【展覧会】弥生美術館|マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア|+|竹久夢二美術館|夢二がえがく動物ワンダーランド|~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~|’24年4月6日-6月30日

弥生美術館

弥生美術館
マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア
会  期  2024年(令和6)4月6日[土]-6月30日[日]

開館時間  午前10時-午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日  * ただし、GW中の4/29[月・祝]、5/6[月]開館。5/7[火]休館。
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (竹久夢二美術館と2館あわせてご覧いただけます)
会  場  弥生美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 Tel 03(3812)0012
特別協力  実業之日本社 河出書房新社 玄光社
主  催  弥生美術館 毎日新聞社
────────────────

レトロモダンな世界を美麗に描いて人気のイラストレーター・マツオヒロミ(1980- )。匂いたつような色香をまとった女性像はもちろんのこと、衣装・装飾品・建物・ロゴなど、画面の隅々にまで  “ マツオヒロミイズム ”  が貫かれており、独自の作品世界がみる人を魅了してやみません。
本展では代表作『百貨店ワルツ』『マガジンロンド』(実業之日本社)をはじめとして、2024年4月刊行予定の最新刊(河出書房新社)についても、いち早く展観いたします。
気鋭のイラストレーターの、記念すべき東京初個展です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
【詳細: 弥生美術館

 ❖   ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  

竹久夢二美術館

竹久夢二美術館
夢二がえがく動物ワンダーランド
~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~
会  期  2024年(令和6)4月6日[土]-6月30日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日  * ただし、GW中の4/29[月・祝]、5/6[月]開館。5/7[火]休館。
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (弥生美術館もご覧いただけます)
会  場  竹久夢二美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 Tel 03(5689)0462
────────────────
動物は、生活の上で人間と様々な関わりを持ちながら、美術の分野においても数多く題材となり、幅広い表現が展開されています。
大正ロマンの画家・竹久夢二(1884-1934)は小動物を飼育し、また動物園にも足を運んで、動物に関心を寄せていました。夢二が描く女性絵や童画は、犬・猫をはじめとする動物が人に寄り添い、さらに書籍装幀やすごろくでは、遊び心を加えて動物の姿を図案化しました。
本展では、夢二が描き表した鳥・虫・魚類を含む生き物に着目し、ユニークで個性的な動物表現を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 竹久夢二美術館

【展覧会】札幌芸術の森美術館|遠藤彰子展 生生流転|’24年4月6日ー6月16日

20231215201140_00018 20231215201140_00019

札幌芸術の森美術館
遠藤彰子展 生生流転
会  期  2024年4月6日[土]ー 6月16日[日]
時  間  4月・5月:午前9時45分-午後5時 
      6月:午前9時45分-午後5時30分 ※ 入館は閉館の30分前まで
会  場  札幌芸術の森美術館
      〠 005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75番地 TEL 011-591-0090
観  覧  料  一 般 1,300円、高校・大学生大 900円、小・中学生 600円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
休  館  日  4月8日[月]、4月15日[月]、4月22日[月]
主  催  幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、HBC北海道放送、北海道新聞社
──────────────────────
20231215201140_00025☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

神奈川県を拠点に活動する画家・遠藤彰子(1947- )は、「人間の存在」や「今生きている実感」といった普遍的なテーマを描き続けています。

寄り集まる人々、ひしめき合う建造物、芽吹き広がる植物や大樹など、多くのモチーフが画面いっぱいに描かれ、エネルギーに満ちた作品世界を構築しています。500号(約2.5×3.3m)を超える大作は、人々の営みや自然の驚異が細部まで丹念に描き込まれており、観る者を躍動的な物語の中へ引き込みます。
本展では、約80点の作品を通して半世紀にわたる画業を辿ります。身の回りの環境や出来事を題材にした初期の「楽園シリーズ」、画家として飛躍のきっかけとなった「街シリーズ」、そして最大で約 3.3×7.5m にも達する「大作シリーズ」を中心に、立体作品や新聞連載小説の挿絵など、これまでの広範な活動の軌跡を一挙にご紹介します。
めくるめく物語が繰り広げられる遠藤彰子の作品をこの機会にぜひご覧ください。

1576768ac1cd6a246fd472a5d9e2f7bd< 遠藤彰子 / 画家 >
1947年、東京都生まれ、神奈川県在住。
1969年、武蔵野美術短期大学卒業。1986年、安井賞受賞。同年、文化庁芸術家在外研修(インド)。
2007年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年、紫綬褒章受章。2023年、毎日芸術賞受賞。

 

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :札幌芸術の 森美術館  展覧会公式ホームページ  遠藤彰子’s Website

【展覧会】パナソニック汐留美術館|テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本|’24年4月6日-6月9日

パナソニック汐留トップ

パナソニック汐留美術館
テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
会  期  2024年4月6日[土]- 6月9日[日] * 会期中、一部展示替えします。
      前 期:4月6日[土]- 5月7日[火]/後 期:5月9日[木]- 6月9日[日]
会  場  パナソニック汐留美術館
      〠 105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
      電話番号 ハローダイヤル 050-5541-8600
開館時間  午前10時 - 午後6時(入館は 午後5時30分 まで)
      * 5月10日㈮、6月7日[金]、6月8日[土]は夜間開館
       午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
休  館  日  水曜日(ただし6月5日は開館)
入  館  料  一 般 1,200円、65歳以上 1,100円、大学生・高校生 700円、中学生以下 無 料
      * 障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照 
主  催  パナソニック汐留美術館、朝日新聞社
──────────────────────────
人類史上に輝く繁栄を誇った古代ローマ。なかでも、その豊かなくらしと優れた建築技術を象徴するのがテルマエ(公共浴場)です。無類のお風呂好きと言われる日本人が高い関心を寄せるテルマエは、とりわけヤマザキマリ氏の漫画『テルマエ・ロマエ』によって多くの人の知るところとなりました。本展は、ナポリ国立考古学博物館所蔵の絵画、彫刻、考古資料を含む100件以上の作品や映像、模型などを通して、テルマエを中心に古代ローマの人々の生活を紹介します。また、本展では、独自の風土のなかで育まれた日本の入浴文化もとりあげます。『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが浴場を通して日本とローマを往復したように、それぞれの入浴文化を体感することのできる機会となるでしょう。

☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆
パナソニック汐留 パナソニック汐留B

<展覧会の見どころと特徴>
❖ 1.イタリア・ナポリ国立考古学博物館から《恥じらいのヴィーナス》や《アポロとニンフへの奉納浮彫》など、32件が来日!
古代ローマでは、ローマ市内に大規模なテルマエがいくつも建設され、温泉もまた、医療や健康と結びついて利用されていました。庶民は、毎日の仕事のあとのテルマエでのひと時と、特別な日の見世物でくらしを彩りました。一方で富裕な者たちは、家で豪華な饗宴を繰り広げました。そんな古代ローマのテルマエと人々のくらしを伝える貴重な絵画、彫刻、考古資料が来日します。
❖ 2.映像や模型などを通して古代ローマと日本の浴場文化を分かりやすくご紹介!
古代ローマのテルマエを想像復元したCG映像や、カラカラ浴場を250分の1のサイズで復元した模型など様々な展示作品、資料を通して古代ローマと日本の入浴文化を身近に感じていただきます。
❖ 3.温泉や銭湯から内風呂まで、国内のお風呂文化の歴史と地域性にも着目!
家で風呂に入り、時に銭湯に行き、旅行で温泉を訪れるなど、現代の日本人にとって、入浴は日々のくらしに欠かせない習慣と愉しみになっています。こうした日本の入浴に関する美術品や資料も紹介し、入浴文化を通して日本の歴史の一端を垣間見ます。

◉ 序 章:テルマエ/古代都市ローマと公共浴場
テルマエとは、狭義には皇帝らによって建設された大規模公共浴場を、広義には古代ローマの版図内の公共浴場全体を指します。4世紀のローマ市内には、大規模な公共浴場は11を数え、小規模なものは約900軒にのぼっていたといいます。
ローマ市で最初のテルマエは、初代皇帝アウグストゥスの右腕のアグリッパによって建設されました(前25年)。その後、ネロ帝(60-64年頃)やティトゥス帝(80年)、トラヤヌス帝(109年)らにより大規模なテルマエが建設されました。ローマ市内のテルマエで今も遺構がよく残っているのは有名なカラカラ浴場(216年)と、ディオクレティアヌス浴場(306年頃)です。その他の都市でも数多くのテルマエ遺跡が見つかっています。
◉ 第1章:古代ローマ都市のくらし
ローマをはじめとした大都市には、政府高官、貴族、商人、職人、労働者、奴隷たちなど多様な人々がひしめくようにくらすようになります。富裕な者たちの家では、しばしば友人たちを招いて豪華な饗宴が催されました。一方、下層民の住空間は狭く、水道や台所、風呂の設備もありませんでした。
皇帝たちは大衆の不満を解消すべく、食糧の施与や見世物など娯楽の提供という施策を行いました。テルマエも、大衆からの人気を得るのに大いに役立ちました。庶民たちのくらしは、特別な日の見世物と、毎日の仕事のあとのテルマエによって彩られていたのです。
◉ 第2章:古代ローマの浴場
テルマエのルーツには、古代ギリシャの運動施設の水風呂や、医療行為として神域に設けられた入浴施設があります。それらを大衆の娯楽のために、驚くほどの規模へと発展させたのはローマ人でした。
ローマ人にとって、テルマエは単なる体を洗う場所ではなく、身体を動かし、汗を流し、多くの人と交流して、心身の健康を保つための場所でした。種々の浴室のほかに、運動場やいくつもの部屋が付随していたのは、テルマエの複合施設としての性格を示しています。
大規模なテルマエをつくるには、用地と水道が必要でした。紀元前19年にウィルゴ水道が敷設されると、水や湯をふんだんに使用する正真正銘のテルマエとなりました。
◉ 第3章:テルマエと美術
テルマエは、大衆が美術品を間近に見ることのできる場でもありました。床には水に強いモザイクが好まれました。また、ローマの大規模なテルマエには、数多くの大理石彫刻も飾られ、皇帝や浴場の建設者の肖像のほかに、神々の像や古代ギリシャの有名作品のコピーが壁面のニッチや円柱の間の台座の上に並んでいました。主題は適当に選ばれたわけではなく、浴場にふさわしいものが選択されました。
◉ 第4章:日本の入浴文化
日本の入浴は、おおまかに、天然の温泉と、人工的な施設で行うものとに分けられるでしょう。火山列島のため豊富に温泉の湧く日本では、古くから各地の温泉が地域の住民によって守られ利用されてきました。戦国時代には、武田信玄の隠し湯のように、武将たちが療養のため領内の温泉を訪れることもありました。
人工的な入浴施設は、仏教の寺院内につくられ、汚れと穢れを清める場として広まっていきました。江戸時代には町の中に湯屋が整備され、お湯につかるという現代にいたる入浴のスタイルが定着します。本章では、こうした日本の入浴に関する美術品や資料を紹介します。江戸・東京からアクセスがあった箱根や熱海の温泉や東京にも今なお多く残る銭湯にまつわる資料も展示し、また家庭内の内風呂にも着目します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : パナソニック汐留美術館  テルマエ展特設公式サイト

