【特別陳列】奈良国立博物館|特別陳列 お水取り|’23年2月4日-3月19日|会期末

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特別陳列 お水取り
会  期  令和5年(2023)2月4日[土]- 3月19日[日]
会  場  奈良国立博物館 東新館
休  館  日  2月6日[月]・20日[月]・27日[月]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(毎週土曜日は 午後8時 まで)
      * 入館は閉館の30分前まで
      ※ 東大寺二月堂お水取り(修二会)期間(3月1日-14日)中、
        3月12日(籠松明の日)は午後7時まで、土曜日以外は午後6時まで
      ※ その他、臨時に開館時間を変更することがあります。
観覧料金  一般 700円、大学生350円、高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方は無料
      * 以下細部の規定は、下掲詳細を参照ください。
主  催  奈良国立博物館、東大寺、NHK奈良放送局、仏教美術協会
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奈良国立博物館お水取り01お水取りは東大寺の二月堂でおこなわれる仏教法会で、正式には「修二会-しゅにえ」といいます。
法会の目的は、仏の前で罪過を懺悔ーさんげーすること(悔過-けか)。現在は3月1日から14日までおこなわれ、その間、心身を清めた僧(練行衆-れんぎょうしゅう)が十一面観音の前で宝号を唱え、懺悔し、あわせて天下安穏ーてんかあんのんーなどを祈願します。

お水取り(修二会)は、天平勝宝4年(752)に東大寺の実虫和尚-じっちゅうかしょうーが初めて十一面悔過を執行して以来、一度も絶えることがなく不退行法ーふたいのぎょうぼうーとして1271年にわたって勤め続けられてきました。そこには東大寺が歩んできた長い歴史が刻み込まれています。
本展は、毎年、東大寺でお水取りがおこなわれるこの時季にあわせて開催する恒例の企画です。実際に法会で用いられた法具や、歴史と伝統を伝える絵画、古文書、出土品などを展示し、お水取り(修二会)への理解が深まる一助となることを企図しています。
上掲図版) 重要文化財 類秘抄 十一面(奈良国立博物館)

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 奈良国立博物館 ]

【イベント】春日大社国宝殿|特別展 春日若宮式年造替奉祝 杉本博司 ― 春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦|’22年12月23日-’23年3月13日|会期末

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春日大社国宝殿
特別展 春日若宮式年造替奉祝 杉本博司 ― 春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦
開催期間  2022年12月23日[金]-2023年3月13日[月]
         前期:2022年12月23日[金]- 2023年1月29日[日]
         後期:2023年 1月31日[火]- 2023年3月13日[月]
会  場  春日大社国宝殿
      630-8212 奈良県奈良市春日野町160
開館時間  10:00 - 17:00(16:30受付終了) * 会期中延長開館を行う場合があります。
休  館  日  2023年1月30日[月]
拝  観  料  一 般 1000円、 大学生・高校生 600円、 中学生・小学生 400円
特別協力  神奈川県立金沢文庫
主  催  春日大社、公益財団法人小田原文化財団、読売新聞社
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日本を代表する現代美術作家として世界で活躍する杉本博司は、日本の仏教美術、神道美術に深い関心を持ち、自らも収集してきました。美術品の中に自身の眼で新たな美を見出し、その美、その精神を種々の展覧会を通じて再表現してきました。
中でも春日美術への関心は群を抜いており、その美の神髄である春日明神への崇敬から、本年3月春日大社から御祭神を勧請し江之浦測候所に「甘橘山 春日社」を創建するに至りました。
春日大社にとって本年は、春には江之浦測候所に春日御神霊が遷座。秋には、春日若宮の御造替が完了するというめでたい年です。
春日大社 国宝殿 では 2022年12月23日[金]- 2023年3月13日[月]まで 、特別展 春日若宮式年造替奉祝「杉本博司 ── 春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦」を開催します。本展では、現代美術作家・杉本博司監修により、春日信仰・春日若宮信仰の名品が公開され、春日をテーマとした大作も複数公開されます。
春日信仰が誕生し、春日若宮が御生された、御蓋山の麓という聖地で行われる展覧会に相応しい内容となっております。鋭敏な感性の突出した杉本博司の示唆に導かれて、新たな美を見出すべく、御蓋山を目指して春日大社 国宝殿へとお出かけください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 春日大社国宝殿

【展覧会】松伯美術館|企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在Ⅰ―|’23年2月11日-3月12日

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企画展 未来につなぐ日本画展 ― 松伯美術館公募展優秀賞受賞作家の現在 -いま- Ⅰ ―
開催期間  2023年2月11日[土・祝]- 3月12日[日] 
休  館  日  月曜日(祝日となるときは、次の平日)、展示替期間、その他必要のある場合
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  大 人(高校生・大学生を含む) 820円、小学生・中学生 410円
所  在  地  631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号 電話番号 0742-41-6666
主  催  公益財団法人 松伯美術館、産経新聞社
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日本の風土、日本人の感性によって培われ、描き続けられてきた花鳥画。松伯美術館では開館時よりジャンルを花鳥画に限定した公募展をこれまで23回開催し、2016年からは、ジャンルを問わない「松伯日本画展」を3回開催してまいりました。ところが新型コロナウイルス感染症拡大による諸事情で、残念ながら今年度も昨年度、一昨年度に引続き公募展開催は中止となってしまいました。

そこで、作家の育成という公募展の歩みを振り返る機会として、昨年度の大賞受賞作家に引続き、今年度は優秀賞受賞作家の作品をご紹介する展覧会を企画いたしました。受賞者が多数なため、本年度と来年度2回に分けて開催し、それぞれ与えられた展示壁面に、今現在のご自身の仕事を自由に発表していただきます。今後も松伯美術館は、このような現代日本画家の制作を応援し、その作品をご紹介する展覧会の開催も企画してまいります。

日本画にしかない花鳥画に深く取り組むことにより、日本画の独自性についての理解を深めていただき、本展が、環境や価値観の激しい変化のなかで日本画の未来について問いかける貴重な機会となるよう願っています。
個性溢れる多彩な表現の作品を、是非ご高覧いただきますようお願いいたします。
なお、会期中、特別展示室では松園・松篁・淳之三代の作品も展示いたします。

※ 松伯美術館、大和文華館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 松伯美術館 ]

【展覧会】青梅市立美術館|館蔵企画展 共通点を探せ !! あなたのお気に入りはどれ ?|’23年2月11日-3月26日

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青梅市立美術館
館蔵企画展 共通点を探せ !! あなたのお気に入りはどれ ?
会  期  2023年2月11日[土]- 3月26日[日]
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  大 人 200円、小・中学生 50円
      * 当日・個人・税込価格を表示。各種割引・優待などは下掲 公式情報 をご参照
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青梅市立美術館では約2,300点の美術作品を収蔵していますが、作品の保護や展覧会の関係から、1年間に紹介できる作品の数は限られており、まだまだ知られていない作家や作品が存在します。
本展で隣り合って展示された作品には、一見すると何の脈絡もありませんが、よく見ると何かが共通し、次につながっていきます。それぞれの作品の間にある共通点を探しながら、多様な美術の世界に触れるとともに、65点の展示作品の中から自分のお気に入りを見つけ出す、ゲーム感覚のユニークな展覧会です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 青梅市立美術館 ] 

【展覧会】小杉放菴記念日光美術館|「描く」を超える ― 現代絵画 制作のひみつ ―|’23年2月4日-4月9日

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小杉放菴記念日光美術館
「描く」を超える ― 現代絵画 制作のひみつ ―
会  期  2023年2月4日[土]- 4月9日[日]
会  場  小杉放菴記念日光美術館

      321-1431 日光市山内238-3 TEL:0288-50-1200 / FAX: 0288-50-1201
開館時間   午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  毎週月曜日
      * 祝日・振替休日は開館、その翌日を休館。展示替期間中など臨時休館もあります。
入  館  料  大人 730円 / 大学生 510円 / 高校生以下無料
      * 個人、当日、税込価格を表示。各種優待・割引などは下掲 公式詳細 を参照
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清水比庵(1883-1976)は現在の岡山県高梁市に生まれ、古河電工に勤務後、1930(昭和5)年から日光町長として9年間3期にわたり、町役場への観光課の新設や、観光常設委員による全国宣伝、温泉源の開発など、現在につながる観光行政の基礎を築き上げた人物です。こうした業績が認められ、1958(昭和33)年には旧日光市において小杉放菴と共に最初の名誉市民に推挙されました。
一方で歌人でもあった比庵は、日光で歌誌『二荒』を主宰し、日本画家川合玉堂との交流を通して書画にも非凡な才能を発揮していきます。その作品の多くは、歌と書と画が一体となった自由奔放なもので、晩年に至るに従ってより豊かなものとなっていきます。
日光出身の小杉放菴とは、日光町長時代に知己となり、歌誌『二荒』の装画を依頼していました。〈小杉先生が画人であると同時に詩人であるからだと思つてゐる。小杉先生は歌でも俳句でもうまいが、私がいふ詩は必ずしもさうした形に表れたものをいふのではない。人世の観方に詩があるといふのである〉と放菴を高く評価し、放菴が亡くなった時には、〈小杉未醒の漫画本よりわれは画を習ひしことをかしこみてまをす〉と追悼歌を詠み、自身の若い頃の絵は、放菴が「未醒」と号していた時代の漫画から学んでいたことを明かしていました。
本展では清水比庵の生誕140年を記念して、同館で所蔵および寄託されている比庵作品全20点のほか、書簡など関連資料を小杉放菴の作品と共に会し、日光ゆかりの二人の文人による芸術の交響をお楽しみいただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 小杉放菴記念日光美術館

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【展覧会】町田市立国際版画美術館|ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ─ 1900年の版画、雑誌、ポスター|’22年12月22日-’23年3月12日

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター

ex522_07アンリ=ジャック=エドゥアール・エヴヌプール《広場にて》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ、町田市立国際版画美術館所蔵

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター
会  期  2022年12月22日[木]- 2023年3月12日[日]

会  場  町田市立国際版画美術館
      194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 電話 042-726ー2771
休  館  日  月曜日
入  場  料  無 料
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19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランスのパリにはポスターや雑誌など様々な印刷物があふれ、人々の目を楽しませていました。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(1859-1923)といった名だたる芸術家が活躍したこの時代は、しばしば「フランス版画の黄金時代」とも言われます。
もとは商業的な印刷物だったリトグラフのポスターは、19世紀末から次第に美術品として評価されるようになり、熱狂的なアフィショマニ(ポスターマニア)たちの収集対象となりました。他方で、手に取りやすい小さな版画作品や絵入り雑誌も、数多く出版されて流通していきます。こうした印刷物の原画は、専門のイラストレーターだけでなく駆け出しの若手芸術家も制作しました。チェコを代表する芸術家フランティシェク・クプカ(1871-1957)は、青年期にイラストレーションの分野で活躍した人物のひとりです。
本展では、世紀転換期のパリで生み出された版画、雑誌、ポスターなど約40点をご紹介します。パリジャンたちのモダン・ライフを彩った多種多様な作品をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]   { 活版アラカルト 町田市立国際版画美術館 まとめ }

