{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }
泉鏡花の「迷子」です。
買物の途中、人だかりがしているのでのぞいてみると
小さな女の子か迷子になっていました。その可憐な様子を見て
心のやさしい娘お考は、何とかしてあげたくてたまりません。
前回ダヴィンチを和木で作ってみて、その可能性を感じたので
今回も和本にしました。
何か新しい要素を取り入れて斬新な感じにしたかったのですが。
題材か世間によくある話でもあり、絢爛豪華な装丁は似合わないし
箱や帙に入れるのも違和感があり、けっきょく当り障りの
ない平凡な仕上がりになりました。
表紙は縮緬、手触りはいいのですが、厚みがあり、折ってもすぐに
元に戻ってしまう、扱いにくい素材でした。
フォントは筑紫オールド明朝Mで仮名を少し小さくしています。
* 杉本昭生つぶやき:地味な本になりました。
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