【展覧会/ワークショップ】多治見市文化工房 ギャラリー ヴォイス|わんの形 Part 3|’24年4月6日ー5月26日

wann 333333333 大地っっっっっb

多治見市文化工房 ギャラリー ヴォイス
わんの形 Part 3
期  間  2024年4月6日[土]ー 2024年5月26日[日]   
休  館  日  水曜定休(祝日を除く)
会  場  多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
      〠 507-0033 岐阜県多治見市本町5-9-1 陶都創造館 3F
      TEL:0572-23-9901 FAX:0572-23-9902 E-Mail : g-voice☆ob2.aitai.ne.jp
入場無料
──────────────────────
陶芸を中心に、ガラス・金属など、全国から集まった388名の作家による「わん」をテーマにした小品展です。

関連催事情報  
◉ トーク & ワークショップ
「大地を斬る」
日  時:4月13日[土]13:30-  終了
会  場:多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス
登壇作家:十三代 三輪休雪(出品作家)
進  行:石﨑泰之(岐阜県現代陶芸美術館 館長)

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス ] 

【展覧会】長崎歴史文化博物館|企画展 浦上コレクション「北斎漫画」|~驚異の眼・驚異の筆~|’24年4月6日-5月26日

浦上コレクション 北斎漫画 ~驚異の眼・驚 浦上コレクション 北斎漫画 ~驚異の眼・驚長崎歴史文化博物館
企画展 浦上コレクション「北斎漫画」~驚異の眼・驚異の筆~
会  期  2024年4月6日[土]- 5月26日[日]
会  場  長崎歴史文化博物館 3階企画展示室
      〠 850-0007 長崎県長崎市立山1丁目1−1
休  館  日  毎月第1・第3月曜日
開館時間  9:00 - 18:00(最終入館 17:30)
料  金  大 人 1,000円、高校生 500円  * 小中学生は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
監  修  浦上 満(浦上蒼穹堂代表)
企画協力  山形美術館、株式会社アートワン      
主  催   長崎歴史文化博物館
──────────────────────
江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)は19歳で絵師となってから90歳で亡くなるまで、数多くの名作を残しました。
その中でも「冨嶽三十六景」と並び代表作として知られているのが『北斎漫画』です。文化11年(1814)、門人たちの絵手本として初版が刊行されると、庶民からも好評を博し、北斎没後の明治11年(1878)まで60年余にわたり全15編が刊行されました。活き活きとした人物表現、ユーモアに満ちた内容、独自の視点に基づいた構図などは自ら「画狂人」と称して90歳まで絵を描き続けた北斎の驚くべき画力、眼力を雄弁に物語っています。
本展では、世界一の質と量と評される浦上満氏の『北斎漫画』コレクションより、北斎の魅力が凝縮された作品約200点を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長崎歴史文化博物館 ]

【公演】国立文楽劇場|令和6年4月文楽公演|’24年4月6日-4月29日|チケット3月8日発売開始

4gatsu_arasujichirashi_omote 4月分樂A 11gatsu_arasuji_ura_230812☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

国立文楽劇場
令和6年4月文楽公演
公演期間  2024年4月6日[土]- 2024年4月29日[月]
開演時間  第 1 部 午前11時  (午後2時終演予定)
      第 2 部 午後2時30分(午後5時30分終演予定)
      第 3 部 午後6時15分(午後8時25分終演予定)
休 演 日  4月17日[水]
会  場  国立文楽劇場
      〠 542-0073  大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10
      TEL 06-6212-2531(代表)
チケット  プレイガイド発売 3月8日[金] 午前10時ゟ
──────────────────────

問い合せ  国立劇場チケットセンター (午前10時-午後6時)
      TEL. 0570-07-9900
      TEL. 03-3230-3000 〔一部IP電話等〕
インターネット購入
      ▶ パソコン・スマートフォン共通  https://ticket.ntj.jac.go.jp/
配役表  配役表(▶ PDF データー 201.83KB

※ 演目・出演者・前売り開始日・等級別料金などは 掲載フライヤーを拡大表示するか、下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立劇場/国立文楽劇場 ]
[ 参 考 : 国立劇場 National Theatre   YouTube   国立文楽劇場令和5年文楽鑑賞教室   12:03 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】土門拳記念館|特別展 植田正治と土門拳 -巡りあう砂丘-|’24年4月5日-7月15日

土門拳記念館A B土門拳記念館

土門拳記念館
特別展 植田正治と土門拳 -巡りあう砂丘-
開催期間  2024年4月5日[金]- 7月15日[月・振休]
時  間  午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  月曜休館(祝日の場合は開館し、翌火曜日に休館)
会  場  土拳拳記念館 主要展示室、企画展示室Ⅰ、企画展示室Ⅱ
      〠 998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)TEL:0234-31-0028
入  館  料  一 般:1,200円、高校生:600円、小・中学生:無 料
協  力  一般財団法人 日本カメラ財団、植田正治写真美術館、一般財団法人 草月会
共  催  酒田市、酒田市教育委員会
主  催  公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
──────────────────────

写真史上初の2人展。
よみがえる伝説の砂丘撮影対決。

植田正治(1913ー2000)と土門拳(1909-1990)は、ともに20世紀の日本を代表する写真家であると同時に、対照的な個性を持った作家としてしばしば比較されてきました。独自の演出的手法によって生み出される植田作品が「植田調(UEDA-Cho)」と称され国内外で高く評価されてきた一方で、土門は「絶対非演出」を掲げたリアリズム写真の旗手として広く知られています。
しかし2人は戦後まもなく写真雑誌の企画で鳥取砂丘における合同撮影会を行い、お互いの姿をレンズに収めるなど、その長いキャリアにおいてしばしば接点を持ってもいました。両者が多数の文章などに刻んだ写真美学からは、相違点のみならず様々な共通点も窺え、強烈な才能を持った2人のアーティストが戦後写真史を発展させてきた軌跡をも感じることができます。近年ではそうした視点から植田・土門の仕事を捉え直す言説も少なくありません。
彼らの故郷である鳥取と山形(酒田)はともに「裏日本」と呼ばれ、広大な砂丘地帯を擁する地域です。本展タイトルにおける「砂丘」は、植田作品の代名詞であるとともに、両者の写真家人生が時に同じ場所で交差するものであったことを示しています。本展では約220点の植田・土門作品を通して改めてその足跡を振り返ります。
* 土門作品については、約30点の初展示作品を公開いたします。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館  { 活版アラカルト 過去ログ

2024-2025 土門拳記念館展示スケジュール
土門拳スケジュール 土門スケジュールB

【展覧会】神奈川県立近代美術館 鎌倉別館|企画展 小金沢健人 × 佐野繁次郎 ドローイング/シネマ|’24年2月23日–5月6日

20240327122903_00024 20240327122903_00025

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
企画展 小金沢健人 × 佐野繁次郎ドローイング/シネマ
KOGANEZAWA Takehito×SANO Shigejiro: Drawing / Cinema
会  期  2024年2月23日[金・祝]– 5月6日[月]
会  場  神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1 電話:0467-22-5000
休  館  日  月曜(4月29日、5月6日を除く)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  一 般 700円、20歳未満・学生 550円、65歳以上 350円、高校生 100円
      * 中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  神奈川県立近代美術館
──────────────────────
現代美術作家と当館の所蔵作家をとりあげ、一つの視点でそれぞれの作品に新たな側面を読む展覧会。絵画・映像・立体で国際的に活動する小金沢健人(こがねざわ・たけひと/1974- )と、独特の描き文字と線画による装幀・挿画が油彩画と並び多くのファンを持つ佐野繁次郎(さの・しげじろう/1900ー1987)。とりわけ線描(ドローイング)の作品において、ふたりの仕事はニュアンスに富んだ描線と余白を共通項とするものです。
線を引いて像(イメージ)を描き出す「ドローイング」は、カット/イラストレーションとどう異なるのか?イメージの連なりがもたらす動きの感覚とは?新作の映像の原画として今回の展示では、小金沢健人が美術館所蔵の佐野繁次郎作品に目を通し、みずから数百点をセレクトしました。映画のワンシーンを思わせる洒脱なイメージで物語を広げる佐野のカット原画をもとに、小金沢が、時間と空間、平面と立体へと展開する新作のインスタレーションを作り出します。
ダンサーやミュージシャンなど、他領域のアーティストとのコラボレーションを数多く手がけてきた小金沢が、自身と同じ「線を描く人」と時代を超えて協働する異色の「上映」に、どうぞご期待ください。

< 展覧会の見どころ >
1. 小金沢健人による佐野繁次郎:イマジネーションとモーション
佐野が描いた町並み、人々などパリのモダンな風景が、小金沢の解釈によって鎌倉別館の展示空間に展開します。
2. 佐野繁次郎のカット原画類を多数初公開
当館所蔵のドローイングを、オリジナルの状態で多数展示します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館  神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 ]

【展覧会】東京都写真美術館|3F 展示室 TOPコレクション|時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から|’24年4月4日-7月7日

都写美4月01 都写美4月02東京都写真美術館
3F 展示室
TOPコレクション 時間旅行
千二百箇月の過去とかんずる方角から
開催期間  2024年4月4日[木]- 7月7日[日]
会  場  東京都写真美術館 3F 展示室
      〠 153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
      TEL 03-3280-0099
休  館  日  毎週月曜日(ただし4/29[月]、5/6[月]は開館。5/7[火]は休館)
料  金  一 般 700円 / 学⽣ 560円 / 中⾼⽣・65歳以上 350円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
──────────────────────
本展覧会は「時間旅行」をテーマとする東京都写真美術館のコレクション展です。人が様々な時代を自由に旅する「時間旅行」という発想は昔からよく知られたSF的なファンタジーですが、想像の世界や芸術の領域では、人は誰でも時間と空間の常識を飛び越えることが可能なのではないでしょうか。
詩人で童話作家の宮沢賢治が1924(大正13)年に刊行した『心象スケッチ 春と修羅』では、宇宙的なスケールの時間感覚の中で「わたくし」の心象、言葉で記録された風景、そして森羅万象とがひとつに重なりあったような「第四次延長」という世界が描かれます。その世界観は当時の最先端の科学や思想から影響を受けた宮沢賢治の想像力が生み出したものです。しかし百年前の詩人の言葉とそれを生み出した想像力には、現代という分断の時代を生きる私たちの心にも響く何かがきっとあるはずです。
本展は百年前である1924年を出発点として、「1924年–大正13年」「昭和モダン街」「かつて、ここで」「20世紀の旅」「時空の旅」の5つのセクションに分け、37,000点* を超える当館収蔵の写真・映像作品、資料を中心にご紹介します。「時間旅行」をテーマとする本展で鑑賞者は、それぞれの時代、それぞれの場所で紡ぎ出される物語と出会うことができるでしょう。また、本展は宮沢賢治による『春と修羅』序文の言葉をひとつの手掛かりとして、戦前、戦後そして現代を想像力によってつなぐ旅でもあります。写真と映像による時空を超えた旅を、どうぞお楽しみください。( * 2023年3月末時点)

※ 事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都写真美術館     日時指定チケット購入先-外部サイト ]