【展覧会】渋沢栄一記念財団 渋沢史料館|企画展示 渋沢栄一と渋沢喜作の「明治」 ─ 渋沢家「新屋敷」文書から見えてくるもの ─|’23年1月5日-2月26日|会期終了

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渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
企画展示 渋沢栄一と渋沢喜作の「明治」
── 渋沢家「新屋敷」文書から見えてくるもの ──
会  期  2023年1月5日[木]-2月26日[日]
会  場  渋沢史料館 企画展示室(東京都北区西ケ原2-16-1 飛鳥山公園内)
入  館  料  一般 300円 、小中高生 100円
開館情報  開館日、休館日、開館時間、入館方法などは、下掲 同館利用案内 で確認を
      *新型コロナウイルス感染症の影響により予定変更となる場合があります
主  催  公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
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渋沢栄一 の 従兄・渋沢喜作(1838-1912)の生家である 澁澤家(家号「新屋敷」)から、喜作より生家に宛てた書簡をはじめとする古文書が、このたび新たに発見されました。
喜作は、武蔵国榛沢郡血洗島村(現・埼玉県深谷市)に生まれ、幕末、栄一と共に、尊王攘夷運動を行い、一橋家家臣を経て幕臣となります。栄一が渡欧する一方、喜作は国内にいて戊辰戦争を戦い、旧幕臣の二人は「亡国の臣」として「明治」を迎えます。
その後、喜作は日本の産物振興に尽くしたいという思いを伝え、生糸などの取引を行う 渋沢商店 を横浜に開業し、栄一とも協力しながら、多くの会社や団体の設立・育成を行い、実業界で奔走しました。

書簡からは、喜作の人柄や明治以降の喜作と生家の人々との関係がみえます。また生家での養蚕業をはじめとした家業や郷里周辺地域の産業が、栄一と連携した喜作の事業を通して、横浜貿易などとも結びつく様子も窺えます。
本展では、初公開となる澁澤家「新屋敷」文書をご紹介するとともに、関係する渋沢史料館所蔵資料もあわせ、郷里や人々との関わりをみながら、「明治」に向き合う二人の思いを探ります。

貸出画像①渋沢喜作(渋沢史料館所蔵)渋沢喜作  年未詳  渋沢史料館所蔵
貸出画像②渋沢喜作(晩年)(渋沢史料館所蔵)渋沢喜作(晩年)  年未詳  渋沢史料館所蔵
貸出画像③渋沢栄一 古希(渋沢史料館所蔵)渋沢栄一  年不詳 渋沢史料館所蔵
貸出画像④渋沢商店横浜本店(渋沢史料館所蔵)渋沢商店横浜本店 明治末頃 渋沢史料館所蔵

< 展 示 構 成 >
序   章   郷里の人々との関わり
第 一 章 「明治」を迎える
第 二 章 「産物」振興への決意
第 三 章   郷里周辺の産業と「富国」
第 四 章   二人の連携事業
特 別 章   喜作の終焉  ― 栄一の思い ―

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館 ]

【展覧会】ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション|柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~|’23年2月11日-5月7日

やまさ01 やまさ02浜口陽三の世界
柔らかな光と闇  ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 5月7日[日]
会場住所  103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
      Tel:03-3665-0251 Fax:03-3665-0257
開館時間  11:00-17:00 土日祝は10:00-(最終入館閉館 30分前)
      〈ナイトミュージアム〉毎月第1・3金曜日 20:00まで開館
入  館  料  大人 600円 大学、高校生 400円 中学生以下 無料
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浜口陽三は2 0 世紀後半を代表する銅版画家です。この展覧会は、本人の回想をもとに、創作の秘密の一端をひもときます。
1930年、浜口は東京美術学校の彫塑科を退学し、国際芸術都市パリに赴きました。その地で油彩画や水彩画を試みますが、第二次世界大戦勃発のためやむなく帰国し、戦後、4 0 歳を過ぎる頃、はじめて銅版画に本格的に取り組みはじめます。その後、再びパリに渡ると版画家としての道を一気に切り開きました。生前、自作について饒舌には語らなかった浜口陽三ですが、1987年、東京で行われたインタビューの朗らかな対話からは、静かな作品が、いつも柔らかな発想と探究心に支えられていたことが浮かび上がってきます。聞き手は、NHK特派員として7年間パリに住み、作家と交流のあったフランス文学者、柏倉康夫氏です。
11年前に展覧会でとりあげたインタビューを、その後、発見された作品や資料を加え、新たな角度から紹介します。

柏倉康夫
1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹。京都大学大学院文学研究科教授を経て、放送大学教授・副学長・付属図書館長。現在同大学名誉教授。京都大学博士(文学)。フランス共和国国家功労勲章シュバリエを叙勲。
主な著訳書に、『生成するマラルメ』(青土社、2005年)、『評伝 梶井基次郎 ― 視ること、それはもうなにかなのだ』(左右社、2010年)、『思い出しておくれ、幸せだった日々を 評伝ジャック・プレヴェール』(左右社、2011年)、ジャン=リュック・ステンメッツ『マラルメ伝―絶対と日々』(共訳、筑摩書房、2004年)、ステファヌ・マラルメ『詩集』、『賽の一振り』(共に月曜社、2018年、2022年)など

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション ]

【展覧会】太田記念美術館|広重おじさん図譜|’23年2月3日-3月26日

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太田記念美術館美術館

広重おじさん図譜
会  期  2023年2月3日[金]- 3月26日[日]
        前 期  2月3日[金]- 2月26日[日]
        後 期  3月3日[金]- 3月26日[日] * 前後期で全点展示替え
休  館  日  2月6、13、20、27-3月2、6、13、20日は休館します。
開館時間  10時30分 - 17時30分(入館は 17時 まで)
入  場  料  一 般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無 料
問い合せ  150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10  太田記念美術館
      ハローダイヤル 050-5541-8600
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笑顔のおじさん、がんばるおじさん、旅するおじさん ─── 広重が描くおじさん大集合!
風景画の名作を数多く描いた絵師、歌川広重(1797-1858)。広重の絵をよく見ると、なんとも味わい深い人物たちがたびたび登場することに気づきます。本展は彼らのことを親しみと愛着をこめて、あえて〈おじさん〉と呼び、その魅力を眺めてみようという企画です。
無垢な笑顔のおじさん、仕事をがんばるおじさん、グルメを楽しむおじさん、ピンチであわてるおじさんなど、広重の描くおじさんたちは見れば見るほど個性豊かで、愛嬌に満ちた存在であることがわかります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 太田記念美術館 ]

【展覧会】静岡県立美術館|近代の誘惑 ─ 日本画の実践|’23年2月18日-3月26日

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静岡県立美術館
近代の誘惑 ── 日本画の実践
会  期  令和5(2023)年2月18日[土]- 3月26日[日]
会  場  静岡県立美術館
      422-8002 静岡市駿河区谷田 53-2
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  10:00 - 17:30(展示室への入室は 17 時まで)
観  覧  料  一般 800 円、70 歳以上 400 円、大学生以下無料
      * 収蔵品展、ロダン館もあわせてご覧いただけます。
      * 身体障害者手帳などの交付を受けている方と付添者 1 名は無料。
主  催  静岡県立美術館
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静岡県立美術館のコレクションに個人所蔵の重要作を交え、明治から昭和にかけて描かれた日本
画を紹介する展覧会です。
江戸から明治への大変革期、画家たちは、西洋化の激流のなかで、新しい時代にふさわしい絵画
を求めて奮闘しました。“日本画 ” とは、新たに登場した “ 洋画 ” に対応する言葉として、この時代に作られたものです。既存の流派の解体や、展覧会制度の導入、需要者層の広がりなど、絵画を取り巻く枠組みは、近代国家としての日本の歩みとともに変化し、再構築されていきます。
展示は、近代への橋渡しとしての幕末の作品からはじまり、西洋絵画の学習や、そこから日本の古典美術の再発見などとともに展開する、画家たちの真摯な挑戦の軌跡をたどります。個性を重んじる大正期の多彩な表現を経て、昭和初期の成熟、そして戦中・戦後へ。近代という時代が生んだ日本画の成果を、ご堪能ください。

◉ 展覧会の見どころ
幕末から明治・大正・昭和、変化する時代と共に歩んだ日本画の諸相を追いかけます。
近代とひと口に言っても、新旧入り交じる過渡期ならではの展開を見せた明治時代、近代化が進み西洋絵画の学習が深化する大正時代、独自の洗練を極めた昭和戦前期や日本画滅亡論に揺れる戦後期など、時代と社会の変化とともに日本画の姿もどんどん変化していきます。時代とともに歩み、変化する日本画の姿を追い、その諸相をご覧いただきます。
メインストリームだけではない多様な日本画を紹介。隠れた名品に出会うチャンスです。
現代の展覧会では取り上げられることの少ない守旧派、いわゆる旧派の画家たちも、当時の絵画界においては一定の存在感を持ち、多様な作品を世に送り出していました。彼らの活動も視野に入れて作品を紹介することで、当時の絵画界の様子を厚みをもってご紹介します。これまで知らなかった名品を発見していただくチャンスです。
大観、栖鳳、省亭 ――スター選手も目白押しです。
近代日本画家の代表格・横山大観の「群青富士」や、再評価が急速に進む渡邊省亭の「十二ヶ月花鳥図」など、スター選手の代表作もご覧いただけます。特に、渡邊省亭「十二ヶ月花鳥図」は全十二幅を一挙公開。幕末の生まれながら西洋風の迫真的な描写をいち早く身に付け、完成度の高い独自の花鳥画の世界を作り上げた省亭の魅力を、存分に味わっていただく絶好の機会です。

◉ 主な出品作家
狩野雅信、菊池容斎、塩川文麟、狩野芳崖、橋本雅邦、富岡鉄斎、下条桂谷、鈴木松年、川端玉章、小林清親、渡邊省亭、竹内栖鳳、寺崎広業、横山大観、下村観山、川合玉堂、荒木十畝、尾竹竹坡、今村紫紅、近藤浩一路、山元春挙、土田麦僊、村上華岳、吉川霊華、鏑木清方、松岡映丘、安田靫彦、奥村土牛、中村岳陵、福田平八郎、野島青茲、秋野不矩    ※全会期ご覧いただけます。

※ 観覧にあたり事前予約の必要はありません。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 静岡県立美術館

