけられたものと伝えられている。眉間に刻まれた皺は人間の業苦から開放されるため、仏にすがり神になろうとする苦しみを表現している。河内作。江戸時代。

【チケット発売】
 1 月 7 日[火]10時より  観世能楽堂事務所 ☎03-6274-6579

能楽堂販売         12月1日[日]ゟ
電話・インターネット 12月3日[火]10時 ゟ

[ 詳細: 観世能楽堂 ]