<本展の構成と主な出品作品>    

続きを読む

【展覧会】中山道広重美術館|没後160年記念 三代歌川豊国 ─ 「人物」と「街道」を描く|’24年4月4日-6月16日

トップ中山道広重美術館バーナー 中山道広重美術館

中山道広重美術館
没後160年記念
三代歌川豊国 ── 「人物」と「街道」を描く
会 期  2024年4月4日[木]- 6月16日[日] * 前・後期で全点展示替えいたします
         前 期:4月 4日[木]- 5月 6日[月・振休]
         後 期:5月10日[金]- 6月16日[日]
休  館  日  毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日は除く)、展示替え期間(5月7日-9日)
場  所  中山道広重美術館  展示室 1、2(1、2階)
      〠 509-7201 岐阜県恵那市大井町176-1
      Tel 0573-20-0522 / Fax 0573-25-0322
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観  覧  料  大 人 820円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
──────────
三代歌川豊国(初代国貞 1786-1864)は、江戸時代末期に最も人気を得た浮世絵師です。初代歌川豊国へ入門後、国貞時代から頭角を現し、特に人気の歌舞伎役者を描く役者絵や美しい女性を描く美人画など、人物描写で好評を博しました。
本展では、豊国の号を襲名後の街道シリーズに注目し、中山道の宿場風景を背景に歌舞伎役者たちを取り上げた「木曽六十九駅」や、歌川広重との合筆による東海道シリーズ「双筆五十三次」などを出陳します。広重作品とは一味違う、三代豊国による「人物」と「街道」の世界をお楽しみください。

☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆
中山道広重美術館01 02中山道広重美術館
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 中山道広重美術館

【展覧会】千葉市美術館|企画展 板倉 鼎・須美子展|’24年4月6日-6月16日|

20240403185234_0000120240403183323_00018

千葉市美術館
企画展 板倉鼎・須美子展
会  期  2024年4月6日[土] – 6月16日[日]
会  場  千葉市美術館
      〠 260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
      tel 043-221-2311(受付時間 10:00 – 18:00)
休  室  日  4月15日[月]、5月7日[火]、20日[月]、6月3日[月]
      * 第1月曜日は全館休館
観  覧  料  一 般 1,200円、大学生 700円、小・中学生、高校生 無料
      ◎ 本展観覧券で5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  松戸市教育委員会
後  援  一般社団法人板倉鼎・須美子の画業を伝える会
主  催  千葉市美術館
──────────────────────────
板倉 鼎(いたくら かなえ・1901-29)は埼玉県北葛飾郡旭村(現在の吉川市)の生まれ。幼い頃より松戸市に過ごし、県立千葉中学校で堀江正章に学びました。1919年(大正8)東京美術学校西洋画科に進み、在学中に早くも帝展への入選を果たします。1925年(大正14)、ロシア文学者:昇 曙夢(のぼり しょむ・1878-1958)の長女 須美子(すみこ・1908-34)と与謝野鉄幹・晶子夫妻の媒酌により結婚。翌年須美子とともにハワイ経由でパリに留学しました。須美子は鼎の影響により、1927年(昭和2)頃より油彩画を手がけています。

パリでは斎藤豊作や岡鹿之助と親しみ、アカデミー・ランソンでロジェ・ビシエールに学びました。そして次第に穏やかな写実的スタイルを脱し、簡潔な形と鮮烈な色彩による詩的な構成に新境地を拓き、1927年にはサロン・ドートンヌに初入選しました。
一方須美子は、ホノルルの風物を純心な筆致で描き、やはり同展で初入選。当時の評価は、鼎よりもむしろ高かったといいます。鼎は以後も精力的に制作を続け、須美子をモデルに、あるいは窓辺の静物に取材して多くの佳作を残しますが、1929年(昭和4)に惜しくも28歳で客死しました。
ふたりの娘たちも、須美子も相次いで亡くなっています。早世したため評価の機会を逸しましたが、パリで確立した斬新・華麗な作風により、近年評価が高まっています。須美子の油彩画もまた、そのまっすぐで明朗な造形に注目が集まっています。

千葉市美術館では、2021年(令和3)に、板倉 鼎のご遺族より鼎の作品33点をご寄贈いただく機会に恵まれました。本展はこれを記念して、鼎と須美子を長く顕彰してきた松戸市教育委員会の全面的なご協力のもと、ふたりの画業を総覧します。代表作を網羅するとともに書簡などの資料を展観し、夫妻の軌跡と作品世界の全貌を浮き彫りにします。
千葉市美いたくらB

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
※ 下掲 企画展コーナー には、極めて多彩で魅力的な作品紹介・関連コンテンツが紹介されている。

[ 詳 細 : 千葉市美術館 ]  { 活版アラカルト 千葉市美術館まとめ }

【会員情報】ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本 新作 ── ウディ・アレン『心霊現象を探る』

IMG_9300 IMG_9301 IMG_9302 IMG_9303 IMG_9304

{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

ウディ・アレンの『心霊現象を探る』です。
この話は短篇集『羽根むしられて』に掲載されています。
彼の映画(どちらかといえば初期の頃)をそのまま活字にしたような
ギャグやパロディがぎっしりつめ込まれ、おおいに笑わせてくれます。
ほかにもいくつか作りたくなる話がありました。

ニューヨーカーらしい彼のイメージを伝えるため写真を使いました。
表紙は、タイトルの位置や紙の厚さが気に入らず、何度もやり直しました。
予定ではもっとおしゃれな本になるはずだったのですが……。
本文用紙を含め、紙の選定を間違ったようです。
まあ、至らないところは次の糧にして、
気ままな一人遊びを楽しみたいと思います。
花曇り【 詳 細 : ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】  { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【平野富二の会】長崎直近情報|「平野富二生誕の地」碑前、三の堀跡の櫻が満開に!|日本二十六聖人記念館:宮田和夫会員情報ゟ|

IMG20240401075654IMG20240401075631

「平野富二の会」 ── 皆さま
2024年04月01日 日本二十六聖人記念館 宮田和夫

ご無沙汰をいたしております。「平野富二生誕の地」記念碑前の桜が満開となりましたので、今朝撮影しましたものをお送りいたします。
顕彰碑もきれいな状態です。文字が深彫りされているため黄砂が少し溜まっていましたが、一雨あるときれいに洗い流されます。
富二さんはことしも花見を楽しんでおられることと思います。
平野富二の会 ── 皆さまお元気でご活躍ください。[宮田和夫]
────────────────
「平野富二生誕の地」碑は2018年11月24日、長崎県勤労福祉会館(長崎県長崎市桜町9 ― 6)脇、長崎市の歩道に設置されました。
碑は江戸時代の 三の堀跡 の方向をむいていますが、ここは現在櫻並木になっています。
宮田会員の写真で、前方突き当たり、満開の櫻並木の坂道を左手に曲がると、そこから信号ひとつ、三分ほどで長崎奉行所立山役所(現:長崎歴史文化博物館)裏門です。すなわち、安政4年-1857-数えて12歳の 矢次富次郎少年 ── のちの 平野富二 が、幼少ながら「特例をもって」、また当時のならいで家僕(中間)ひとりをともなって長崎奉行社へ勤務した「通勤路」にあたります。
奉行所表門にまわっても七-八分ほどでしょうか、どうやら富次郎少年の運動不足はいなめなかったようです。
長崎訪問の折は、ぜひともここにお立ち寄りいただき、平野富二の「通勤路」を追体験していただき、またできましたら碑周辺の清拭にあたっていただけたらと勝手なお願いを。
そして宮田さん、いつもながらご負担をおかけしまして恐縮です。

[ 参考 : 長崎歴史文化博物館 日本二十六聖人記念館 ]
[ 関連 : 平野富二-明治産業近代化のパイオニア ]

【展覧会】台東区立 書道博物館 |企画展 みんなが見たい優品展パート19|中村不折コレクションから 敦煌写本の世界ー蔵経洞のたからものー|’24年4月2日-7月15日

20240402192339_00003 20240402192339_00004台東区立 書道博物館
企画展 みんなが見たい優品展パート19 中村不折コレクションから
敦煌写本の世界 ー蔵経洞のたからものー
会  期  2024年4月2日[火]- 7月15日[月・祝]
      期間中、下記の日程で展示替えをおこないます
          前期展示  2024年4月 2 日[火]-5月26日[日]
          後期展示  2024年5月28日[火]-7月15日[月・祝]
会  場  台東区立 書道博物館
      〠 110-0003 台東区根岸2丁目10番4号
      TEL:03-3872-2645 FAX:03-3871-5467
観  覧  料  一  般・大学生 500円、 高、中、小学生 250円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
開館時間  午前9時30分-午後4時30分(入館は4時まで)
休  館  日  月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)
主  催  (公財)台東区芸術文化財団
────────────────────
敦煌写本とは、敦煌莫高窟ーとんこうばっこうくつーにある蔵経洞(第17窟)から1900年に発見された写経や文書類をさします。発見以前の古代中国書道史は、拓本や模本などで編まれてきましたが、敦煌写本の登場で、隷書や楷書の変遷が肉筆によってつぶさに観察できるようになりました。
本展では、敦煌を中心に、トルファンや鄯善(ぜんせん 楼蘭ーろうらん)などから出土した貴重な写本を、中村不折コレクションから紹介します。

※ 展示一覧は こちら からダウンロードできます(外部リンク)。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 台東区立 書道博物館 ]

【展覧会】武蔵野美術大学 美術館・図書館|2023年度 武蔵野美術大学 卒業制作・修了制作 優秀作品|’24年4月2日-4月30日

武蔵野美術大学 美術館・図書館04月再開展

武蔵野美術大学 美術館・図書館
2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展
会  期  2024年4月2日[火]- 4月30日[火]
開館 時間  11:00-19:00  * 土・日曜・祝日は 10:00-17:00
休  館 日  水曜日
入  館  料  無 料
会  場  武蔵野美術大学美術館  美術館全館
      武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
      〠 187-8505 東京都小平市小川町1-736
      電 話:042-342-6003 Eメール:m-l☆musabi.ac.jp
      ▶ お問い合わせフォーム https://mauml.musabi.ac.jp/contact/ 
主  催  武蔵野美術大学 美術館・図書館
────────────────
武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展」を開催します。
武蔵野美術大学では、学部卒業制作および大学院修了制作において、特に優れた作品や研究成果を発表した学生に対し「優秀賞」が贈られます。優秀作品展は約100名の受賞者の作品や研究成果を学科やコースを越えて一堂に展示する、1967年の当館開館以来続く展覧会です。
本学の学生たちが在学期間中に取り組んできた制作・研究の集大成はいずれも秀作揃いであり、本学で実践される美術教育のいまが映し出されています。美術とデザインをめぐる、新たな世代の活力に満ちた作品を総覧することで、これからの表現の可能性を感じていただけますと幸いです。