【展覧会】サントリー美術館|没後190年 木米|’23年2月8日-3月26日

サントリー美術館木米

サントリー美術館
没後190年 木米
会  期  2023年2月8日[水]- 3月26日[日]
      * 作品保護のため、会期中展示替をおこないます。
      * 会期・開館時間は変更の場合があります。
所  在  地  107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
      TEL:03-3479-8600 FAX:03-3479-8643
開館時間  10:00 - 18:00(金・土は 10:00 - 20:00)
      * 2月22日[水]、3月20日[月]は 20時まで開館
      * いずれも入館は 閉館の30分前 まで
休  館  日  火曜日  * 3月21日[火・祝]は 18時まで開館
入  館  料  一  般  ¥1,500、大学・高校生  ¥1,000、 中学生以下無料
      * 当日、税込価格を表示。各種優待・割引などは下掲 公式詳細 を参照
主  催  サントリー美術館、朝日新聞社
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江戸時代後期の京都を代表する陶工にして画家である文人・木米(もくべい・1767-1833)は、京都祇園の茶屋「木屋」に生まれ、俗称を「八十八」と言います。木屋あるいは氏の「青木」の「木」と、八十八を縮めた「米」に因んで「木米」と名乗りました。また、中年に耳を聾したことに由来する「聾米」のほか、「龍米」「九々鱗」「青來」「百六山人」「古器觀」などの号があります。
木米は、30代で中国の陶磁専門書『陶説』に出会い、これを翻刻しつつ本格的に陶業に打ち込みました。その作品は、優れた煎茶器から茶陶まで、多岐にわたります。熱心な古陶磁研究を土台に広い視野をもち、古今東西の古陶磁の美と美を、因習を越えて結びつけ、新しい美をひらいていく創造性が木米のやきものにはあらわれています。

いっぽう、木米がとりわけ50代後半から精力的に描いた絵画は、清らかで自由奔放な作風が魅力的です。その多くは友人への贈り物とした山水図であり、交友関係や木米自身の人柄を想像しながら鑑賞すると、より一層味わい深く感じられます。

さて、文人・木米を知る上で欠かせないものは、その壮大な遺言でしょう。「これまでに集めた各地の陶土をこね合わせ、その中に私の亡骸を入れて窯で焼き、山中に埋めて欲しい。長い年月の後、私を理解してくれる者が、それを掘り起こしてくれるのを待つ」と言ったと伝わります(田能村竹田『竹田荘師友画録』)。
本展では、当時の文人たちが憧れた木米の個性あふれる屈指の名品を一堂にご紹介します。木米の陶磁、絵画、交友を通して、その稀有な生涯と木米芸術の全貌に触れる貴重な機会となります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : サントリー美術館
[ 参 考 : YouTube  サントリー公式チャンネル サントリー美術館「没後190年 木米」 38秒 ]

【展覧会】茨城県近代美術館|速水御舟展|’23年2月21日-3月26日


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A4チラシ_裏ol茨城県近代美術館

速水御舟展
会  期  2023年2月21日[火]- 3月26日[日]
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1  TEL 029-243-5111
入 場 料  一 般 1,100円 / 満70歳以上 550円 / 高大生 870円 / 小中生 490円
      * 障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料
      【 WEB予約をおすすめします 】同館ウエブサイトで
      「日時指定WEB整理券」(無料)を取得された方が優先入場となります。
       訪館日の1カ月前より予約可能です。詳細は下掲同館ウエブサイトで確認を。
開館時間  午前9時30分-午後5時(入場は午後4時30分まで)
主  催  茨城県近代美術館/日本経済新聞社
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E195-2404《洛北修学院村》 1918(大正7)年  滋賀県立美術館
E195-2409《椿花妍彩》1926(大正15)年 個人蔵(フジカワ画廊協力)

速水御舟(はやみ ぎょしゅう 1894-1935)は、明治の末期から昭和初期にかけて活躍した代表的な日本画家の一人です。明治維新以後、日本が近代化を進める中で、美術の世界、とりわけ日本画は大きな変化を強いられました。その渦中にあって、わずか30年ほどの活動を通じ、御舟はその後の近代日本画の展開に強い影響を与え、その方向性を決定づける仕事を多く遺しました。
古画の模写、写生に基づく叙情的な作品、大正期の精緻を極めた写実描写、そして古典的な絵画への回帰、単純化と平面性を伴う作品へと変化する画風には、一人の画家とは思えないほどの多彩な表現が見られます。ただ、そこには対象の真実に肉薄しようとした、御舟の一貫した姿勢を見ることができます。それは近代という時代に西洋と対峙する中で、日本画が直面せざるをえなかった様々な問題に真摯に向き合った結果ともいえます。
この展覧会では本画約100点と素描により、型にはまることを嫌い、振幅の激しい画業を通して描くことの意味を問い続けた、御舟の画家としての道筋をあらためて振り返ります。

※ 感染症予防対応のため「日時指定WEB整理券」(無料)推奨。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館 ]

【展覧会】東京ステーションギャラリー|佐伯祐三  自画像としての風景|’23年1月21日-4月2日

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東京ステーションギャラリー
佐伯祐三  自画像としての風景
開催期間  2023年1月21日[土]- 4月2日[日]
休  館  日  月曜日[3/27 は開館]
開館時間  10:00 - 18:00 * 金曜日は 20:00 まで開館 * 入館は 閉館30分前 まで
入  館  料  一 般 1,400円  高校・大学生 1,200円  中学生以下 無 料
      * 学生の方はご入館の際、生徒手帳・学生証を提示ください
チケット  チケット(日時指定券)購入は こちら
      当日券=東京ステーションギャラリー1階入口
*展示室内の混雑を避けるため日時指定制を導入、各時間で入館人数の上限を設定しています
*館内でも当日券を購入できますが、土日祝など混雑時間帯は入館をお断りする場合があります
主  催  東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、読売新聞社
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街に生き 街に死す
描くことに命を捧げた伝説の洋画家
大阪、東京、パリ。3つの街で、画家としての短い生涯を燃焼し尽くした画家、佐伯祐三(1898-1928)。2023年に生誕125年を迎える佐伯の生涯は、多くのドラマと伝説に彩られています。彼が生み出した作品群は、今なお強い輝きを放ち、見る人の心を揺さぶらずにはおきません。
1898年に大阪で生まれた佐伯祐三は、25歳で東京美術学校を卒業し、その年のうちにパリに向かいます。作品を見せたフォーヴィスムの画家ヴラマンクから、「このアカデミック!」と怒声を浴びたことが、佐伯を覚醒させます。
2年間の最初のパリ滞在中に、ユトリロやゴッホらからも影響を受け、佐伯の作品は大きな変貌を遂げていきます。1年半の一時帰国を経て、再渡欧したのは1927年のこと。このとき佐伯は29歳になっていました。パリに戻った佐伯は、何かに憑かれたかのように猛烈な勢いで制作を続けますが、結核が悪化して精神的にも追い詰められ、1年後にパリ郊外の病院で亡くなりました。


佐伯にとってパリは特別な街でした。重厚な石造りの街並み、ポスターが貼られた建物の壁、プラタナスの並木道、カフェ、教会、さらには公衆便所までが、傑作を生み出す契機となりました。また、多くの画家たちや作品と出会い、強い刺激を受けたのもパリでのことです。
一方で、生誕の地・大阪、学生時代と一時帰国時代を過ごした東京も、佐伯芸術を育んだ重要な街でした。
本展では3つの街での佐伯の足跡を追いながら、独創的な佐伯芸術が生成する過程を検証します。

※ 感染症予防対応のため日時指定券制鑑賞券推奨を実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
※ 本展は会期終了後、 大阪中之島美術館での巡回展が予定されています。
[ 詳 細 : 東京ステーションギャラリー  展覧会公式サイト

【展覧会】戸栗美術館|開館 35 周年記念特別展 ─ 初期伊万里・朝鮮陶磁|’23年 1 月15日-3 月26日

初期伊万里朝鮮陶磁ポスター画像②染付 山水文 鉢染付 山水文 鉢 伊万里 
江戸時代(17世紀前期)口径34.7㎝ 戸栗美術館所蔵
③染付 梅樹唐草文 瓶  染付 梅樹唐草文 瓶 伊万里
江戸時代(17世紀前期) 高19.4㎝ 戸栗美術館所蔵

④粉青鉄絵 魚文 俵壺粉青鉄絵 魚文 俵壺 朝鮮 
朝鮮時代(15世紀後半-16世紀前半)長23.9㎝ 戸栗美術館所蔵

初期伊万里朝鮮陶磁ポスター画像 初期伊万里朝鮮陶磁チラシ裏面

戸栗美術館
開館 35 周年記念特別展 ── 初期伊万里・朝鮮陶磁
会  期  2023 年 1 月 15 日[日]- 3 月 26 日[日]
会  場  戸栗美術館 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜  * 3 月 21 日[火・祝]は開館
入  館  料  一  般  1,200 円 / 高大生  500 円  * 中学生以下は  入館料 無 料。

同時開催 『伊万里焼誕生物語』(1階やきもの展示室)

伊万里焼誕生から日本の一大窯業地に至った歴史的背景を出土品や文献から探ります。陶祖の系譜
である十四代李参平氏の作品も展示。現代に繋がる技術の “ 原点 ” に迫ります。
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朝鮮半島の技術が伝わり、1610年代に日本初の国産磁器である伊万里焼が誕生しました。中でも初期の素朴な作風を「初期伊万里」と呼んでいます。
戸栗美術館 創設者 戸栗 亨(とぐり とおる  1926-2007)は「古伊万里のコレクションで 日本一になる」という目標を掲げ、蒐集に邁進しました。「鑑賞陶磁」としては端正な作品が好まれ、色絵重視の風潮が強かった時代に、染付や白磁の、陶工達の手痕が感じられる様な、滋味溢れる初期伊万里も精力的に集めます。こうして昭和40年代ごろから20年ほどの間に、江戸時代を通観しうる充実した肥前磁器コレクションを築きました。

「始まりというものは大事なものだ––、私はそういうところに愛着を感ずるんです」。これは古伊万里と対峙する戸栗の言葉ですが、伊万里焼の祖である朝鮮の陶磁器に対しても親しみの眼差しを向けていました。数は決して多くありませんが、高麗青磁や粉青、鉄絵、白磁、青花など、少数ながらも体系を意識した素朴な美しさの作品が目立ちます。
開館35周年記念特別展の締めくくりとなる今展では、古伊万里の“原点”たる初期伊万里の魅力を約80点の作品と共に語ります。更に、戸栗の愛した朝鮮陶磁コレクション約30点も15年ぶりに一堂に会します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館