【 詳 細: 武蔵野美術大学 美術館・図書館 】 

【展覧会】南あわじ市滝川記念美術館 玉青館|◆直原玉青生誕120年|新館蔵品展-巡縁-| ’24年4月2日-6月30日

玉青館A 玉青館B

南あわじ市滝川記念美術館 玉青館
◆ 直原玉青生誕120年 新館蔵品展-巡縁-
令和6年4月2日[火]-6月30日[日]
南画一筋の画道を邁進し、独自の芸術を確立した直原玉青。人と人の縁を大切にしてきた玉青のコレクションの中から、縁が巡って当館に新たに収蔵された玉青の作品をお披露目いたします。
◆ 同時開催1 新館蔵品展-森本栖鳳書遺作展-
令和6年4月2日[火]- 5月12日[日]
令和5年に逝去された南あわじ市出身の書家、森本栖鳳(本名、森本敏夫)。若き頃より「筆に才あり」と称えられた栖鳳の新館蔵品をお披露目いたします。​                         
◆ 同時開催2 石器から見えた弥生時代の淡路島
令和6年4月2日[火]- 6月30日[日]
淡路島の主要遺跡から出土した多種多様な石器をご紹介し、弥生時代の淡路島の暮らしや他地域との交流を探ります。
──────────────────────
開館時間  9時 - 17時(入館受付は 16時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の翌日は休館となります)
観覧料金  一般300円、大学・高校生200円、小・中学生100円
所  在  地  滝川記念美術館 玉青館
      〠 656-0314  兵庫県南あわじ市松帆西路1137番地1 
      Tel:(0799)36-2314 直通  Fax:(0799)36-5408
──────────────────────
南あわじ市滝川記念美術館 玉青館の概要
幼・少年期を淡路島で過ごした直原玉青画伯は、大阪で画業の研鑽を積み、画家として頭角を現した後、東洋画の真髄を極めるためには心の修行が必要だと黄檗宗(おうばくしゅう)=禅宗の僧籍に入りま した。1980年、画伯は島内唯一の黄檗宗寺院の国清禅寺を復興し住職となり、数十点におよぶ襖絵(ふすまえ)を描きました。
少年時代に画家を夢みたこともあった地元の開業医滝川弘(たきがわひろむ)氏は、直原画伯が描いた国清禅寺の襖絵を通じて、南画と画伯の人柄に魅かれ、お互いに親交を深めていくことになりました。
1990年、直原画伯は国清禅寺所有の土地を公共のために利用できないだろうかと旧西淡町(現在:南あわじ市)に申し出て、それを知った滝川氏が、美術館建設の構想を町に提案し、建設費用全額を寄付されました。
滝川氏の資金援助により美術館建設が実現し、直原画伯からは自身の絵画作品および収集された絵画や文房具等の美術資料をご寄付していただき、当館のコレクションが形成されました。
そして、1991年8月1日、直原芸術を後世にまで継承し、地域の芸術文化振興の拠点となることを目的とした、日本ではじめての現代南画の美術館として開館しました。
令和2年度からは、平成27年に市内で発見された松帆銅鐸の展示室を2階に開設し、現在は、松帆銅鐸7点・舌7本や歴史資料を常設展示しています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 南あわじ市滝川記念美術館 玉青館

【展覧会】ふじ・紙のアートミュージアム|半谷 学展 HANGAI Manabu EXHIBITION|’24年4月1日-6月30日

20240412193452_00003 20240412193452_00004

ふじ・紙のアートミュージアム
半谷 学展 HANGAI Manabu EXHIBITION
会  期  2024年4月1日[月]- 6月30日[日]
開館時間  10:00 - 18:00
休  館  日  4月15日[月]、5月20日[月]、6月10日[月]
      * ロゼシアター休館日に休館
料  金  無 料
会  場  ふじ・紙のアートミュージアム
      〠 416-0953 静岡県富士市蓼原町1750番地 富士市文化会館ロゼシアター1階 東側奥
      TEL:0545-32-6581 FAX:0545-32-6582
主  催  富士市 (主管:一般社団法人富士芸術村)
──────────────────────
人は地球にある物質以外からは何も生み出すことができないのではないでしょうか。欲しいままに幸せを求めて地球を破壊して奪取することが人の生きる宿命ならば、物質の使い方で地球の尊厳を守ることにもっと心を寄せても良いと思います。
世の中にある組織や社会から排出される不要物や大量廃棄物などをリサーチして、そこから得られる原材料を独自の「紙料」に再生して美術作品を制作する活動を続けています。リサイクルしやすい紙を扱いながら、社会や環境について目を向けるきっかけを提示し、柔軟な発想や新たな可能性を求めて、上記紙料を作品として成立させることが私の活動のテーマです。
本展では、組織や社会などで続いている複雑な負の連鎖から離れ、単純でわかりやすい仕組みで地球規模の巨大な環境を生み出す生きものを、生物模倣として美術側から楽しんでいただく試みを展示します。私が選んだモチーフの生物はサンゴです。造礁性サンゴの営みの蓄積は生物起源の石灰岩の成立を経てサンゴ礁となり、たくさんの人が住める島となるほど壮大です。動かずに静かに発動してサンゴ礁を形成する悠久の時間は、人知を超えて繰り返されてきた地球の永遠の営みを想像することができます。ときに静かな明滅を生じるように感じる本作が、サンゴの魅了を借りて慈悲深い地球への敬意を表す作品となることを願っています。

本展のリサーチとして富士市にある製紙会社の工場を見学させて頂きました。木材パルプから様々な種類の紙が作られていく工程は、私にとって魅力的な出来事でありとても感銘を受けました。「紙は約5-6回ほど古紙として再生できます」とご説明を受けたあとで「最後に再生する紙はどのように使われるのですか?」と質問をしました。その答えは……。
会場でお伝えできれば幸いです。人が手にした物質の最後はどうあるべきなのでしょうか。
                        半谷 学 HANGAI Manabu 2024年2月

<半谷 学 HANGAI Manabu プロフィール>
北海道生まれ 群馬県と北海道に在住
美術家。個展での作品発表のほか、国内外のアートプロジェクへの参加、コミッションワークとして各地の公共空間への作品設置、環境問題を楽しく考える造形ワークショップなどに力を入れている。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ふじ・紙のアートミュージアム

続きを読む

【展覧会】Hideharu Fukasaku Gallery|東尾文華 -華榮-|’24年4月1日-4月13日|終了

20240327164826_00001 20240327164826_00002

Hideharu Fukasaku Gallery
東尾文華-華榮-
会  期  2024年4月1日[月]- 4月13日[土]
時  間  11:00 - 19:00  * 最終日 17:00 まで
休廊日時  日曜, 祝日
展示会場  Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
      〠 106-0032 東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B 1
      電話:03-5786-1505 Mail : fei☆fukasaku.jp
入場無料
──────────────────────
このたび、Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi では東尾文華個展「東尾文華-華榮-」を開催致します。
東尾は日本大学芸術学部にて版画を専攻、現在日本大学大学院博士後期課程に在籍中です。第45回全国大学生版画展収蔵賞(2020年)・日本大学芸術学部湯川制賞(2022年)・FACE2024入選(2023年)、最近では第22回南島原市セミナリヨ現代版画展にて準大賞(渡辺千尋賞・2024年)を受賞するなど受賞・入選歴を重ね、今後の活動が期待される作家です。
水性木版画と銅版画を併用した技法を用い、主に女性をモチーフに作品を発表する東尾。表情を大きく捉えた構図は観る人を惹きつけます。木と水性絵具のもつ柔らかさが人物に優しさと瑞々しさを与える一方で、銅版画の強弱ある際立った描線が人物の心に秘める様々な感情も描き出します。
とりわけ東尾が制作において重視するのが、人物の肌や髪、メイク、服装です。それらの違いを描き分けることで、人物の個性も浮かび上がってくるようです。そこには、メイクやファッションが辛いことや悲しいことを癒す小さな幸せという東尾の思いが込められています。豊かな色彩を幾重に纏い、生き生きとした女性たちの姿は、私たちに生きる喜びと勇気を与えることでしょう。是非ご高覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
[ 関 連 : 活版アラカルト 第22回南島原市セミナリヨ現代版画展 東尾文華氏 準大賞(渡辺千尋賞・2024年)受賞 ]

【展覧会】神奈川県立 神奈川近代文学館|特別展 帰って来た橋本治展|’24年3月30日-6月2日

20240412193452_00011 20240412193452_00012

神奈川県立 神奈川近代文学館
特別展 帰って来た橋本治展
会  期  2024年3月30日[土]- 6月2日[日]
      * 本展は会期中、一部の展示物、展示箇所の変更を行います。
      【 前 期:3月30日[土]- 4月30日[火]/ 後期:5月1日[水]- 6月2日[日]】
休  館  日  月曜日(4月29日、5月6日は開館)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は 4時30分 まで)
会  場  神奈川県立 神奈川近代文学館 第 2・3 展示室
      〠 231-0862 神奈川県横浜市中区山手町110
      TEL 045-622-6666 FAX 045-623-4841
観  覧  料  一 般 700円、65歳以上・20歳未満及び学生 350円、高校生 100円、中学生以下は 無料
          * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
編集委員  松家仁之
主  催  神奈川県立 神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
──────────────────────

平成の時代とともにその生涯を終えた橋本治が、令和6年春、横浜に帰って来ます―――

橋本治(1948-2019)は、1977年に高校生の日常を描いた「桃尻娘ももじりむすめ」で小説家としてデビューし、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与えました。すでにイラストレーターとして活躍していた橋本は、以後、小説執筆と併行して、恋愛や性、家族、時代を論じ、舞台やイベントを演出し、セーターの編み方を教え、古典をひもとくなど、八面六臂の活躍を繰り広げました。どんな未知の分野にもひるまず分け入った橋本の原動力は「わからない」ことを解明したいという思いだったといいます。その成果は膨大な数の著作となって、我々に大きな〈恵み〉をもたらし続けています。
神奈川近代文学館は、2019年以降、橋本治の直筆原稿をはじめとする資料をご家族、ご関係の方々から寄贈いただき〈橋本治文庫〉として保存しています。本展は、時代を先取りし、さらに、人間と人間の生きた時代を描きだそうとした橋本の生涯を、所蔵資料を中心にたどります。
「桃尻娘」シリーズの最終章は、同館のある港の見える丘公園で、未来への希望を示唆して締めくくられます。この地で、帰って来た橋本治の新たな一面に触れていただければ幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立 神奈川近代文学館 ] 

【展覧会】アーティゾン美術館|ブランクーシ 本質を象る|’24年3月30日ー7月7日|

アーティゾンB 石橋3 アーティゾンA30日S

アーティゾン美術館
ブランクーシ 本質を象(かたど)る
会  期   2024年3月30日[土]ー 7月7日[日]
開館時間  10:00 - 18:00 (5月3日を除く金曜日は20:00まで)
      * 入館は閉館の 30 分前 まで
休  館  日  月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
会  場  公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館 6階展示室
      〠 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2 
      お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
入  館  料  日時指定予約制(税込)
      一 般 ウェブ予約チケット        1,800円 
          当日チケット(窓口販売)  2,000円
      * 学生無料 要ウェブ予約・中学生以下は無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館
────────────────────
ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は、純粋なフォルムの探究を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領野を切り拓いた存在として知られます。本展は、彫刻作品を中核に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品などが織りなす、ブランクーシの創作活動の全体を美術館で紹介する、日本で初めての機会となります。ブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館等より借用の彫刻作品約20点に、絵画作品、写真作品を加えた、計約90点で構成されます。

<見どころ・作家紹介>
◆日本の美術館で開催される初のブランクーシ展
20世紀彫刻を代表する作家としてブランクーシの名は知られながらも、その彫刻作品を主体とする大規模な展覧会は、これまで日本の美術館で開催されておらず、本展が初めての機会にあたります。
◆ 初期から後半期まで、約20点の彫刻作品が国内外より集結
アカデミックな写実性やロダンの影響をとどめた初期から、対象のフォルムをそのエッセンスへと還元させていく1910年代、そして、「鳥」に代表される主題の抽象化が進められる 1920年代以降の時期まで、彫刻家ブランクーシの歩みをうかがうことのできる充実した展観が実現します。
◆ 創作者としての多面的な側面を提示
本展では、ブランクーシによる絵画作品や写真作品も紹介します。一貫して彫刻を創作の核に据えながらも、異なる手法でそれを相対化していく横断的なアプローチは、近代的なものといえます。他方、彫刻作品にみられる、素材の性質への鋭敏な意識は職人的といえるもので、こうした創作者としての多面性にも光が当てられます。
◆ 作家紹介
コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)
ルーマニアのホビツァに生まれる。ブカレスト国立美術学校に学んだ後、1904年にパリに出て、ロダンのアトリエに助手として招き入れられるも、短期間で離れ、独自に創作に取り組み始める。同時期に発見されたアフリカ彫刻などの非西欧圏の芸術に通じる、野性的な造形を特徴とするとともに、素材への鋭い感性に裏打ちされた洗練されたフォルムを追求。同時代および後続世代の芸術家に多大な影響を及ぼしたことで知られる。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : アーティゾン美術館 ] 
[ 関 連 : アーティゾン美術館 / Artizon Museum   YouTube 「ブランクーシ 本質を象る」展 特別動画  0:16 ]
ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は、純粋なフォルムの探究を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領野を切り拓いた存在として知られます。
本展は、彫刻作品を中核に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品などが織りなす、ブランクーシの創作活動の全体を美術館で紹介する、日本で初めての機会となります。
ブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館等より借用の彫刻作品約20点に、絵画作品、写真作品を加えた、計約90点で構成されます。

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】広島市現代美術館|特別展 崇高さに関する抽象的な覚書|’24年3月30日-6月9日

広島現代美01広島現美02

広島市現代美術館
特別展
崇高さに関する抽象的な覚書
会  期  2024年3月30日[土]- 6月9日[日]
開館時間  10:00 - 17:00  * 入場は閉館の30分前まで
会  場  広島市現代美術館 展示室 B-2、B-3
      〠 732-0815 広島県広島市南区比治山公園1-1 TEL 082-264-1121
休  館  日  月曜日(ただし4/29、5/6は開館)、4/30[火]、5/7[火]
観  覧  料  一 般 1,100円 、大学生 800円 、高校生・65歳以上 550円 、中学生以下 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  広島市現代美術館
──────────────────────
「崇⾼さに関する抽象的な覚書」は、アーティストの⽥⼝和奈が着想したグループショウで、同じくアーティストの松原壮志朗が展覧会の構成を担当する。それ自体が展覧会という枠組みを用いておこなわれる抽象的考察である。

『参加作家のひとりであるジョアン・カイガーは、アメリカ現代詩におけるさまざまな派閥と広く交流をもちながらも、独自のスタイルを確立した詩人であった。ビートニクの運動がそうであったように、彼女の作品も「瞑想」や「仏教」、とりわけ「禅宗」からの影響を受けている。カイガーは1968年にデカルトの「方法論」を題材にした詩、「DESCARTES AND THE SPLENDER OF A real Drama of Everyday Life. In Six Parts.」をもとに「デカルト」と題したヴィデオ作品を制作している。このカイガーの残した生涯唯一のヴィデオ作品とストーリーが、この展覧会の霊感(インスピレーション)であり、かつ骨子である。

展覧会の構成では、主にふたつのことを試みる。グループショウという枠組みを捉え直し、その上でグループショウの可能性を模索すること。「近代美術」あるいは「現代美術」というカテゴリーの垣根を越え、作品の固有の振る舞いが、場の特性の中で静かなダイナミズムを生み出すこと。展覧会自体がひとつの言外のマニフェストとなることを意識した。』

出品作家
ジョアン・カイガ―、イワオ・カゴシマ、アンソニー・カロ、岸田劉生、クレメット、須田国太郎、田口和奈、田中敦子、トリシャ・ドネリー、古屋誠一、パトリシア・L・ボイド、三木富雄、ナンシー・ルポ、アラン・ロンジノ、エミリア・ワン ほか

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 広島市現代美術館

【展覧会】永井潔アトリエ館|第10回企画展 水辺の記憶|’23年9月2日-’24年7月27日 * 毎週土曜日に開館

永井潔A 永井潔B

永井潔アトリエ館
第10回企画展 水辺の記憶
開館期間  2023年9月2日[土]- 2024年7月27日[土]* 毎週土曜日に開館
開館時間  毎週 土曜日  11:00 - 17:00(入館は16:30まで)
      * 年末年始と展示替えを行う 2月・8月 は休館。
      * 臨時休館する場合は、トップページでお知らせします。
所  在  地  〠 179-0085 東京都練馬区早宮4-6-5
​入  館  料  一 般 300円(維持協力費として)
──────────────────────
水面に画家は何を見たか?
永井潔の風景画について、絵画修復家の山領まり氏はかつて、「その風景の中を歩けるような気がする」と評しました(当館撮影の動画より)。それは、写実的であるという以上に、まるで画家の隣で同じ陽射しを浴び、同じ風に吹かれているような体感を呼び起こされるからではないでしょうか。画中には、その眺めを前にした、画家の思いさえ記憶されているのかもしれません。
今回は、そんな永井の風景画の中から、水辺を描いた作品を34点選び、展示します。
海を描いた作品は18点。『寺泊海岸』(1939年/油彩)は戦時下、兵役の合間に描いたもので、砕け散る波しぶきが時代に翻弄される青年の心を象徴しているかのようです。『網代港』(1968~9年頃/水彩)、『土肥の海辺』(1991年/油彩)、『海辺の家』(制作年不明/油彩)からは、洋々と広がる海のもとにつましく立つ家々や漁船が、その地に生きる人々の暮らしを想起させます。『ゴミを選る人々』(1960年/油彩)は、横須賀湾に面したゴミ捨て場に通って描いた異色作で、高度成長期を支えた人々の働く姿が印象的。ほかにも、伊根、房総、佐渡の風景など、海に寄り添う人々の営みに向けた画家の視線がやわらかです。

川を描いた作品は10点。『川べりの工場』(制作年不明/油彩)、『船と工場』(同)は、町工場と地元の川の密接な関係を物語ります。住宅街の川と民家ののどかな共生をとらえた『川べりの木立』(同)、コンクリートに囲まれた『堀割のある風景』(1969~70年頃/油彩)からは、失われた自然を惜しむ眼差しも感じられます。ほかにも、12歳で描いた八木ヶ鼻・五十嵐川の絶景、氷見の上庄川、下津井を流れる川など、各地の姿を映して流れる川に永井は絵心をかきたてられたようです。
池、湖、水田を描いた作品は6点。涼感漂う『石神井公園三宝寺池』(1960年/水彩)、『水辺の東屋』(制作年不明/水彩)、少年の姿が微笑ましい『秩父の魚つり』(同)、『下野風景』(1986年/水彩)の水の恵み、『The water side』(1972年/リトグラフ)の春まだ浅いクールな水面。そして、『水面に映る木立』(制作年不明/油彩)は絵の大半が水面という、まさに「水面」そのものを描く試みだったといえるでしょう。
さざ波に揺れながら逆さまに映り込む現実の虚像 ―――「反映」を描くことは、永井潔が生涯魅せられ続けた画題でした。そんな彼の思いが宿る「水辺の記憶」の数々をどうぞお楽しみください。

※ 館内は靴を脱いでお上がりいただいております。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 永井潔アトリエ館

【展覧会】21_21 DESIGN SIGHT|企画展 未来のかけら: 科学とデザインの実験室|’24年3月29日-8月12日

未来のかけら01 未来のかけら02

21_21 DESIGN SIGHT
企画展 未来のかけら: 科学とデザインの実験室
会  期  2024年3月29日[金]- 8月12日[月・休]
会  場  21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2
      〠 107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 tel: 03-3475-2121
休  館  日  火曜日
開館時間  10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
入  場  料  一 般 1,400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
──────────────────────
21_21 DESIGN SIGHTでは、2024年3月29日より企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」を開催します。展覧会ディレクターには、幅広い工業製品のデザインや、先端技術を具現化するプロトタイプの研究を行うデザインエンジニアの山中俊治を迎えます。
みなさんが思い浮かべる未来は、どのような姿でしょうか。あまりに壮大で漠然としており、はっきりとした輪郭をつかむことは難しいかもしれません。しかし、だからこそクリエイターたちは、未来に対するさまざまな可能性に思いをはせます。美しく、驚きにあふれた、より魅力的な世界を想像し、プロトタイプを通じて確かめるのです。今わたしたちが未来のかたちをはっきりと描くことはできなくても、生み出された「未来のかけら」を通じて、その一部にそっと触れることはできるかもしれません。

本展では、山中が大学の研究室でさまざまな人々と協働し生み出してきたプロトタイプやロボット、その原点である山中のスケッチを紹介するとともに、専門領域が異なる7組のデザイナー・クリエイターと科学者・技術者のコラボレーションによる多彩な作品を展示します。最先端技術や研究における先駆的な眼差しとデザインが出合うことで芽生えた、未来のかけらたちを紹介します。
多様な視点が交わり、想像力が紡がれる会場で、科学とデザインが織りなす無数の可能性と、まだ見ぬ未来の世界に向かうデザインの楽しさを体感する機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 21_21 DESIGN SIGHT

【展覧会】信州高遠美術館|「気韻生動」の画人 池上秀畝 生誕150年展|’24年3月2日-5月19日

高藤美術館A

信州高遠美術館
「気韻生動」の画人 池上秀畝生誕150年展
会  期  令和6年3月2日[土]- 5月19日[日]
      * 5月18日[土]は国際博物館の日により入館料無料
会  場  信州高遠美術館 全館
      〠 396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠400番地
      電話:0265-94-3666 ファックス:0265-94-3936
開館時間  午前9時 - 午後5時 (最終入館時間 午後4時30分)
入館料  一 般 500円、 高校生以下、および18歳未満の方は無料
休館日  3月5日[火]、3月12日[火]、3月19日[火]、3月21日[木]、3月26日[火]、
      5月7日[火]、5月14日[火]
──────────────────────
晩年に至るまで純粋に画道を求め、伝統に立脚した写実に基づく花鳥画を追求した高遠出身の日本画家・池上秀畝の作品を、周辺作家の作品とあわせて一堂に展示します。
2024 (令和6) 年は池上秀畝の生誕150年にあたり、信州高遠美術館、高遠町歴史博物館、伊那市創造館、長野県伊那文化会館では、それぞれの館で企画した展覧会を開催します。また、長野県立美術館と練馬区立美術館でも代表作品を展示する巡回展を開催します。
今回、6つの美術館・博物館において、ほぼ同時期に同一の作家の展覧会を実施する稀な機会を捉えて、池上秀畝の作品を載せたカードを作成しました。カードは4種類作成し、長野県伊那文化会館、高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那市創造館に配置し、展覧会を鑑賞した方に配布します。全種類収集した方への特典として、長野県立美術館「生誕150年 池上秀畝ー高精細画人ー」の入場券引換券を贈呈します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市役所  信州高遠美術館  伊那市立高遠町歴史博物館