【展覧会】アサヒビール大山崎山荘美術館|没後40年 黒田辰秋展 ─ 山本爲三郎コレクションより|’23年1月21日-5月7日

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アサヒビール大山崎山荘美術館
展覧会 没後40年 黒田辰秋展
── 山本爲三郎コレクションより
会  期  2023年1月21日[土]- 5月7日[日]
      午前10時 - 午後5時  * 最終入館は午後4時30分まで
休  館  日  月 曜(ただし、3月20日、3月27日、4月3日、5月1日は開館)
会  場  アサヒビール大山崎山荘美術館
      618-0071   京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
      TEL:075-957-3123(総合案内)  FAX:075-957-3126
入  館  料  一  般  900円、高・大学生  500円、中学生以下  無 料
      * 価格は全て、当日・個人・税込表示価格です。
      * 障害者手帳をお持ちの方   300円
主  催  アサヒビール大山崎山荘美術館、日本経済新聞社
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黒田辰秋(くろだ たつあき 1904-1982)の没後40年を記念する展覧会を開催いたします。
京都の塗師屋-ぬしや-に生まれた 黒田辰秋 は、早くから木漆工芸の制作過程における分業制に疑問を抱き、一人で素地から塗りや加飾、仕上げまでを行う一貫制作を志します。
柳宗悦や河井寬次郎の知遇を得たことで 民藝運動 と関わり、1927年「上加茂民藝協団」を結成して、志を同じくする青年らと共同生活を送りながら制作に邁進しました。協団解散後も 本格的に木漆工芸作家として歩み、精力的な活動のすえ、1970年には木工芸分野で初となる 重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されます。

本展ではとりわけ、ゆるぎない基礎が確立した 20代前半の 凝縮された時期に焦点を当てます。民藝運動との出合いを経た黒田辰秋は、1928年、御大礼記念国産振興東京博覧会 に出品された パビリオン「民藝館」で、初期の代表作である 欅拭漆のテーブルセット をはじめ、多くの家具什器を手がけました。民藝館は、運動の支援者であった アサヒビール初代社長 山本爲三郎 が建物と什器を買い取り、博覧会終了後に 大阪・三国の自邸に移築、「三國荘」とよばれるようになります。

山本家から当館に寄贈され、開館以来 当館所蔵品の軸 となっている 三國荘ゆかりの 山本爲三郎コレクションを中心に、このたび所蔵品を一挙に公開、黎明期からその後の展開にも触れながら、名匠 黒田辰秋 の創作の原点に迫ります。

①《貝象嵌色字筥》1928年頃RGB黒田辰秋《貝象嵌色字筥》1928年頃
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
③《黒漆灯火器》1928年頃RGB黒田辰秋《黒漆灯火器》1928年頃
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵

⑤《欅拭漆食卓》《欅拭漆肘掛椅子》《欅拭漆椅子》1928年RGB黒田辰秋 《欅拭漆食卓》《欅拭漆肘掛椅子》《欅拭漆椅子》
1928年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
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※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : アサヒビール大山崎山荘美術館
{ 参 考 : 本欄初紹介につき ウィキペディアゟ   山本爲三郎 アサヒビール大山崎山荘美術館

[参 考 :  YouTube  アサヒグループ公式チャンネル  アサヒビール大山崎山荘美術館  03:10 ]

【展覧会】神奈川県立金沢文庫|特別展 旅する、大蔵経 ─ 称名寺所蔵宋版一切経の道程 ─|’ 23年2月3日-3月21日

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神奈川県立金沢文庫
特別展 旅する、大蔵経
── 称名寺所蔵宋版一切経の道程 ──
会  期  令和5年2月3日[金]- 令和5年3月21日[火・祝]
      *文化財保護のため会期中一部展示替があります。
休  館  日  毎週月曜日、2月24日[金]
観覧時間   午前9時 - 午後4時30分(入館は 4時 まで)
観覧料金  一 般 400円、20歳未満及び学生 250円、65歳以上 200円、高校生 100円
会  場   神奈川県立金沢文庫
      236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町142 電話:045-701-9069
主  催  神奈川県立金沢文庫
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寺院に建設された経蔵は、僧侶の共有財産である仏教典籍を納める施設です。金沢文庫に隣接する称名寺に建てられた経蔵には、中国・南宋で印刷され、13世紀に「旅してきた」大蔵経が納められていました。
大蔵経(一切経)は、インドで編纂された三蔵(仏の教えを記した経蔵、僧団の規範を記した律蔵、仏教の研究成果を著した論蔵)の漢訳と、中国で撰述された著作物とで構成されており、インドから中国へと「旅してきた」仏教の歴史が反映されています。
本展示では、インド発 → 称名寺着の仏教史を、「旅する、大蔵経」── 称名寺所蔵 重要文化財 宋版一切経の道程 ──― を中心とする文化財からひもときます。
金沢文庫資料

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立金沢文庫

【展覧会】神奈川県立近代美術館 葉山|展覧会 横尾龍彦 瞑想の彼方|’23年2月4日-4月9日

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神奈川県立近代美術館 葉山
展覧会 横尾龍彦 瞑想の彼方
Yokoo Tatsuhiko : Beyond the Realm of Meditation
会  期  2023年2月4日[土]- 4月9日[日]
会  場  神奈川県立近代美術館 葉山  展示室 1、2、3a、4
休  館  日  月曜日
開催時間  午前9時30分 – 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一般1,200円、20歳未満・学生1,050円、65歳以上600円、高校生100円
      * 各種割引、年齢制限などは 下掲詳細 をご覧下さい。
主  催  神奈川県立近代美術館
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横尾龍彦(1928-2015)は、日本とヨーロッパを行き来して活躍した画家です。1965年にスイスで個展を開き、以後、聖書や神話に着想を得た幻想画により国内外での評価を確立しました。ドイツに本格的な拠点を設けた1980年以降は、ルドルフ・シュタイナーや禅の思想に影響を受けて制作に瞑想を取り入れ、書に通じる抽象画へと画風を変化させました。
日本の美術館で初めての回顧展として、国内のアトリエに遺された作品を中心に約90点を紹介し、横尾の画業を展覧します。

◉ 横尾龍彦 略 歴
1928年福岡県福岡市生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科を卒業後、油彩画に転向。1965年以降、ヨーロッパ各国と日本で個展を多数開催し、国内では澁澤龍彥や種村季弘に認められた。1976年より神奈川県逗子市に住み、その後、高橋巖のルドルフ・シュタイナー研究会に参加。鎌倉の三雲禅堂に参禅する。1980年、ドイツ・オスナブリュックに移る。1993年には埼玉県秩父市にアトリエを構え、晩年まで日本とドイツを拠点に制作を続けた。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館

【展覧会】熊本市現代美術館 CAMK|展覧会 坂口恭平日記|’23年2月11日-4月16日

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熊本市現代美術館 CAMK
展覧会 坂口恭平日記
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 4月16日[日]
会  場  熊本市現代美術館
      860-0845 熊本県熊本市中央区上通町2番3号
      TEL. 096-278-7500 FAX. 096-359-7892
休  館  日  火曜日
開館時間  午前10時 - 午後8時(展覧会入場は 午後7時30分 まで)
観  覧  料  一般 1,100円、シニア〔65歳以上〕900円、学生〔高校生以上〕600円、中学生以下  無料
主  催  熊本市現代美術館(熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団)、熊本日日新聞社
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坂口恭平は、2020年5月より毎日のようにパステル画を描き続けています。パステル画に描かれているのは彼が訪れた場所であり、彼がみた風景です。追いかけるようにして、多くの人が「今日のパステル画」をSNS上で見続けてきました。本展では、パステル画の所蔵者・約200人による協力のもと、坂口恭平がこれまでに描いてきたパステル画のうち、約650点を展示します。

坂口恭平  Kyohei Sakaguchi
1978年熊本生まれ、熊本在住。写真集『0円ハウス』(リトルモア、2004)でデビューし、その後もモバイルハウスの建設や独立国家を起ち上げるプロジェクトなどを実施。自身の経験に基づく小説やエッセイも数多く発表しています。その創造は留まることがなく、ドローイング、エッセイ、音楽、アクリル、電話相談、小説、陶芸、料理、畑、パステル、水墨、油彩……など、広がり続けています。近年では、執筆と併行して制作も毎日のように続けています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 熊本市現代美術館

【展覧会】春日井市道風記念館|館蔵品展 白と黒のコントラスト|’23年2月1日-4月23日

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春日井市道風記念館
館蔵品展 白と黒のコントラスト
開催期間  2023年(令和5年)2月1日[水]- 4月23日[日]
休  館  日  月曜日(祝休日の場合は翌日)
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
観  覧  料  一 般 100円、高校・大学生 50円、中学生以下 無 料
開催場所  春日井市道風記念館  1 階展示室
      486-0932 愛知県春日井市松河戸町5丁目9番地3 電 話 0568-82-6110
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コントラストとは、写真などでは明暗の差、絵画やデザインなどでは明暗の差だけではなく色の差をも意味することばで、「対比。対照。」などと訳されます。明度、色彩、形などがその組み合わせによって互いにきわだたせ合う効果です。

書では紙の「白」と、墨の「黒」を前提とすることがほとんどで、そのコントラストが魅力の一つです。
行間・字間を大きくあけたり、書線にかすれを多くとり入れたりして、白を引き立てる、あるいは、書線を太く文字を大きく書いて、黒い部分を際立たせた書表現がありますが、それらをいいかえれば、黒を引き立たせた表現であり、白を際立たせた表現であるともいえます。
墨の濃度をうすくした淡墨の表現もあります。灰色なので黒と比べるとコントラストは弱くなりますが、淡墨は墨の原料などによって、青みを帯びたり、赤みがかった色を発し、黒にかぎらない墨色の美が生まれます。
作品の仕上げとして押される印の朱色を加え、白と黒を基調として繰り広げられるコントラストの世界をお楽しみください。

◉ 展示品の作者
菊池五山   市河米庵  丹羽迂庵  清水比庵  藤岡保子
大池晴嵐   阪井呉城   沖 六鵬  炭山南木  柳田泰雲
桑原翠邦   山本南陽  倉重天拝   松田江畔   宇野雪村
阿部珂山   岡本白濤  坪井正庵   萩原冬珉   浅田蓬村
山田勝香  榎倉香邨  林 春月  小島碧雲   井野吟紅
橋詰桃邨  原田凍谷

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : 春日井市 春日井市施設案内 道風記念館 ] { 活版アラカルト:道風記念館まとめ }

【展覧会】鳥取県立博物館|開館50周年記念 企画展 安岡信義展|近代洋画の黎明期を生きた画家 ── Nobuyoshi Yasuda 1888-1933|’23年2月11日-3月21日

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鳥取県立博物館
開館50周年記念 企画展
安岡信義 展
近代洋画の黎明期を生きた画家 ── Nobuyoshi Yasuda  1888 - 1933
会  期  2023年2月11日[土・祝]- 3月21日[火・祝]

休  館  日  月曜日 * 3月20日[月]を除く
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は 閉館30分前 まで) * 開館延長はありません。
会  場  鳥取県立博物館 2 階 第 1・第 2 特別展示室
      680-0011 鳥取県鳥取市東町二丁目124  TEL. 0857ー26-8042
観  覧  料  一 般 700円、大学生・70歳以上の方 500円、高校生以下 無 料
      * 当日・個人・税込価格を表示。各種割引・優待などは下掲 詳細 参照
主  催  安岡展実行委員会(鳥取県立博物館、山陰中央テレビジョン放送株式会社)────────────────────
近代洋画の黎明期を生きた画家、鳥取市出身の洋画家 安岡信義(やすおかのぶよし  1888-1933)の画業を初めて網羅的に紹介する回顧展です。

確かな素描力と、外光派-pleinairisme に由来する、豊かな空間表現が結実した作品をお楽しみいただくとともに、東京美術学校 図画師範科 の 第一期生 であった安岡の活動を通じて、地方都市における近代洋画壇の形成期を見つめなおす機会とします。

像端正な顔立ちと信念を感じさせる深い眼差し ── たとえその人を知らずとも、この自画像には、観る者を一瞬にして惹き込む力強さがあります。画家の名は、安岡信義。久松山の麓、現在当鳥取県立博物館が建つ地域で幼少期を過ごしたのち、1907年に上京して、東京美術学校に新しく設置された図画師範科 の一期生として入学しました。
卒業後はひとたび教職に就くものの、2年後には再上京して本郷洋画研究所に学び、画家の道を探ります。およそ9年に及ぶ東京での滞在期安岡信義は、黒田清輝や久米桂一郎ら、欧州に学んだ画家が展開した新しい素描教育が試行された時期と重なっており、安岡はとくに岡田三郎助や小林万吾に手ほどきを受けました。
初めての回顧展となる本展覧会では、現存する作品群を通じて安岡の画業の全貌に迫るとともに、画家が直接的にも間接的にも師と仰ぎ、近代洋画の黎明期を牽引した 外光派 の画家たちの作品もあわせて展観し、洋画の制作を取り巻く同時代の様相をご覧いただきます。

安岡は人生の後半期を赴任先の富山で過ごし、富山師範学校(現 富山大学)で図画教師として後進の育成に努めました。教職のかたわら、県下の図画教師による研究会を結成して、美術教育に力を注いだほか、同地で初めてヌードモデルによるデッサン会を開催したり、フランス美術展を招致して開催を実現するなど、富山の芸術振興の基盤を形成したといえます。
本展では、富山での安岡の活動とあわせて、後年に同地の洋画壇を確立することとなる教え子にあたる世代の作品もご紹介します。
また、安岡が残した書簡や日記には、繊細でありながら熱い情熱を秘めた人柄が滲み出ています。この機会に、近代洋画の黎明期を生きた「知られざる」画家の神髄に触れていただけることと思います。

※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 鳥取県立博物館 ]

【展覧会】ギンザ・グラフィック・ギャラリー|第393回企画展 DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵作品より|動物会議 緊急大集合!|’23年2月9日-3月25日

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ギンザ・グラフィック・ギャラリー第393回企画展
DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵作品より
動物会議 緊急大集合!
会  期  2023年02月09日[木]- 03月25日[土]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
      104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP 銀座ビル 1F/B1F 
      tel 03-3571-5206 fax 03-3289-1389
開館時間  11:00 am - 7:00 pm
      日曜・祝日休館 / 入場無料
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ドイツの詩人・作家である エーリッヒ・ケストナー  によって絵本『動物会議』が書かれ、出版されたのが1949年のこと。子どもたちのために、戦争のない世界をつくろう! と、怒りと正義によって、世界中の動物たちが立ち上がる物語です。それから70年以上経つ2023年現在も続く、ロシアによるウクライナ侵攻、止まらない地球温暖化など、戦争や環境破壊を繰り返す愚かな人間に対する動物たちからの痛烈な社会批評です。人間たちに翻弄され、迷惑を被ってきた動物たちの方がはるかに良識や実行力があるということを、ケストナーは伝えようとしました。

同書にインスピレーションを受けて企画された本展「動物会議 緊急大集合!」。DNPグラフィックデザイン・アーカイブの中から、「人間と動物との共存と平和」というケストナーの熱い想いを体現しているポスター作品をセレクト、120点あまりが緊急大集合します。これらは、日本のグラフィックデザイナー、アートディレクター、アーティスト34名が、「動物」を主役や脇役にして、生命、環境、戦争、文化、社会に対する問題意識や危機意識を表明した、グラフィックメッセージでもあります。
動物の表現方法は、写真、絵画、イラストレーション、グラフィックなどさまざまです。古くは花鳥画、琳派、浮世絵などを彩ってきた動物たち。日本美術の伝統を引き継ぎ、奔放で色彩豊か、そして繊細で、世界に類を見ない独特のグラフィック表現にご着目ください。
2022年5月から7月まで、ローマ日本文化会館にて同タイトルの企画展が開催されました。地球温暖化による40℃超えという記録的な暑さにも関わらず、多くの来場者を数え話題となりました。こちらの展覧会は現在、規模を縮小してパリ日本文化会館へ巡回中です。
gggではローマでの展覧会を再構成し、さらに多様性を広げた内容をお届けします。言葉は違っても、動物たちは国境を越え、私たちが見失ってしまいそうな大切なことを伝えてくれています。

*ご来館のお客様は、必ずこちらをご確認ください。
【 詳 細 : ggg ギャラリー  感染症予防・感染拡大防止の対策とお願い

【印刷文化学】印刷博物館|第3回印刷文化学会議|くらしと版画-長崎・富山・栃木にいきづく日本の心|’23年2月18日|終了

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印刷博物館
第3回印刷文化学会議
「くらしと版画-長崎・富山・栃木にいきづく日本の心」
日  時  2023年2月18日[土]13:00 - 16:00
植松有希氏(板橋区立美術館 学芸員)
坂森幹浩氏(富山市郷土博物館 館長)

藤田好三氏(佐野祝い絵 研究者)
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日本では全国各地に特徴のある印刷文化が花開きました。今回は、長崎版画、売薬版画、佐野祝い絵といった、江戸期から明治・大正・昭和にかけての一枚物の印刷文化にフォーカスします。それぞれの時代・地域で異なる情報伝播の役割を担っていたこれらの印刷物が、近代印刷技術との関わりのなかでどのように発展したのでしょうか。相対化することで、江戸や上方を中心にみる日本印刷史とは異なる軸から日本の印刷文化を浮かび上がらせます。

開催概要 {事前申込必要}
・登壇者プレゼンテーション
 長崎版画(長崎県)  : 植松有希氏(板橋区立美術館 学芸員)
 売薬版画(富山県)  : 坂森幹浩氏(富山市郷土博物館 館長)
 佐野祝い絵(栃木県) : 藤田好三氏(佐野祝い絵 研究者)

・パネルディスカッション

日  時  2023年2月18日[土]13:00 - 16:00
参  加  費  無 料
会  場  オンライン/オフライン同時開催 {事前申込必要}
      <オンライン> Zoom ウェビナー
      <オフライン> 日本橋ホール(日本橋髙島屋三井ビルディング 9 F)
定  員  <オンライン> Zoom ウェビナー  450名
      <オフライン> 日本橋ホール  50名
※ 共に先着順、事前申込制
◉ 日本橋ホールアクセス( 外部リンク )  ◉ イベント詳細はこちら( 上掲図版 PDF

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧・ご参観を。
[ 詳 細 : 印刷博物館 

【展覧会】東洋文庫ミュージアム|企画展 フローラとファウナ 動植物誌の東西交流|’23年2月1日-5月14日

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東洋文庫ミュージアム
企画展 フローラとファウナ 動植物誌の東西交流
会  期  2023年2月1日[水]- 5月14日[日]

所  在  地  113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21 TEL. 03-3942-0280
休  館  日  毎週火曜日(ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
      * その他、臨時に開館・休館することがあります。
開館時間  10:00-17:00(入館は16:30まで)
入  場  料  一 般 900円、65歳以上 800円、大学生 700円、中・高校生 600円
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2023年は、長崎のオランダ商館につとめたドイツ人医師シーボルトの来日から200年の節目となります。 博物学者であったシーボルトは、日本で収集した動植物の標本や書物などをオランダへ持ち帰り、日本研究の集大成ともいえる大著をまとめ、 日本の歴史、文化、そして自然を広く紹介したことで知られています。
本展では、シーボルトの代表的な著作をはじめ、東洋文庫が誇る美しい動植物の図鑑・図譜のコレクションをとおして、日本と西洋それぞれの自然に関する学問の発展、知の東西交流の足跡をたどります。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東洋文庫 東洋文庫ミュージアム ]

【展覧会】ふくやま美術館|福山城築城400年記念協賛事業|特別展 名刀 江雪左文字 ― 江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語 ―|’23年2月4日-3月19日

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ふくやま美術館
福山城築城400年記念協賛事業
特別展 名刀 江雪左文字
― 江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語 ―
会  期  2023年2月4日[土]- 3月19日[日]​
休  館  日  月曜休館(祝休日の場合はその翌日)
開館時間  9:30 - 17:00
観  覧  料  一 般 1,000円、高校生以下 無 料
会  場  ふくやま美術館
720-0067 広島県福山市西町二丁目4番3号 Tel. 084-932-2345
主  催  (公財) ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社

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ふくやま美術館が所蔵する国宝「江雪左文字」は、南北朝時代に筑前国の刀工である 左文字 によって作られた太刀で、戦国時代に北条氏の武将であった板部岡江雪斎の愛刀として知られています。
のちに 江雪斎 が 徳川家康 の家臣となったため、家康の所有するところとなり、さらに家康は、十男である 徳川頼宣 に「江雪左文字」を与え、頼宣はこの太刀を佩刀して 大坂冬の陣 の初陣に臨んだと伝えられています。
その後、頼宣が 紀州藩 の初代藩主となったこともあり、紀州徳川家 では、初代頼宣の佩刀 として「江雪左文字」を大切に守り継いできたようです。1933年(昭和8年)には 旧国宝 に指定され、1934年(昭和9年)まで 紀州徳川家 に伝わっていましたが、ついに売却され、長尾美術館 の所蔵となりました。その後、福山市名誉市民である 小松安弘氏 の所有となり、2018年(平成30年)に ふくやま美術館 に寄贈され、現在に至っています。

このように、有名な武将の手を経てきた「江雪左文字」の伝来経緯は、それ自体が伝説的で、一つの太刀が、天下の名刀となっていく過程を如実に物語るものです。一方で、刀剣は、ときに贈答品として用いられることもあれば、所有者に合わせて「カスタマイズ」されることもあるなど、持つ人の思い入れや、美意識をあらわすものともいえるでしょう。
この特別展では、かつての持ち主が愛した品々とともに「江雪左文字」を展観し、「江雪左文字」やその付属品からわかることを丁寧に検証しながら、この太刀に秘められた物語を紐解きます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : ふくやま美術館

【展覧会】横尾忠則現代美術館|開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹|’23年1月28日-5月7日