【展覧会】伊那市立高遠町歴史博物館|企画展 秀畝の画業|’24年2月23日-6月16日

高藤美術館150全

伊那市立高遠町歴史博物館
企画展 秀畝の画業 
期  間  令和6年2月23日[金]- 6月16日[日]
休  館  日  2月26日㈪、3月4日㈪、3月11日㈪、3月18日㈪、3月21日㈭、4月22日㈪、4月30日㈫、
      5月7日㈫、5月8日㈬、5月13日㈪、5月20日㈪、5月27日㈪、6月3日㈪、6月10日㈪
開館時間  午前9時 - 午後5時(最終入館は 午後4時30分)
会  場  伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
      〠 396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠457番地 電話:0265-94-4444
入  館  料  一般 400円、高校生以下、および18歳未満の方の入館は無料です。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  伊那市教育委員会、伊那市立高遠町歴史博物館
──────────────────────
令和6年(2024年)は池上秀畝-しゅうほ-が高遠に生まれて150年という節目の年にあたります。
秀畝といえば、小坂芝田、中村不折と並ぶ伊那の三筆の一人と賞賛され、上伊那地域の代表的な日本画家として知られています。幼少期から父の影響でよく絵を描き、15歳のとき東京の荒木寛畝に弟子入りして画力を高めました。精緻な絵を得意とし、日本美術展覧会(日展)の前身に当たる文部省美術展覧会(文展、新文展)や帝国美術院展覧会(帝展)、日本美術協会展に出品すること多数、幾度も受賞し、帝展の審査員まで務めました。
当館では、収蔵資料のほか、他の施設や個人から借用した作品を展示し、池上家三代の足跡と秀畝の画業を振り返ります。秀畝が日本画家として大成した背景には、絵描きとしての祖父休柳と父秀花の存在、写生や臨写の励行、故郷の風景や様々な古典に基づく独自の画風の形成、故郷の人々との交流による多彩な作品の制作といった様々な要素がありました。秀畝の活動を知りながら作品を鑑賞することで秀畝の作品をもっと身近に感じていただく機会となりましたら幸いです。

なお、今年は秀畝生誕150年を記念して、長野県立美術館、長野県伊那文化会館、東京都練馬区立美術館、信州高遠美術館、伊那市創造館、当伊那市立高遠町歴史博物館の6館が池上秀畝の展覧会を開催します。これだけ多くの館で、同じ人物に注目した展覧会が開催できることは大変喜ばしいことです。ぜひとも、他館の展覧会もお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市役所 伊那市立高遠町歴史博物館 信州高遠美術館

【展覧会】長野県伊那文化会館 美術展示ホール|生誕150年 池上秀畝展 ― ただ絵が好きで好きで ―|’24年3月30日-5月12日

20240327121550_00003 20240327121550_00004

長野県伊那文化会館 美術展示ホール
生誕150年 池上秀畝展
― ただ絵が好きで好きで ―
会  期  2024年3月30日[土]- 5月12日[日]
開館時間  9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日  4/1日[月]、8日[月]、15日[月]、22日[月]、30日[火]、5 /7日[火]
会  場  長野県伊那文化会館 美術展示ホール
      〠 396-0026 長野県伊那市西町5776(春日公園内)
      Tel 0265-73-8822 
料  金  一 般 500円、 大学生・75歳以上 300円、高校生以下 又は18歳未満 無料
共  催  長野県教育委員会、伊那市、伊那市教育委員会
主  催  長野県、長野県伊那文化会館
──────────────────────
池上秀畝(いけがみ しゅうほ 1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京。当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となります。大正5年(1916)から3年連続で文展特選を受賞。また、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
同じく長野県出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ、秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることは少なく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。
しかし、伝統に基づく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基づく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れ、伝統に固執しない日本画表現を見せています。
本展は生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てる展覧会です。

※ 長野県中東部の佐久地域が、郷土出身の画家:池上秀畝の顕彰で大賑わい。東京都練馬区立美術館、長野県立美術館が大型連携展。伊那市立高遠町歴史博物館、長野県伊那文化会館、信州高遠美術館、伊那市創造館が一斉に独自資料での展開を開始。でづすからここではすこし名寄せをして、いずれこの伊那・旧高遠藩時代をふり返ってみます。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長野県伊那文化会館

【展覧会】伊那市創造館|第31回企画展|「池上秀畝生誕一五〇年記念展」 ~ 伊那・高遠との交流を中心に ~|’24年3月16日-5月27日

伊那市創造館A 伊那市創造館B

伊那市創造館
第31回企画展「池上秀畝生誕一五〇年記念展」
~ 伊那・高遠との交流を中心に ~
期  間  令和6年(2024年)3月16日[土]- 5月27日[月]
時  間  午前10時 - 午後5時(最終入場は4時45分)
会  場  伊那市創造館 2階 企画展示室
      〠 長野県伊那市荒井3520番地 電話:0265-72-6220       
問い合せ  伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館
      電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メール:szk☆@inacity.jp
休  館  日  毎週火曜日/3月21日[木]
観  覧  料  無  料
──────────────────────
池上秀畝(いけがみしゅうほ 1874-1944)は、長野県伊那市高遠町出身の日本画家です。
明治から昭和にかけて、特に花鳥画を得意とし、日本画壇の中心人物のひとりとして活躍しました。高遠藩御用達の紙問屋の次男として生まれた秀畝ですが、祖父 池上休柳-きゅうりゅう、父 池上秀花-しゅうか、両者とも本格的に絵を学び、俳句や短歌、茶道や華道にも秀でていたという文化的な環境にあったことから、絵の描き方を自然に覚えることとなりました。

明治22(1889)年、15歳で小学校を卒業後、絵を学ぶために上京、荒木寛畝-あらきかんぽーの門人となり、写生に基づく写実的な表現の日本画を体得していきました。明治40(1907)年、第41回日本美術協会・正派同志会連合展で2等賞銀牌、翌年の文部省美術展覧会(文展)で初入選、以来大正5(1916)年から3年連続で文展特選となるも、同志と共に新結社を結び、文展改革の口火を切る存在となりました。大正8(1919)年、発足したばかりの帝国美術院展覧会(帝展)で無鑑査となり、名実共に日本画壇中心の一人となりました。晩年になっても後進の指導と作品制作に力を注ぎましたが、第2次世界大戦中の昭和19(1944)年に、東京下谷の自宅で死去。

生涯を通じて、故郷伊那・高遠への愛を忘れず、学校や図書館、寺社などさまざまな施設へ作品が贈られるなど、今もこの地には多くの作品が残っています。本年令和6(2024)年が池上秀畝生誕150年であることから、今回各地の施設が連携して企画展示を行います。

【池上秀畝生誕150年展 開催情報】
伊那市立高遠町歴史博物館/令和6年2月23日[金・祝]- 6月16日[日]
信州高遠美術館/令和6年3月2日[土]- 5月19日[日]
練馬区立美術館/令和6年3月16日[土]- 4月21日[日]
伊那市創造館/令和6年3月16日[土]- 5月27日[月]
長野県伊那文化会館/令和6年3月30日[土]- 5月12日[日]
長野県立美術館/令和6年5月25日[土]- 6月30日[日]

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 伊那市創造館 ] 

【展覧会】東京都美術館|デ・キリコ展|’24年4月27日-8月29日|程なく開幕に御座候

都美キリコA都美きりこB

東京都美術館
デ・キリコ展
会  期  2024年4月27日[土]- 8月29日[木]
休  室  日  月曜日、5月7日[火]、7月9日[火]-16日[火]
      * ただし、4月29日[月・祝]、5月6日[月・休]、7月8日[月]、
       8月12日[月・休]は開室
開室時間  9:30 - 17:30  * 金曜日は 20:00まで    * 入室は閉室の30分前まで
会  場  東京都美術館
      〠 110-0007 東京都台東区上野公園8-36
      TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料金  個人・当日・税込料金を表示
      一 般 2,200円、大学生・専門学校生 1,300円、65歳以上 1,500円
      ☆ 土曜・日曜・祝日 及び 8月20日[火]以降は日時指定予約制
       (当日空きがあれば入場可)
      * 8月16日[金]までの平日は 日時指定予約 は不要です。{早めのご観覧を推奨}
協  力  ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団、メタモルフォジ財団
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、 朝日新聞社、
──────────────────────都美キリコ大

20世紀美術に衝撃を与えた孤高の画家!

20世紀を代表する巨匠の一人、ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)。彼が1910年頃から描き始めた「形而上絵画」(幻想的な風景や静物によって非日常的な世界を表現する絵画)は、数多くの芸術家や国際的な芸術運動に大きな影響を与えました。
本展では、デ・キリコのおよそ70年にわたる画業を「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの作品を余すところなく紹介。デ・キリコが描いた世界をたどる、日本では10年ぶりの大規模な個展となります。

◆ みどころ ◆
1. デ・キリコ芸術の全体像に迫る大回顧展
初期から描き続けた自画像や肖像画から、 画家の名声を高めた「形而上絵画」、西洋絵画の伝統に回帰した作品、そして晩年の「新形而上絵画」まで、世界各地から集まった100点以上の作品で デ・キリコ芸術の全体像に迫る大回顧展です。
2. 初期の「形而上絵画」の作品も出品
デ・キリコの代名詞ともいえる「形而上絵画」。とりわけサルバドール・ダリやルネ・マグリットをはじめ多くの画家に衝撃を与えた1910年代の作品も展示します。この時代の「形而上絵画」は世界中に散らばっており、まとめてみられる機会は貴重です。
3. 彫刻や舞台芸術、挿絵など幅広い創作活動を紹介
デ・キリコの活動は絵画のみに留まらず多岐にわたります。本展では彼の手掛けた彫刻や挿絵、さらには舞台衣装のデザインなども展示し、その幅広い創作活動をご紹介します。「形而上絵画」だけではない、デ・キリコの魅力をご覧いただけます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都美術館  本展特設サイト

【展覧会】不忍画廊|〈生誕100年 中村正義展〉&〈小さな从展 2024〉|’24年3月26日ー4月6日|終了

不忍画廊3月26日ーおもて 不忍画廊3月26日ーうらB

不忍画廊
〈生誕100年 中村正義展〉&〈小さな从展 2024〉
会  期   2024年3月26日[火]ー 4月6日[土]
会  場  不忍画廊
      〠 103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル 4F
開廊時間  12:00 - 18:00 / 最終日17:00まで
休  廊  日  月曜・火曜 (4月1日, 2日)
関連イベント
❖『小さなギャラリートーク』不忍画廊 ’24年3月30日[土] 17:30-
❖『第47回 从展』 ’24年3月25日[月]- 31日[日]
   東京都美術館・1階 第4展示室 (上野公園内)
   ▶ 詳細は 美術団体 人人会 公式ホームページ でご確認ください。
❖ ギャラリートーク 3月25日[月]14:00-  場所:東京都美術館从展本展会場
❖ 中村正義の美術館『中村正義生誕100年展・春』’24年4月5日[金]- 5月6日[月]
   ※ 開館日:金、土、日、祝日
──────────────────────