横尾忠則現代美術館ポスター(予告)ポスターデザイン:横尾忠則

横尾忠則現代美術館
開館10周年記念 横尾忠則展 満満腹腹満腹
会  期  2023年1月28日[土]- 5月7日[日]
開館時間  10:00 - 18:00[入場は 閉館の30分前 まで]
休  館  日  月曜日
会  場  横尾忠則現代美術館(兵庫県立美術館王子分館)
      657-0837 兵庫県神戸市灘区原田通 3-8-30
      Tel:078-855-5607(総合案内)/ Fax:078-806-3888
観 覧 料  一 般 700円、大学生 550円、70歳以上 350円、高校生以下 無 料
主  催  横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社
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開館10周年を記念し、これまでに開催した企画展をダイジェストで振り返る展覧会、「横尾忠則展 満満腹腹満腹」を開催します。
2012年の開館以来、当館は様々な角度から横尾の芸術に光を当ててきました。それは絶えざる変貌を求める作家の精神を反映した、一種の実験場のようでもありました。
10年前の開館記念展「反反復復反復」のセルフ・パロディーでもある本展では、限られた展示空間に、これまで開催された約30本の展覧会を限界まで詰め込むことを試みます。そこに立ち現れるカオス的な空間は、86歳を過ぎてもなお精力的に制作し続ける横尾の、尽きることのないエネルギーを象徴するものとなるでしょう。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 横尾忠則現代美術館

【展覧会】高知県立美術館|THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦|’23年1月28日-3月19日

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高知県立美術館
THE 新版画
版元・渡邊庄三郎の挑戦
会  期  2023年1月28日[土]- 3月19日[日]
休  館  日  年末年始以外は無休(臨時休館があります)
観  覧  料  一般当日 1,200円・大学生 850円・高校生以下 無 料
時  間  9:00 - 17:00(⼊場は 16:30 まで)
会  場  高知県立美術館 781-8123 高知県高知市高須353-2 TEL 088-866-8000
特別協力  株式会社渡邊木版美術画舗
企画協力  株式会社アートワン
主  催  ⾼知県⽴美術館(公益財団法⼈⾼知県⽂化財団)、KSSさんさんテレビ
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江戸時代に確立された浮世絵木版画(錦絵)は、江戸以降の西洋の写真や印刷技術導入の影響で、衰退の一途をたどっていました。その中で、あえて伝統的な絵師、彫師(ほりし)、摺師(すりし)による分業体制の浮世絵木版画技術を使い、高い芸術性を意識した同時代の画家による取り組みが、「新版画」の始まりとされています。これを牽引したのが 渡邊庄三郎 (わたなべ・しょうざぶろう 1885-1962)でした。

渡邊庄三郎 は17歳で浮世絵商・小林文七の輸出の出店(横浜店)に勤め、そこで出会った 浮世絵の、とりわけバレンで摺る木版画特有の美しさに魅了され、木版画の復興と新しい木版画制作を志します。その後独立し、明治42年(1909)に東京・京橋に渡邊版画店を構え、浮世絵研究と販売を行うかたわら、大正4年(1915)から、来日した外国人画家の作品の版画化を試み、さらに鏑木清方門下生を中心とした新進気鋭の画家たちを絵師に起用します。絵師、彫氏、摺師の協業のもと、高品質な材料を用い、それまでにない複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技術を駆使するなど、庄三郎の創意工夫と優れた審美眼に支えられた新たな浮世絵木版画、すなわち「新版画」を世に送り、昭和の初めには国内外でブームがおこりました。

本展覧会では、その「新版画」の精神を今もなお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的なご協力の元、残存数が少ない貴重な初摺(しょずり)の渡邊版をとおして、渡邉庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながら、モダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力をご紹介いたします。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 高知県立美術館 ] { 活版アラカルト  高知県立美術館  過去ログまとめ }
★高知県立美術館「合田佐和子展 帰る途もつもりもない」は、同館での前回展示の終了後、東京都三鷹市「三鷹市美術ギャラリー」(2023年1月28日-3月26日)での巡回展が発表されています。

【展覧会】静岡市東海道広重美術館|令和4年度 第5回企画展|家康と東海道 ~ どう描いた広重 ~|’23年1月24日-4月2日

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静岡市東海道広重美術館
令和4年度 第5回企画展
家康と東海道 ~ どう描いた広重 ~
開催期間  2023年1月24日[火]- 4月2日[日]
        Part 1:1月24日[火]- 2月26日[日]
        Part 2:2月28日[火]- 4月 2 日[日]
      * 各会期で絵画作品は全点展示入替があります。
会  場  静岡市東海道広重美術館
      421-3103 静岡県静岡市清水区由比297-1 Tel : 054-375-4454
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は閉館の 30分前 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
入  館  料  一般520円、大学生・高校生310円、中学生・小学生130円
      * 静岡市在住または通学している中学生以下及び、静岡市在住の70歳以上の方は無料
主  催  静岡市、静岡市東海道広重美術館(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)
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関ヶ原の戦いの勝利により、権力を強めた徳川家康がそれを盤石なものとすべく手掛けたのが、自身の居城である江戸から京坂を結ぶ「東海道」の整備でした。
家康によって各宿場が制定され、整備が進んでいった街道には多くの人やものが行き交うようになり、江戸時代後半には庶民の旅ブームが起こりました。このブームを背景に生まれたのが歌川広重の『東海道五拾三次之内』(保永堂版)をはじめとする「東海道五十三次」の浮世絵シリーズ作品です。
本展では、広重の「東海道五十三次」のシリーズ作品を中心に「東海道」に残る家康の足跡を紹介します。

4_Nihonbashi歌川広重『東海道 一 五十三次 日本橋』
静岡市東海道広重美術館蔵
2_Okazaki歌川広重『東海道五十三次之内 岡崎 矢はぎのはし』
静岡市東海道広重美術館蔵

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 静岡市東海道広重美術館

【展覧会】掛川市二の丸美術館|徳川家康と掛川三城 ─ ゆかりの武将物語|戦国の世から 悩み、苦しみ、生き抜いた武将たち|’23年1月28日-3月12日

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徳川家康と掛川三城──ゆかりの武将物語
戦国の世から悩み、苦しみ、生き抜いた武将たち
展示期間  2023年1月28日[土]- 3月12日[日]
会  場  掛川市二の丸美術館
436-0079 静岡県掛川市掛川1142番地の1 TEL:0537-62-2061
開館時間  9時から17時まで(入館は 16時30分 まで)
休 館 日  2月13日[月]、27日[月]
観 覧 料  無 料
主  催  〔公財〕掛川市文化財団、掛川市掛川市二の丸美術館
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徳川家康と掛川三城
悩み、苦しみ、生き抜いた武将たちを 美術資料により紹介します。
< 掛  川  城 >
掛川城は室町時代末期に駿河の守護大名今川氏が遠江攻略の拠点として、家臣の朝比奈氏に命じ築かせたのが始まりです(掛川古城)。
永禄3年(1560)桶狭間の戦いで今川義元が討たれると、今川氏は急速に力を失います。永禄11年(1568)武田軍に追われて掛川城に逃げ込んだ今川氏真(義元の息子)を家康が攻め、半年に及ぶ攻防の末、掛川城は家康に明け渡されました。
家康が関東に移った後は、豊臣系の大名山内一豊が入城しました。一豊は天守閣などを築造し、掛川城を近世城郭へと発展させました。慶長6年(1601)、前年の関ヶ原の戦い後の大名再配置により、掛川城には徳川家康の異父弟、松平(久松)定勝が3万石で入りました。その後、掛川城は石高2万6千石から6万石の徳川氏譜代大名の居城として、江戸時代を通じて存続しました。

< 高 天 神 城 >
『高天神を制するものは遠州を制す』と称された 高天神城(たかてんじんじょう 別称:鶴舞城)は、戦国時代末期、武田信玄・勝頼親子と徳川家康により,数々の攻防が繰り広げられ、激しい戦いの舞台となりました。
天正2年(1574)に武田勝頼が攻め落としますが、天正9年(1581)には家康が奪還します。落城とともに廃城となり、高天神城は歴史の表舞台からは姿を消Iしました。

< 横 須 賀 城 >
横須賀城は、家康が高天神城奪還のための拠点として、天正6年(1580)家臣の大須賀康高に命じ築かせました。

天正9年(1581)に高天神城が廃城となると、その後は遠江国南部地域を治める拠点として位置づけられました。近世を通じて石高2万5千石から5万5千石の譜代大名の居城となり、江戸幕府の老中を務めた城主もいました。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 掛川市二の丸美術館 ] { 参 考 : ウィキペディア 掛川城 高天神城 横須賀城 }[ 関 連 : 活版アラカルト【展覧会】掛川市二の丸美術館|特別展 掛川物語 事任八幡宮と日坂宿 ─ 事任八幡宮の宝物と日坂ゆかりの人々 ─|’22年10月8日-12月4日 ]

【展覧会】たばこと塩の博物館|特別展 江上幹幸コレクション|インドネシアの絣・イカット ~ クジラと塩の織りなす布の物語 ~|’23年1月21日-4月9日

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特別展 江上幹幸コレクション インドネシアの絣・イカット
~ クジラと塩の織りなす布の物語 ~
期  間  2023年1月21日[土]- 4月9日[日]
会  場  たばこと塩の博物館 2 階特別展示室
      130ー0003  東京都墨田区横川 1-16-3 電 話 03-3622-8801
開館時間  午前10時-午後5時(入館締切は 午後4時30分)
休  館  毎週月曜日
入 館 料  一 般・大学生 100円、 小・中・高校生  50円
主  催  たばこと塩の博物館
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インドネシアでは、地域ごとに色彩も意匠もさまざまな絣織り(イカット)が織られています。民族考古学を専門とする  江上幹幸(えがみ ともこ   元 沖縄国際大学教授)氏は、製塩や交易をテーマに長年に渡り東部インドネシアで調査してきました。本展では、江上氏の研究成果とコレクションを3部構成でご紹介します。
<第1部>
江上氏の主な調査フィールドであるレンバタ島で蒐集したイカットをご紹介します。レンバタ島のイカットは、伝統捕鯨で得たクジラ肉や塩、染料に必要な石灰など “ 海の恵み ” を持つ「海の民」と、農産物や染料になる藍や茜など “ 山の恵み ” を持つ「山の民」との交易なくしては生まれません。
<第2部>

Photo_10ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
海岸の岩の上にある、灰や石灰で区切られた浅い蒸発池で海水を濃縮します。
photo_11ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
蒸発池の濃縮海水を持ち帰り、鉄鍋で煮つめて、塩の結晶を得ます。
塩はクジラ肉の保存のほか、クジラが捕れない時の交易品としても重要です。
photo_12とれた塩をカゴに移して苦汁-にがり-を切る。
保管しておいた塩は、クジラの獲れない時期の大切な交易品となる。

「海の民」がすむラマレラ村を中心に、レンバタ島のイカットの背景にある暮らしと交易にスポットをあてます。イカットの制作工程や、塩・石灰など交易品の生産、伝統捕鯨、それらに基づいて機能する交易システムについて、江上氏と共同研究者である小島曠太郎(こじま こうたろう   文筆家・捕鯨文化研究家)氏による写真などで解説します。さらに、イカット制作に不可欠なだけでなく、生活の様々な場面で重用されるヤシ利用の文化についても写真と実物資料で紹介します。
<第3部>
多くの島からなる広大なインドネシアのうち、フローレス島とその東の島々や、ティモール島西部で江上氏が蒐集してきたイカットを展示し、その多彩なデザインをお楽しみいただきます。
布としての魅力を備えたイカットのほか、多くの民族資料や写真を通して、インドネシア・レンバタ島ラマレラ村の、素朴で力強い生活文化についてご紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : たばこと塩の博物館 ]

【展覧会・イベント】郵政博物館|特別企画展 五十嵐健太 飛び猫写真展 ─ 同時開催 もふあつめ展|’23年1月14日-3月21日

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{活版アラカルト}既報-2022年11月15日
詳細はのちほど-を ここに  詳 細  を報告します

【展覧会 予告】郵政博物館|五十嵐健太 飛び猫写真展|同時開催 もふあつめ展|’23年1月14日-3月21日 

郵政博物館

郵政博物館
特別企画展 五十嵐健太 飛び猫写真展 ── 同時開催 もふあつめ展 
会  期   2023年1月14日[土]- 3月21日[火・祝]
休  館  日  毎週月曜(ただし 3月20日は開館)
開館時間  10:00 - 17:30 * 入館は 17:00 まで
会  場  郵政博物館
      131-8139 東京都墨田区押上1-1ー2 東京スカイツリータウン・ソラマチ 9 F
      TEL:03-6240-4311
入  館  料  大 人 300円 / 小中高校生 150円
主  催  郵政博物館
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「とび猫」や、「フクとマリモ」などの猫写真で大ブレイクをした、カメラマン:五十嵐健太氏の写真展を郵政博物館で開催します。
代表作の「とび猫」から新作の写真まで約200点と、一般公募作品の「もふあつめ展」が同時開催され、館内は〝ねこさん写真〟でいっぱいになります。
「もふあつめ展」は、五十嵐氏が一般の方から募集した約600点の〝ねこさん写真〟を展示する予定となっており、ボリューム満点です。
期間中は世界の猫切手の展示や、〝ネコフリマ〟〝ワークショップ〟〝押印サービス〟など、猫と郵便にまつわる楽しい催しも目白押しです。

<イベントの一例>
●記念小型印の押印サービス
郵政博物館入口にて押印。五十嵐健太さんの猫写真が可愛い消印になります。
1日限りの特別な消印を是非手に入れてください。

2023年2月14日[火] バレンタイン記念 限定!
飛びモフ

2023年2月22日[水] 猫の日記念 限定!
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消印スタンプのイメージ図版 郵政博物館ウエブサイト

【お願いと注意】
1「消印」は切手の使用済みを示す印なので、63円以上の切手が貼られているか官製はがきが無いと押印できません。予めご用意いただきご来館ください。 ※ 外国の切手は無効です。
2 博物館内及び共有スペースで私物を広げての郵便物の製作や整理作業はお断りさせていただきます。
3 大量の郵便物をご提示いただいた場合、お預かりしてその場でのお受け取りができない場合があります。押印担当の局員の指示に従ってください。
4 自分で押印することはできません。
5 押印スペースの占拠はお断りいたします。
6 博物館職員の指示に従ってください。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を十分に確認の上ご観覧・ご参加を。
[ 詳 細 : 郵政博物館  五十嵐健太 公式ホームページ ]

【展覧会】土門拳記念館|記念館 三会場 同時開催|古寺巡礼 Winter Collection / 冬と、酒田と、土門 拳 / 筑豊のこどもたち-Smile-|’23年1月20日-4月2日

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土門拳記念館
記念館 三会場 同時開催
古寺巡礼  Winter Collection / 冬と、酒田と、土門 拳 / 筑豊のこどもたち -Smile-

会  期  2023年1月20日[金]- 4月2日[日]
時  間  午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜休館  * 展示替えなどのため臨時休館する場合があります
会  場  土拳拳記念館
      998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)TEL:0234-31-0028
入  館  料  一 般:700円、学 生:350円、小・中学生:無 料
主  催  土門拳記念館
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<主要展示室> 古寺巡礼 Winter Collection
1月20日[金]- 4月2日[日]  カラー 63点
最晩年に病を押して逗留を重ね、撮影に成功した「雪の室生寺」は、土門拳という写真家の粘り強さを象徴とする最たる作品です。
古寺巡礼に込められた美と厳しさを、「冬」の視点から巡ります。
<企画展示室Ⅰ> 冬と、酒田と、土門 拳
1月20日[金]- 4月2日[日]  モノクロ・カラー 47点
自らの写真家としてのアイデンティティに関しても、幼い日々を過ごした酒田の自然環境などから受けた影響は大きいと語っている土門拳。「冬」「雪」そして「酒田」を切り口に、土門の足跡を辿ります。
<企画展示室Ⅱ> 筑豊のこどもたち-Smile-
1月20日[金]- 4月2日[日]  モノクロ 29点
昭和を代表するドキュメンタリー写真集「筑豊のこどもたち」。失業や貧困といった社会問題を映し出す一方、こどもたちの弾けるような笑顔も数多く捉えています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館 ]  { 活版 à la carte 土門拳記念館まとめ }

【 参 考  : YouTube  鬼と呼ばれた写真家 土門拳 〔公式〕土門拳記念館チャンネル  27:50 】
山形県酒田市で生まれた子供たちが、酒田市の宝である写真家・土門拳の活動を知り、感動・共感・共鳴できる多様な作品との出会い、深い学びや多様な生き方を知る機会のきっかけとなる、ひとつの足掛かりとして、この動画はできあがりました。

【展覧会】書道博物館|東京国立博物館/台東区立書道博物館 連携企画20周年|王羲之 と 蘭亭序|’23年1月31日-4月23日

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書道博物館
東京国立博物館/台東区立書道博物館 連携企画20周年
王羲之と蘭亭序
会  期  2023年1月31日[火]- 4月23日[日]
      会期中、一部展示替えがあります。
        前  期  1月31日[火]- 3月12日[日]
        後  期  3月14日[火]- 4月23日[日]
会  場  台東区立書道博物館
      110-0003 台東区根岸2丁目10番4号 電話 03-3872-2645
観  覧  料  一  般・大学生 500円、 高、中、小学生 250円
開館時間  午前9時30分-午後4時30分(入館は4時まで)
休  館  日  月曜日
主  催  (公財)台東区芸術文化財団
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魏晋時代は書が芸術として自覚され、多<の能書が輩出しました。なかでも東晋時代に活躍した王羲之(303-361)は、その最晩年に伝統の束縛から離れ、普遍的な美しさを備えた先進的な書法を獲得し、のちに 書聖 と崇められています。
永和9年(353)3月3日、王羲之は会稽山陰(浙江省紹興市)の 蘭亭 に、名士を招いて 流觴曲水 (りゅうしょう きょくすい)の雅宴を催し、宴で詠まれた詩集の序文を揮毫しました。これが世に名高い「 蘭亭序 」です。人生への深い洞察を吐露した 蘭亭序 は、詩酒に興じた序文の草稿でしたが、王羲之も認める最高傑作となりました。

王義之の書をこよな<愛した唐太宗は、苦心惨憺の末に入手した 蘭亭序 を、崩御に際して副葬させました。そのため 蘭亭序 の真跡は現存しませんが、太宗が作らせた模本や拓本によって、王羲之の書法は後世に受け継がれました。
このたび20周年を迎える連携企画では、原点に回帰して、改めて王羲之と蘭亭序に焦点を当てます。両館の展示を通して、王羲之書法 や 蘭亭文化 のひろがりなど、文人たちの憧れの世界を存分にご堪能ください。

※ 新型感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 台東区立書道博物館 ] [ 詳 細 : 東京国立博物館 東洋館  第8室 ]
[ 参 考:花筏  朗文堂 ― 好日録011 吃驚仰天 中国西游記Ⅰ
[ 参 考:花筏【新・文字百景】004 願真卿生誕1300年祭|真筆が伝承しない王羲之の書

【展覧会】栃木県立美術館|企画展 「二つの栃木」の架け橋 小口一郎展|足尾鉱毒事件を描く|’23年1月21日-3月26日

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栃木県立美術館
企画展 「二つの栃木」の架け橋
小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く
開催期間  2023年1月21日[土]- 3月26日[日]
開催場所  栃木県立美術館 企画展示室
      栃木県宇都宮市桜4-2-7 Tel. 028-621-3566
観覧時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 900 円、大高生 600 円、中学生以下 無 料
協  力  小口一郎研究会
特別後援  佐呂間町、佐呂間町教育委員会
主  催  栃木県立美術館、下野新聞社
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栃木県 小山市出身で 版画家として活躍した 小口一郎(こぐち・いちろう、1914-1979)の全貌を、そのライフワークとなった 足尾鉱毒事件 を主題とした作品を中心に紹介します。
幼少期より絵画に秀でた才能を示した小口一郎は、1946年に鈴木賢二らが結成した 日本美術会 の北関東支部の活動に参加し、本格的に木版画を手がけるようになると同時に、仲間たちとともに、絵画教室での指導やサークル活動に熱心に取り組んでいきました。

その一方で、やがて 足尾鉱毒事件田中正造 のことを知って大きな衝撃を受け、広く世に伝える方法を模索しはじめます。まずは、足尾銅山の鉱毒被害に苦悩する旧谷中村の農民たちと 田中正造のこと、次に、厳寒の 佐呂間 へ移住した人々の生活と帰郷への思い、そして最後に、足尾銅山の坑夫たちの労働問題を取り上げ、それぞれ連作版画《野に叫ぶ人々》(1969年)、《鉱毒に追われて》(1974年)、《盤圧に耐えて》(1976年)の3 部作にまとめ上げました。これらは小口一郎の代表作として、今なお、高い評価を得ています。

《鉱毒に追われて》に描かれたように、明治期、鉱毒被害に遭った 旧谷中村 や 渡良瀬川流域 の農民たちは、北海道開拓移民として佐呂間の原野にわたり、「栃木集落」を形成しました。その後、歳月を経て、彼らが栃木県への帰郷を果たしたのは、1972年のことです。このとき、小口一郎が自ら帰郷運動の世話役を務め、当時の栃木県知事が受け入れを表明したことで、ようやく実現にいたりました。
すなわち、2022年は、栃木県立美術館の 開館50周年 であると同時に、「もう一つの栃木」から帰郷して50年の節目の年にあたります。

開館50周年を記念して企画される本展は、小口一郎研究会の全面的な協力を得て、初めて連作版画《野に叫ぶ人々》、《鉱毒に追われて》、《盤圧に耐えて》の全点を一堂に展観するものです。
あわせて油彩画や版画作品なども紹介して、約300点で知られざる美術家、小口一郎の生涯を回顧します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 栃木県立美術館

[ 参 考 : 動画 YouTube 小口一郎展 栃木県立美術館で開幕 宇都宮『足尾銅山閉山50年』下野新聞チャンネル 01:00 ]