我ら人人展に参集す。

人を縦でなく横に並べて人人と称してきた。
私たちは、新しい仲間を加え、それぞれの作家が触れている “現代(いま)” という時代を、
それぞれの思考と感性によって造形化し、表現してゆこうとする集団である。
人人会

「从会」は1974年に中村正義を中心に、旧態依然とした縦系列の画壇機構に抵抗し、反権力を標榜する個性的な7名の作家(星野眞吾・山下菊二・斎藤真一・大島哲以・佐熊桂一郎・田島征三)により創立されました。そして結成から2024年現在に至るまで、創設時の精神を受け継ぐ個性豊かな作家が集結し活動を続けています。
「小さな从展」では、「人人展」本展(東京都美術館にて毎年開催)の関連企画として、2022年より文京区・羽黒洞(1936年 木村東介により創立)から会場を引き継ぎ、从作家の小品展を開催いたします。
同時に「日本画壇の風雲児」と呼ばれた画家・中村正義の生誕100年を記念する回顧展を開催いたします。会場では日本画・ドローイング・版画などの希少な作品に加え、画集や資料などを公開します。

▶ < 从展 - Online Exhibition > 作品をみる

〈中村正義 プロフィール〉
中村 正義|Masayoshi Nakamura(1924 – 1977)
1924年、愛知県豊橋市生まれ。はやくから将来を期待されていたにもかかわらず、いまだ制度的であった戦後の日本画壇で因習的風潮徹底して退け、モディリアーニやデュビュッフェからポップアートまでを消化して独自のスタイルを確立し貫いた「日本画壇の風雲児」。1964年、小林正樹監督・映画「怪談」劇中画「源平海戦絵巻・全5図」を描き、東京国立近代美術館所蔵となる。1974年には斎藤真一、山下菊二らと人人会を結成し、「人人展」を開催する(現在も継続)。1975年、事務局長として第1回東京展開催。その2年後、1977年に52歳の若さで逝去した。
没後は「異端の天才画家 中村正義」展(1980年、豊橋市美術博物館)、「反骨・奔走の偉材 中村正義」展(1983年、神奈川県立近代美術館)、「中村正義 日本画壇の風雲児、新たなる全貌展」(2011年、名古屋市美術館)、「岡本太郎と中村正義『東京展』」(2015年、川崎市岡本太郎美術館)など大規模な回顧展が開催され、また数回にわたりNHKの日曜美術館でも特集が組まれ、評価は不動のものとなった。1988年、中村正義の美術館(川崎市)が開館。

〈小さな从展 2024〉 参加アーティスト
赤城美奈/綺朔ちいこ/宇里香菜/大野俊治/大野泰雄/岡田慶隆/奥津幸浩/亀井三千代/木村浩之/久保俊寛/古茂田杏子/髙橋千裕/高橋美子/丹澤和美/豊泉朝子/鳥居洋治/内藤瑶子/成田朱希/西川芳孝/林晃久/原歩/前原涼輔/馬籠伸郎/美濃瓢吾/山川真太郎/吉田佑子/米田称侑/米田昌功/LUNE/渡辺つぶら

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 不忍画廊 】

【展覧会】SOMPO 美術館|北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画|’24年3月23日-6月9日|開催中

SOMPO B (2)SOMPO B (1)

SOMPO 美術館
北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
会  期  2024年3月23日[土]- 6月9日[日]
会  場  SOMPO 美術館 
      〠 160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
休  館  日  月曜日
      * ただし4月29日、5月6日は開館
開館時間  午前10時 - 午後6時 * 金曜日は午後8時まで(最終入館は 閉館30分前 まで)
観  覧  料  一 般 1,600円、 大学生 1,100円、小中高校生 無料
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照。
特別協力  スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館、
      ノルウェー国立美術館、損保ジャパン
主  催  SOMPO 美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
──────────────

本邦初、北欧の絵画にフォーカスした本格的な展覧会

ヨーロッパの北部をおおまかに表す北欧という区分は、一般的にノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5 か国を含みます。このうち最初に挙げた3 か国はヨーロッパ大陸と地続きにありながらも、北方の気候風土のもとで独特の文化を育みました。
本展覧会は、この3 か国に焦点を定め、ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館という3つの国立美術館のご協力を得て、各館の貴重なコレクションから選び抜かれた約70点の作品を展覧するものです。
19 世紀から20世紀初頭の国民的な画家たち、ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクやフィンランドの画家アクセリ・ガッレン=カッレラらによる絵画などを通して、本展で北欧の知られざる魅力に触れていただければ幸いです。

※ 「北欧の神秘」展は一部の作品につきまして撮影が可能です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を
[ 詳 細 : SOMPO 美術館

【展覧会】府中市美術館|春の江戸絵画まつり|かっこいい油絵 司馬江漢と亜欧堂田善|’24年3月15日-5月11日

府中市美術館
春の江戸絵画まつり
かっこいい油絵 司馬江漢と亜欧堂田善
会  期  2024年3月15日[土]- 5月11日[日]         E354-4891
会  場  府中市美術館 2階 企画展示室
〠 183-0001
東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
電話:042-336-3371
休  館  日  月曜日
開館時間  午前10時 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
観覧料金  一 般 800円、 高校・大学生 400円、 小・中学生 200円
* 各種割引、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  府中市美術館
──────────────────────
司馬江漢と亜欧堂田善は、江戸時代に油絵や銅版画を手がけた洋風画家です。風雅を愛する文人だった江漢と、西洋の技術にのめり込んで「ものづくり」に熱中した田善。二人の作品の特徴は異なりますが、共通して感じられるのは、遠近法への素直な驚きから生まれた造形の「かっこよさ」でしょう。二人の持ち味の違いにも注目しつつ、洋風画の魅力に迫る展覧会です。
[右] 司馬江漢《円窓唐美人図》 江戸時代中期(18 世紀)府中市美術館蔵

E354-4910
※ 作品画像は 府中市美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上、ご観覧を。
[ 詳 細 : 府中市美術館

【展覧会】東京黎明アートルーム|洛中洛外図屛風と縄文土器|’24年3月17日ー5月5日

20240327121550_00005 20240327121550_00006

東京黎明アートルーム
洛中洛外図屛風と縄文土器
開室期間  2024年3月17日[日]ー 5月5日[祝]
休  室  日  3月20日[祝]、4月3日[水]、4月21日[日]、5月3日[祝]
開室時間  10:00 - 16:00 * 最終入室は 15:30
入室料金  一 般 600円 / 20歳未満は無料
      * 障害者手帳をお持ちの方及び介護者の方は300円引き
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  東京黎明アートルーム
      〠 164-0003 東京都中野区東中野2-10-13 TEL 03-3369-1868
主  催  東京黎明アートルーム
──────────────────────
縄文土器を15点、土偶を2点展示します。
自然界の摂理にしたがい、ゆっくりと進化した縄文人の知識・技術・思想。縄文土器を通し、独創的な造形力や装飾性をお楽しみいただき、縄文人の豊かな世界観に思いを馳せていたただければと思います。
洛中洛外図屏風(六曲一双)も展示します。洛中(京都の市街)と洛外(京都の郊外)の景観や人々の様子が豊かに描かれています。京都観光気分を味わっていただけるようImage Projection(映像)も用意しました。
その他、アジアの彫刻や岡田茂吉作品も展示します。
皆様のご来室を心よりお待ちしています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京黎明アートルーム

【展覧会】神奈川県立歴史博物館|特別陳列 戦国大名北条氏と西相模・伊豆|’24年3月16日-4月14日|終了

神奈川歴博03月展示

神奈川県立歴史博物館
特別陳列
戦国大名北条氏と西相模・伊豆
会  期  2024年3月16日[土]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日、3月21日[木]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧いただけます。
      一 般 300円、20歳未満・学生 200円、65歳以上・高校生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
      〠 231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通5-60
      TEL:045-201-0926/FAX:045-201-7364
主  催  神奈川県立歴史博物館
──────────────────────
神奈川県立歴史博物館が所蔵する 江梨鈴木家文書 をはじめとする 北条氏関係文書 などにより、戦国大名北条氏の当主が直轄統治した相模国西部および伊豆国の様相を紹介します。

<展示構成と主な展示資料>
1 二つの性格を持つ地域
西相模、伊豆地域は北条領国の中枢であり、かつ西の端でもありました。北条氏の支配体制や領国接する他大名との関係の推移を紹介します。
     大道寺盛昌書状(年未詳)4月2日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条氏規掟書(天正8年カ)6月26日 北条家文書 当館所蔵
     北条氏照書状(永禄12年)10月24日 山吉家文書 神奈川県立公文書館蔵
2 海からもたらされたもの ~海産物と人、もの、情報~
北条氏が海を利用した様子を紹介します。相模湾、駿河湾で獲れる海の幸を酒宴の席で用いるとともに、海上交通を利用して西国とのやり取りを行いました。
     伊藤家祐書状(年未詳)1月17日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     小田原天文記(快元僧都記)天文年間 神奈川県立図書館所蔵
     北条家法度書
     北条家法度書(元亀4年)7月16日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
3 北条家朱印状の謎を追う
海上交通の法度周知のため複数作成された北条家朱印状は個別対応を前提とした様式を持っています。同地域の文書に見える特徴を類例と比較しながら考えます。
     北条家船手形朱印状
     北条家船手形朱印状(天正2年)7月10日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条家朱印状(天正14年)7月19日 関山家文書 個人所蔵
     北条家朱印状(天正17年)12月8日 桜井家文書 当館所蔵

※ 混雑時は入場制限をする場合があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立歴史博物館

【展覧会】北澤美術館|特別展 エミール・ガレ没後120年記念|北澤美術館のガレ|’24年3月16日-’25年3月11日|ほぼ通年企画

北澤美術館2024展A B北澤美術館2024展

北澤美術館
特別展 エミール・ガレ没後120年記念
北澤美術館のガレ
会  期  2024年3月16日[土]- 2025年3月11日[火]
会  場  北澤美術館 1階 ガラス工芸展示室
      〠 392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 電 話 0266-58-6000
開館時間  04月 - 09月 |9:00 - 18:00
      10月 - 03月 |9:00 - 17:00
      * 最終入場-いずれも 閉館時間の30分前まで。
休  館  日  会期中 無 休   * ※10月1日[火]、12月31日[火]、1月1日[水]は休館
駐  車  場  バ ス:10台 / 乗用車:50台 駐車場併設
入  館  料  大 人: 1,000円 / 中 学生: 500円 / 小学生以下: 無 料
      * 各種割引・優待などは下掲詳細参照。
主  催  公益財団法人 北澤美術館
──────────────────────
── 我が根は森の奥深くにあり ──
諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は
エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどの
ガラス工芸と現代日本画を展示しています

19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれた、エミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。

2024年はガレの没後120年目に当たります。ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者:北澤利男(1917-1997)でした。
「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。

没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。

※ ほぼ通年企画の展覧会です。本稿では数度の反復紹介を予定。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 北澤美術館 ] 

【展覧会)ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第401回企画展|TDC 2024|’24年4月1日-5月15日

20240325164643_0000120240325170139_00001

ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第401回企画展
TDC 2024
(TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB EXHIBITION 2024)
会  期  2024年4月1日[月]- 5月15日[水]
会  場  ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
      〠 104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP 銀座ビル
      TEL:03-3571-5206/FAX:03-3289-1389
開館時間  11 : 00 am - 7 : 00 pm 日曜・祝日休館
入場無料
──────────────────────
「文字や言葉の視覚表現」を軸に開催するグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞」は、1990年より毎年開催し、今年34回目を迎えます。
この度の応募には、昨年8月1日から10月5日までの期間に、国内外から大変に質の高い3675作品(国内1830作品、海外1845作品)が寄せられ、 40名の選考委員によるデータや作品実物の長期の審査を経て、デザイン年鑑に掲載する486の入選作品が選出。同時に10の受賞作品、52のノミネート作品が決定しました。
「TDC2024」展では、その中から、受賞作品とノミネート作品を中心に 特に評価の高かった約130作品を展覧します。今年も話題性のある豊かな作品が揃いました。ご期待ください。

※ 下掲公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧下さい。
【 詳 細 : ggg ギンザ・グラフィック・ギャラリー

【展覧会】京都dddギャラリー|第241回企画展 永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅|’24年3月27日-5月26日

kyoutoddd a kyoutoddd b

京都dddギャラリー第241回企画展
永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅
会  期  2024年3月27日[水]- 5月26日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      〠 600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  火曜-金曜は 11:00-19:00 土日祝は 11:00-18:00
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)
      * 4月30日[火]、5月7日[火]は祝日の翌日のため休館
主  催  公益財団法人DNP文化振興財団
入場無料
──────────────────────
永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆者のひとりです。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、永原はいち早くコンピューターを使ったデザインに取り組んできました。グラフィックデザイナーがコンピューターを使うのは今でこそ当たり前のことですが、永原が特殊なのは、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えていた点です。デジタルとフィジカルをつなぐ新たなデザイン表現を生み出す彼の実験は、一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品に結実していきました。
「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」とは、永原がさまざまな場所で表明してきたキーワードです。展覧会タイトルの「時間のなかだち」は、40年以上にわたる永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。パーソナルコンピューターにつづくインターネットの到来、さらにはグローバル資本主義経済の発展のなかで、メディアとデザインを取り巻く環境は様変わりしました。直近では、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波が、デザイナーの仕事にも大きな影響を与えようとしています。展覧会サブタイトル「デザインとNFTの邂逅」は、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みを表しています。
本展が、ひとりでも多くの方に、とりわけ、生まれたときからコンピューターやインターネットが存在していた若いクリエーターたちに、グラフィックデザイナー/メディアデザイナー、永原康史の業績を知っていただく機会となれば幸いです。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都 ddd ギャラリー 

【展覧会/イベント】東京国立近代美術館|美術館の春まつり|’24年3月15日-4月7日|終了

20240327121550_00009 20240327121550_00010

東京国立近代美術館
美術館の春まつり
Spring Festival in The National Museum of Modern Art, Tokyo
会  期  2024年3月15日[金]- 4月7日[日]
会  場  東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      〠 102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休  館  日  月曜日(ただし3月25日は開館)
開館時間  10:00 - 17:00(金曜・土曜は 20:00まで) * 入館は閉館30分前まで
主  催  東京国立近代美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
──────────────────────
花咲く名作が、会場のいたるところに。
水面に散る長瀞の桜を描いた川合玉堂《行く春》(重要文化財)や、
菊池芳文《小雨ふる吉野》など、春にちなんだ絵画が満開。
さらに四季のうつろいを堪能できる、芹沢銈介の染色作品も見どころです。
千鳥ヶ淵をはじめ、周辺に咲きほこる桜とともに、美術館で味わう春を、ぜひお楽しみください。

※ フライヤー裏面、中平卓馬展関連情報に訂正が告知されています。下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館 美術館の春まつり 特設サイト

【展覧会】ハーモ美術館 HARMO MUSEUM|企画展 岩合光昭写真展 ねこ の とけい|’24年3月20日-5月6日

1ハーモ美術館バーナー0ハーモ美術館バーナー02ハーモ美術館 HARMO MUSEUM
企画展 岩合光昭写真展 ねこ の とけい
開催期間  2024年3月20日[水・祝]- 5月6日[月・祝]
開催時間  9:00 - 17:00  会期中無休
観  覧  料  一般・大学生 1,200円、小・中・高校生 600円(土曜日は保護者同伴の場合は無料)
* 障がい者手帳をお持ちの方 1,000円(同伴者1名まで無料)。未就学児無料
会  場  ハーモ美術館 ティーセントホール
〠 393-0045 長野県諏訪郡下諏訪町10616-540
TEL 0266-28-3636 FAX 0266-28-6446
主  催  公益財団法人ハーモ美術館
──────────────────────
Adobe Photoshop PDF Adobe Photoshop PDF

岩合光昭写真展「ねこのとけい」は、人気が高いイワゴーネコたちの自由気ままな “ネコの一日” を楽しめる約80点で構成された写真展です。
ネコは居心地がいいところが好き。自分の好きなところで、自分の好きなように暮らしている。そんな自由気ままなネコたちの1日をお楽しみください。

<岩合光昭氏プロフィール>
1950年東京生まれ。動物写真家。身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている。2012年からNHK BSP4K、NHK BS「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を開始。著書に「ねこ」「ねことじいちゃん」「こねこ」「パンターナル」「岩合さんちのネコ兄弟玉三郎と智太郎」「岩合光昭の日本ねこ歩き」「岩合光昭の日本ねこさがし」「ねこがお」などがある。
2019年「ねことじいちゃん」、2021年「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あつがままに、水と大地とネコ家族」で監督をつとめる。
岩合光昭氏オフィシャルサイト 

〔 同時開催 〕
おすわりねこ 写真大募集!! 
会期中、皆さまからご応募いただいた「座っている猫」の写真を館内に展示します。
受付期間:2024年2月11日[日]- 4月20日[土]
* 応募方法・受付場所はパンフレットをご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ハーモ美術館 HARMO MUSEUM ] 

【展覧会】兵庫陶芸美術館|丹波焼の世界 season8|’24年3月9日ー12月8日

丹波焼

兵庫陶芸美術館
丹波焼の世界 season8
World of TAMBA ware season8
会  期  2024年3月9日[土]ー 12月8日[日]  ※ 一部、展示替え
         前 期:3月 9日[土]- 6月23日[日]
         後 期: 6月25日[火]- 12月8日[日] 
休  館  日  月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)
開館時間  3月  9日[土]- 5月26日[日]  10:00 ー 18:00
      5月28日[火]- 12月8日[日]  10:00 - 17:00
      * 入館はいずれも閉館の30分前まで
出品点数  約35点
会  場  兵庫陶芸美術館 展示棟1階 展示室 3
      〠 669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
      TEL:079-597-3961 / FAX:079-597-3967
観  覧  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無 料
      * 同時開催中の特別展の料金に含まれます
       (特別展開催中はテーマ展のみをご覧いただくことはできません)。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  兵庫陶芸美術館、丹波新聞社
──────────────────────
日本六古窯の一つに数えられる丹波焼(丹波篠山市など)は、平安時代末期に常滑焼(愛知県)など東海地方の窯業技術を取り入れて誕生しました。
中世には、壺 (つぼ)・甕 (かめ)・擂鉢 (すりばち) を中心に灰白色の素地に鮮緑色の自然釉の美しい無釉陶器の生産に終始しますが、近世初頭には窖窯 (あながま) から登窯に転換し、趣向を凝らした茶陶とともに、葉茶を入れる耳付きの壺や朝倉山椒の名を記した壺なども生産するようになります。
ほぼ軌を一にして、器面に塗った土部が赤く発色した赤土部、灰釉や栗皮釉、石黒釉など各種の釉薬を生み出し、それらを縦横に駆使し、器面装飾に多彩な展開をみせました。さらに、近世後期には、白い器面の瀟洒な白丹波とともに、京焼系の意匠・技法を受容し、時代の求めに応じて変化しながら、現在まで作り続けられてきました。近年には、丹波焼の伝統を活かしつつ、斬新で新たな息吹に溢れた作品も制作されています。

本展では、「田中寛コレクション」(平成30年3月、兵庫県重要有形文化財指定)を中心に、800年を超える歴史を育み、日本六古窯の一つとして日本遺産にも認定された(平成29年4月)丹波焼の名品や現代に活躍した丹波の作家の作品を通して丹波焼の未来を探ります。また、特設コーナーで「朝倉山椒壺」と「葉茶壺」を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 兵庫陶芸美術館

【展覧会】アサヒグループ大山崎山荘美術館|加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念|蘭花譜と大山崎山荘 ─ 大大阪時代を生きた男の情熱|’24年3月9日-5月12日

アサヒ 20240405204753_00003 アサヒ C☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

アサヒグループ大山崎山荘美術館
加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念
蘭花譜と大山崎山荘 ── 大大阪時代を生きた男の情熱
会  期  2024年3月9日[土]- 5月12日[日]
休  館  日  2024年3月11日、4月8日、4月15日、4月22日[月]
      4月30日、5月7日[火]
開館時間  10:00 - 17:00(最終入館 16:30)
入  館  料  一 般 1,100円、高大生 500円、中学生以下 無料  * 障害者手帳をお持ちの方300円
      * 価格は全て税込表示です
会  場  アサヒグループ大山崎山荘美術館
      〠 618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5ー3 TEL:075-957-3123 (総合案内)
主  催  アサヒグループ大山崎山荘美術館
──────────────────────────
アサヒグループ大山崎山荘美術館は、2024年3月9日[土]から5月12日[日]まで、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ── 大大阪-だいおおさか-時代を生きた男の情熱」を開催いたします。
2024年は、大山崎山荘を造った加賀正太郎(1888-1954)が66歳で没してから70年にあたります。彼は近世から近代にわたり経済の中心地として発展した船場(現在の大阪市中央区の一角)に生まれ、大大阪時代のただなかで活躍した実業家でした。その業績のひとつに、ニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社設立への貢献があげられますが、奇しくも本年はニッカウヰスキー創立から90年を迎える年でもあります。

本展では、加賀正太郎の足跡をたどるとともに、彼が後世に残した貴重な財産である大山崎山荘と『蘭花譜』を広く紹介します。『蘭花譜』(1946年発行) とは、加賀正太郎が自ら育てた蘭をモチーフに監修・制作した木版画83点、カラー図版14点、単色写真図版7点の104点で構成される植物図譜です。なかでも木版画の美しい色彩や技法は、美術品としても高い評価を得ています。
若き実業家が大山崎の地に咲き誇らせた、蘭と文化の香りに思いをはせるとともに、大大阪と呼ばれた時代のダイナミズムを感じてください。

展示構成
・加賀正太郎と大山崎山荘
・大山崎山荘を訪れた人々
・大山崎山荘の肖像
・加賀正太郎の挑戦
・~百花繚’蘭’~『蘭花譜』の世界
・ニッカウヰスキー90周年記念コーナー

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :アサヒグループ大山崎山荘美術館