【展覧会】世田谷美術館|世田谷美術館コレクション選|わたしたちは生きている! セタビの森の動物たち|’23年2月18日-4月9日

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世田谷美術館
世田谷美術館コレクション選
わたしたちは生きている!
セタビの森の動物たち
会  期  2023年2月18日[土]- 4月9日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は 17:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  世田谷美術館 1 階展示室
      157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 電 話 03-3415ー6011
観  覧  料  (個人)一般 500円/65歳以上 400円/大高生 400円/中小生 300円
      * 各種優待、割引などは下掲詳細をご覧ください。
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
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わたしたち人間は、太古の昔から、犬、猫、鳥、牛、馬などさまざまな生き物と共に暮らしてきました。そして、多くのアーティストたちも身近な動物たちを恰好のモチーフとして作品に描いてきました。
本展では、当館のコレクションから古今東西、様々な手法で表現されたいろいろな動物の作品をご覧いただきます。共に生き、時にわたしたちの思いを乗せ、絵画に、彫刻に登場する動物たちの姿をお楽しみください。
コロナ禍を経験した後の新生活スタイルを意識したオンラインコンテンツやワークショップなどの関連イベントも予定しています。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 世田谷美術館 ]

【展覧会】神奈川県立歴史博物館|特別陳列 松平造酒助江戸在勤日記 ─ 武士の絵日記 ─|’23年2月18日-4月9日

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神奈川県立歴史博物館
特別陳列 松平造酒助江戸在勤日記
── 武士の絵日記 ──
会  期  2023年2月18日[土]- 4月9日[日]
会  場  神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
      231-0006 横浜市中区南仲通5-60
      Tel. 045-201-0926 / Fax. 045-201-7364
休  館  日  月曜日、2月24日[金]、28日[火]、3月14日[火]、22日[水]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧いただけます。
      一 般 300円、20歳未満・学生 200円、65歳以上・高校生 100円
主  催  神奈川県立歴史博物館
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松平造酒助久茂(まつだいら みきのすけ ひさしげ)は、庄内藩(現山形県鶴岡市周辺)の上級武士で、元治元(1864)年8月より約1年間江戸に在勤、江戸市中取締を主導する任にあたりました。
造酒助は江戸在勤中に50冊にもおよぶ日記を記し、国元の家族へ送っています。この日記にはかわいらしい挿絵がふんだんに描かれ、その挿絵から造酒助の生活や、その時の心情を見ることができます。さらに近年には、造酒助の国元である鶴岡市郷土資料館に、造酒助が同時期に国元へ送った100通を超える書簡が収蔵されていることが判明し、日記と書簡の研究から様々なことが解明されました。
本展示では、造酒助の江戸における生活や職務、造酒助が見た幕末江戸の様相を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳 細 : 神奈川県立歴史博物館

【展覧会】沖縄県立博物館・美術館|博物館 企画展|美ら島おきなわ文化祭2022関連特別展|宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室の美と沖縄ゆかりの品々|’23年1月20日-2月19日

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沖縄県立博物館・美術館
博物館 企画展
美ら島おきなわ文化祭2022関連特別展
宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室の美と沖縄ゆかりの品々
会  期  2023年01月20日[金]- 02月19日[日]
場  所  特別展示室1,企画展示室
観  覧  料  一 般 800円、高校・大学生 500円、小・中学生 200円
      * 障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方と介助者1名までは無料。
開館時間  9:00 - 18:00(金・土は 20:00 まで) * 入場は閉館の30分前まで
休  館  日  毎週月曜日
主  催  沖縄県立博物館・美術館
主  催  一般財団法人沖縄美ら島財団、宮内庁、文化庁
特別協力  紡ぐプロジェクト、読売新聞社
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復帰50年を節目として行われる国民文化祭「美ら島おきなわ文化祭2022」の一環として、沖縄で初めて皇室に伝えられた美術工芸品の展覧会を開催します。
宮内庁三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれてきた美術品などが平成元年(1989)に国に寄贈されたのを機に、皇居東御苑に平成5年に開館した施設です。
この度、三の丸尚蔵館が所蔵する沖縄ゆかりの油彩画や工芸品と、皇室に伝えられた名品の数々を紹介します。
絵画や写真を通して、皇室に伝えられた沖縄の姿をご覧ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 沖縄県立博物館・美術館

【展覧会】 代官山ヒルサイドテラス D, E 棟|遠山正道 Tiles : The color D 棟地下|遠山由美 ふりかえり / Looking back and forth E 棟ロビー|’23年3月9日-3月12日|会期終了

20230228172221_00001Toyama & Tohyama
2023/03/09[木]- 2023/03/12[日]
遠山正道・由美、両名による個展を同時開催します。
正道は、正方形のタイルにペイントするカラフルな作品が特徴で、自身が経営する飲食店の壁面を飾るものとして継続的に制作してきました。
由美は、自身で創作した日本語と英語の両方に読める「両面文字」を用いた作品を中心とし、この10年ほどは二拠点生活を通してより内省的な作品も制作してきました。
夫婦でもある両名が作品倉庫の移転を機に、30年近くにわたる制作活動のあゆみをそれぞれに振り返る本展を、ぜひご高覧ください。

遠山正道 Tiles : The color 代官山ヒルサイドテラス D 棟地下
遠山由美 ふりかえり / Looking back and forth 代官山ヒルサイドテラス E 棟ロビー
12:00 – 20:00 *最終日は18:00まで  ※3/8 wed. 18:00 – 20:00 opening reception
東横線代官山駅より徒歩5分

[ 詳 細 : 遠山由美 オフィシャルサイト

【展覧会】熊本市現代美術館 CAMK|展覧会 小材啓治 私の風土展|’23年1月18日-3月5日

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熊本市現代美術館 CAMK
展覧会 小材啓治 私の風土展
会  期  2023年1月18日[水]- 3月5日[日]
会  場  熊本市現代美術館
      860-0845 熊本県熊本市中央区上通町2番3号
      TEL. 096-278-7500 FAX. 096-359-7892
休  館  日  火曜日
開館時間  午前10時 - 午後8時(展覧会入場は 午後7時30分 まで)
観  覧  料  入場無料
主  催  熊本市現代美術館
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山鹿出身・在住の洋画家小材啓治の個展を開催します。
小材は、鍋田横穴古墳や阿蘇などを主題とし、赤みが混じる独特の色彩と、土や岩の感触を想像させる独特のマチエール(絵肌)で描き続けています。
風と土が生み出す色彩やかたちから得た感動を、遠い昔この土地で生きた人々の営みへの想いを、どのような構図で、どのような色彩でキャンバスに表現するかが、作家の選んだ挑戦です。
本展では、日展特選受賞作や、示現会受賞作などを中心に、この20年の画業を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 熊本市現代美術館

【展覧会】奈良県立万葉文化館|館蔵品展 万葉コレクション展 ― 大和の古寺と風景 ―|’23年1月18日-3月12日

万葉文化館 万葉文化館02

奈良県立万葉文化館
館蔵品展  万葉コレクション展  ― 大和の古寺と風景―
会  期  2023年(令和5)1月18日[水]- 3月12日[日]
会  場  奈良県立万葉文化館 日本画展示室
      634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10 電話 0744-54-1850
観  覧  料  一  般   600円、 高校・大学生  500円、 小・中学生  300円
主  催  奈良県立万葉文化館
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万葉文化館の館蔵品は、現代を代表する日本画家が『万葉集』に詠まれた和歌を題材として描いた「万葉日本画」154点からスタートしましたが、その後多くのご寄贈を受け、その規模を拡張してきました。本展覧会では、収蔵作品のなかでも風景画、特に大和の古寺や明日香の風景など奈良の情景を描いた作品を中心に展覧します。
日本画では、井上稔の楚々とした趣深い作品、烏頭尾精の澄んだ色彩で明日香を鳥瞰する作品、岡橋萬帆の複雑な色彩の重なりで古代大和の風景を心象的に描き出した作品等を中心にご紹介します。また、洋画では内藤定昭の油画や金森良泰のフレスコ画などもあります。
当館には絵画制作にあたっての素描や下絵も多数収蔵されています。日本画と洋画の素材の比較や、作品の制作過程などに触れながら、万葉文化館の豊かなコレクションを堪能して頂けましたら幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 奈良県立万葉文化館

【イベント・展覧会】静岡市美術館|イベント Shizubi Project 8 世界は生きている 松藤孝一|’23年1月17日-3月5日|終了

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静岡市美術館
イベント 
Shizubi Project 8
世界は生きている 松藤孝一
会  期  2023年1月17日[火]- 3月5日[日]
      月曜休館
会  場  静岡市美術館 エントランスホール
観  覧  料  無 料
主  催  静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団
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溶解炉のなかで変幻自在に形を変えるガラスに魅せられた松藤は、2011年の東日本大震災で発生した原発事故をきっかけにウランガラスを扱うようになりました *。 大小様々な形の集合体は、ビルが整然と立ち並ぶ都市を思わせ、穏やかな佇まいをみせます。しかしそこに UV ライトを当てると一転、怪しく蛍光色に発光します。相反するその表情や、行き過ぎた力が加わると割れてしまうガラスの脆さはそのまま、人間の関わり方次第で恩恵にも脅威にもなりうるウランそのものの危うさへとつながります。
本展では、松藤 孝一の代表作である ウランガラスによるインスタレーション《世界の終わりの始まり》や、希ガスを閉じ込めたガラス作品、さらに気泡ガラスをレンズに使った写真や静岡の波の音とガラスを組み合わせた新作も発表します。人間よりも遥かに長い歴史を持つ元素や自然と関り合いながら世界の深遠さに迫り、自らの立脚地を探し求める作家の試みをご覧ください。
作家が制作するガラス作品のウラン含有率は 0.1% 程度で、人体でカリウムが放出すると言われている放射線量とほぼ同程度です。

◆ 関連イベント アーティストトーク ◆
日    時:2023年1月17日(火)11:00ゟ、3月5日(日)14:00ゟ 各40分程度
会    場:当館エントランスホール
参加料:無 料
申込不要(当日直接会場にお越しください)

◉ 松藤 孝一(まつふじ・こういち)
1973年長崎県生まれ。1995年愛知教育大学卒業後、財団法人ポーラ美術振興財団の在外研修助成により渡米。2001年イリノイ州立大学美術学部修士課程を修了。
主な個展に2020年妖精の森ガラス美術館(岡山)、2021年アートハウスおやべ(富山)ほか。グループ展に2013年「あいちトリエンナーレ2013現代美術展企画コンペ」(伏見地下街/名古屋)、2020年「第23回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/神奈川)、2021年「富山ガラス大賞展2021[銀賞]」(富山市ガラス美術館/富山)など。現在、富山市立富山ガラス造形研究所准教授。富山と名古屋を拠点に活動。

多くの人が行きかうエントランスホールの開放的な空間で、現代のさまざまな美術の姿を紹介してきたShizubi Project。第8回は、ガラスを素材に人間と自然環境の関係性を見つめてきた松藤孝一(1973-)の作品を展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 静岡市美術館